追記

  • 2006/08/29 21:13
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夫は、9時半頃いったん起きたものの、朝ご飯を食べ、新聞の日曜版に載っているクイズ2週間分をすると(今回のテーマは『橋』と『エジプト学』。二人とも成績悪し)また寝に戻り、3時過ぎにまた起きたが、テレビを見、夕食を食べると、また寝てしまった。ふえ〜。私はほんとにいったい何のために、休みを取ったのだあ? 計算では、戻ってきた翌日の月曜は時差呆けで使い物にならなくとも、火曜日ならいっしょにジムに行ったり、DVDを見たりできると思ったのにい〜! しかし眠くて眠くて仕方がないやつに、寝るな!とは言えんし・・・。 なんだか、かなしい。
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やすみ

  • 2006/08/29 09:16
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■ 夫は今日まで休みなので、最終日をいっしょに過ごそうと思って私も休みをとったのに、時差呆けの夫は朝5時半にやっとベッドに行った。私は逆に5時半に目が覚めてしまい、完全な擦れ違い。これじゃあ、いっしょに過ごせないではないか。いったい私は何のために休みを取ったのだ? こら、早く起きろ、こら!

■ 日曜に母から電話があった。今年母達は、さつまいもを200本植えたそうである。“べにあずま”を100本と、もう1種類ナントカというのを100本。1本に2個ずつ芋がついても、400個は収穫できるというので、400個ものサツマイモどうするのだ?と聞くと、人にあげたり、自分たちでも食べたりするから、だいじょうぶだと言う。キュウリも最近の種は優秀で、まいた種全部芽が出た。盛りには1回に50本もとれてしまい、いくら地生えでやわらかく、うまいキュウリでも、毎日ではさすがに飽きた。どうやって食べても、キュウリはキュウリだと言っていた。

■ 両親は中途は勤め人をやっていたが、何しろ元が農家で子どもの頃みっちり仕込まれているので、畑仕事など慣れたものである。近所の農家から畑を借り、堆肥を入れたり、牛糞をいれたり、草取りをしたり、今ではすっかり百姓生活に戻っている。自分たちで作って食べるのも楽しみだし、人にあげるのも楽しみなのだ。近所の人に分けるだけでなく、宅配便を使って妹のところや、遠くの知り合いにも送っている。母の実家の方の親戚が、貰っていったりもする。彼ら自身も畑を作っているのだが、最近山の方は猿の被害が激しく、何を作っても猿に取られてしまうのだという。いつかなど、ちょっと外出して戻ってきたら、猿が座敷に上がり込んで、戸棚を物色していたそうで、ま、山での暮らしも長閑とばかりも言っていられない。

■ というような話を、母は毎回延々30分以上も続ける。あいづちを打つのも疲れるほどだが、そうやって両親が元気だから、私も外で好き勝手をしていられるわけで、ありがたいと思うべきなのだろう。そのうちリタイア生活に備えて、母に畑仕事のいろはでも教わっておいた方がいいかもしれない。

トイレ用スリッパ

  • 2006/08/28 18:30
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水筒を買いに行ったとき、ついでに他の家庭用品売り場もうろうろしてみた。私は台所用品とか、食器とか、寝具とかを見るのが好きなのである。そこで「へ?」と思ったのが、スリッパ売り場。以前にはほとんど見ることのなかった、明らかに日本メーカーの品と思われるトイレ用スリッパが、4−5種類並んでいたのである。男女マークがプリントされた超典型的ビニール製から、ただ“Toilet”と刺繍されただけの、控えめな布製までデザインはいろいろだが、どれもこれもトイレ用であることは、一目瞭然。こんなもの、ご当地でどうするんだろう??? だって、断言するが、ご当地のトイレの8割、いやもしかしたら9割は、バスタブや洗面台もいっしょに備え付けられた、ホテル形式というか、要するに西洋のバスルーム形式である。そんなところでトイレ用スリッパなんて、いったいどうやって使うのだ?

日本でトイレ用スリッパがあるのは、トイレがトイレとして独立していて、そこはたぶん意識の上で(たとえどんなに几帳面に清掃していたとしても)不浄、不潔な場所となっているから、他の清浄な場所と履物を共用したくない、という思いがあって、“トイレ専用”のスリッパが備え付けられているのだと思う。ウチの実家も、そうだ。人々は他の場所で履いているスリッパを入り口で脱いで、トイレ用スリッパに履き替える。出る時はまた、他の場所用の普通のスリッパに履き替える。間違えてトイレ用スリッパのまま他の場所に出てきたりすると、粗忽者として失笑されたり、いやな顔をされたりする。トイレが実際に不潔かどうかには関係なく、意識の上で“不潔、不浄”な場所なのである。

しかし、西洋バスルーム形式では、トイレ(というか、バスルーム)は、不浄の場所とは定義されえない。だってそうだろう。便器の隣には、バスタブやら洗面台やらがあるのである。この場所を“不浄”と定義してしまったら、いったいどうやって風呂に入ったり、顔を洗ったり、歯を磨いたりできるのか? ウチなどはその上さらに洗濯機まで置いてある。ここを“不浄”の場所にして、専用スリッパなど置いてしまったら、私は洗濯のたびにいちいちスリッパを履き替えなくてはならない。洗濯機に洗濯物を入れるためにスリッパを替え、洗濯が終わった衣類を取り出すためにスリッパを替え、干し終わったら洗濯物運び用の洗面器を洗濯槽に戻すためにスリッパを替える? 馬鹿馬鹿しい。

というわけで、あのスリッパをご当地で買う人は、いったいどういう利用方法をしているのだろう? 広東語が流暢なら聞いてみたいものである。

アイスラテ用水筒

  • 2006/08/27 16:51
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■ 自分で作ったヴァニラ・アイスラテがやけにおいしかったので、会社にも持って行こうと、保温(保冷)水筒を買ってきた。メーカーは日本の象印、タイ王国製造。東アジア輸出仕様らしく、中の説明書は中国語(繁体字および簡体字)&韓国語&英語。日本語はない。2割引きでも199元だった。その前に見た純粋中国製は30〜50元。値段1/4〜1/6。それでも高い象印にしたのは、中国製の方は一応デザインだけはほぼ同じなものの、どう見ても保温も保冷もしそうにない顔をしていたからである。「そんな30元ぽっちのオレに保冷しろなんて、そりゃ無理だよ、お客さん」と水筒自身が言っていた。なのでそれを素直に聞いて、高〜い象印にしたのである。象印の隣には、もちろん虎牌(タイガー)もあった。そのまた隣には、台湾の牛頭牌(バッファロー)があった。魔法瓶メーカーは、動物が好きなのだろうか? それぞれのメーカーは自社名を決めるにあたって、何を考えて各動物を選んだのだろう? あとで各社のHPでも見てみよう。

