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Brian Friedman & Yanis Marshall

  • 2019/12/11 11:28
  • Category: Dance
12月1日のマルシェ・ド・ノエルさえ終われば、後は暇になるはずだったのだが
そのマルシェ・ド・ノエルでウサギ2つの注文をもらってしまったし
日本語クラスの方も生徒さんたちが続けたいと言うので
結局、火曜午後のクラスと木曜夜のクラスは引き続きやっているのであった。
ついでに土曜には月1の海ちゃんの授業もあったし
内と外のクリスマス飾りもせねばならんかったし・・・
まったく、どこがヒマやねん? である。

で今日、授業の合間に編んでいたそのウサギ2匹がやっと終わって
(冬場のウサギは帽子とかケープとか、衣装が多いので大変だ)
10日ぶりにブログ更新。
書きたいことは色々あるのだが、あまり時間がないので
最近気に入って、繰り返し見ている動画を貼り付け



Brian FriedmanとYanis Marshallのダンス動画なのだが
ヤニスはもちろん、ブライアンもヒールで踊っている。
振付師としてのブライアンの作品はSYTYCDで何度も見ているが
ダンサーとしての彼を見るのは初めてで
失礼ながら、今でも立派に現役で踊れる技量を保っているとは知らなかった。
(この動画は2014年8月のイベントのものらしいが、
そうだとすると、この時彼は37歳。ダンサーとしては決して若くはない)

私はふつう、ヤニスと誰かが踊っている場合、
目が自然にヤニスに吸い寄せられて、他に何人いようと
ヤニスばかりを目で追ってしまうのだが
このブライアンとのダンスでは、私の目はヤニスを素通りして
ブライアンばかりを食いつくように見てしまう。
プロポーションの違いからくる動作の大きさの違いのせいかもしれないし
単に白い肌と黒いタイツの色の対比がより顕著で
その白と黒が目に飛び込んでくるからかもしれないし
あるいは同じ振り付けではあるものの、微妙に違う腕や首の角度、
背のしなり、視線、表情等々が、別個の情感を生むからかもしれない。
いずれにせよ、このダンスに限って言えば
ブライアンの方が、よりねっとりと絡みつくように暗く、官能的である。
下腹に刺し込まれた匕首、あまりに切れ味がいいので
切られたとは気づかず、ただ灼けるような熱さだけを感じるような

もっとも私が気に入ったこの手のダンス、
好き嫌いは別れそうである。
昨日、ジェリーに見せたら「オレはこういうのは嫌いだ」と
30秒も経たないうちに横を向かれてしまった。
彼はホモだろうがヘテロだろうが、他人の性的指向などどっちでもいいが
ゲイっぽい(と一般に言われる)喋り方、動作などは気持ち悪くて嫌、
なのだそうである。
「たとえ女だって、あんなべたべたした喋り方をしたら気色わるいだろ」と言うが
まあそりゃ確かにそうかもな。
私自身はおネエ的動作や喋り方は別に気にならなくて
ただ「何語であっても、あの特有のイントネーションというか、喋り方になるのは
おもしろいよなあ、どうしてかなあ」と呑気に考えるだけである。
あの世界共通的おネエ口調というのは、一体どこからきたのだろうか?



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ゾンビーダンス

  • 2017/03/29 10:54
  • Category: Dance
日曜日、フランスの誕生祝を近所の中華レストランでやるというので
雪だるまと二人、定刻に出頭した。

2年ほど前、そのレストランに出かけたクラスメートでコックのリン(中国人)が
「僕の勤め先と同じで、あそこは料理を作り置きしていると思う」と言っていたので
味には期待せずに出かけたのだが、案に相違して、ブッフェの割には、まあまあ食べられた。
少なくとも、しばらく前につぶれたダウンタウンの中華レストランのように
何を食べても同じ味・・・という、げんなりするような経験はせずにすんだし
作り置きされていたとは思えない、しゃきっとした歯ごたえの野菜炒めなどもあったので
もしかしたら最近、コックが変わったのかもしれない。

なんにしても、予想した以上の味で有難かったのだが、
そんなことよりこの誕生祝で面白かったのは、食後のダンス。
レストランの片隅に小さなステージが設けてあって
最初はそこでセミプロ?と思われる歌手が歌を歌っていたのだが、
途中からそれがダンスミュージックに変わって
人々が踊り始めたのである。

踊っていたのは、ラインダンス(dance en ligne)と呼ばれる
カントリーダンスの1種。
ラインダンスとはいっても、脚線美の踊り子さんたちが一列に並び
頭上高く脚を振り上げるフレンチ・カンカン風のあれではなくて
老若男女が碁盤の上の碁石のように縦横揃って並び
みーんな同じステップを踏む、集団舞踏の方である。

この「カントリーダンス」、YouTubeあたりで検索してご覧になるとわかると思うが
ステップはごくごく単純。
初めての人でも5分も練習すれば、なんとかついていける程度に簡単。
上半身の振りはほとんどないし、ターンとか派手な動きも、まずない。
そのためかどうか、実はこのダンス、このあたりでは愛好者はお年寄りばかり。
我がお散歩クラブでも、70代のマダムが数人、このダンスクラブに所属しているし
今回の誕生祝の主役であるフランス(60代)や、お義父さん(80代)も
毎週、近隣の町で開かれるダンスの会に出かけている。

