〇〇と共に生きる

前回の定期検診の際、いつも通りの問診、触診の後
処方箋が切れかかっていたので、新しい処方箋を書いてもらったのだが
その際、担当の Dre. M に、「体重はどう?」と聞かれたので
手をひらひらさせて、少し不満そうに「まあまあです」と答えた。
クリスマス、新年のパーティラッシュ期に増えてしまった体重を
やっと少し元に戻したものの、それ以上は減らせなくて
困ったものだと思っていたところだったからだ。

するとドクターは「この薬は体重を増加させる傾向がある。
それは仕方のないことなので、諦めてください」という意味のことをおっしゃった。
確かに抗エストロゲンの副作用を調べていた時、
ホットフラッシュや頭痛、吐き気、抑うつ症状と並んで体重増加というのもあったが
あまり気にしていなかった。
私にとってはそんなことより、薬のせいで元からある片頭痛がひどくなったり、
気鬱が進行したりすることの方が、不安材料としてはより深刻だったからだ。

が、幸い、ホットフラッシュにしろ頭痛にしろ、現れた副作用は大したことはなくて、
というか副作用なのか、もともとの更年期障害から、あるいは持病からくるものなのか
区別がつかない程度で、だからまあ言われた通り、毎日服用していたわけだが
そうか、この服用以来、増えてしまった体重2㎏は、
もしかするとタモキシフェンのせいだったのか? へー。

そして、ドクターはこの副作用を説明する際、
わざわざ「あなたによくわかるように英語で言います」と言って、
フランス語から英語に切り替えて説明してくれたのだが
その際の「我慢しなさい/諦めなさい」の表現が、
“You have to live with it.” で、言われたとたん脳内に、
「肥満と共に生きる私」という大見出しが浮かんでしまい、ちょっと吹きそうになった。

しかし「諦めなさい」と言われれば、やってみたくなるのが人情というもの。
その日以来1か月、私は食物を減らし気味にし、
以前効果のあったダイエットメニュなどに切り替えて
増えた2㎏を元に戻そうとしているのだが、
これが減らない。
かなり頑張っても、減らない。
ちょっと減っても、またすぐ、しゅるしゅると元に戻ってしまう。

まあ、きっちり厳格にカロリー計算しているわけではないので
減らしているつもりでも、どこかに穴があるのだろうが
それにしても以前なら、この程度でも減量はできたのである。
それができないのは、やはりタモキシフェンのせいか、
はたまた年を取って新陳代謝が変わってきたせいか。
いずれにしても薬の服用が終わるまであと2年、
ドクターの言う通り「肥満と共に生きる」ことになりそうである。
ふえーん・・・
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低体温

このアライグマTシャツ、自転車に乗っているってところがかわいくて
欲しいのだが、私が普段買っているTシャツの7倍くらいの値段なので、買えない。

どこかで似たような画像を見つけて、自分でアイロンプリントしようかしら?


raccoon.jpg


それはともかく、私は最近、自分が低体温気味であることを発見した。
先日、世界がくるん、くるんと回っていた時、
熱があるのかと思って体温を計ったら、逆に35.4度しかなくて
「あれ、何か冷たいもの食べたっけ?」と思ったが、
(私は体温は腋窩ではなく、口中で計る)
その後、何度計りなおしても常に35度台なので
どうもこれが本日の私の体温らしいと合点。

そういえば、以前、やはり調子が悪かった時も
同じように35度台だったなあ、と思い出した。

ネットなどで適当に調べてみると、最近、体温が低めの人が増えているらしい。
原因は、運動不足とか、偏った食生活とか、ストレスとか
夏の冷房とか、いろいろあるようだが、私の場合、ジムに行ったり
お散歩会に参加したり、ほどほどに運動はしているし
甘いものに目がないという弱点はあるにせよ、
野菜、豆中心の食事を心掛けているし
仕事してないからストレスないし、冷房使ってないし
原因として考えられるのは、更年期によるホルモンバランスの崩れくらいなのだが
これは乳がん再発予防に抗エストロゲン剤を飲んでいる身としては
如何ともし難し。

