カレンダー

  • 2006/11/30 13:56
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■ しばらく前に日本に行ったとき、銀座の伊東屋さんで早々と来年のカレンダーを買ってきた。去年は日本に行ったのが12月半ば過ぎだったから、欲しいと思ったカレンダーはもう残っていなくて、結局、超小型の卓上カレンダーだけ買って帰ってきた。その後、ご当地でも一応さがしたのだけれど、気に入ったカレンダーはみつからず、だから居間のカレンダーかけは、1年間ずうっとからっぽのままだった。家族は二人だけだし、夫も私も家と会社とジムを往復するだけだから、カレンダーに書き込むほどの予定もなく、からっぽでもさほどの不便はなかったのだ。

■ しかしながら、ふと見上げた壁にからっぽの白いフックだけぽつんとあるのもさみしいものだし、「来週の金曜日は何日だ?」といった疑問が浮かんだときは、ないと不便なので、今年は早々と買ったわけだ。柄は愛用の超小型卓上カレンダーと同じ『オジサン柄』。ただしオジサンは日付の枠に、ちょろり、ちょろりと顔を出すだけで、実のところ私の視力ではかなり近寄らないとオジサンは見えない。見たい時は近寄って、じーっとオジサンを見つめる。そして「ふひひ・・・」と笑う。“癒し”ということばは嫌いだが、オジサンは癒し系。
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紡錘形

  • 2006/11/28 15:30
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■ 4連休が終わったとたん、ばたばた。別に休んだせいではなく、ただ単に新しい仕事が入って来ただけなんだけど。日本の某投信の販売用資料をファックスして来て「これ中国語にしてくれない?」といった某新聞記者よ。君はご当地で、中国人ファンドマネージャーに会いに行って、なんで日本語の資料を貰ってくるのだ? 「わたし日本語は読めん」と言って、ちゃんと中国語か英語の資料をもらって来いよ。読めない資料を貰ってきて、どうする?
「わたしの電脳は、中国語打てないんだけど」と言ったら「口で言ってくれればいいから」と来た。なんだね、君は電話口で口述筆記する気かね?

■ 来月のウルムチ用防寒着、買おうかどうしようか迷っていたら、マンディさんがお嬢さんのだという膝までのダウンと、フリースのブルゾンと、スキー用のパンツと、フリースのマフラーと、おそろいのフリースの帽子と、ボアの耳あてと、フェイクファーの襟巻きと、毛糸のレッグウォーマーを貸してくれた。はあ。至れり、尽くせり。ついでに下着にはこういうのを着ろ、パンツの下にはストッキングをはけ、靴下はこういうのがいい、とあれこれアドバイスもしてくれた。3児の母だけあって、彼女は大変世話好きなのだ。
―― しかしこれを全部身に付けたら、わたしはほんとにトドかセイウチになってしまうよなあ。上下、丸々と着脹れて、ほとんど紡錘形のわたし・・・。

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  • 2006/11/26 19:56
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■ しばらく前に成田空港の売店で、「ドライ納豆」の小袋をみつけ、「あ、これなら夫も食べられるかも」と思って買ってきてあげたのだが、本日テーブル隅の雑誌の影で、そのドライ納豆が食べられないまま放置されているのを発見。「なんだあ、結局食べなかったのお? ドライ納豆なら納豆嫌いの○○も食べられると思ったのにい・・・」と言ったら、夫であるところの○○曰く「だって、それ醤油味でしょ。I’m not a big Shoyu fan. メープルシロップ味とかなら、まだいいけど・・・」「・・・・・・ メープルシロップあじぃ?」
思わず力が抜け、ひとりで大爆笑してしまった。納豆にメープルシロップとは、日本人には百万年経っても思いつかない組み合わせである。ま、日本人は豆を甘く味付けするのはお得意のはずなのだから、メープルシロップ味の納豆(要するに発酵させた大豆だわな)をスナックとして作り出しても良さそうな気はするが、納豆→朝ごはん→たれ&芥子 という連想式の中にいる限り、こうした発想は出て来るまい。

■ いつか、スロッピージョーの牛挽肉を豆腐で置き換えたような、豆腐とは一見わからないスパイシーな豆腐料理を供したときも、それを食べた夫の友人(日本人だが、ほぼアメリカ育ち)が、「こういう豆腐の使い方って、日本人にはない発想だよね」と言ったが、おっしゃるとおり、その豆腐料理のスパイスミックスはアメリカ製だった。

■ 今は日本の料理本にも、豆腐ステーキや豆腐を使ったロールキャベツ、ドライカレー等が載っているが、それでも大方の日本人は、豆腐は醤油味、しお味等で食べ、トマト味やカレー味で豆腐を食べている人は、さほど多くはないのではないか。私だって、豆腐が日本の豆腐屋の豆腐なら、しょうゆとおろし生姜があればいい、と思ってしまう口だから。

おこもりの日

  • 2006/11/25 19:42
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■ 2日間、買い物に歩いて疲れたので、今日はお出かけはなし。さっき、ゴミ捨てに出たのを除き、フラットから1歩も出ず。1日引きこもり。

■ 朝からソファに座り込んで、しばらく前から気になっていた毛布のふちどりのほころびを、ちくちくと直す。最初は10センチくらいだったのだが、放っておいたら、どんどん広がってしまったのだ。ミシンでかがってあるものは、1カ所ほころび始めると、あれよあれよという間にほころびが広がるので、始末が悪い。元のステッチとほぼ同じブランケット・ステッチ(文字通り)で直したつもりだったが、脚がそろわず、でこぼこの柵みたい。でもまあ、ふちどりが垂れ下がって、べろべろしているよりはいいだろう。よっく見なければ、針目は見えん。

■ ついで、先日着ると息が苦しいことに気づいたシャツ2枚、もう着ないジャケット1枚、パンツ1本をリサイクル袋に入れる。傷んで着られないわけではないので、誰かに利用してもらえるならその方がいい。
実は息が苦しいシャツはもう1枚あるのだが、そのシャツは去年日本で買ったばかりで、まだ2〜3回しか着ていないので、いったんは手に取ったものの、惜しくて出せず。「そのうち痩せるかもしれないしぃ・・・」と、あり得ないことをつぶやいてタンスに戻した。そのうちどうにも入らなくなって、諦めがついたら出そう。

■ その後は、パンを焼く。先日、雪見さんに教えていただいたイースト発酵なしで焼けるパンの本を買ってから、あれこれ試しては遊んでいる。本日は『乾しぶどうパン』。松の実、オリーブ油入りで、ちょっと地中海風。カッテージチーズも入るせいか、しっとりとした焼き上がりになった。好評で2−3回焼いた『ざくざくりんごパン』よりも軽く、しかしぱさぱさはせず、なかなか気に入った。たまにはイースト発酵させる、ふんわりしたパンも焼きたいと思うが、私がイースト菌を扱うと、どういうわけかちっともふくらまず、いつもどっしりと重いパンができあがるので、最近は挑戦していない。近所の三流パン屋でさえ、景気よくふくらんだパンを焼けるのに、なんで私はだめなのだ? ぷん! もっとも三流パン屋のパンは、ふくらんでるだけで、粉の味も何もなく、空気を食べてるみたいにスカスカだが。

■ そんな、こんなで1日が過ぎた。連休3日目もこれで終わり。なんだか悲しい。あと1日だけかあ。

今日もがんばる

  • 2006/11/24 22:47
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■ 今日も半日歩き回ったが、はかばかしい成果はなかった。愛らしいたれ目のRへのプレゼントが買えただけ。お義父さんと、ジェリーに何を贈ったらいいのか、全然アイディアが浮かばない。店々を回っても「これだ!」というものがない。どーしたらいいのだ?

