論旨不明の話は

  • 2007/03/30 14:57
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■ 一昨日からマンディさんが日本旅行にでかけ(最終的にめでたくホテルは取れた。すごおく高かったけど)、しかしそういう時に限ってお客様からの電話が次から次に来たりして、この2日ばかりはかなり忙しかった。ブログの更新をとばしたり、いただいたコメントに対するお返事が遅れたりしたのは、そのためである。コメントを下さったみなさん、ごめんね。

■ ふだん私は、昼休みや朝渡されたノルマの仕事が終わった後に、ちょろりちょろりと駄文を書いては後でアップしているのであるが、仕事が立て込んでくると昼休みがつぶれたり、ノルマが終わっても別の仕事が降って来たりするので、段取りが狂うのである。おまけに最近はその合間に咳をするという緊急業務もあるので、よけい忙しいのである。(そうなのだ。まだ咳をしているのだ。しかしこの咳、家に帰るとだいぶ収まるので、会社の空気に何か悪いものがあるのかもしれない。窓締め切りの中央空調だからなあ。バイキンがビル内を循環していそうだよなあ)

■ でも今日は月末で、某社からのオーダーがないので、ややまし。ノルマの記事も短めかつ論旨(比較的)明快で、訳しやすかったし。先日、日本語堪能な中国人の人と話していて「何がいやだって、ロジックの通らない話を訳すくらい、いやなことはない。第一、訳せない」という点で意見一致し、二人して「そう、そう」と深く深く頷きあった。論旨不明の話は、再構成不能なのだ。いくら能力が低くても翻訳者は機械ではないから、初期の翻訳ソフトがやってのけたような、奇怪な日本語をさーらさらと書き並べるなんて芸当はできない。第一読み返した時に、気持ち悪さに頭を掻きむしりたくなる。私がやっている新聞も悪文の宝庫だが、夫がやっている法律関係の文書はそれに輪をかけてひどく、夫は常にぶーたらぶーたら文句を言っている。法律家というのは、簡にして明なる文章を書けない人たちなのだろうか。
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コピー

  • 2007/03/29 17:17
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■ この間、地元のネット・ショップで同好の士の間では超有名な、Lavender&Laceのチャートを買った。1作品30元(約450円)だった。最初、地元のサイトでこうしたチャートを見た時には、初心者ゆえ何も気づかなかったのだが、その後いろいろなサイトを見、この世界では有名なデザイナーさんなどがいることを知り、初めて「あれ、このチャートは米国のMさんの作品では?」と、原作者がわかるようになった。それとともに、日本のショップだと2000円前後、米国のショップでも12ドルくらいするチャートが、なぜご当地のこのショップでは、ご本家の3分の1程度の450円なのか? これはまさかネット・ショップのオーナーが、著作権を無視して、勝手にフォト・コピーして売っているのか? ありそうなことだなあと、少々疑わしい思いを抱き始めた。もともと紙の上に白黒で描かれたチャートである。最低限の機能しかないコピー機でも、複写は可能だ。最初の1枚だけオリジナルを買えば、あとは無限に複写して売ることができる。著作権、知的財産権なんか何のその。なんたって、ご当地は(今では)名にし負う中〇人民共和国の一部である。

■ 最近の米国の動きのように、著作権を過剰に保護するのもどうかとは思うが(聞いたところによると、米国では最近、著作権の保護年数を原作者の生存期間+7年としようという動きがあるそうだ。又聞きなので確かではないが)、頭から無視してかかるのは、明らかに原作者の権利に対する侵害である。私自身はクリエイターではないので、あまり身に沁みないが、苦心惨憺創作したものや、身を削る思いでデザインしたものを、あっさりコピーされ、売られては、クリエイターは泣くに泣けないだろう。ことは単純なる“複写”である。アイディア、構成を真似したという“模倣”でもなければ、Aにヒントを得て、A`を生み出したというような問題でもない。

■ なんて偉そうに書いたが、買っちまった私も同罪である。そもそも買う人がいるから、売る人がいるわけで。(なんて書くと何だか別の商売みたい。ははは)この次は、ちゃんと米国のサイトから買わずばなるまいのう。

色鉛筆

  • 2007/03/27 16:20
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■ クロスステッチの色分けに使いたくて、48色の色鉛筆を買った。こちらには高校生の時に買ったステッドラーの24色の水彩色鉛筆しか持ってきておらず、それでは色の展開が少なすぎて同系色の塗り分けができない。なにしろ24色だとピンクは“ピンク”で1色しかないのだ。刺しゅう糸の方は、今刺している図案だと、ペール・ピンク、ライト・ピンク、ピンク、ローズと4色もあるのに。

