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ぶたのおやこ

8月、夏休みにもかかわらずブログの更新が1週間に1回程度だったのは
編みぐるみの製作に追われていたからである。
6月末に頼まれたキツネ2、アライグマ2、クマ4、
10センチほどの小型動物=できるだけたくさん、という注文である。

たとえ編みぐるみでも、手足のある動物は制作に少なくとも2日かかる。
上記のキツネ、アライグマ、クマなどは中でも手のかかる方で
2日ではできない。飾りのマフラーなど含め、3日は見ておかなければならない。
よって3×8=24日。
考えただけで「私の夏休みはどこに行ってしまうのだ?」と悲しくなり
故に7月は編む気にならなくて、見ないふりして放っておいた。

しかし8月。
納品が9月初めだとすれば、そろそろ編み始めなければ間に合わない。
夏休みの最後の3日間で宿題を全部片づけようとするような愚挙は
小、中、高時代だけでたくさんである。
だから始めた。
いやいやなので、なかなか気が乗らず、編んでは休み、編んでは休み。
おまけに途中で手が変わった(=糸の引き具合が変わった)のか、
同じ毛糸、同じ編み針で編んでいるのに、クマの1体目と2体目では
大きさに「え?」というような差が出てきて、
泣く泣く編み直し。

それでもどうにか、キツネ、アライグマ、クマは16日までに出来上がり
今は「小型動物=できるだけたくさん」という注文に
「“できるだけたくさん”て、いくつのことだよ?」とぶーぶー言いながら、かかっている。
ぶーぶーついでに、今編んでいるのは子豚。
体長4センチくらいで、かわいいである。
いっぱい編んで、子豚の大群にしようか。

追記
その後、親豚も編んでみた。
毛糸が残り少ないので、“3匹の子豚”にできるかどうか微妙なところ

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帽子

7月の前半は、帽子ばかり編んでいた。
12月のバザー用サンプルである。
面白そうなパターンを見つけるたびに試し編みしていたので
あれこれと15くらいは編んだが
編んではみたものの出来上がりが気に入らなかったものは潔くほどいたので
残ったのは12。

で、その編んだ帽子を、先日編み物仲間のみなさんに
どれなら売りものになりそうか見てもらったのだが
一番人気はクマ帽と

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ウサギ帽だった。

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もちろん2つとも子ども用。
ベビーアルパカ70%の糸で編んだので、ふわふわに柔らかく、軽い。
編んでいる途中も、指の間を滑っていく糸の感触が、すごく気持ちがよかった。
その前に編んでいたハイランドウールの、ぎしぎしした手触りとは
天と地ほども違う。

以前にも書いたが、柔らかい手ざわりのものは心を和ませる。
触っているだけで、気持ちがゆったり穏やかになってくるのだ。
おまけに滑りがいいから、指にかかる負担が少なく
腱鞘炎気味の手にも優しい。
一石三鳥くらいのいい子の糸である。
ちなみにお名前は Wonderfluff。 Knit Picksから出ている。

植木屋

庭のある家に住むようになってから、生垣の刈込やら芝生の張替えなど
さまざまな庭関係の仕事を、その都度さまざまな業者さんに依頼してきたが
どの人もどの人も、頼まれたことは一応してくれるものの
その際、その業務対象外の植物、庭木やら足元の花々に、
ほとんど何の配慮も見せてくれないのは、一体どうしたことかと思う。

丈高い生垣の刈込で上ばかり見ていて、つい足元がおろそかになるのか
小型とはいえ工作機械を使う作業に、手仕事のような細かい配慮はできかねるのか
毎回、毎回、業者の通り過ぎた後には、踏みつぶされた草花や折れた庭木の枝などが
そこここに見られて、こちらを嘆かせる。

今回も、芝生の植え替えを請け負った某業者氏は、楓の大木の幹を傷付け
やっと咲き始めたジェラニウムの株を引きちぎり
花壇の土を押し上げて、パンジーとマリゴールドの株のいくつかをひっくり返してくれた。
工作機械が持ち上げたのか、ムスカリの株の上には縁飾りに使っていた石がいくつか
ごろごろと乗っていて、当然ながら下のムスカリの葉は押しつぶされていた。
花はすでに終わっていたから気にしなかったのか、それにしても葉を見れば
これはムスカリで宿根草で、来年もまた花をつけるのだとわかりそうなものなのに。