体温が常に35度台半ばくらいだと、血行不良や免疫力の低下などにより
病気にかかりやすくなるそうで、ついでに、本当かどうか定かではないが
がん細胞は35度でもっとも活発に活動するのだそうで
とすれば、がん予備軍の私としては、体温向上にこれ努めなければならない
ことになるのだが、うーん、今以上に運動に励み、冷たい食べ物を避け
せっせと足湯にでも浸かるべきなのだろうか。
某サイトでは「シャワーだけの入浴は避け、ちゃんと湯船につかりましょう!」
なんてあったが、うちの湯船に首までつかるには給湯タンクを空にしても足りない。
胸の下までくらいしか来ない湯では、却って冷えてしまいそうだから、
服を着たまま足だけお湯につけ、温めるしかなさそうだ。

世界は回る

今日は朝、目を開けたら世界が左から右へゆっくり回転していた。
立ち上がったら気持ちが悪くなったので、またすぐ水平に戻した。

水平になってもまだ世界は回転していたが、悪心は収まった。
あーら、めまいなんて30年ぶりと思ったが
頭痛はしないし、耳鳴りもしないし、横になっていさえすれば世界は平和。

なので午前中はそのまま、くうくうと寝て過ごした。
普段私はいったん目が覚めると二度寝とかはできないたちなのだが
今日は驚くほどよく眠れた。
目を閉じると、10分もしないうちに、くくーっと眠りに引き込まれる。
1時間もすると目が覚めるのだが、そこで目を閉じればまたくくーっ。

そうして午前中ずっと眠っていたら、昼過ぎには世界の回転が止んだので
午後は起き上がって少し動き回ったが、外へは出ず。
結局、朝からずっとパジャマのまま過ごした。
ぐうたらな1日。

そして午後8時の今、午前中あれだけ眠ったにもかかわらず
もうすでになんだかねむいので、これを書き終わったら、寝る。
ぐうたらな1日の仕上げは、とことんぐうたらに。

残念

私が毎日飲んでいるタモキシフェン(抗エストロゲン剤)の処方箋の有効期間は1年で
だから毎年4月に、主治医のDre.Mに新しい処方箋を書いてもらう。
そしてそれを持って薬局に行き、1か月分ずつ処方してもらうわけだが
今年の4月にもらったそれは、医師殿、忙しさのあまりついうっかりしたのか
服用量が2倍の20mgになっていた。

もともとタモキシフェンは、年齢とか病状に応じて
毎日20mg服用する人と、その半分の10mg服用する人とがいるようで
去年書いてもらった時も、「あれ、あなたは10mgでしたっけ? それとも20mgでした?」
と聞かれたくらいなので、聞かれなかった今年、
処方量が20mgになっていても、びっくり仰天というわけではなく
「ははあ、Dre.M、間違えたね」と思っただけ。

それに私が服用しているアポ・タモックスの場合、1錠中のタモキシフェン含有量は20mg。
10mgの私は、だから毎月薬をもらうと、あらかじめ全部を半分に割って
半錠にしたのを毎日1個ずつ服用しているのである。
少なく間違えられるのは困るが、多い分には一向に困らない。
むしろ、お間違いの処方箋で1回に30錠、つまり2か月分もらえるのなら
今まで毎月だった薬局通いが、2か月に1回に減る。
手間が省けてラッキー♪ てなもんである。

しかもしかも、薬の量が2倍だから薬代も2倍かと思ったら
これがなんと約1.5倍にしかならず(15錠で約14ドル→30錠で約19ドル)
ますますラッキー。
どうも薬代は2倍になっても、薬局の調剤料は2倍にはならないから
こちらが支払う料金は割安になるということらしい。
私は「しめしめ、このままで行けば毎月4ドル浮くぞ。1年では48ドルだぞ」と
Dre.Mに処方箋を訂正してもらう気などさらさらなく、ひとりほくそ笑んでいたのだったが

しかし、今日、5月に2か月分もらった薬が終わりかけたので薬局に出かけたら
今回薬剤師殿が手渡してくれたのは、正しい服用量の15錠。
今まで通りの15錠。
どうやら前回、薬局で「服用量が2倍に増えたのか?」と聞かれ
「否」と答えたので、薬剤師が医師に確認し、処方量が正しく訂正されてしまったらしい。