■ Rへのプレゼントは水彩色鉛筆にした。絵を描くのが好きかどうかは知らないが、学校で絵を描かされることはあるだろう。夏休みのなんたら、とかもあるだろう。そんな時に使って、楽しんで貰えればと思う。ジムの近くの文房具店で選んだのだが、水彩色鉛筆の他にも、マーカー、クレパス、サインペン、普通の色鉛筆、水彩絵の具に、ポスターカラーと、それこそよりどりみどりで、中には大人の使用に十分堪えるものもあり、私まで欲しくなってしまった。またぞろ、描けもしないのにお絵かき道具を見ると欲しくなるくせが出たのである。美しいグラデーションで並んだ、さまざまな色を見ているだけで、ぼうっとしてしまう。しかもパッケージには、そうした画材を使って描いたとされる絵が、さりげなくレイアウトされていて「ほら、これを使えばあなたにもこんな絵が描けますよ」と言わんばかりで、つい「そ、そうかな?」と夢を見てしまう。そんなことはないっ!(>強く強調)ことは、過去の経験で十分わかってはいるのだけれども。

本日年休

  • 2006/11/23 18:01
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■ 本日年休。人事部によると私は年間の有給休暇10日のうち、1日しか消化していないそうで、ウチの場合、年休の繰り越し、買い取り等はないので、失効しないうちに2日ばかり取ることにした。したがって、明日も休み。4連休♪

■ 3ヶ月ぶりに髪を切った後、5人分のクリスマスプレゼント探しに歩く。何を贈ったらよいのかアイディアが浮かばず、大変に悩む。地下鉄駅上のショッピングモールをぐるぐる歩き、ショッピングモールの周りをぐるぐる歩き、デパートの中をぐるぐる歩きで、3時間以上歩き回り、足が棒。そのくせ、見つけたのは5人の内1人だけ。明日中に残り4人分見つけなくては。ああ、焦る。航空便で送るから、あまり重くなく、大きくなく、相手が負担に思わない程度の手頃なお値段で、しかも貰って少しはうれしいと思って貰えるもの、を捜すのはなかなか難しい。

■ 帰りは買い物とわかっていたのだから、ちゃんとワークブーツかスポーツシューズで出かければよかったのだが、なぜか朝パンプスをはいてしまい、おかげで最後には足の裏はひりひり、ふくらはぎはぱんぱんで、歯を食いしばって歩を進めるありさま。「だめだ、どこかで休もう。どうせならお昼も食べよう」と思ったのだが、時すでに3時過ぎ。「とんかつ食べたい」と思って足を引きずって行った豚カツ屋は、すでに「準備中」の札がかかり、そばの日本式居酒屋も「休憩中」。店を開けているのは、地元の中華系ファーストフード屋、麺粥屋とマクドナルド、スタバなどばかり。「何が悲しくて、せっかくの休みにファーストフードを喰わねばならぬのだ?」と思ったが、背に腹は代えられず、そのうちの1軒へ。そして“午後のおやつ”メニューにあった“Grilled Octopus なんたら Salad”とガーリックブレッドを頼む。ガーリックブレッドが先に来、それを3切れ食べたところで、サラダ登場。しかーし、レタスやプチトマトの上に、気前よく乗っかっているこの足は、タコにしてはいやに、ほっそり。何のことはない。これはゲソではありませんか。こらこら、君たち。君たちにとっては、タコもイカもいっしょかね? そりゃあ、どっちも海に住んでて、2本以上の足があって、危険を察知すると墨を吐くが、だからってイカさんとタコさんをいっしょにしたら、イカさんとタコさんが怒るだろう。似たもの同士ほど、間違えられると怒るのだ。「ちぇ、そんならメニューに“タコあるいはイカ サラダ”と書いておけよ」と思ったが、ファーストフード屋で「もしもし、メニューと違うんですが」と言っても始まらないので、おとなしく食べた。炭焼きのイカの味がした。
明日はも少しましなものが食べられるようがんばろう。そしてパンプスはもう止めよう。

寒いのは、きらいだ

  • 2006/11/22 14:20
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■ どうやら来月、ウルムチに行くことになった。たまたま昨日電話をくれた知人に愚痴ったら「え〜、ウルムチ行けるの? ええやん! あたしも行ってみたい!」と言われたが、ほんとか? 羨ましがるようなことか? だって来月のウルムチは寒いぞ。資料によると、12月のウルムチの平均気温は、−10度。ご当地とは軽く30度くらい違う。+10度の東京で「さぶいよう!」と音を上げていた私が、−10度のところで添乗員役ができるのだろうか? 大いに疑問。別の知り合いには、冬のウルムチには、あったかくて長いダウンのコートと、内ボア付きのブーツが絶対必要と言われたが、そんなもん、どこにあるねん? (昨夜、大阪出身の上記知人と99分喋ったため、まだ少し大阪弁が頭をぐるぐるしている)
上司〜、お願いだから天山山脈観光に行こう!なんて、言わないでね。おとなしく暖かい工場の中にいましょうね。うちらは工場参観に行くんですからね。観光じゃないんですからね。

少佐

  • 2006/11/21 17:26
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■ 日曜夜、やっと「エロイカより愛をこめて」1〜25巻を読み終わった。ほとんど2週間がかりである。76年から始まったこの漫画も、今年でちょうど30年。思えば高校時代は、米ソの東西対決、冷戦が終わる日がこんなにも早く来ようとは想像すらしていなかった。クラスメートの中の一部は、社会主義が世界を席捲する日が来るとすら、信じていたのだ。左側の集会で司会をしたことをうれしそうに語っていたO君、今ごろどうしているのだろ。

■ 大変親切な知人より借りたコミックスは25巻(1998年)で終わっているので、その後のエーベルバッハ少佐の活躍は残念ながらわからないが、30年経っても少佐はほとんど年を取らないようだ。漫画の中では、地球の10年が1年くらいにしか相当しないのだろう。相変わらずばしばし走り回れる30代前半くらいな感じである。