今回は頼んでいないが、植木の剪定もこちらはチェーンソーでやる。
チュイーン、ガーッ、バリバリバリと、庭木1本の剪定に5分とかからないが
剪定された庭木には、中途半端に切られた枝が途中からぶら下がり
また切断された大枝がその切り口をこちらに見せて、見るも無惨。

植木鋏片手に矯めつ眇めつ、枝1本詰めるにしてもああだこうだと考え、
いざ切るとなったら、切り口が見えぬよう鋏を入れる角度を考えるような仕事は
こちらでは夢のまた夢、高望みが過ぎるということなのだろうか。

引きちぎられたジェラニウムを直しながら
私は怒髪天を衝くくらいの勢いで怒りつつ、かつ同時に泣きそうであった。
印半纏を着た昔気質の植木屋などは、時代小説の中にしか存在せず
時も場所も違うここでは、チェーンソー片手のおっさんが“植木屋”なのだろうか。



植木屋が入る前のオリエンタルポピー

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タヌキとスミレ

今週は木曜:アルバトロス+授業、金曜:編み物会、土曜:授業と、
後半ちょっと忙しいので、今日中に2つの授業の準備を終わらせないと、
後で泣くはめになる。雨降りで庭仕事ができないのでちょうどいい。

とは言うものの、刺繍はしたいし、編みものもしたいし、
第一その前に材料をネットショップに注文しないと、したい刺繍が出来ないのだが、
布の種類とカウント数と色でうろうろ迷っていて、なかなか決められないでいる。
阿呆である。
わたしは店屋でもよくこれをやる。
あれこれ比較ばかりしていて、なかなか一つに絞れないのである。
予算が限られているのと、店屋が遠いのが原因で
失敗したら次に買えるのはいつになるかわからないと思うと
ついつい慎重になりすぎて、ああだ、こうだと迷うのである。
無限の予算があるのなら、「これかなあ」と思ったものを全部買えばいいのだし
店屋が近ければ「また明日こよ」で済むのだが
懐のさみしい田舎住まいは、そういうわけにはいかない。
で、うーん、うーん、うろうろ、うろうろと、店内の通路を行ったり来たりする。
道に迷ったタヌキのように・・・

ところでタヌキとは何の関係もないが、今年のうちの庭のハイライトは、スミレ。
野生種のスミレの種が風で飛んで(?)、庭のあちこちに花を咲かせた。
今年は芝を張り替える予定で、このままにしておくと全部、小型ブルドーザーで
剥がされてしまうので、それでは可哀そうだと、ひとつひとつ掘り上げて
花壇に集めてみた。
小さい薄紫の花が集まった様子は、なかなかきれいである。


よく見ると、いくつかパンジーも混じっているが、これもこぼれ種。

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れんしゅう

先週の土曜日、お友達4人でやったガレージセールがすごく楽しかったので
俄然、12月のクリスマスバザーに対する意欲が盛り上がり
ピンタレストに保存した画像などを見ながら、
何をいくつくらい作ったら最も効果的か、あれこれ考え始めた。

古服だろうが古道具だろうが、何を売ろうと制限のないガレージセールと違い
私達が参加するクリスマスバザーで売っていいのは、手作りの品だけ。
よって12月までに、売れそうな品を出来るだけたくさん制作しなくてはならない。

12月までにはあと6か月あるとはいえ、手作りの品は編むにしろ刺すにしろ
それ相応の時間がかかる。
たとえば簡単な帽子なら12時間程度で編めるとしても、
1日、朝8時から夜8時までぶっ続けに編んで1個仕上げ、
それを連日続けて1週間で7個の帽子! なんてことは、ふつう出来ない。
いや、視力も体力も充実した、疲れを知らないワカモノならできるかもしれないが
私には到底、無理である。
片眼は使い物にならない視力や、腱鞘炎気味の両手のことを考えると、
編めるのはせいぜい1日4時間程度。
だから3日で1個である。

簡単な帽子でこれだから、大物のショールとなったら3週間はかかる。
6か月かかって売り物はショール8枚だけ、では話にならないから
したがって手間暇と、それが売り物になった時の売れそうな値段を天秤にかけ
なるべく手間は少なめ、売値は高めのものを作らねばならないのだが
そうは言ってもプロではない私、作っていて面白くないものは作りたくない。
どうせなら少しは凝った、きれいだなあと思えるものが作りたい。
毛糸の編みものもやりたいが、ビーズ編みもやりたい。
しばらくやっていない刺しゅう、ハーダンガーもやりたい。
ドロンワークもやってみたい。アクセサリーも作りたいetc, etc…
あれこれやりたいことは多いのに、手も目も2つずつしかなくて
もどかしさに身をよじりたくなる。