手渡された薬瓶を見てかなりがっかりしたが、文句を言えた筋合いではなし。
「1年で48ドル浮く♪」夢は、あっけなく消えた。
残念。

正露丸の代わり

香港にいた頃は、距離的、文化的に近いせいか
食べ物でも薬でも文房具でも何でも日本製品が溢れていたので
そうしたければ何の問題もなく、ハウスのカレールウでカレーを作り
パイロットのHI-TECやぺんてるのシャーペンで字を書き、
湿疹にオロナインを塗り、腹痛に正露丸をのむことができたが、
カナダの田舎に引っ越して5年、いまや身の回りで見かける日本製品は
車と家電くらいになってしまった。
ドラッグストアに行っても、ロート目薬も太田胃散も、なーんにもない。
文房具屋に行っても、三菱ユニもトンボ鉛筆も、なーんにもない。

最初はいやはやと思ったが、ないものはないのだから仕方ない。
食べ物は、もともと和食はほとんど作らないから
1年に1回くらいモントリオールに出かけ、アジア食品店で
料理用酒と味噌と味醂を仕入れてくれば何とかなるし
(さすがに醤油はこの田舎のスーパーにもある)
シャンプーや基礎化粧品は諦めて北米ブランドで手頃なのを
試行錯誤の末に見つけたし、
諦めきれない文房具は、ネットで日本のを手に入れたし、
薬も、これがなくては生きていけない頭痛薬は
もともとイブプロフェン命!で、
北米製の方が日本製より1錠当たりの含有量が多いので
(たとえばエスエスのイブA錠は2錠で150㎎、北米のAdvilとかは1錠で200㎎)
香港時代も北米製を愛用していたくらいだし
だからだいたいは日本のものがなくても何とかなっているのだが
唯一、代わりを見つけられないでいるのが正露丸。

私の胃腸はどちらかといえば頑健で、
少しくらいおかしなものを食べても、下痢や腹痛を起こしたりはしない。
だから日常的に正露丸のお世話になっているわけではないのだが
それでもたまにはお腹がしくしくするとか、どうもお腹がゆるいということがある。
そういう時、この100年以上の歴史を有する、天下の常備薬は
副作用など過剰に心配せず、安心して飲むことができ
しかもそこそこ効き目があるので、大変便利なのである。
お仕事時代の出張にも、頭痛薬と正露丸は必ず携帯していた。

だから香港を離れるにあたっても、正露丸は普通のと糖衣のと
2種類贖い、こちらまで携えて来たのだが、さてその大事な正露丸も
5年経ってそろそろ賞味期限というか、有効期間が切れかけてきた。
まあたとえ有効期間が過ぎても、半年くらいならまだだいじょうぶかなあ
という気もするが、しかし有効期間の過ぎた薬を飲んで
効かないだけならまだしも、より調子が悪くなったりしたら本末転倒。
まったく馬鹿馬鹿しいことになってしまうので、
できればこちらで同じような薬を見つけたいのだが
北米で「飲み過ぎ、食べ過ぎ、食あたり、下痢、腹痛」のとき
飲む一番ふつうの薬って、何なのだろう?
関節痛のとき飲むアスピリンくらいしか薬と縁のない雪だるまは
「知らない」とそっけない。
この次ドラッグストアに行った時、じっくり胃腸薬の棚でも見てみようか。

突然のお電話

昨夜ご飯を食べていたら急に電話が鳴った。
発信者番号の出ない“Private caller”
「いったい誰よ?」と思ったら、これがなんと病院から。
「明日マンモグラフィをしますから、朝8時20分に来てください」と。

私は一瞬、聞き間違えたのかと思い、雪だるまに代わって
もう一度聞いてもらったが、やはり内容は同じ。
「明日、マンモグラフィ、8時20分」

言われてみれば確かに担当医のM先生から昨年末、
「次の定期検診は4月ね。あ、でもその前、1月にマンモグラフィしますから」
とは言われていたが、1月になっても、2月になっても
病院から何の連絡もなかったので、ころり忘れていた。

しかしまあそれにしても、なんと突然なこと。
たぶん急にキャンセルか何かが出て、それで急きょ私に順番が回ってきたのだろうが
検査の24時間前に通知というのは、なかなか忙しい。
私は仕事も何もないヒマな人だからいいが、
働いている人や、子どもやお年寄りなど、
世話をしなければならない相手がいる人は段取りが大変で
急に言われても困るだろうなあ、と思う。