■ しかし変わったところもある。それは足の長さと、顔の大きさと肩幅。77年に描かれた第2話「鉄のクラウス」に初登場した時の少佐は、身長10.5センチ、そのうち頭部は1センチ、脚は6センチと、当時の少女漫画の王道にのっとり、顔はひたすら小さく、脚はありえないまでに長く描かれている。この時の少佐は、なんと10.1頭身である。(すげー)そして正面を向いた別な絵での肩幅は2.5センチ。この時の身長は12.7センチなので、身長に対する肩幅の割合は19.685% “長身”といわれる少佐であり、ドイツ人男子の平均身長が約180センチであることを考えれば、彼の身長は少なくとも190センチはなくてはならない。190×19.685% = 37.4 !? いくら何でも、190センチで肩幅37(私より狭い・・・。少佐は宇宙人か?)ってことはないだろうが、当時の少佐はそれくらいほっそりしていたのである。

■ ところが、約10年のブランクを経て再開された95年の「エロイカ No.15 ノスフェラトゥ」で赤の広場に仁王立ちする少佐は、明らかに顔が長くなり、逆に脚は短くなり、一気に生身の人間に近づいた。この時の身長は8.3センチ、頭部は1センチ、脚の長さは4.3センチ。それでもまだ8.3頭身なのだから、男性モデルとして充分キャットウォークを歩けるだろう。しかも肩幅も2.3センチ(身長比 27.72%)に増え、これなら身長190の時の肩幅は52センチだから、まあまあ人間といえよう。この後、少佐はますます人間味を増し、脚は短く、身体は太く、顔は長く、仔熊のミーシャとタイマン張れるほど、ずんぐりしてきた。少女漫画としては、あれあれな展開だが、私としてはこの方が好もしい。どうせ「エロイカ」はおやじ漫画として有名なのだ。タイトルは「エロイカ」でも、私の(そして大部分の読者も)お目当ては、少佐だろう。

■ 変わったといえば、アシさんが描く主要人物以外の人物も、70年代〜80年代に比べ、ずっと少女漫画らしさが減っている。「熊猫的迷宮」に登場したたくさんの中国人といい、「トロイの木馬」に登場したまぬけな日本人観光客といい、昔の瞳に星を宿し、花を背負っていた頃の少女漫画と比べると、隔日の感。30年経っているんだから、当然といえば、当然だが。

お買い上げ

  • 2006/11/20 16:06
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■ きのうジムの帰り、ふと覗いた特設“名牌”バーゲン会場で試着した黒ジャケット。珍しく肩幅にぴたり合う上、背中部分のストレッチが効いているせいか、腕を動かしても全然苦しくない。先日、別の黒ジャケットで終日事務をしていたら妙に肩が凝り、1日で懲りたが、このストレッチ・ジャケットならだいじょうぶかも。なるほど、“名牌”というのは細かいところにも気を配っている(こともある)のだな、と納得。それでも正規価格だったらまず手を出さなかったと思うが、タグには「ほんとか?」と目を疑う90% offのマークがついていたので、ちょっと迷った末、お買い上げ。ついでに別ブランドの黒サテンのブルゾンも、スポーティなデザインと長めの丈が冬場のジム通いに重宝しそうなので、お買い上げ。こちらは50% しかディスカウントがなかったので、ちょっと高めだったが、まあ仕方あるまい。すでに10年近く着ているご当地用コートが引退間近なので、後任が必要なのだ。

■ というわけで2枚お買い上げしたのだが、ジャケットの方は肩はぴったりだが、袖が長い。私の場合、珍しくもないことなので、昼休み会社近くのお直し屋さんに持っていく。その場で着てみせて、ピンを打ってもらう。両袖とも6センチ以上長い。当然、袖口でのお直しはできず、肩でのお直しとなる。自身の腕の短さ(あるいは肩幅の寛さ)に、とほほとなる瞬間である。お直し代120元。ジャケット代のほぼ半分である。やれやれ。

■ 直さなければ着られないのだし、どんなジャケットだろうと、私が袖丈を直さずに着られるジャケットなどないのだから、仕方のないことと諦めてはいる。少なくとも、近所のお直し屋さんが上手で、しかも日本よりお手軽な料金で直してもらえるのを、ラッキーと思うべきなのだろうが、そうは言っても、しばらく前に見た映画『トニー滝谷』で、ばっさばっさとお洋服やら靴やらを買い込んでいた宮沢りえちゃんや、『プラダを着た悪魔』の中の女たち等(=お直しなしで服を着られる女たち)を、羨ましく思う気持ちはなくならない。『トニー滝谷』の中で取り憑かれたように服を買っていたりえちゃんだって、165センチで7号(だっけ?)という理想的サイズだからあれだけ服を買い込めたのであって、155センチで11〜13号なんてサイズだったら、あの10分の1も買っておるまい。手に取るもの、手に取るもの、まずサイズが合わんし、たまに合っても、試着室の鏡に映る己が姿を見た段階で、さーっと買う気が失せること必定なのだから。

アクション映画と長い髪

  • 2006/11/18 22:24
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アクション映画に登場する女性たちを見ていて、いつも不思議に思うことがひとつある。それは彼女たちのヘアスタイル。ちょっと古いが007の“Tomorrow Never Dies”のミシェール・ヨーにしろ、“Mission Impossible ?”のマギー・Qにしろ、“Kill Bill”のユマ・サーマンにしろ、お軽いところでは“Charlie’s Angels”の3人娘にしろ、みーんな肩より長いロングヘアを無造作にたらしたまんま、疾走する車から飛び降り、または飛び乗り、ビルからジャンプし、銃を乱射し、走り、転がり、びしばし格闘し、時にはマトリックスのキアヌー・リーブスさながら空中静止までしているが、あれ実際にやったら、髪の毛がじゃまで仕事になるまい。

男性の長髪が廃れて久しいから男性諸兄にはわかるまいが、長い髪というのはじゃまなんである。机に向かってパソコン打つだけの事務労働程度なら、“無造作に垂らした長い髪”でもさしたる支障はないが、掃除、洗濯、料理程度の家事労働、銃撃戦あり、乱闘ありのエージェントのお仕事に比べたら、はるかに運動量の少ないこうした労働の時ですら、長い髪はじゃまである。なにしろ留めていない長い髪は、前屈みになったとき視界を遮るのだ。ちょっと頭を下げると、側面の髪が顔の左右に被さって、右側方、左側方を見えなくする。側面の敵が見えないのだから、エージェントだったら命取りである。

また髪は風になびく。むかし屋外に洗濯物を干していたときなど、よく風で髪が目に入ったり、口に入ったりして、うっとうしい思いをした。洗濯物干しの際の微風でこれなのだから、エージェント諸嬢が疾走する車から後方の敵を狙うときなど、風で髪が四方八方に乱れ飛ぶ中、照準を合わせるのはさぞやしんどいことであろう。同情に堪えない。