■ そもそも自分でヴァニラ・アイスラテを作ったのは、「スタバは高い」というけちくさい根性からである。バブリーな日本を離れ、奨学金と自分の貯金だけが頼りのびんぼー生活を中国で送ってから、私の“値頃感”は大きく変化した。何しろ当時の私たちの夕食代は、自炊でだいたい3元(40円)。朝ご飯に食べていた食パンは、1袋0.9元。たまに楽しみに買った緑豆のアイスキャンディーは、1本0.5元だったのである。もちろん今は中国の一部とはいえ、物価の全然違うご当地に住んでいるし、びんぼー時代からは10年以上経っているので、同じ水準の物価を期待しているわけではないが、それでも私の普段の昼食の予算は、20元が目安である。それなのにスタバのラテは、ショートでも20元以上する。けちくさい私がすいすい出せる値段ではない。だからたとえ飲みたいと思っても、5回に4回は「いかん、いかん。そんな無駄遣いをしてはいかん」と涙を呑んできびすを返していたのである。しかし明日からは、ふふふ。少なくとも1日に2杯は、アイスラテを飲める(水筒は0.5L)。ふふふ。
ただそれでなくとも忙しい朝に、アイスラテを作っている暇があるのかどうかは、また別な問題だが。

ミネラル・スパ

  • 2006/08/25 21:43
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■ ウチのフラットの水道管の赤サビ化は、粛々と進行しているようだ。ゆうべ久しぶりに風呂に入ろうと、給湯を蛇口の方に切り替え、しばらくして戻ったら、バスタブいっぱい茶色の湯がたまっていた。「おお・・・」と思ったが、どうせもう一度ため直しても、茶色いままだろうと思ったので、入浴剤でごまかしてそのまま入った。
昔、日本で働いていた頃の庁舎も水道管が古く、蛇口をひねると時々茶色い水が出てきた。後輩の男の子はそれを見て「loutraさん、だいじょうぶですよ。これは鉄サビですからミネラルです。歯がじょうぶになります」と、歯磨きを終わって口をすすごうとしたまま動きが止まっていた私に保証してくれたが、あれは科学的な裏付けのある保証だったのだろうか? 水道管からほとばしる茶色い水をみるたびに、彼の言説を思い出す。
S田くん、君の出身は何学部だったっけね?

■ しかし、よいこともあった。蛙鳴さんに教えていただいたとおり、消毒用アルコールに白花油を混ぜたものをスプレーしたら、ベッドの虫さんがいなくなった。ここしばらく噴霧しては乾かし、噴霧しては乾かしを2−3回繰り返していたのだが、そろそろ夫も帰ってくるので、ゆうべ試しに夫のベッドを引き払い、自分のベッドで寝てみた。正直、借り物の夫のベッドは、私には柔らかすぎてどうも落ち着かなかったのだ。その点、自分のベッドは、やはり寝やすい。すとんと眠りに入り、そして朝起きても脚に紅い斑点はなかった。エクソダス(または極楽往生)成功! 蛙鳴さん、ありがとうございました。

178

  • 2006/08/24 15:35
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朝、通勤の地下鉄に乗っていたら、目の前にすごく背の高い男の人(東アジア系)が立っていて、人々の群れから頭ひとつ抜きん出ていた。とても背が高いという以外は特に目立ったところもない、普通の男の人で、暗色のスーツにタイ、鞄と、どうみても勤め人。その人の背中をぼんやり見ながら、こんな風に常に常に、人より頭ひとつ抜きん出て生きていかなければならないジンセイって、どんな感じなのだろうと思った。

小学校の終りから中学にかけて、私は1年に7〜8センチ背が伸びた。我ながら“竹の子のようにぐんぐん!”という感じで、楽しくてしかたなかった。「このままあと2〜3年伸び続ければ、178センチも夢ではない」と思い、そうなったらどんなにすてきだろうと思った。その頃の憧れはオスカル様(身長178cm)だったのだ。当時の日本女性の平均身長とか、日本で女性で178では目立って仕方ないだろう、とかは全然考えなかった。当時は今以上に、頭が単純だったのだ。
しかし不幸にして、私の成長は中学2年で止まってしまった。それからはどんなに頑張っても縦には成長せず、成長はひたすら横へ横へと展開されていった。178cmへの夢は、むなしく消えた。

もし当時、あのまま成長を続けていたら、私は違うジンセイを歩んだのだろうか? 平平凡凡たる155cmのちびでぶではなく、大方の男子より背の高い178cmの長身を誇る女の子。どこにいても、何をしても目立ち、大衆の中に、その他大勢の中に、隠れることができない女の子。普通でいることを拒否される存在。

目立つことは、ストレスである。たとえ目立つことが職業の人であっても、“常に目立っている”ことはストレスである。動物園の動物だって、見学者、参観者が多過ぎれば、ストレスを感じる。況や自意識過剰真っ盛りの10代の女の子においてをや。
178あったら、わたしはたぶん、途中でつぶれたのではないか。平平凡凡たる存在でいてさえ、途中でつぶれそうになったくらいである。“常に目立っている”ストレスに、当時の私が耐えられたとは思えない。あるいはつぶれる一歩手前で、どこかに逃げ出したか。どこか、そう、自分がより目立たない存在でいられる場所へ。178の女の子でも、好奇の目で見られない場所へ。

間違っても、平均身長が日本より低そうな、東南アジアへは来なかったよなあ。

背の高い女の人たちのサイト http://www.tallwomen.org/

夏休みが終わる

  • 2006/08/23 16:52
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わたしの夏休みももうすぐおしまい。
今週末には、夫が帰ってくる。
ああ、一人暮らしは楽だった。会社勤めがあるので、さすがに好きな時に寝て、好きな時に起きてというわけには行かなかったが、それでも好きな時に好きなものを食べて、作るのがめんどくさければ、外で食べたり、近所の店でテイクアウトしたり。食器洗いも一人分なんて、ちょちょいで終り。洗濯も一人分なんか、かーんたん! 掃除も、1週間に1回、ちょちょっとモップでなでれば、きれいなままでいる。ジムだって一人で行けば、2人の時より早く終わる。ああ、この身軽さ!