■ 去年の暮れ、ラファエルへのクリスマス・プレゼントに水彩色鉛筆を買ったときにも思ったが、こうした色鉛筆だの、パステルだの、絵の具だのというものは、見ているだけでうっとりする。きれいにグラデーションで並んだ色の数々。ほとんど魔法のようである。私が子どもの頃は24色の色鉛筆でさえ、いささか贅沢品の匂いがしたが、今では24色なんて当たり前。子ども用でさえ、24色がデフォルトのようだ。大人用になると、ショーウィンドウに大切に飾られたファーバーカステル100色木箱入りなんてのは別にしても、36色、60色といったセットが、信じられないような手頃な値段で並んでいる。ちなみに私が買ったファーバーカステルは紙箱入りではあるが、48色で76元(約1140円)である。コーリンだったら60色でも、70元しない。高校生の時、お年玉を待って24色の水彩色鉛筆を買ったことを思うと、まるで天国のようである。

■ 家に帰り、もともとの2段の紙箱は使いづらいので、とらやの薄手の箱に入れ替えた。(関係ないが、とらやの箱はしっかりしている上に、色合い、デザインが渋くて大変よろしい)そしてきれいにグラデーションで並んだ色の数々を、だらしなくとろけた顔で眺めていたのだが、その後ネットで「色鉛筆」を検索してがあああん。な、なんと、日本には、夢のように美しい、たくさんの色鉛筆セットがあるではないか! なんだ、なんだ、これは!?ことにトンボの「色辞典」。パッケージ、鉛筆そのもののデザイン、色、どれをとっても心憎いばかり。そのうえ色の名前のうつくしいこと。どなたかも書いていらしたが、「持っているだけで満足」「見ているだけでうっとり」である。うわあん、欲しい。またまた伊東屋さんの棚の前で行きつ戻りつしてしまいそうである。

休み

  • 2007/03/25 21:49
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この土日で一気に咳を退治すべく、必要最低限の用事以外は、外に出ずに過ごす。昨日は旅行社にチケットを取りに行く。航空券とJRパスで約7,500元。まあご当地の連休に出かけるのだから仕方あるまい。その代わりホテルは安く取れた。5泊で仕事の時の1泊分+αくらいである。ついだらしなく顔がほころぶ。

針仕事に取りつかれているので、家の中でも家事は最低限にして、日がな一日ちくちくやっている。お供は落語。しかしダウンロードは1週間に2つと決めたので、毎日のように同じ噺を聞く。さすがにちょっと厭きてきた。おまけに『落語の蔵』には、お気に入りの柳家小さんさんの噺があまりない。今度日本に行ったら小さんさんの名演集でも買ってこようか。全15巻を買う決心がつくかどうかは定かでないが。
なにしろわたしはみみっちいので、最近よく聞く「大人買い」という太っ腹な買い方が、なかなかできない。DLする時でさえ、収録時間を見比べて長い方を選んでしまう。14分でも380円、27分でも380円なら、27分の方が2倍得だという吝い計算なのである。落語の善し悪しを噺の長さで測られては、噺家さんも立つ瀬がないというものである。
今までに12本ばかりDLしたが、やはり1番お気に入りは小さんさんの「首提灯」。噺そのものもよくできているが、枕もなかなか。胴斬りにされた上半分と下半分が、別々に奉公に行くところなど、何度聞いても可笑しい。

マダム・パール

  • 2007/03/23 22:46
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咳が始まってから約2週間、ジムに行っていない。正確には先週1回行ったのだが、ダンベル挙げている最中に咳き込んでしまい、危なくて仕方ないので途中で帰ってきた。それに裸に近い格好でトレーニングに励んでいるおニイさん方が多数うろうろする中で、げほげほと激しく咳き込むのはいかにも病原菌を撒き散らしているようで、肩身がせまい。
ほんとは今日こそ行くつもりで、トレーニング・ウェアをバックパックに入れてきたのだが、午後からまた咳が始まり、どうも行けそうもない。運動せずにちくちく針仕事ばかりしていると、首から肩にかけて凝りそうでいやなのだが、マスクして運動するのもおかしなものだし、仕方あるまい。

薬屋でお気に入りの咳止めシロップ「珮夫人止咳露」(英名:Madame Pearl’s Cough Syrup)を買って帰ろう。このシロップ、飲みやすい上、よく効くのだ。しかもパッケージには、マダム・パールらしき50年代風西洋夫人の似顔絵入り。かなりレトロである。



こんなかんじ

浮気性の夫というものは

  • 2007/03/22 15:51
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浮気性の夫というものは妻に動かぬ証拠をつきつけられても、のらりくらりとかわすだけで、決して心底から反省し、行いを改めたりはしないものなのだろうか?