そのうえさらに、髪が長いと敵に捕まれやすい。長ければ長いほど、捕まれやすい。またモノに引っかかりやすくもなる。某シャンプーのCMのように“流れるように、さらさら”で、何ものにも引っかからず、敵に捕まれてもするりと抜けるほどなめらかな髪ならよいが、縄抜けならぬ、手抜けするほどの髪は、そうはあるまい。
ことほどさように、長い髪は非実用的なのである。しかるにアクション映画のヒロインたちは、今日も長い黒髪を、ブロンドを、ブルネットを、赤毛をなびかせて、街を疾走する。

映画として、銃撃戦の中でなびく長い髪や、跳んだりはねたり滑ったりするたびに大きくゆれる髪が、より躍動感と緊張感を高めるのは、わかる。あるいは非情なアクションと、本来たおやかであるべき女性の髪というミスマッチが、より詩情をそそり、ビジュアル的に好ましいことも、わかる。わかるがしかし、私はそういうヒロインを見るたびに「髪、邪魔っけそう・・・」と思ってしまうのである。
(ちなみに関係ないが、男性ヒーローで上記の“髪”と同様の効果を放つのは、コートである。風にはためくコートのすそ。ほら、情景が浮かぶでしょう? はためくコートは男の詩情。だからFBIやCIAのエージェントは、走るのに邪魔で非実用的なトレンチコートを、寒くもないのに無理して着ているのである。ダウンやフリースじゃ、やっぱり“詩情”にならないのである。)

運動能力とウェアの関係

  • 2006/11/17 17:25
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■ 書き忘れていたが、今週月曜の13日、わたしのベンチプレスのマックスは140ポンドに上がった。前回135になったのが10月3日だから、出張による1週間のブランクを除き、ほぼ1ヶ月というところか。今回体重増加はなし。(もう充分増えた)クレアチンは、10月いっぱいで止めた。止めても何とか5ポンドアップできた。1カ月弱しか摂らなかったので、クレアチンの効果については不明。摂り始めてから1週間後、二頭筋や三頭筋に力があふれ、ダンベルプレス40ポンドも、余裕でこなせたような気がしたが、これは単に気分高揚による“気のせい”かも。

■ 話が跳ぶが、ずいぶん前におっとせい氏が「運動能力と着ているウェアの面積は反比例する」という意味のことを書いておられた。おっとせい氏の観察は日本でのことと思われるが、この4年余りの観察から言って、ご当地でもこの法則は成り立つと思う。同氏のおっしゃるとおり、運動能力が高い人ほど、露出度の高いウェアを着る傾向があるのだ。ことに上半身のウェアにその傾向が顕著である。運動能力の向上につれ、着ているウェアは、長袖 → 半袖 → タンクトップと、その面積を縮小していく。最終的には上半身裸になるのが究極かと思われるが、ボディビル大会ではないので、さすがにふだんのジムで、オイルてかてかの裸の上半身でトレーニングに励む人はいない。

■ 理由として考えられるのは2点。運動する上での便宜を考えた全くの実用的理由と、もうひとつは自己顕示、見せびらかしである。
まず運動能力が上がり、激しい運動ができるようになると、冷房の効いたジムでも暑く感じられるようになる。長袖ではあっという間に汗だくになり、運動などできたものではない。自然、半袖やタンクトップを着るようになる。相当な寒がりの私ですら、ジムで運動する時は半袖でちょうどいいのだ。ましてや汗かきの男子においておや。それに運動する上で、長袖はじゃまである。どこかに引っかかって、けがをしないとも限らない。袖は短いに越したことはない。
次に、定期的に運動するようになると、身体に筋肉がついてくる。筋肉がつく速さは、運動量と(悲しいことに)体質によってかなりの差があるが、早晩、筋肉はつく。盛り上がってきた二頭筋や、三頭筋、大胸筋などを見るにつけ、見せびらかしたい気持ちがむらむらと湧いてくる。見せびらかすには、露出度の低いウェアではだめである。胸元が深く開き、肩から腕を大きく露出するタンクトップがベスト。そして見せ方はふたつ。ゆったり大きめなタンクトップを着て、すきまから筋肉を垣間見させるか、あるいは逆にぴたりと身体に張り付くタンクトップで、筋肉を浮き上がらせるか。そもそも、盛り上がった筋肉はジムでは勲章である。苦しく、長いトレーニングの末、やっと獲得するものである。これを見せびらかさずして、なんとしよう?

■ 以上に関しては、女子でも同じである。私が通っているジムでは、女子でパワー系のトレーニングをする人は極少なので、観察はエアロビクス系のトレーニングをしている女子に限られるが、男子の“筋肉”を“プロポーション”に置き換えれば、情況は同じ。だぶだぶのTシャツにパンツでトレーニングを始めた子が、プロポーションがよくなるにつれ、身体に張り付くようなウェアに変わってくる。露出度も、まず腕が出、次に胸元が露わになり、ついで腹が出る。見ていてなかなか楽しい。たまにはまだ着る段階にないのに、むりやり腹がまるまる出るようなホルターに、ローライズのパンツなど履いている女子もいるが、これはあえて醜いものをさらして発奮しようという、けなげな女心かもしれない。

■ なんにしても、うつくしい筋肉や、うつくしいプロポーションを持った人が、それを見せびらかすようなウェアを着るのは悪いことではない。なんたって、見て楽しい。大いに露出度の高いウェアを着て欲しいものだと思う。ただし私と夫は、“ブリ”と“キューピー”ペアで、見せびらかすに足る肉体からは程遠いので、露出は最小限に抑えているが。

プロパガンダ

  • 2006/11/16 17:22
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夏場の飲酒運転撲滅、その後の高校での必修科目未履修問題、そして今の「いじめ」による自殺と、最近のNHKニュースは、あれもこれもの総花的報道から、ひとつのテーマを選んでそれを重点的に報道する一点報道形式に変わったようだ。いったんテーマが決まると、毎日、毎日、同じようなニュースばかりが、これでもかというほど流される。

ウチでは日本のテレビはNHKしか見られないので、よけいそう感じるのかもしれないが、いくら深刻な問題であっても、毎日、毎日、同じような内容のニュースばかりが流されると、最初の一言を聞いただけで「またか・・・」と思ってしまい、真剣に聞かなくなってしまう。聴覚と思考の麻痺状態。

そもそも同じような内容を何度も何度も繰り返し流すというのは、プロパガンダで使われる手法だと思うのだが、日本政府はNHKを使ってプロパガンダを始めたのだろうか?