それでもまあ、行って来た。
夜中、目が覚めた時には後頭部に頭痛が起きていて
「とほほ、こんな時に頭痛とは・・・」とげんなりしたが
朝になって鎮痛剤を飲んだら、少しはましになったので
元気よくとはいかなかったが、とりあえず時間通りに出頭。
幸い朝早い時間だったので、待ち時間も少なく
検査自体も手慣れた技師さんだったせいか、すいすい進んで
9時前には放免。

しかしいつものことながら、ほとんど平面の乳房を
むりやり圧迫板ではさんで撮影するのは、結構痛い。
ほんの数秒のこととはいえ、やっぱり痛い。
だから私はマンモグラフィが、あんまり好きではない。
そして、このあたりの年配のご婦人によく見かける
牝牛のように大きな乳房だったら
撮影も簡単で、挟まれてもあんまり痛くないのかなあ
と羨ましさ半分で想像する。

と、ぶつぶつ言ってはみても、いったんシステムの中に組み入れられてしまえば
黙っていてもこうして1年1回、感じがよく、手慣れた技師さんに(しかも無料で)
マンモグラフィをしてもらえるのは、有り難いとは思う。
ただ検査自体は快適とは言い難いので
連絡を受けると、一瞬げんなりしてしまうわけだ。
それでも時間がかかるうえに痛いバイオプシーに比べれば
ずうっとましではあるのだけれど。

コンポジットレジン

木曜日、歯医者に行った。
3週間ほど前、昼食にシリアルを食べていたら突然ガリッという音がし
何かと思ったら、下の奥歯の充填剤が欠けてしまったのである。

「なんで柔らかいシリアル食べて、充填剤が欠けるの?」とは思ったが
考えてみれば、この歯を治療したのはたぶん30年位前。
いくら金属(金銀パラジウム合金)製でも、いいかげん寿命だったのかもしれない。

欠けたとは言っても穴が開いたわけではなかったので
別に痛くはなかったが、放っておくわけにもいかないので
行きつけのラコンブ先生に電話した。
そしたらもらえた予約が、今週の木曜だったのである。
いくら痛みがないとはいえ、3週間後まで予約で一杯とは
ラコンブ先生、ずいぶんとお忙しいようす。
ご商売繁盛のようで何よりなり。

さて、その欠けた歯の治療だが
これが、あっという間に終わった。
麻酔を打って、10分待って、薬が効いたところで
カリカリカリと古い充填剤を削って
中をきれいにして、新しい充填剤詰めて
噛み合わせを確かめながら、充填剤を削って整えて、
はい、おしまい。正味40分くらい。

昔々、私が子供の頃は、歯の治療というと2、3回通うのが普通で
しかも痛くて、歯を削る時いやなにおいがして
歯医者と聞いただけで、げんなりしたものだが
それから早×十年。
最近の歯医者は、まず痛くないし、嫌なにおいもしないし
治療室は明るくきれい。そして早い。
科学技術は進歩しても、人類がより良い方向へ進んでいるのか
どうかについては、時々大きな疑問符が頭に浮かぶ私ではあるが
医学、医療技術の進歩に関してだけは、心底有り難いと思う。

今回も治療中に「何か見慣れないものを口の中に入れているなあ」と思ったら
充填剤のコンポジットレジンを固めるための光が出る照射器だったらしい。
2年前に別の歯を治療した時には、こんなものは使わなかったので
ラコンブ先生、新しく導入したのかもしれない。
家に帰ってきてからネットで調べてみたら、この照射器ができたことで
レジンが固まる時間が大幅に短縮されたのだそうである。
(おかざき歯科クリニックさんのサイトが、大変わかりやすい説明を
してくださっているので、ご興味のある方は下記をご覧ください。)

おかざき歯科クリニックさんのサイト 

このレジン、色も歯とほとんど同じ少し黄色みがかった白で
見た目、非常に自然。
金属より強度は劣るそうだが、別なサイトで平均耐用年数を見てみたら
金属が5.4年、レジンが5.2年で、あまり差がなかった。
それに耐用年数は日ごろのメンテ具合によっても変わるそうなので
長持ちさせたかったら、せっせとお手入れに精を出せ、ということか。

まあ私、歯並びが悪いもので、歯磨きは1日3回、
デンタルフロスも使っているし、歯間ブラシも使っているし
1年に1回、クリーニングと検査にも行っているし
できる範囲のことはしているつもりだが、
それでも今回のように、壊れる時は壊れる。
人事を尽くして、待つのは天命?