いや、別にね、夫に帰ってきて欲しくないわけではないんですけどね。
帰ってきたらきたで、それはそれで大変結構なことなんですけど
久しぶりに3週間以上も一人でいたもので、ひとりの身軽さを満喫してしまったのです。
期間限定だから、あらかじめ失われるとわかっているから、
“貴重”なのであり、“情況を楽しめる”のだと言うことは、充分わかっているのですが・・・。

0.27%

  • 2006/08/22 15:42
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■ 先週の金曜、中国人民銀行は、銀行融資と預金の基準金利を0.27%引き上げた。米国のFRBがFF金利の誘導目標を引き上げる時は、だいたい0.25%ずつで、0.27%なんていう半端(?)な数字で引き上げることは、まずないように思うのだが、人民銀行はなぜあえてこの数字にしたのか? この“0.27%”の根拠について、昨日の経済日報に説明があった。読んで「へー」と思ったので、一応書いてみる。

■ 人民銀行が利上げに際し、0.25%ではなく0.27%としたのは、別に「米国の真似など死んでもしたくない」といった面子や感情論からではなくて、金利計算の規定から来た、長い長い歴史のある習慣なんだそうである。つまり銀行等が金利計算をする際には、1年を360日(365日ではなく)、1ヶ月を30日と規定している。したがって日歩は年利を360で割って、月利は年利を12で割って得る。この時、日歩が循環小数になったり、四捨五入の必要がでたりして、複雑な事態となることを避けるため、年利率(およびその利上げ幅)は、必ず360で割り切れる、9あるいはその倍数でなければならないと規定されているのだそうである。

■ 今は計算機もあるし、コンピュータもあるから、いったんプログラムしてしまえば、金利がどんな数字だろうと、あまり関係ないかもしれないが、その昔、計算機もコンピュータもなく、そろばんで金利計算していた頃のことを想像すれば、この規定がいかに便利なものかわかるだろう、とこの記事は結んでいる。

■ 実際、引上げ後の融資の基準金利は、期間1年が6.12%、期間5年以上6.84%なのだが、やってみるとどちらもちゃんと360できれいに割り切れる。だからどうだってことはないが、ちょっと「へー」。

塵も積もれば腹となる

  • 2006/08/21 16:01
  • Category:
■ そういえば昨日の朝、2週間ぶりで夫から電話があった。毎日、フランス語と英語ばかりなので、日本語が下手になっていた。外国語とはかくも忘れられ易きものなり。

■ フリーセル・ダイエットをしていたはずなのに、なぜか体重が増えていた。なぜ、なぜなの? 夫在宅の時より少なく食べ、しかしジムには同様に通い、菓子を食べることもなくフリーセルに励んでいるというのに・・・! これはやはりあれだな、毎晩の晩酌がいけないのだな。この2週間で、すでにワインを1本、缶ビールを5本消費してしまったからな。え? 多くない? う〜、たぶん中年に到って新陳代謝が衰え、ジムに行くことでかろうじて摂取カロリーと消費カロリーのバランスをとっていたのが、そこに毎晩1杯あるいは1缶の余分なカロリーが加わることによって、“塵つも山”の情況になったと察せられる。今日から晩酌を止めるべきだろうか? でもまだ冷蔵庫に缶ビール4本と、ワイン半本あるのだ・・・どうしたらいいのだ? LCさんは、晩酌のビールを止めれば、あと1kgやせられると書いていらっしゃるが、わたしの場合はビールを止めても、体重は減らない。増えなくなるだけである。減らすにはどうしたらいいのだ? 筋力運動止めて、有酸素運動だけにするか? しかしトレッドミルの上で走ったり、歩いたりするのは、ぜえんぜえん面白くない。見えるのは目の前のビルの看板と、眼下の繁華な通りを行く車と人の列だけ。だが、つまんないからと言って外を歩いたりなどしたら、15分で咽喉が痛くなる。それでなくても昨日、2駅先の古本屋往復を歩いただけで、咽喉がイガイガしているのだ。ウチの近所はほんとに、ウォーキングに向かない。早く空気のよい土地に引っ越したい。

■ そういえば、もう10年以上前になるが、空気の悪さから咽喉が痛くなり、毎日のように咳をしていたのが、出張で日本に行き、奈良公園内のホテルをあてがわれたとたん、嘘のように咳がでなくなった。嬉しくなって朝食前の散歩としゃれ込み、部屋に戻る必要がないよう、朝食のクーポンを握り締めて歩いていたら、奈良公園名物の鹿が寄ってきて、わたしが手に持っていたクーポンを食いちぎってしまった。「あっ、こらっ! わたしの朝食券を朝食にするなっ!」と思ったが、すでに遅し。鹿は食いちぎった半分を、むしゃむしゃ食っている。いくらおとなしそうな鹿でも、口の中に手を突っ込んで、咀嚼途中のクーポンを取り戻そうとするのは大変危険に思われたので、しかたがない、残った半券だけもって宿に戻り、事情を説明して朝食を出してもらった。宿の人は笑ったが、半券だからといって半人前にはせず、ちゃんと1人前出してくれた。朝粥定食だった。しばらく和食を食べていなかったので、なんだか何を食べても塩辛いような気がした。和食って、こんなに塩味のするものだっけなあ、とぼんやり思った。

バナナブレッドの

  • 2006/08/20 19:29
  • Category:
3時過ぎ、曇ってきたのを見定めて出かけた2駅先の古本屋で、大島弓子さんの漫画4冊見つけてしまい、嬉しくなって全部買って帰る。『いちご物語』『さようなら女達』『夏の終わりのト短調』『バナナブレッドのプディング』。中学生から高校生そしてたぶん二十歳過ぎても、好きで好きで何度も読み返した漫画であり、せりふのいくつかは今でも覚えている。私の少女漫画の世界では、この人と山岸凉子さんが双璧なのだ。ああ、今夜は楽しくなりそうだ。
(しかし、“楽しくなりそうだ”と言いつつ、冷蔵庫からタイガー・ビールを出してくるのは、なにか間違っていないか? >自分。大島弓子なら紅茶だろう、紅茶。虎の絵のついた缶ビール片手に『バナナブレッド・・・』を読むのは、あるべき姿ではないような・・・)