休講

  • 2006/11/15 17:40
  • Category:

■ 本日中国語のクラスのはずが、先生より「体調不良により休講」の電話入る。「くれぐれもお大事に」と言って電話を切るが、どうもこのところ休講多し。夏以降、先生の体調がいまひとつという理由もあるが、そのほかクラスがあることを忘れられ、行ってみたら先生不在ということも一度ならずあり。「はっ、はっ、はっ」と笑って帰ってきたが、先生一人、生徒一人の気楽なクラスゆえ、どうもお互い緊張感に欠ける嫌いあり。私自身、出張だ、残業だと休むことも少なからず。予習の手抜きもなくはなし。

■ 「語学上達の秘訣はふたつ。“時間”と“お金”をかけること」とは『外国語上達法』の中で千野先生の恩師がおっしゃることばだが、確かにこれには一理ある。中国語のクラス、先生に忘れられてしまったり、こちらの予習が手抜きになってしまったりするのは、先生の教授料が相場の3分の2という破格の安さのため、双方で「ま、いっか」と思ってしまうためかもしれぬ。教授料の値上げを申し出た方がよいだろうか。

上司殿のお土産

  • 2006/11/14 17:06
  • Category:
■ 本日、ばたばた。別にたいした仕事もしていないのに、はっと気付くと退社時間。先週は眠くて、眠くて、夢遊状態でキーボードを打っていたこともあったというのに、昨日、今日はこくりともせず。ありがたや。寝ながら仕事しているふりをするのは、難しいのだ。

■ 先週眠かったのは、上司殿が出張で、彼のアシスト業務がなかった代わりに、翻訳が増えたせいもある。わけのわからない、あるいはため息が出るほどくだらない文章を訳そうとすると、あっという間に睡魔に襲われるのである。本当である。

■ その上司殿、出張先の中国の辺境から帰って来て、珍しく課内の女性陣にお土産をくださった。それがなんと中近東風のアクセサリー。まあ行っていたのが新疆ウイグル自治区だから、遠く胡人の香りのするものを土産にくださるのはわからなくはないが、これが指輪と繋がったブレスレットで、つけると手首から指輪をした中指にかけて、手の甲に細い鎖で繋がれた15個の色石が三角形に広がり、指輪にも楕円形の同じ色石がついて、という何ともアラベスクにして異国風なアクセサリーなのである。上司殿が、強く「つけてみて」というので一応つけてみたが、たまたま本日着用に及んでいた黒のお仕事ジャケットとは全く合わなくて、吹き出したいほど。
上司殿、これをつけるにはアラビアンナイトもかくや、と思われるような妖艶かつ絢爛ゴーカな衣装が必要なんじゃありませんかね。ついでにつける人も、シェーラザード並みの美女の方がよさそうですが。

『魔鬼基金』

  • 2006/11/13 15:38
  • Category:
■ 先日の新聞に、『魔鬼基金』の話が載っていた。『魔鬼』は中国語で、魔物とか悪魔とか邪悪な勢力といった意味で、『基金』はこの場合は投信とかファンドといった意味なので、くっつけると『悪魔投信』みたいな訳語になってしまって、なんだか昔流行ったオカルト映画のような響きだが、別に黒魔術で悪魔の降臨を仰ぎ、この世のものとも思われぬ莫大な利益をあげようというようなおどろおどろしい投信ではなくて(そんなのだったら、おもしろいけど)、アルコール、タバコ、賭博、武器といった、あまり芳しからぬ事業に勤しむ企業に投資する投信のことである。

■ これらの業界に対する批判は種々あり、法律による取締りも厳しくはなっているのだけれど、実際のところ彼らが生産する品々に対する消費者の支持は根強く、したがって業績も強靭。純粋に“投資”という角度からだけ見れば、その価値はなかなかに良好なのだそうである。賭博産業しかり、タバコ産業しかり。ジンセイが破滅しようと、ギャンブルは止められない。肺ガンになろうと、タバコは止められないというところだろうか。だからこそ米国の巨大タバコ会社は、あらゆる上場企業の中でも最高額の配当をし続けているのだそうで。

■ 実のところ米国には、『魔鬼基金』と正反対の『天使基金』というのもあるのだそうだ。で『魔鬼基金』より多くの人が、こっちに投資しているのだそうだが、なんとも悲しいことにはパフォーマンスは『魔鬼』の方が『天使』よりもいいんだそうである。新聞は一応“今のところ”という但し書きをつけていたが、『天使基金』が『魔鬼基金』を上回るパフォーマンスを示す日が、いつかは来るのだろうか?

パンツと上沼さん

  • 2006/11/11 12:20
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□ きのうのお買い物は、欲求不満に終わる。だって、欲しいものがないんだもん! というか正確には、欲しいと思ったものは、買えないんだもん! 会社用のパンツ(下着のパンツじゃなくて、腰からくるぶしまである長い外にはくパンツ。昔、“ズボン”とか“スラックス”といったパンツ <そういえば、これ全部外来語だな。中国語の“衣偏に庫+子、kuzi”にあたる日本語はないのだろうか、はて)を買うつもりだったのだが、サイズが合うので愛用していた某ショップは、なぜか今季ポケットや飾りジッパーがたくさんついた超カジュアルなパンツしか作ってなくて、とても会社用にはならない。おまけにサイズもSかLLしか残っていない。なぜだ? 私の始動が遅すぎたか? 別のショップに行くと、そこはデザインはOKなのだが、当方の難のある体型にはうまくフィットしない。ぴたりとすべきところがゆるく、ゆとりあるべきところがきつい。ぶーたれて試着室から出る。そして、別なショップでディスプレイされていたジャケットの、いかにも質の良さそうな風合いに惹かれて中に入り、手に取ってみたのだが、プライスタグが見えた瞬間、即ラックに戻す。私がふだん着ているジャケットの7倍の値がついていた。あんまりである。いくらうっとりするほど着心地がよさそうでも、ジャケット1枚にあの値は出せん。当方、金を貯めるために働いているのであって、金を使うために働いているのではないのである。本末転倒してはいけない。と、自分を諫めるが、やはりちょっと惹かれる。クリスマスセールで半額にならないかなあ。半額なら考慮の余地あり、なんだけどなあ。

□ さて、11時15分になった。『バラエティ笑百科』を見なくては。わたしはこの番組に出ている上沼恵美子さんのおしゃべりが好きなのである。関西ではすべてのテレビ局にレギュラー番組をもつ超売れっ子で、『西の女帝』として毒舌でも有名らしいが、『バラエティ〜』ではNHKのせいか多少遠慮されている模様で、聞いていて辟易するほどの毒舌は飛び出さない。それよりも開いた口がふさがらないほどの法螺話がぽんぽん飛び出して、わたしはそれを聞くのを楽しみにしているのである。では。