が、「ういーーん」と身をよじっているのは時間の無駄なので
とりあえずの指慣らしに、久しぶりにクロスステッチを始めてみた。
しかし、あまりに久しぶり(ほぼ2年ぶり)だったもので
いろいろ基本事項を忘れていて、28ctの布なのだから14ctとして
1目おきに刺さねばならないところ、そのまま1目ずつ刺してしまい
あまりの細かさに両目がつぶれそうになった。
(28ctは1インチに28目。つまり1目1ミリ以下。
照明付き拡大鏡を使っても、5分もすると目がチカチカしてくる)

「あほー」と自身を罵ってから、練習と割り切って18ctのアイーダで刺し直し。
28ctと比べて何と楽なことか・・・
柄はうさぎ。イースターはとっくに過ぎて、少々季節外れだが
ま、かわいいし、練習だし・・・
(まだ途中なので、刺しかけの目あり)


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Isabell さんのパターン

5月1日の夜、雪が降った。しっかり積もって、屋根も庭も真っ白になった。
私はほとほとうんざりし、月の光に白く光る庭を見ながら
「いいかげんにしろよなー」と思った。

雪は翌朝も残っていたが、さすがに5月。
暖かい太陽にあぶられて、その日の夕方には融けてなくなった。
そしてその後急に暖かくなって、今日5日は気温20度!
まったく寒いのも暖かいのも実に極端なケベックの春である。

おかげで庭の草木が急激に伸び始めて、手入れが追い付かない。
毎年のことだが、ムスカリや水仙、チューリップたちは、
花壇に積もった落ち葉を突き破って、伸びてくる。
早いとこ取り除いてやらないと、落ち葉が枷になってしまって
うまく葉っぱを広げられなくなるし、落ち葉に隠れた部分は
日が当たらないので、薄黄色のままで緑になれない。
今日はジムをさぼって1日、庭仕事に明け暮れたが、まだ終わらない。
おまけに屈んだ姿勢で1日作業したので、
足と腰の筋肉が痛い。よろよろ、よぼよぼ婆さんである。

さてモノ関連三連発その3
久しぶりに Ravelry の Isabell さんのページを覗いたら
たくさん新しいパターンが発表されていて、
あれもいいな、これもいいな、と目がハート状態。

Isabellさんのパターンは、セーターにしろカーディガンにしろ
説明が分かりやすくて編みやすい上、仕上がりがきれいで
編んでいる途中も、編み上がった後も、大変気分がいい。
しかもデザインが私好みにほどほどにスポーティで
ふだんに気軽に着られる。
Criss Cross など、あんまり気に入ったので
色違い、糸違いで、2枚編んだくらいだ。



その前に編んだ alpenglühen も、編んでいて楽しかった。



たとえ何があろうと、夏も冬も常に何か編んではいるのだが
ここしばらくは注文に追われて、編むのはキツネやクマの動物ばかり。
編みぐるみはかわいいが、いい加減飽きてきた。
もうすぐ日本語の授業も終わるし、何か自分のものが編みたーーーい!

で、目をハートにしてIsabellさんのパターンを矯めつ眇めつ。
ほんとは5つくらい編んでみたいパターンがあるのだが、
ひと夏でそんなに編めるわけはないし、
無理やり編んだりしたら腱鞘炎になるのがオチだし・・・
ということで、一番気に入ったこのパターンを購入。

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指定糸はスポーツウェイトだが、私はレースウェイトで編む予定。
2本取りにすれば、たぶんゲージが出るだろう。
レースの方がスポーツウェイトより軽く柔らかく仕上がるし、色の選択肢も多い。
ヨーク部分の模様編みが、きれいに出るといいなあ。

今日の編み物

去年の春に編み始めたものの、その後編みぐるみ作りが忙しくなっていて放りっぱなしになっていたサマーセーター、土曜日にやっと編み上がった。
着てみたら結構よかったので、夏用のセーターというのは案外便利かも、と思い、2枚目を編むことにした。1枚目がヨークに色々模様編みの入るデザインだったので、2枚目はごくシンプルに半袖Tシャツ型。ただしまるっきり何にもないのではつまらないので、背中の真ん中に何段おきかに穴を開けることにした。背筋に沿ってぽつぽつと水玉が並ぶ感じ。