分業

  • 2006/08/19 23:16
  • Category:
ジムの帰り、階下のスーパーで食料品を買い込んで、重さによろめきながら平台を歩いていたら、高校生とおぼしき少女に呼び止められ、ユニセフへの寄付を要請された。毎月定額をユニセフへ寄付するというもので、金額はいくらでもよい。
最初少女は立て板に水の勢いで口上を述べ立てていたのだが、私が途中で遮って「お嬢さん、申し訳ないが私は香港人ではないから、そんなに速く喋られてはわかりません」と伝えると、少女はさっときれいな発音の英語に切り替えてくれた。相変わらず大変な早口なのはご愛敬だが、感じのよい少女だったし、ちょうど何かしたいと思っていたところだったので、とりあえず毎月100元ずつ寄付することにした。100元(1500円弱)なんて、お話にもならないような恥ずかしい金額だが、同僚がよく言う「好過モウ(=ないよりまし)」ということで。

言い訳を兼ねて時々思うのだが、世の中分業でやっていくしかない。世界にはさまざまな問題がありすぎて、とてもじゃないが一人で全部にかかわるなんてことはできない。いくら関心があっても、一人で熱帯雨林を守り、資源のリサイクルや地球温暖化防止活動に参加し、野生動物の保護を訴え、食の安全について考える消費者運動に参加し、首相の靖国神社参拝に反対し、“美しい日本”への回帰への道を進んでいくつもりらしい日本を憂い、レバノンとイラクとアフガニスタンの現状を心配し、ソマリア、ケニアの干ばつに心を痛め、なんてことはとてもできない。だから、それぞれの問題に関心のある人が、手分けして関わっていくしかないと思っている。
ほんと、問題ありすぎだよ。

雑記

  • 2006/08/18 20:54
  • Category:
先日の視聴者参加の討論番組を見ていて思ったこと。
普段そういうことをしなれていない人が、1分間なり2分間なりの限られた時間内に、自分自身の考えを過不足なく、理路整然と述べるのは大変難しい。
たいていは喋っているうちに、本来話したかった、あるいは話すべきであった筋道から外れ、質問の意図からも外れて、収拾がつかなくなる。
自身の感情が高まっている場合は、なおさらである。

ディベイトの訓練など積んだら、少しはましになるのだろうか。
しかしディベイトの訓練から得るものが、ただ相手の論理の隙を突き、言葉尻を捉え、
雄弁さと迫力とで相手をやりこめることを主目的とする技術でしかないなら、
それでは対話にはなり得ない。高校生のディベイト大会ならそれでもよいが。
相手の言葉を真摯に聞き、吟味しながら自分の考えを返していく対話、
あるいは互いの妥協点を見いだすための、
その状況下における最良の道を見つけ出すための対話というのは
どうやったら成り立つのだろう。
それがなくては政治などあり得ないと思うのだが。

政治とはあくまで状況あってのものではないのか。
状況も考えず、自身の信念と良心にのみ従って起こす行動を
政治的行動とは言うまい。
政治的行動を取らない政治家とはなんなのか。

時々、私とはまったく相容れない考え方をされる方のブログを読みに行く。
落ち着いた、折り目正しい文章を書かれる方で、
だからこそ思想信条が違っても、何とか読む気になるのだが
この方は天皇を中心とする日本の伝統文化を最良のものとして愛し、
したがって首相の靖国神社参拝にも賛成であるし、
首相の参拝に対して中国、韓国が非難、抗議することを
大変苦々しく思っておられる。
読むたびに、いったいどうしてこういう風に考える、感じることができるのか
私には誠に不思議で、正直、理解不能で、
こうした考えを持つ方との対話は、いったいどうやったら成り立つのだろうと
ほとんど絶望しそうになる。

惚れた、腫れたは

  • 2006/08/17 15:08
  • Category:
きのう書くのを忘れたが、姜尚中さんはすてきだ。これまでも「日曜討論」などで頻繁に姜さんのお姿は見ており、彼の本も読んだりしていて、もともと憎からず思っていたのではあるが、火曜日見ていた討論番組の後半から参加した姜さんの姿を見、いつもの如く硬い表情で淡々と、かつ理路整然と話すのを聞いていたら、なんだか大変微妙な心持ちになった。わたしはこの人に惚れているかもしれない。困った。どうしたらいいだろう? せっせと氏の著作でも読むか? どこかからDLして、お写真を机の前にでも貼ってみるか?

『人は知らないものを深く愛することができる、しかし愛さないものを深く知ることはできない』というから、深く惚れればご著書への理解が進むだろうか。ついでにサイードさんあたりにも惚れられれば、相乗効果でより理解が進むかもしれないな。

それにしても最近出張がないので、日本に行ったついでに欲しい本を仕入れてくるということができないでいる。もちろん以前買ったまま読了していない本は数々あるので、それを読めばいいのだが、人の興味は移るので、今関心を持っていることを傍らにおいて、今関心がないことについての本を読むのは難しい。第一、読んでも頭に入らない。次の出張はいつだがわからないし、欲しい本がたまってきたから、bk−1あたりに注文してしまおうか。

bed bug

  • 2006/08/16 15:44
  • Category:
■ ここしばらく、夫のベッドを借りている。自分のベッドは虫干し中。私は板のように固いマットレスの上に、3段折畳式の少し軟らかいマットレスを重ねて使っているのだが、どうも最近何かがいるようすで、私のベッドで寝ると、毎朝、脚にひとつずつ、ぽつんと赤い斑点が出現し、猛烈にかゆい。これは俗に言う bed bugというやつだろうか。まあ、これだけ高温多湿の土地で、しかもベッド下一面を本置き場にして通気性を低下させているのだから、わがベッドに微小生物が住んだからといって、文句を言えた筋合いではないのだが、犬猫熊程度の大きさの哺乳類ならともかく、目に見えないほど小さく、かつ痒かったり、痛かったりする非哺乳類との同衾は難しい。早々に転居をお願いすべく、マット2枚をベッドからはがし、畳の虫干しよろしく互いに立てかけて、日干しにしている。そのため普段日中は閉じているブラインドを全開にしているので、うちに帰って自室に入ると、思わずクラっとするほど暑い。虫退治なら殺虫剤噴霧がお手軽なのは承知だが、お盆でもあることだし、太陽熱という平和的?手段で、暑さによる自然成仏あるいはより快適な地を求めてのエクソダスを願っているのである。bed bug集団にモーゼはいるのだろうか。しかし40年も迷われてはかなわんな。