−テレビ視聴のため中断−

うむ、今日も彼女の法螺は健在であった。上沼さんは来年、結婚30周年記念パーティを開く予定なのだが、友人知人が多いことから、招待客は2億人ほどになるそうである。えらいこっちゃ。ざっと、日本の人口の2倍ほどの招待客になるわけだが、日本列島に入りきれるんだろうか?
というように、彼女の法螺は呆れるほどスケールがでかい。こうした聞いた瞬間「あり得ないだろ!?」と思うような、ばかばかしい法螺ネタを、それでも客が思わず笑ってしまう話に仕立てられるのは、やはり彼女の話術だろう。いつかゲスト出演した八代亜紀さんが、同じようなネタをしゃべったのだが、全然おかしくなく、「えー、どうして私がやるとだめなのォ?」とレギュラー出演者に問うたのに対し上沼さんが、「そりゃやっぱり、話術の違いかな、ァ」と珍しく一瞬困ったような顔をして答えたのが、何とも言い得て妙で、逆に可笑しかった。こんなことなら彼女が海原千里・万里だったころの漫才も聞いておけばよかった。当時、わたしは北関東の田舎住まいで、テレビ、ほとんど見ていなかったからなあ。今さら悔いても遅いが。

お出かけ

  • 2006/11/10 15:38
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長い、長い1週間が終わり、今日は楽しい金曜日。らんらん♪
退社後、夫と待ち合わせてお出かけすることになっているので
朝から少しうきうきしている。

お出かけと言っても別にたいそうなところに出かけるわけではない。
単に地下鉄で15分ほどのところにある巨大ショッピングモールに出かけ
いっしょに食事をした後、おのおの好きなショップを覗きに行き、
最後に1階の巨大スーパーで待ち合わせて、いっしょに食料品の買出しをして
帰ってくるという、はなはだ小市民的かつ文化のカケラもないお出かけをするに過ぎないのだが、なにしろ二人で外でごはんを食べると言うのが久しぶりだし、
(この前行ったのは、いつだ? 思い出せん)
しかも今日はいつもおなじみの素食屋(中華風ベジ・レストラン)ではなく
テックス・メックスが売りのアメリカン・レストランなので、
「ナッチョスがある〜(はあと)」と思うと、我知らず心うきうきとなるのである。

でぶになってもいい。今日は、コーンチップスと、グァカモーレと、チーズと
サワークリームを食べるのだあ!
実はこのレストランには、ポテトスキンもあり、これがまたおいしいのだが
それにしても、このじゃがいもの中身はどこにいったのだろうと
いつも同じ疑問が浮かぶのだった。
マッシュポテトか何かに利用されているのかなあ。
アメリカン・レストランだからなあ。

コピー&ペースト

  • 2006/11/09 16:04
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本日、某機械メーカーに関する新聞記事の翻訳を頼まれ、記事内の数字を確認するために同社の年報を参照していたら、日本語にしてA4版2ページ弱の記事、丸々全部が、年報の記述の中国語訳に過ぎないことを発見。翻訳するのが馬鹿らしくなってしまった。

この記事、署名入りでしかも執筆者(某証券会社のエグゼクティブ・ダイレクター)の堂々たる写真付きなのだが、こんな年報の丸写しを自分の名前と一緒に新聞に載っけて、恥ずかしくないのだろうか? 執筆者は経済記者でもないし、証券アナリストでもないのだから、別に上記メーカーに関する詳細な分析記事を期待しているわけではないが、それにしても初めから終わりまで自身の意見や分析はひとつもなく、全部まるごと年報の引き写しというのは、いくら何でもやりすぎではないか。おまけに記事内には「同社年報によれば〜」などという断り書きは、一言もないのである。英語 → 中国語と翻訳はしてあるが、内容的には単なるコピペ。ほとんど詐欺みたいなものである。ま、もっとも翻訳するには記事(中国語)と年報(英語)両方参照できて、楽ちんでよかったけど。

一発回答

  • 2006/11/08 17:04
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今月半ばでフラットの賃貸契約が切れるので、先週土曜、大家さんと契約更新の面談をした。ウチの契約は2年ごとで、だから前回は2年前だった。当時は不動産市場が下落傾向にあったし、しかも前々回の契約更新の際、値切り交渉に失敗して2年間相場より高い家賃を払い続けた恨みがあったので、夫と二人、“よい店子”と“悪い店子”に扮し、「近所に同じ広さで、××元のフラットがある。〇〇元にしてくれないなら、そっちに引っ越す」だの「いや、私は別に引っ越したくはないのだが、ツマがああ言うので」だの「実は昨年リストラされて、再就職はしたが給料はだいぶ下がった」だの、あれやこれやで大家殿を脅し、10%近い値下げに持ち込んだのだが、今回はまあ、マーケットは上昇傾向にあるし、前回だいぶ下げてもらったし、多少の値上げはやむを得んだろうと、ええ加減な気持ちで家賃交渉に臨んだ。

ウチの大家殿は、50代と思われる勤労婦人で、4〜5年程前は二人のお子達の留学費用捻出に、頭と懐を痛めていた。そりゃあ、お子様二人が英国になんぞ留学したら、学費&生活費で日干しになりかけるのも無理からぬことで、だからこそ“一歩も引いてなるものか”と決死の覚悟で家賃交渉に臨まれ、私と夫はその勢いに押され、へどもどしているうちに相場より高めの家賃を呑むはめになったのである。しかし今回、交渉開始前の茶飲み話に「そういえば、お子さんはどうなさいました?」と聞くと、上のお子は無事ご当地に帰って来て職に就いたとのことで、おお、それはめでたいと喜ぶ。いや別に大家殿にとってだけでなく、物入りのたねがひとつ減ったとなれば、店子の私たちにとっても家賃交渉がやりやすいと、そういう腹づもり。

で、腹の探り合いの茶飲み話が終わった後、おもむろに「さて・・・」と今後2年間の家賃交渉に入り、「これでどうだ!?」と小型電卓片手に大家殿がはじき出した数字は、私たちの腹積もりそのまんま。夫も私も、あっさりOKを出して、その場でしゃんしゃんしゃん。さっさと契約書にサインした。
こちらの腹積もりそのまんまだったということは、ここで粘ればあと100元や200元は安くなったのかと思うが、のろまなカナダ人と、まぬけな日本人のカップルである私たちは、どうもそうした交渉意欲に欠ける嫌いがあり、「このくらいなら、妥当だよね〜」と、粘り弱く交渉のテーブルから降りてしまう。国民性ってやつは、そう簡単には変われないのである。中華圏に10年住んだくらいでは、この脳天気さはなくならないのである。

シャツが・・・

  • 2006/11/07 16:44
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■ そろそろ半袖Tシャツ1枚では肌寒くなってきたので、久しぶりに七分袖のシャツを出して着たら、これがきつい・・・。肩と胸と袖がきつい・・・。ぴんぴんの、きちきちで、ほとんど拘束衣である。げっそり。トレーニングの成果で、重いものを持ち上げられるようになったのはうれしいし、隣のベンチのひ弱そうな男の子より重いウェイトを上げている時には、「へへへ、どんなもんだあ! 」とか意地悪くも得意な思いに駆られたりするのだが、久しぶりに袖を通した服が、いやにきつくなっているのを発見する時だけは、ジムでの得意な思いもしゅるしゅるとしぼむ。
たおやかに優雅であるべき中年女性の肩と上腕と胸が、めりめりと増えていくというのはなあ。どうもなんだかなあ、方向が間違っている気がするよなあ。