仕事上の知り合いのご夫婦の騒動の余波をくらい、少々困惑している。仕事上の知り合いというだけで、友達づきあいをしているわけではないのだが、ご主人の今回の浮気(?)相手が日本人で、しかも同じく仕事上の知り合い(いやになるほど狭い業界なのだ)ということで、私にとばっちりが来ているのである。悩んだ奥方にご主人が相手の女の子あてに書いたというメールを見せられ、「これ、どう思う?」と聞かれたって、たかが携帯のメールである。小学生の書いたラブレターじゃあるまいし「私はあなたが大好きです」などと律儀に書いてあるわけではない。何かありそうでもあり、なさそうでもあり、情況は甚だ曖昧である。
相手の女の子にしたところで、どちらかというと男の子っぽくさばさばした気性の、話して面白い子で、とても50間近のおじさんを相手に選ぶほど困っているとは思えない。したがって初回この話を聞かされ、相談された時のわたしの返事は「そんなこと、ないんじゃない?」だった。

しかし奥方の方はその後、ご主人がこの女の子のために一任勘定で株を売買し、僅かの間に10万円ほどの利益をあげていることを突き止め、そのほかご主人のクレジットカードの明細にも目を光らせ、携帯メールの内容と照らし合わせて、×日には二人で〇〇という店に行った、×日は△△だといったことまで調べ上げた。
ここまで聞かされるとさすがに「気のせいだろう」とは言えなくなり、第三者としては「うーん」と返事に困る仕儀と相成るのだが、じつはこの“一任勘定で儲けさせ”というのは、このご主人の前回の浮気の時にも使われた手であり、どうやらご主人は女の子を好きになると、相手のために儲けてあげたい という気になるようである。いやはや徹頭徹尾、株屋である。しかも売買の手数料は自分の懐に入る。一石二鳥とはこのことか。

奥方によると、ご主人はあくまで「浮気の事実はない」と否定し続けているようで、その理由はたとえば、昔日本で働いていた時の浮気者の同僚おじさんの「たとえ浮気の現場の真っ最中に踏み込まれても、決して居直って肯定したりしてはいけない。妻にはあくまで否定し続けなくてはいけない。それが思いやりというものだ」といううそぶきに通じるものなのか、それとも単に往生際が悪いだけなのか、ご主人の人となりを知らない私には判断のしようがない。
ただここで私が嘆息とともに思うのは、ご主人の変わらなさである。3年前だったかにも同様のことがあり、その時の相手も私の顔見知り(ほんとに狭い業界だな・・・)だったことから、同じくとばっちりで相談を受けたのだが、その時奥方は「でも離婚はしたくない」と結局はご主人を赦したようなかたちになった。で、しばらくはご主人もおとなしくしていたようなのだが、今回またこれである。中国人と日本人という国籍の違いはあれ、相手の女の子は同じくらいの年恰好で、同じく仕事上の知り合いで、貢ぎ方も同じ。同工異曲どころか同工同曲である。どう考えても、ご主人は反省なんかしていない。今回どんなに証拠を突きつけられ、責められようと、また同様の機会があれば、同様の行動に出るに違いない。したがって「離婚はしない」といってこのご主人にくっついている限り、奥方は今後とも同様の目にあうわけで、「私は誠意を尽くしているのだから、相手も誠意を尽くして欲しい」という奥方の願いが適うことはない。
奥方は、離婚しても私には何のメリットもない。これからますます教育費がかかるようになる二人の子どもをひとりで育てる経済力はないから、子どもは夫に取られてしまうし、50近くになって他の人と巡り会えるとも思えない。子どももいない、夫もいない、独りぼっちになる。それに反して夫の方は、何も失わないどころか、より自由になって好き勝手ができる。相手を益するような離婚はしたくないというのだが、離婚はしない、浮気を止めさせる方法はない、では事態は変わらない。相談する意味は何なのだ?