■ 日、月、火とNHKの番組を見る。「日中戦争〜なぜ戦争は拡大したのか」と「日本のこれから もう一度話そう アジアの中の日本」。寒い頭ゆえ、どうせ一度見ただけでは内容の整理がつくまいと思い、ビデオに録りながら見る。夫のおもちゃHDD内蔵のDVDレコーダーの方は、使い方がわからず。というか、操作を誤って今セットされているプログラムを破壊してしまうのが恐い。なので、触らず。触らぬ機械に祟りなし。
番組を見ての感想については、まだうまく整理がつかず。ただ抗日運動から始まった中国共産党が、抗日を抜いて歴史を語れるはずがないという言葉に深く納得。またいわゆる“反日教育”だが、『日中戦争中、日本軍は中国において、あれをやった、これをやった、こんなこともした』と教えるのは、“反日教育”なのか? だとしたら欧米諸国が『第二次世界大戦中、ドイツはあれをやった、これをやった、こんなこともした』と教えるのは、“反独教育”か。教えている内容が“事実”と異なる? しかし歴史における“事実”とは何なのだ? 私は最近、歴史における“事実”の存在を疑っている。

物の値段

  • 2006/08/15 12:49
  • Category:
■ 土曜日、買わずに帰ってきた目覚し時計。日曜に夕方の散歩がてら近所の裕華国貨に行ってみたら、私の記憶そのままの280元で売っていた。おまけにお会計の段になったら、さらに割引があって結局266元。土曜日に見たのは実は銅鑼湾のそごうで、そちらは400元だったのだ。同じ物なのに、なんでこんなに値段が違うのだ? 仕入れ時期の違い? 仕入先の違い? 製造元はセイコーでも、仕入先によって値段が違うのだろうか?

■ それから、ちょっと情況は違うが、きのうは急に叉焼飯が食べたくなって、ウチの近くの酒楼で叉焼鶏飯(叉焼+切鶏+青菜少々+飯)を買って帰った。日代わりスープがついて18元。会社の近くの酒楼だと、スープもつかず、叉焼+飯だけで26元する。味はウチの近くの方がよい。つまり安くて、うまいのだ。ウチの近くで叉焼+飯なら15元である。なんでこんなに値段が違うのだ? おまけに愛想もよい。下手な広東語でも忍耐で聞き、言い直して確認してくれる。気落ちしている時など、しみじみ有り難いと思う。ちなみに場所柄を説明すると、会社があるのは千代田区丸の内、ウチがあるのは葛飾区柴又、あるいは台東区浅草といったあたり。物の値段が違うのも道理か。

水着

  • 2006/08/12 21:57
  • Category:
2、3日前、ベッド脇に置いておいた目覚まし時計を枕ではたき落としてしまい、前面のガラスも取れて、針もぶらんぶらんになって、電池を入れ替えても動いてくれない。壊れたらしい。ピンセットで針を押し戻してみたが、やはり動かない。わりあい気に入っていた時計だったので、ちょっと悲しくなる。直して貰おうかと思ったが、どうせ修理代より新しく買った方が安いに決まっているので、友達と百貨店で待ち合わせたのをいいことに、時計売り場を覗いてみた。そうしたら私が壊したのと全く同じ時計があったのだが、値段が私が記憶していたものより40%くらい高い。この数年の間に値上がりしたのか、それとも私の記憶違いか。いずれにせよ買う決心がつかず、そのまま売り場を後にして、すすーっと階下の婦人用品売り場に向かった。そして海にもプールにも行く予定はないのに、水着を買ってしまった。夏の終わりのセールで、水着は20〜40%引き。ワンピース型の水着が着られるような体型とはとっくの昔におさらばしているので、比較的露出度の高い、いろいろな色が派手に散らばった三点式水着を買う。目くらましというやつである。本当は薄紺からオリーブグリーンに至るグラデーションのレース編みの下に、ブルーグレーの地がついた、三角の布3枚以外はすべて紐、の水着がすてきだと思ったのだが、吹き出すほど似合わなかったので、さすがに諦めた。今、腹のまわりに付いている脂肪が、すべて胸に移動してくれればこの水着を着られるだろうが、美容整形でもしない限りそんなことは起こり得ないので、ま、仕方がない。実際に買った方の水着とて決して似合っているわけではないのだが、西洋の婦人たちは、私より数段すさまじい体型でビキニを着ているのであるから、私が三点式を着て悪いことはあるまい。そばの若い娘たちが引き立ってよいだろう。男友達たちが「僕のカノジョも捨てたもんじゃない」と思うこと請け合いである。オバサンは若い者たちのしあわせを祈っているのだ。ああ、人助け。

ǭʸ

  • 2006/08/10 16:32
  • Category:
本日も大変に眠い。午前中翻訳した文を後で見たら、後半のほとんどが猫文になっていた。(注:「猫文」=猫が適当にキーボードを叩いた時に出来上がるような、わけのわからない日本語のこと) これではいかんと目を開けて直し始めたものの、また途中で脳が休止状態に入り、後半はまたも猫文。処置なし。今夜は早く寝よう。

日本製品

  • 2006/08/09 14:50
  • Category:
■ 昨日友だちと会い、話し込んで夜遅く帰宅したにもかかわらず、帰ってからフリーセルをしてしまい、寝るのがますます遅くなって、本日大変に眠い。濃いコーヒーを流し込んでいる朝の9時でこのように眠いのでは、昼食後、腹がくちくなった後はPCを前に昏睡一歩手前ではないか。今から戦々恐々。

■ その友だちだが、携帯のメール着信音に飼い猫の鳴き声をフューチャー。メールが着くと2匹のうち美描でない方のぼーちゃんが「びやああおぅ、ふんびゃああおぅう」と鳴いて知らせる。涙が出るほど、愛らしい。