■ しかし自分が女子にあるまじき逞しい身体つきになりつつあるから言うわけではないが、巷に男子でありながら、ろくに物も持ち上げられなそうな身体つきの諸兄が溢れているのは、いかがなものか。きゃしゃな肩に、筋肉の感じられない腕、貧弱な胸板なんて、まだ成長期にあり、半分少年の10代の男の子なら許されても、30代、40代の壮年男性のあるべき姿とは思われない。世の男性諸兄よ、身体を鍛えよ! マウスより、箸より重いものを持て! ここでサボると定年後、育児と家事とお稽古事で体力、腕力に磨きのかかったツマという名のアマゾネスに、喰いつくされるぞよ。(ま、『望むところだあ!』とおっしゃるなら、それでもよいが)

■ あ〜、それにしても、肩のきついシャツを1日着てたら、肩こっちゃった。おまけに胸もきついから息苦しいし、やっぱり新しいシャツ買わなきゃだめかなあ。痩せられる見込みはないしなあ。物入りだなあ。

google 奇病に倒れる

  • 2006/11/06 15:26
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会社の google ちゃんが、奇病にかかった。
私は仕事柄、日に何度となく google ちゃんにアクセスし、あることないこと、
ないことあること、あれもこれも、これもあれも、検索するのだが、
先週のある日から、このgoogleちゃんが、アクセスのたびに縮んでいくようになった。

最初、1回目のアクセスでは、画面はフルサイズで表示される。
しかしひとつの検索が終わり、次、2回目にgoogleをクリックすると
画面の下2センチほどは、そのとき開けている別のウィンドウ
(ワードとか、エクセルとか)が表示され、その分 googleちゃんは、
小さくなる。
そしてこの“だんだん小さくなる”現象は、回を追うごとに激しさを増し、
下の隙間は2センチが4センチに、4センチが8センチに拡大し、
逆に googleちゃんは、上部のたった5センチのスペースにに、1センチに、
収縮されていき、最後には右端に上向き三角▲と下向き三角▼が見えるだけ、
上部にはツールバーが見えるだけになって、残りの画面は、すべて他のウィンドウ
に席捲、侵食されてしまうのだ。
まるでガン細胞に食い尽くされた正常細胞のように・・・。

もしかして私のPCはエイリアンにやられたのだろうか。
先々週の終り、IT部の若者が来て、新しいウイルスバスターをインストールしていってから
この奇病は始まったのだが、もしかしてこれは強い抗ウイルス剤による
副作用というやつなのだろうか。

見えないほど収縮してしまったら、そのウィンドウは閉じて、
また新しくウィンドウを開ければ、googleちゃんは再び見えるようになるのだが
その徐々に縮んでいく過程を見守るのが、なんとも切なく、心細い感じなのである。
わたしはgoogleちゃんなしでは仕事ができない、生きていけない、
五流翻訳屋なのだ。

ちなみに縮んでいくのは googleちゃんだけで、他のサイトは縮まない。
なぜ?

大漁

  • 2006/11/05 22:12
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大変、大変親切な方が、『のだめカンタービレ』1〜11巻、『沈夫人の料理人』1・2巻、『おたんこナース』1〜6巻、『エロイカより愛をこめて』1〜25巻を、貸してくださった。うれしくて、会社に行きたくない。上司殿が出張中で人手不足でなければ、2〜3日休んで、読みふけりたい。こんなに大量の漫画に囲まれたのは、久しぶりだ。

『のだめ』から読み始めた。面白いのだが、しかしどうにも気になって仕方がないことがある。それは・・・

こら、のだめ! 人の弁当を盗るな! 掃除しろ、掃除! シチュー1年も腐らすな!! 食器洗え! 服、洗え! 風呂入れ! ああ、気になる・・・。ああ、片付けたい・・・。

ガムに紙は・・・ ない

  • 2006/11/03 16:58
  • Category:
先日、要さんのブログで、日本のボトル入りガムには、噛み終ったガムを捨てるためのポストイットのような紙が入っていると知って以来、この紙が見たくて見たくて、「そういえば、ご当地にだってボトル入りガムは売ってるじゃないか!」と、昨日スーパーでボトル入りのガムを買ってみたのだが、これが大外れ。ご当地のボトル入りガムには、ポストイット型の紙は、入ってなかった。

ふん、そんなことじゃないかと思ってはいたのだ。何しろ値段が安すぎるし(約54粒入りで、18元=300円弱)、考えてみれば中国人が、ガムを包んで捨てる紙なんか欲しがるわけがない。ガムのボトルの中にそんなものが入っていたら「あ、ポストイットのおまけだ♪」だの、「え〜、こんなおまけより、ケロロのおまけの方がいいのにぃ!」だの「こんなつまらないものを付けて値段を吊り上げるな!」だのと怒り出すのがオチである。日本と同じに、紙が入っていると(一瞬でも)思った、私が悪かった。
ちっ、国民性を読み間違えちまったよ。

ふえる、ふえる

  • 2006/11/02 12:08
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実は先日、すでに持っている本を再び買ってしまったことに気付き、しかもこれが初めてではなかったため、一念発起して持っている本のリスト作りを始めました。10×年前、船でご当地に降り立った時には、ダンボール3つに収まる程度の本しかなかったはずなのに、いったいいつの間にこんなに増えたのか、10×年の間に本棚は大中小と3つになり、それでは足りずにベッドの下からたんすの隙間、洗面所の隅、果ては夫の本棚の後ろ側まで、行き場をなくしたわたくしの本たちがするり、するりと潜り込むようになり、当人ですらいったい何冊あるのか、見当もつかないありさまとなりました。だからこそ、持っていないと思い込んで同じ本を2冊買ってしまったりするわけでして、それでなくとも狭いアパートで、しかも今後またどこかに移住することを考えれば、同じ本を2冊持つ愚は二度と犯したくない!と、リスト作りを始めたわけでございますが・・・。