なので、食後、ダンスに興じていたのも、みーんなお年寄りばかり。
ただし、フランスを始め、みな普段から踊っている人たちらしく
ステップは熟知しているようすで、
足を踏み違えてまごまごしているような人は一人もいない。
それはいいのだが、しかし、しばらく見ていたら、なんだか変な気がしてきた。
踊っている人たちが、全然楽しそうでないのである。
明るいカントリーミュージックに合わせ、身体を動かしているのに
少しも躍動感がない。
足は動いているが、上半身は動いておらず、
と言ってアイリッシュダンスのように、ぴんと伸びた背筋の凛とした美しさ
というのでも、もちろんない。
おまけに顔にも表情がない。
好きで踊っているのであろうに、嬉しそうな笑みすらない。
たとえ、いやいやフォークダンスを踊らされている中学生男子だって
もう少し表情があるぜ、と思うくらいみな無表情なのだ。
唯一の例外は、隅のテーブルから立った細身の男の人。
彼だけは楽しそうな表情で、ついでに手足の動きにも生き生きした弾みがあったが
その他の人は、踊っているというより、何か指示された動作を黙々とこなしている
という感じで、隣に座って見ていた雪だるまが、ぽつり漏らした感想は
「ゾンビーみたい・・・」

わたしも思わず吹き出してしまったが、言われてみればその通り。
どうせ踊るなら、もう少し楽しそうに踊ればいいのに、と思うが
ラインダンスというのは、仕舞同様、表情を殺して踊る/舞うものなのだろうか?




許芳宜

  • 2015/06/14 21:54
  • Category: Dance
この間、『逆光飛翔 Touch of the Light』という台湾映画を見た。盲目のピアニスト黄裕翔が自身を演じるという映画なのだから、本来なら印象に残るべきは音楽、彼が弾くピアノ、であるはずなのだが、私がこの映画で釘付けになったのは、黄裕翔に対するヒロイン小潔のダンス教師役で登場したダンサーのダンス。飲料店でバイトする小潔が注文を届けに行った先がダンス・スクールで、たまたま覗いたら教師の彼女が踊っていたという場面なのだが、がらんとしたスタジオで一人踊る彼女の流れるようにしなやかな身体の動き、ひとつひとつの線の美しさ、そしてその水のようになめらかな身体によって表現される情感の豊かさに圧倒されて、私は映画が終わるや否や、「彼女は誰だ?」とググりまくってしまった。

結果、見つけた名前は許芳宜(台湾ピンインSheu Fang Yi)。台湾出身で94年台北芸術大学舞踊科を卒業後、95年にマーサ・グレアム・ダンスカンパニーに加入、99年には同カンパニーのプリンシパル・ダンサーに昇格。以来、米国を中心に世界で活動を続け、さまざまな賞を受賞。マスコミからは「マーサ・グレアムの後継者」と呼ばれ、2005年には米誌『Dance Magazine』で「最も注目される100人の舞踊家」に、2008年には独の『Ballet / Tanz』で「最も優れた女性舞踊家」に選ばれた世界的に著名なダンサーなのだという。道理でダンス開始後たった数秒で、私の目を釘付けにしたはずである。


許芳宜


ようつべで探したら彼女が踊る動画があったので、ここにアップ。保温下着のCMらしいのがナンだが、これをご覧いただければなぜ私が口をぽかんと開けて見惚れたか、お分かりいただけると思う。





雪だるまも私もおよそ身体能力に乏しく、ダンスどころか「ボールを投げる」とか「雪の上を板に乗っかって滑る」とかの簡単な動作すら上手にはできないが、人がそれらを上手にやるのを見るのは好きで、特にコンテンポラリーダンスのパフォーマンスを見るのは大好きだ。世の中には驚くほど優美に手足を動かし、跳躍し、身体をしならせ、また伸ばせる人がいて、そういう人たちが(長期間の鍛錬の結果ではあろうけれど)思うままに身体を使って情感を、音楽を、自身の内面を表現していくのを見るのは、実に楽しい。

Butt Dance

  • 2014/09/22 11:48
  • Category: Dance
先日、あるダンス・ルーティンで聞いて以来、妙に気になってようつべで検索
お気に入りに登録して、頻繁に聞いている曲





“Koop”というスウェーデン出身のデュオの曲である。
まるで昔々のシャンソンのような、もの悲しいメロディーが
1920年代のモンマルトルあたりの薄暗がり
ぼんやりと黄色いガス灯、いびつな石畳、安酒場から微かに聞こえてくる音楽、
酔って、おぼつかない足取りで歩いて行く男と娼婦
なんてのを連想させるが、これはまったく私の勝手な想像、イメージ
ほんとのところは、全然違うコンセプトで作られた曲かもしれない

ちなみに、この曲が使われたのは通称 “Butt Dance” と呼ばれている作品
女と、その彼女のお尻(butt)から目が離せなくなってしまった男を描いたダンスである
振り付けは Mia Michels、踊っているのは Randi と Evan




もうひとつ、Amelia と Will が踊っているバージョンもあるが





私には、女の役はランディでもアメリアでも、味わいに微妙な差はあるものの、
どちらでもそれなりによいが、
男の役 “彼女のお尻から目が離せなくなってしまった冴えない男”の役は
背の高いウィルではちょっと格好よすぎ、ここはやはり小柄でたれ目のエヴァンの方が
説得力があるように感じられる
ダンスはまあ、どちらもうまいのだけど

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プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、米朝、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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