■ 彼女はそういったオアソビができる携帯を日本で買ってきた。携帯に限らないが、日本のモノは、相変わらずそうした痒くないところにも手が届くような、きめ細かい細工が得意で、だから“ちょっと”便利で、しかも小ぎれいで、買い心をそそられる。先日手首に張っていたタイガーバームの湿布薬、粘着力がないのでテープで止めておかないと手首にくっついていないが、その次に買ったサロンパスの温湿布は、ほんのちょっと高いが伸縮性に富み、手首に密着する上、粘着力も高いのでテープなしでも止まっている。便利だ。結婚祝を包むのに使った両面テープも同じ。何年か前、ほんの何元かをケチって中国製の両面テープを買ったのだが、このテープ、台紙がなかなか剥がれない。爪を使っても、カッターナイフを使っても、テープから台紙をはがすことができない。おかげでプレゼントを包むのに10分以上かかってしまった。コ〇ヨやニ〇バンの両面テープなら1秒とかからずに剥がれて、すーいすい♪と包めるのに・・・。中国製は捨てて、日本製を買いなおそうかと本気で思った。

盂蘭節 の“紅衣自殺”

  • 2006/08/08 16:55
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■ 6月28日の「富柏村」さんの日剰に、返還式典の際アンソン・チャン女史が、赤いスーツを着用に及んでいたことに対する陶傑氏の『中国の農村には鬼婆の如き姑が嫁をいびり続け苦難に耐えかねた嫁が自らの命をば断つ時に紅色の袍(衣服)身につけ首吊れば死後に鬼になって復讐に現われるという言い伝えあり。一九九七年の六月末日の深夜から七月朔日の未明にかけ(これが三更夜半の刻)香港主権の移交式典、向って右に英国、左に中国のステージ中央に深紅のスーツ着た陳太(陳方安生女史)が座していたことを奇怪に思う、思わない?』の記述あり。

■ このときから、この“紅衣自殺”というのが気になっていたのだが、「盂蘭節」前日の昨日、本物の“紅衣自殺”発生。ただしこちらは全くの写真週刊誌的、三面記事的自殺で、政治性はゼロ。不謹慎を承知で書かせてもらえば、昨日午後2時過ぎ、姓Yなる55歳の婦人、マンションの21階から投身自殺。2階から突き出た屋根にぶつかって1階に墜落し、頭部と全身を強打。病院に運ばれたが、助からなかった。奇怪だったのは、この婦人、全身に赤をまとっていたことで、赤いTシャツ、赤いパンツ、赤いベルト、赤いウェストポーチ、赤い靴。それだけでなく爪にも赤いマニキュアをほどこし、飛び降りる時に使ったプラスチックのスツールも赤、遺書も赤字で書かれていたという。

■ これで投身の理由が姑にいびられて、ならまさに上記の「鬼になって祟ってやる!」なのだが、理由はどうやら10年前の離婚以降、ふさぎがちになったことにあるようで、祟りたかった相手は元夫なのか、世間なのか、自分自身なのか、判然とせず。いずれにせよ、たとえTシャツ(写真ではそのように見える)と化繊のパンツに運動靴でも、全身赤というのは凄みがある。おまけにこの婦人は飛び降りる前に、大量の渓銭(紙のお金)を撒いており、これは「開路(道を開く、道案内)」の意味があることから、あちらの世界でのコトが順調に運ぶよう願ったもよう。まさに“地獄の沙汰も金次第”、地獄の獄吏に祟りたい相手への橋渡しでも頼むつもりだったのか。

■ 当地の新聞によると、過去にも“紅衣自殺”はあったようで、まず今年の2月、愛情問題から男友達とけんかした女性が、赤の旗袍(チャイナドレス)に赤いストッキング姿で自殺。05年10月にはマレーシア国籍のフライトアテンダントが、男友達に結婚を断られたため、まず男を殺し、その後自分も赤をまとって自殺。02年の3月には、夫とけんかした妻が、赤い服に赤い靴を身に付け、用意の赤い縄で首を吊って自殺、等々。

■ 中国では結婚式の衣装も“紅衣”だから、紅衣自殺した女友達が夜半枕もとに立ったりしたら、花嫁衣裳で枕もとに立っているとも言えるわけで、怨みの凄さが倍増しそう。立たれた男が、悶死しても不思議はない。それをねらっての“紅衣”なのだろうか。

ものみなダブル

  • 2006/08/07 16:47
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■ ブログ&フリーセル攻撃による乱視の進行か、はたまた老眼到来か、最近目の見えがよくない。乱視&近視矯正PCメガネを持っているので、かけていればPC画面はばっちり見えるのだが、それ以外のものがよく見えない。焦点距離の違う本、テレビ、道行く人々、床の毛、みな全滅である。すべてダブって見えていて、ご当地の人だかりはより一層の人だかりに、床の上の“C”は、C2状態に見え、ついでに人々の顔には、目が4つ、眉が4本あり、ほとんど妖怪である。最近ひっきりなしにやってくる頭痛も、このせいかもしれない。メガネをかけるのは好きなので、今の目の状態に合わせた新しいメガネを作ればいいのだが、問題はメガネ屋さんは、タダではメガネを作ってくれないことで、最低でも赤いお札を5枚くらい、もしかすると10枚くらい上げないと、メガネ屋さんはメガネをくれない。けっこう、物入り。

■ 発見。フリーセルはダイエットに効果的。はまってしまうと、あっという間に1時間、2時間は経つ。しかもその間、飲まず喰わず。これにはまる前の私の余暇は、読書とDVD観賞に暮れており、ついお茶を飲んだり、おやつを食べたりしてしまったが、フリーセルの場合、右手はマウスを握り締めていて、他の物を持つ余裕などないし、目は真剣にPC画面を見詰め、頭はなけなしの脳力をふりしぼって、カードの動きをシミュレートしているため、食べ物のことを考える余裕がない。そして食事時になっても、頭の中はカードでいっぱいで、早く食べて片付けてゲームに戻ることしか考えていない。自然、食べる量が減る。普段活動的だった人がPCゲームにはまったのでは逆に太るだろうが、今までソファに寝転がって本を読んだり、DVDを見たりしていた人が、いすに座って真剣に作業を始めたのだから、カロリー消費量は増えているはずである。摂取量が減って、消費量が増えれば、当然やせるだろう。名付けてフリーセル・ダイエット。大してお金もかからないし、“空腹”ということすら頭に浮かばないし、我ながらこれは名ダイエットだと思う。

Cの恐怖

  • 2006/08/06 21:16
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本日も充実の1日。結婚祝い探しに行ったショッピングモールで、“ペット・スポンジ”なるものを発見。天然ゴム製で、これでなでると家具や、ベッドリネンや、車のシートに着いたペットの毛が、面白いようによく取れます!と書いてある。もし本当なら、これぞ私の救世主である!