しかしできれば天命が下るのは、ずっと先が良い。
だってケベックの場合、歯科は保険外なんだもの。
今回も治療費は177ドルと、とほほ・・・の料金。
生活に余裕があるとは言えない義弟ジェリーが
「歯医者へは、もう25年くらい行っていない」
と言うのも頷ける結構なお値段である。
やっぱりお手入れに励まなくては・・・

ぎく

昨日は雪だるまに急ぎの仕事が入ってジムに行けなかったので
「じゃあ運動代わりに雪掻きでもするか」と
スノースクープを持ってドライブウェイに出た。

月曜の積雪は10センチくらいで、しかも気温が低かったので
雪は湿っておらず、さーらさら。
「これなら一人でやっても1時間はかかるまい」と
高をくくって、早速取り掛かった。

そして予想どおり40分そこそこで九分通り終え
あとは道路との境をちょちょっと均して終了!と
最後の一掬いを放り投げたら、腰にぴしーん!と激痛。
そのまま、その場で固まってしまった。

幸い激痛は一瞬で去り、固まった中腰の姿勢からそろそろと身を起こして
ゆっくりとガレージの方へ歩を進め、スクープをしまってから
玄関の方へ方向転換して、家の中に入ることができたが
ちょっと姿勢を変えようとすると腰に痛みが走る。
これはもしかして、話に聞く「ぎっくり腰」というものか?

ただ「ぎっくり腰」とはいっても、私の場合は激痛で身動きできない
というほどではなく、歩けるし、階段も登れるし、椅子に座ったり
しゃがんだりもできる。
その昔、友人の一人がエレベータのないアパートの上階でぎっくり腰になった時は
本当にうつぶせになったまま動くことができず
救急車を呼んで、がタイのいい救急隊員のお兄さん二人に
階下まで運び下してもらい、そのまま即入院となった。
それに比べれば、かなりの軽傷といえるのだが
それにしても、ちょっと身動きするとすぐに「いたたた・・・」となるので、まいった。
一番しんどいのは身体を前に曲げる動きで
つまりは物を拾ったり、あるいは靴下やパンツを履こうとしたりすると
てきめんに痛みが走る。
なるほど腰の筋肉というのはこういう風に働いていたのか、と
改めてしみじみ感じ入った。

おかげで昨日は一日、何をやるにもそろりそろり。
常にやや腰を曲げてよろよろ動いている私を見て雪だるまは
「急に齢を取ったねえ」と笑っていたし
私自身もおかしくて、痛さに顔をしかめつつも、
ついくすくすにやにやしてしまっていたが
幸い一晩寝たら、症状はかなり軽快し
発症から24時間以上経過した今日の夕方には
前かがみになっても、あまり痛まなくなってきた。
やれやれ、これなら明日はジムに行けそうである。

それにしても私は今まで腰が痛くなったことなどなかったのに
たかが40分の雪掻きでぎっくり腰になりかけるとは
うーん、本当に寄る年波かも。
これからは雪掻き前にも準備運動をした方がよさそうだ。
ついでに腰の筋肉を鍛える運動も増やそう。
本格的なぎっくり腰は、ぜひ避けたい。


家事は目休め

私が掃除や料理などの家事をするのは、もちろん必要に迫られてでもあるが
最近ではむしろ、目を休めるために掃除機を取り上げたり
包丁を取り上げたりすることの方が多い。

読書にしろ編み物にしろネット徘徊にせよ
私の好きなことはみな目を酷使することばかりで、
よってこれらの好きなことばかりしていると、目が大変に疲れる。
目の調子の悪い時はなおさらである。
なので目が疲れて来ると、おもむろに立ち上がって
掃除をしたり料理をしたりする。
掃除や料理にも目は必要だが、酷使するというほどではないので
ちょうどいい目休めなのである。
したがってこのところ我が家では、私の目の調子の悪い時ほど
手のかかる料理が出てきたり、掃除が行き届いていたりする
という現象が起きている。