糸は麻70%、綿30%のチェインネット状で、ちょっとぶつぶつしているが、指にひっかかって編みづらいというほどではない。昨夜やっと首周りの引き返し編みが終わったので、これからはひたすら表目だけの楽ちん作業。ただし楽ちん過ぎて、睡眠不足の時に編むとやたら眠くなるのが難点。昨日も午後、毛布にくるまって編んでいたら、急激に眠くなって困った。こういう時はBGMの朗読も、ほとんど子守歌と化す。眠気を振り払うには、立ち上がって掃除か料理でもするしかない。さすがの私も、立って掃除機をかけながら居眠りをする、というような芸当はできない。掃除機、うるさいし。

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アルバトロスに行ったら、またキツネとアライグマの依頼を受けた。アライグマは3匹目か。キツネは何匹目か、もうわからん。同じパターンで編んでいても、編む度ごとに増やし目の位置を変えてみたり、色変えの方法を変えてみたり、改良を試みているので、結果、1匹目より2匹目、2匹目より3匹目の方が出来が(多少)よくなっている。1匹目を買ってくださった方には申し訳ないが、まあ勘弁してください、である。だって編んでるとつい「こうした方が可愛いんじゃないか」とか「この方が色変えのアラが目立たないんじゃないか」とか思って、試してみたくなる。文字通り試行錯誤しつつ編んでいるのだから、出来に多少の差があるのは、仕方のないことなのである。同じパターンで30個も40個も作っているようなプロの方なら、常に一定の水準を保てるだろうが、当方は素人。最善を心がけていても、かわいいアライグマとよりかわいいアライグマ、そして少なく可愛いアライグマができてしまうのである。すまん。

アライグマ

最近、人に頼まれてアライグマを作った。淡茶のこれは2つ目。
ふつう灰色のアライグマが淡茶になったのは、灰色毛糸の手持ちがあまりない旨、伝えたら
それなら茶色でいい。茶色のアライグマもいるし、と依頼主に言われたからである。

確かにgoogle image や pinterest で見ると、茶色というか灰色とベージュの混じり合いみたいなのもいるので
依頼主が“茶色”と言ったのは、こういう子のことなのだろう。
で、近そうなこの色で作ってみた。“hare heather”という名のベージュ系混色。

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顔は、最初ネットにあったフリーパターンを使ってみたら
どうも今ひとつ好みに合わなかったので、いったん全部ほどき
新たにデスクトップのアライグマの写真を見ながら(私のPCの壁紙はアライグマ)、てきとーに色変えしてみた。
ついでに顔の縦寸も変えて、面長だったのを球に近付けた。
ボディは前に作ったクマ用ボディを、これまたてきとー変更。

というわけでいろんなパターンを適当変更したハイブリッド・アライグマになったが
ま、一応それらしくは見えるから、この辺でご勘弁、ということで。

それにしても、このアライグマを作るために色々なアライグマの写真を見、
それがどの写真を見てもやたら愛らしいので、つい顔がにたにたと とろけてしまって困った。
アライグマは、どの子も本当にかわいい。
これで性質がもう少しペット向きなら、喜んで1、2匹、飼育したいところだ。

ところでこのアライグマ、フランス語では raton laveur という。
直訳すれば、アライネズミ。
いったいこの顔のどこを見たら、“ネズミ”になるのか、
私にはわけがわからない。

その1ミリが命取り

ブログを更新しなかった3か月、何をしていたかというと、編みぐるみを作っていた。例のボランティアグループ「アルバトロス」のためだ。冬の間はせっせと帽子やマフラー、春先には注文により室内履きを編んでいたのだが、夏も近づいてくると、いくら寒いカナダでも帽子やマフラーはもう売れない。そこで編みぐるみ。

最初は頭、身体、手足などのパーツを、細々編んでくっつけるという作業が面倒くさくて、なるべくパーツの少ないデザインを選んで編んでいたのだが、いくつか作るうちにだんだん面白くなり、かつまたよく売れるので、注文に追われるように編んでいるうちに、あっという間に2か月が過ぎた。よく編んだのは、こんなのや、