ご承知の通りウチにはペットはいないが、ペットと同じくらい大量に体毛を落として歩く巨大な生物がいて、これが掃除や洗濯の際の悩みの種なのである。頭髪ではなく体毛なので小さくて軽く、掃除機をかけても取り切れない。たぶん掃除機がウィーンと唸っている間は、後部からの排気に飛ばされて、空中に舞い上がっているのだろう。かけ終わってしばらくすると、上の方から、ふらーり、ふらーりと落ちてきて、床に着地するのである。だから、掃除機をかけ終わった後しばらくしてから、今度はクイックルモップや雑巾で拭いて歩くのだが、これが拭いても拭いても、取り切れない。明治時代の嫁のような甲斐甲斐しさでせっせ、せっせと膝をついて床を拭き、やれやれ終わったと思って腰を上げると、拭いたはずの白い床の上に点々と、黒い毛が落ちているのである。本当にキレそうになる。落ちているのはだいたい、短い毛で、みんな“C”字型に丸まっているので、私はこれを“Cの恐怖”と呼んでいる。

そして“Cの恐怖”は、掃除だけに留まらない。その生物が使用しているベッドリネンにも、大量の“C”が付着しており、これが普通に洗濯しただけでは取り切れないのである。仕方がないので私は、ガムテープを輪状にしたもので、ぽんぽこ叩いて取っているが、ダブルサイズのシーツ&ベッドパッドとなると、面積は優に畳4枚分はあるのではないか? (それに第一、なんでシーツの下のベッドパッドにまで、ついているのだ? いったいこの生物はどういう寝方をしているのだ?) 何しろ大量のガムテープが要る。粘着テープの着いたローラーも試してみたが、洋服程度ならともかく畳4枚分の面積を、あの小さいローラーでなで回すのは・・・

というわけで、このスポンジの登場である。何しろスポンジ以外、何も要らないのがいい。説明書きによると、取れた毛はボール状にまとまるので、そうしたら取って捨てればいいのだそうである。素材は天然ゴムで洗えるし、とっても環保。そうだ! 生物が帰ってきたら、まずあいつの身体をこのスポンジでなで回してみよう。床やベッドにくっつく前に、体毛が取れて、掃除や洗濯の手間が省けるかもしれん。

あ、でもブラッシングするなら、雪見さんちのtameちゃんが泣いて喜ぶゴム製ペットブラシの方がいいかしら? ウチの生物も泣いて喜ぶかしら?

充実の土曜日

  • 2006/08/05 21:43
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■ 大変充実した1日。洗濯3回。掃除。スーパーで買い物。(豚梅肉うまし。ベジ生活よ、さようなら) ジム。そして数え切れないほどのフリーセル。うう、満足。

■ 夕べも大変充実していた。ルーシィと3時間くらい喋った。最初、夕食の場所を“スパゲティ・ハウス”と言われ、「それだけは勘弁してくれ」と海運大廈の“California Pizza Kitchen”に変更してもらう。年に数度の外食がスパゲティ・ハウスでは、泣けてくる。正直、味は大差ないかも・・・と思ったが、ヴィクトリア湾が目の前に広がるロケーションと、スパゲティ・ハウスよりはおしゃれなプレゼンで、こちらに軍配。その後パシフィック・コーヒーに場所を移して、また喋る。私の方には取り立てて話すようなニュースもなかったが、ルーシィの方は ?会社今月末でクローズ ?ヨガ・インストラクター養成講座で勉強中 ?一人になりたくて買ったフラットに、お母さんが転がり込んできた、等々ニュース満載。ことに?には怒り抑え難きようすで、さかんに「気死我!(あったまに、きちゃう!)」を繰り返していた。私も遊びに行ったことがあるが、ルーシィが買ったフラットは、気ままな独身者用のステュディオ・アパートメントというやつで、家族と、ことにあまり仲のよくない家族と一緒に住むには、まったく適していない。何しろ大きなワンルームのようなもので、どこにいても相手の姿が見えてしまうのだ。

■ ルーシィは、お母さんが1日中家でテレビを見ているだけで、友達ともつきあわず、運動もせず、家事すらせず、ただひたすら娘の帰りを待って相手をしてもらおうという態度でいることに腹を立てていて、こんな生活してたら3年も経たないうちに認知症になってしまうと心配している。

■ 問題はそうなってしまった時、当地で十分な面倒を見られるだけの経済力が彼女にはないことで、「一番いいのは、福建に帰して、そこでお手伝いさんを雇って、面倒をみてもらうことかなあ」と言っていた。福建なら当地でお手伝いさんを雇うのと同じ程度の金額で、お手伝いさんの費用+生活費までまかなえるからである。それにお母さんは福建出身なので、まだ家もあり、友達もいる。これは大きい。

■ もっとも老親の問題は、私も他人事ではない。今はまだ二人とも元気で、畑を借りて趣味の農業に精を出しているが、遠くない将来この問題が出てくることは確実だ。自分たちが呆けるのも心配だが、年齢から考えたら(たぶん)両親の方が先だろう。そうなったら、どうするか。いくらお手伝いさんを雇いやすいからと言って、まさかこっちに連れてくるわけにはいかないし。さて。

台風のおかげで撃沈を免れる

  • 2006/08/04 16:37
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今日は朝から大嫌いなぶっつけ本番通訳の仕事が1本入っていたのだが、
台風でお客さんが乗るはずだった飛行機が欠航になり、通訳仕事もキャンセルになった。
上司から告げられたとたん、首の血圧がさあーっと下がっていくのがわかった。
ほんとに、ほんとに、ほっとした。踊りだしたいくらい嬉しかった。
台風の神様、ありがとう!!