1日かかって、わたくしの部屋の中にある本は、なんとか終わらせることができましたが、この時点での冊数は900なんぼ。ちあきなおみさんのCD『朝日のあたる家』を聞きながら(ちなみに途中でバロック音楽に替えてみましたら、気分が静謐に向かいすぎて入力が一向にはかどらず、すぐにまたちあきなおみさんに戻しました。太い声で♪あったしがあ〜、着いたのはあ♪ と歌ってもらった方が、ベッドの下から重い本の箱を引っ張り出す、埃まみれの汚れ仕事には合います)、せっせ、せっせと入力に励み、夕方には多少腱鞘炎気味になったくらいでございましたが、それでもまだあと洗面所と、居間と、夫の部屋にわが書籍が隠れているはずでございまして、たぶん総数は1000くらいでございましょうか。まったく、よく増えたものでございます。しかし手近に日本語書籍を借りられる図書館等もなく、友人の数も限られる異国住まいの身であってみれば、読みたい本は買うしかなく、しかも次にいつ手に入るかわからないとなれば、買った本を気軽に手放す気にもなれず、自然本の数は増えるばかりで減らない、ということに相成ります。中には「こんな本、二度と読まないだろうなあ」という本(仕事がらみの資料本等)もなくはないのですが、また同分野の仕事が来ないとも限りませんので、やむなく箱に入れて保存、と。

早いとこリタイアして、大きな地下室のある家、湿度が低くて、本がかびたり、ゴキブリの糞がついたりしない家に引越し、本の大きさにあった本棚を自分で作って、効率よく本を並べ、読みたいときに読みたい本が読める身になりたいものだと思いますが、異国で頓死し、後に大量の外国語の本を残したりしたら、後始末をしてくださる方が、お困りになるでしょうかね。そんなことにならないよう、身の回りのものの始末は、早いうちに書き残しておいた方が、ようございましょうか。

日本語のおかしみ

  • 2006/11/01 08:47
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■ 昨日、某君から聞いた通訳料金の相場「半日で8万円」に感心して、そのままブログに載せましたら、現役通訳および元通訳のお二方から「それっていったい、どこの話でございましょうか?」「1日分は単純に半日の2倍ではありませんでしょう」「事前準備がどんなに大変でも、その分の料金はでません」「通訳仕事は、毎日あるわけではありません」等の、貴重な現場ご意見を頂戴いたしました。まこと、おっしゃるとおりでございます。ことに事前準備の大変さに関しては、自分がよく知っている分野ならいざ知らず、まったくの門外漢、お素人、基礎知識もあやうし、の分野では、内容を日本語で理解することすら難しく、母語で理解できないものが、外国語で理解できるわけもなく、“事前準備が永遠に終わらない・・・”ことにもなりかねません。そして当日は、わけのわからないことをぺらぺらとしゃべり続けるスピーカーのために、頭がまっ白になるのでございます。ま、それがいやだからこそ、「だれかプロの通訳さんに、頼みたいよう」と某君に聞いてみたわけで、通訳が「楽に稼げる仕事」だと思っていれば、いくら実力がなくとも「通訳、いやだ」などと言わず、通訳業に精進すべく、実力向上に励みますわね。
某君の言う「8万円」という相場がどこから出てきたのかは、某君にメールでもして聞いてみるしかございませんが、某君は日本在住でございます。ですからこれはきっと、日本の某所での相場だと思われるのですが、雪見様、LC様から「んなこと、ないっ!」と大きく反駁されてしまいそうでございます。

■ ところで、ところで、しばらく前に「パイの話」が面白いと夫から勧められた話を書きましたが、実はあのあと近所の本屋でペーパーバックを買いまして、ぼちぼち読み始めていたのでございます。しかしながら1枚のページの中に、知らない単語が頻々と出没いたしますうえ、文体もちょっとだけ(ほんとに、ちょっとだけ)くせがございまして、どうも私の英語力ではそのくせ(スタイルと言ってもよいか)を存分に楽しめないような気がしてまいりましたので、このたびbk-1で日本語版を取り寄せてみました。そして先週末から読み始めたのでございますが、これが何と言いますか、正直、あまりおもしろくないのでございますね。単語の意味はすべてわかりますし、文章の意味も完璧に理解できるのでございますが、英語版を読んでいた時に、くすくす、くすくす笑ったところを、日本語で読みましても、全然おかしくないのでございます。いえ、翻訳がわるいのではございません。翻訳者の名誉のために申し上げますが、こなれた達者な訳で、難のつけようはございません。しかしながらなぜか、日本語の文では原文にある微妙な“おかしみ”が抜け落ちてしまうようなのです。これが英語のリズムと、日本語のリズムの違いから来るものなのか、はたまた別の理由があるのか、英文学者でも国文学者でもない私には分析しかねますが、コメントで板前様がおっしゃっていた「ぴんと来なかった」というお言葉が、なるほどと納得できる読後感(まだ途中ですが)でございました。


■ で、これはいったいどうしたことか、とぼんやりと考えながら、ふと先日伊東屋で買ってまいりました動物型の輪ゴム(伊東屋さんにはこういう、抗し難い魅力を持つ、つまらないモノが多数ありまして、そのたびに財布の紐がゆるんでしまうのでございます。困ったことです)を見ますと、その袋の裏に英語と日本語で説明書きがありまして、そこでまたはた!と膝を打ちました。この説明書きも、日本語では英語にあるおかしみが伝わってこないのでございます。これもまた翻訳が悪いのではございません。ゴムの入った袋の裏側という字数制限のあるなかで、こなれた日本語に訳されております。子供向けを意識したのか、可愛らしくすらあります。しかしながらやはり、“おかしみ”は微妙に抜け落ちているのでございます。以下に英語と日本語訳を載せますので、どうぞご自身で比べてご覧くださいませ。

1. Don’t overwork us. We can get tired if we work too much.
2. Please do not pull us too hard. We don’t wanna die!
3. We can survive even at –40℃
4. We can wishstand 374F
5. If we become tangled, gently pull us a couple times, and we will return to our normal shape.
6. We animals love company. Collect all the animals and let us play together!
7. Use us to wrap gifts, and your receiver will be pleasantly surprised when they untie us.
8. We are handy and useful. Take us wherever you go.
9. Don’t eat us! We are your friends.

1. 長い間仕事すると疲れるので、休ませてあげてネ。
2. あんまり強く引っ張ると、死んじゃうので無理をさせないでネ。
3. マイナス40度でも、ヘッチャラです。
4. 暑さに強い僕たちです(190℃まで大丈夫)。
5. よじれても、2〜3回ぴんぴんと引っ張ると元気になるヨ。
6. いっぱい仲間を集めて、一緒に遊ぼう。
7. プレゼントのラッピングに使ってくれると、開けた時にニッコリ!
8. カバンの中にいつも一緒につれてって。
9. 友達だから、食べないで!


夫に「なんでかなあ?」と、聞くともなく聞きましたら「日本語はユーモアに欠ける言語なんじゃないの?」という答えが笑いながら返って参りましたが、そりゃあ違うでございましょう。日本語にだって、落語やら滑稽本やら数々の笑いの伝統がございます。決して“おかしみ”に欠けた言語ではないはずでございます。しかしもともと他言語であったものを、日本語の構造の中に組み込もうとすると、その“おかしみ”が抜け落ちてしまうのでございましょう。たとえそれが、地口や駄洒落でなくとも。

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プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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