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こんなので、

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あれこれ合わせて、たぶん50個以上は編んだと思う。

で、編んでみて思ったのだが、編みぐるみは編み自体は難しくない。かぎ針での編みぐるみの場合、頭も胴も手足も細編みでらせん状に編んでいくものがほとんどだから、細編みが編めて、増し目、減らし目ができれば、編みぐるみは編める。問題は、その後だ。そのくるくる編んだ頭や胴体や手足を互いに縫い付けて、クマならクマ、猫なら猫らしい形にしなければならないのだが、これがけっこう難しい。手足や耳など、縫い付ける位置は決まっているようなものだが、しかし実際に縫い付けてみると、どうも微妙に位置がずれてしまって、それらしく見えなかったり右腕と左腕で肩の高さが違ったり(らせん状に編んでいるから、同じ段でも右側と左側では微妙なずれがある。単純に「首から5段目、いち、に、さん・・・」なんて数えてくっつけると、えらい目にあう) 、あるいは高さは合っていても、深さというか、正面から見た時、右足はやや腹寄り、左足はやや背中寄りといった感じになってしまっていたりして、いくら待ち針を打ち、「ここだ!」と見定めて慎重に縫い付けてみても、なかなかきっちり左右対称になってくれない。出来上がった手足がややびっこのクマやキツネを見やり、我が造形力のなさというか、立体把握能力の低さに「とほほ・・・」となるのはこんな時である。

それから顔を作るのも、なかなか一筋縄ではいかない。編み図によっては「目は編み始めからX段目、左右の間隔X目で付ける」などと指示があるものもあるが、そんなものはごく少数なので、たいていは出来上がり写真を見て、それらしい位置に目鼻を付ける、あるいは刺しゅうすることになる。が、これがまた実にトリッキーというか、素人泣かせというか、なかなか思うような顔になってくれない。手足の縫い付け同様、ほんのちょっとの差が大きく表情の出来不出来を左右し、一目どころか半目の差でかわいくなったり、不細工になったり、まさに「その1ミリが命取り」。今つくっているウサギなど、いったい何回、目鼻の刺しゅうをやり直したことか。

それでもあれこれ編んでいるのは、糸が形になるのがおもしろいから。ことにここ数日は、人がデザインしたものではなく、自分の頭の中にあるイメージを形にしようとあれこれ試しているので、よけい楽しい。

そして編みぐるみではないが、今、Mr. Finch さんのテキスタイルアートや、Annie Montgomerie さんのちょっと不気味な人形に、うっとりと心奪われている。名前はわからないが、ロシアにも面白いものを作る作家さんが、たくさんいる。人を制作に駆り立てる、この衝動はどこからくるのだろう。

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Mr. Finch のうさぎ

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Annie Montgomerie のひつじの女の子とうさぎの女の子


Mr. Finch インスタグラム    

Annie Montgomerie インスタグラム 

ルームシューズ6足

頭の中で初級日本語がぐるぐるしている毎日ではあるが、
相変わらず編み物の方もしている。
クリスマス後のパーティで従弟から、男性用のルームシューズを何足か編んで、と頼まれ
どうせ編むのなら、少しは凝ったのがいいよねえ、とこんなのを編んでみたが

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指定糸とは違う糸で編んだらやたら大きくなってしまって
いくら180㎝超の従弟でも、これはちょっと大きすぎでは?という出来上がりになった上、
片方編むだけでも結構時間がかかり、こんなことをしていては冬の間に編み上がらない
と思ったので、反省して次は一気にずぼらに基本くつした型。
極々太で編んだので、あっという間にできた。

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しかしやっぱり、あんまり簡単なのは編んでて面白くない。
で3足目は、ほどほどに縄編みなど入ったブーツ型を選択。

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そして最後は、2番目のずぼらくつした型をちょっと変形、
ブーツ型にし、最後の伏せ止めだけちょっと遊んで白黒にしてみた。

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従弟の家は息子2人に娘1人だから、これだけあればとりあえずは足りるだろう。

しかし、実はアルバトロスでも今全員でルームシューズ編みにかかっており
そちらのためにもルームシューズを編んでいるので、
ただいま従弟用とアルバトロス用と、家のあちこちにルームシューズが散乱していて
少々食傷気味。
なにか違うものが編みたい。
帽子でも編もうかしら。

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プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、米朝、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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