今日も同様。
朝からどうも今ひとつ、頼みの綱の右目の調子が悪く
ものを見ているのがしんどいので、編み物は早々に切り上げ
サラダ用rにビーツを煮たり、人参の薄切りを作りためたり
肉じゃがならぬ“肉にんじん”を作ったりした。
“肉にんじん”と書くとまるで“毒にんじん”みたいで(1字しか違わないし)
全然おいしそうに聞こえないが、これは要するに肉じゃがのじゃがいもを
人参に替えただけのもので、他の材料(肉と玉ねぎ)や調味料は同じである。
よほど丁寧に作らない限り大しておいしいものではないが、
人参の大量摂取はできる。
人参は目によいそうなので、それが目的でこのところ毎日つくっている。
肉が入っているので雪だるまは食べず、わたし専用。

そして午後は散歩に出た。
今日はくもりで気温も6度前後とあまりよい日和ではなかったが
運動と目を休めることが目的なので、天気の悪さはまあ我慢。
この間買った防寒スノーパンツを履いたら、6度で風が吹いていても
あまり寒いと感じなかった。
うん、これはなかなかよいものだ。

というように1日、目をあまり使わずに過ごしたのに
やはり右目の調子悪さは変わらず、なんだか頭痛もしてきたので
今日はこれまで。
音読が済んだら、温湿布でもして早く寝よう。
眠るのは最高の目休めである。
眠っていると他のことができないのが難点だが。

訃報

肝臓がんで余命宣告され、中国に帰ったクラスメートの息子から
彼女の訃報が届いた。
息子と共に中国へ発ったのが先月の25日。
亡くなったのが、(たぶん)今月の22日。
(たぶんと書くのは、日付が書かれていないので
メールに書かれた「今朝」というのが何日の朝なのかわからないから)

故郷に帰って1か月も経たないうちに亡くなってしまったわけで
そのあまりのあっけなさに、何とも言いようのない気持ちになった。

息子からのメールによれば、中国に帰り、中薬(漢方薬)を飲み始めてから
腹部の腫れや脚のむくみがなくなったので、快方に向かっていると思っていたのだが
しかし、むくみがなくなった代わりに食べられなくなり
彼が作るお粥や湯(スープ)をほんの少し口にする程度で
本当に骨と皮ばかりになってしまった。
おまけに下痢がひどくて、1日に20回以上がお腹が下る。
だんだん歩くことも難しくなって、ほとんどベッドに寝たきりになった。
そして(たぶん)今月の21日、朝お粥を食べさせようとしたら
すでに腰を曲げることもできず、ぼうっとした様子で
どこを見ているのかわからない目になってしまったので
急いで病院に連絡を取り、入院させたのだが
すでに医師にもどうしようもなく
その翌日の早朝、彼女は静かに逝ったのだと言う。

彼女が中国に帰る日、私は彼女に会いに行って
「帰ったら食べたいものを食べて(彼女は常日頃から、ここケベックには
美味しいものがないと言っていた)、会いたい人に会って、
やりたいことをやって過ごして」と伝えたのだが
そして、たとえ完治は無理でも、調子のいい日があれば
そうしたことができるだろうと思っていたのだが
そんな楽観的な想像はこちらの勝手な思い込みに過ぎず
現実には彼女は好きだった海鮮や白切鶏を口にする時間もなく
逝ってしまった。

私と彼女はものすごく親しい友人だったわけではない。
ただ家が近所だったから、車のない彼女のために学校への足を提供し、
その行き帰りの車中で、あれこれの世間話をしていただけの仲である。

それなのになんだか、ずっしりと彼女が逝ったことが身に染みるのである。
なんで私より若い彼女が、20代の息子を一人残して、逝かなくてはならないのか。




息子からのメールの最後に「N(彼女の夫)に亡くなったことを知らせて
葬式に参加するか、参加するとしたらいつこちらに来られるか
連絡するよう伝えて欲しい」とあったので
メールを受け取った朝すぐに、近所に住むN氏に雪だるまが電話をしたが
彼はすでに医師から連絡を貰ったとかで、飛行機の手配も済ませ
明日発つ、彼女の息子にはすでに到着日と便名を知らせた、というので
雪だるまは型通りの悔やみの言葉を述べて、電話を切った。


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プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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