夫がいなくなった

  • 2006/08/03 21:33
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今日から夫がいなくなった。
朝は一応「じゃあね。お元気でね。飛行機が墜ちても、ちゃんと泳いで帰ってきてね」とハグハグしてしんみり別れたのだが、実のところ夫がいない間は、あらゆる“ふだんできないこと”をするチャンスでもあって、私は今、わくわく、そわそわ状態。
まず普段なかなか会う機会がない友達3人と連絡を取り、ご飯を食べる約束をした。手始めに明日は、トーサンした会社の同僚だったルーシィに会う。火曜には、最近結婚した例の友達に会う。次は土曜か日曜に、去年の夏会ったきりの友達に会う。年に一度、牽牛織女並みに邂逅して日頃の無沙汰を詫び、互いの近況を報告し合うのである。1年に1回だと、話題は腐るほど、ある。

念のため言い添えるが、私が普段あまり出かけないのは、出かけると夫がいやな顔をするからではない。私が友達と出かけると言えば、夫は「楽しんできてね〜」と気持ちよく送り出してくれる。ご飯も勝手に食べている。だから別に夫がいるときだって、こうした友達に会えないわけではないのだが、ただ普段は、1週間の予定が月、木、土はジム、水は中国語、火は洗濯、日は買い物&休息と、二人の都合に合わせて時間割が決まっているので、ひとつ狂わせると連鎖的に狂ってしまうことになり、それが面倒で、予定外の予定は入れなくなってしまうのである。おまけに、私はたまに夫を置いてひとりで買い物などに出かけるが、夫が私を置いて一人で出かけるということは、まずない。夫の友達との会食は、すべて私同伴である。日本のサラリーマンのように、会社の付き合いで退社後飲みに行くなんてことは、絶対ないのだ。(第一、夫は飲めないし) だから自然、私も何かするときは夫と一緒に、という風に考えてしまう。20代で結婚してこれをやっていたら途中でうんざりしそうだが、幸い私たちは結婚が遅かったので、まだ飽きていないし、飽きる頃にはもう呆けが始まっているだろう。そうなれば、飽きたこともわかるまい。うまくいけば、わからんまま、偕老同穴共白髪になれるに違いないと、踏んでいる。第一、共白髪はすでに久しい以前から始まっている。(ことに夫は、初めて会ったときからすでに白髪だった。手回しがいいにも程があるというものである) とすれば、同穴の方だって、いずれ遠からず達成である。めでたい。

ラファエル

  • 2006/08/02 18:39
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今日は早く帰らなくては。
ウチの隣のスーパーで、くまのぷーさんのぬいぐるみを手に入れなくてはならないのだ。
明日カナダに帰る夫が、夫のいとこの離婚後の同棲相手の連れ子(なんのこっちゃ?)の
ラファエルへのお土産に持って帰るのである。

去年の夏、二人でカナダに行った時、隣町に住むそのいとこの家にも遊びに行ったのだが、
どうやらアジア人を身近に見るのは初めてだったらしいラファエルは、
はにかみながらもアジア人という珍奇な生物から目を放すことができず
おっかなびっくり近寄ってきては、お気に入りのお人形を見せてくれたり
彼女の大好きなアイスキャンディーを冷凍庫から出してきてくれたり、
口の中でパチパチ弾けるガム(?)を大事そうにくれたりした。
フリルいっぱいの彼女の部屋も見せてくれた。
でも直接話しかけるのは恥ずかしいらしく、お母さんの影に隠れながら、
こそこそっとお母さんに何かを言い、代わりに言ってもらうとにっこりして
睫毛の長い、大きな大きなたれ目で、こちらを見るのである。

そして最後に彼女の名前と住所を、私の手帳に書いてくれたのだが
私の手帳は何しろ小さく、縦12cm横5cmくらいしかない。
1行の幅は5ミリほどである。彼女は真剣な面持ちでペンを握り
その5ミリの中に字を収めようとするのだが、なんとしてもはみ出してしまう。
名前を書いたところで止まり、困ったようにお母さんの方を見上げているので
かわいそうになった私が笑いながら、ページ全部使ってかまわないから、大きく書いて
と言い、夫が通訳すると、彼女はほっとしたようにペンを握りなおし、
今度はおもむろに住所を書き始めたのだが、それを見て私は本当に笑い出してしまった。
彼女は文字通り、ページ全面を使って、住所を書いたのである。
ページの上部に、私自身が書き込んだ他の人の住所氏名が米粒のように並んでいる下に、
彼女が書いたその何倍もの大きさの、子供っぽい大きな字が、あっちこっち向きながら
伸び伸びと並んでいるのだ。
細かい字が生真面目に並んだ住所録の中で、そこだけが弾むようにおおらかで
私は今でもそのページを見るたびに、口元がゆるむ。

その後、彼女はクリスマスにカードをくれた。
やっぱりあっちこっち向いた大きな字で、
「あなたの目はとってもきれいだと思います」と書いてあった。
私に言わせれば、彼女の大きなたれ目の方が、よっぽど可愛いと思うのだが。





大きなたれ目のRaphaelle

フリーセル

  • 2006/08/01 18:31
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先週の土曜から、フリーセルにはまってしまった。
困った。
LCさんが以前「仕事が込んでいるときも、これで本日の調子を占ってからでないと
仕事を始められない」と書いていらしたのが記憶に残り、
「LCさんが遊ぶくらいだから、面白いのかも」と思って
雨降りで暇な土曜の朝、初めてやってみたのが運の尽き。
そのまま2時間やってしまった。
午後は幸い夫がいたので、内心大いにソワソワしながらも我慢できたのだが、
夜になり夫が寝静まるともういけない。
ぺたんとPCの前に座り込み、憑かれたように延々12時過ぎまでやってしまった。
もう目はチカチカ、肩はガチガチ、腱鞘炎気味の手首は鈍痛なのだが、止められない。
目にはロートビタ40を差し、手首にはタイガーバームの湿布薬を貼って、やり続けた。
たかがフリーセルに、かくも悲壮な決意で臨まなくともよさそうなものだが
はまるとはそんなものである。

おかげで最初はルールがよくわからず、10手もいかないうちに手詰まりになっていたのが
この3日間でだいぶ進歩し、半分くらいは上がれるようになってきた。
思えば“かえるさん”にはまった時も、“へびさん”にはまった時も
しばらくは暇さえあれば、やっていた。
そしてゲームに習熟し、常に勝てるようになると、つまらなくなって止めるのである。
だからフリーセルも常勝できるようになれば、厭きて止められると思うのだが
LCさんによると、連勝すると難度が増すようプログラムされているそうで
うーむ、敵もさるもの・・・である。

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プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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