子どもの頃さんざん父母の泥仕合を見せられ、うんざりしたせいか、私は色恋のどたばた、夫婦の騒動におよそ同情心がない。ひとの色恋の話ほど退屈なものは、世の中にないと思っている。(色恋の沙汰の挙句の情死の話など、言わずもがな。したがって巷で話題の渡辺某氏の小説など、アホクサとしか思えない) 夫の浮気に悩む妻の話も同様である。妻の浮気に悩む夫の話ならちょっと面白いような気もするが、これは相談されたことがないのでわからない。夫の浮気に悩んだ末、じゃあどうしよう?と今後を模索するならまだ相談のされ甲斐もあるが、ただぐずぐずと愚痴をこぼすだけでは「はあ」「ふむ」と相槌を打ち、世の中にはいろんな人がいるもんだと頭に思う以外に対処のしようがない。およそ不毛である。妻の方は誰かに話すだけで気が晴れる部分もあるのだろうが、聞かされる第三者(友人ですらない)の方は、困惑するだけである。私なんかに話すより、もっとデリカシーと同情心のあるひとに話せばよいのにと思わずにはいられない。

中世イタリアの修道院を模した・・・

  • 2007/03/21 15:41
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自分自身の旅行の準備をするのは楽しい。出張の時や実家への帰省の時は、準備が進めば進むほど気が重くなり、「行きたくないよお」と夫に泣きついたり(出張の場合)、「いっそ行くの止めよか・・・」とひとり呟いたり(帰省の場合)するのだが、今回の旅行は仕事ではないし、実家にも行かないことに決めたので、うきうきらんらん♪ である。

きのうは泊まるホテルをネットで予約した。1泊目は関空に着くのが夜だし、翌朝はすぐ東京に出発だしなので、新幹線の駅に近いことを最優先に選択。2、3泊目はどうせなら国技館のそばにと両国を選択。大相撲は終わってしまっているが、江戸東京博物館があるし、このあたりは時代小説でおなじみの舞台でもある。天気がよければ墨田川沿いを歩いてみたいような気もするが、あの辺は人が歩けるようにできているのだろうか?
関西では、神戸に宿泊。“中世イタリアの修道院を模した”との一言にあっさりノックアウトされ、ホテルMに決定。ここ2〜3日、須賀敦子さんを読み返していたのがまずかった。須賀さんとともにミラノやフィレンツェの路地を歩き回った後で、石造りの薄暗がりの中庭の図などを見せられては、抵抗のしようがないではないか?
もっとも“修道院を模した”という割には宿泊料が大変お安いので、泊まってびっくり、口あんぐりの“フェイク修道院”かもしれないが。(そもそも神戸のホテルは、どこも大変お手頃なお値段である。なんであんなに安いのだ?)だが、ま、それでもいいのだ。基本的に暖かくて、お湯が出て、清潔なら、私は文句はない。他の数多のホテルは忘れたが、寒くて、お湯が出なくて、あまり清潔ともいえなかったロンドンのB&Bだけは、いまだによく覚えている。私は毛布をもう1枚借り、バスタオルで窓に目張りをしてやっと寝た。そのあと泊まった空港近くのホテルが天国に思えたほど寒いホテルだった。寒いのだけは、本当に本当に勘弁である。

行楽シーズンの旅行は気力、体力が勝負

  • 2007/03/20 14:11
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■ みなさまにお知らせいたします。2007年3月30日、31日の両日、京都のお手頃ホテルは、すべて全館満室となっております。15軒以上のホテルに電話したわたくしが言うのですから、間違いございません。まったく次から次へと電話したので、もう舌が回りすぎてほとんどプロの電話オペレータのようである。マンディさんがお嬢さんと旅行に行きたい。旅行社を通したが、一向にホテルが取れない。ついては代わりにホテルに直接電話して聞いてくれというので掛けているのだが、今のところ全滅である。この行楽シーズン、ちょうど桜も見頃かという時期の土日の京都ということで、条件甚だ芳しからず。電話するわたしも少々くたびれた。しかもこの電話、昼休みとは言え、すべて会社からかけている。そういうことでいいのだろうか?

■ しかし私も他人の世話をやいている暇があったら、自分の方を片付けないと。飛行機は成田行きが取れず、やむなく関空往復に。一時、名古屋往復も考えたが、料金は関空往復と同じで、しかも帰りは台北経由の便しか空席がないというので止めた。前半用事があるのは東京であり、関空に着いてすぐさま東京へ移動というのは馬鹿みたいだが、仕方がない。どうせジャパン・レイル・パスがあるから、何回新幹線に乗っても料金は同じだ。こうなれば体力だけが勝負だ。がんばるのだ。

風邪に効く薬なし

  • 2007/03/19 11:07
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■ 咳、一向に改善せず。医者から貰った薬はすでに飲み終え、金曜夜には漢方薬舗から出来合いの「潤肺止咳」功能のあるスープの素を買ってきて、ことことスープを煮、お茶代わり、食事代わりに土曜、日曜飲み続けたが、(当然のことながら)即効性はなし。羅漢果、陳皮が入っていて、甘く飲みやすかったのは有り難かったが。

■ 夫は「風邪というのは種々多様なウィルスが原因なんだからで、風邪に効く薬なんてない」というのが持論で、医者に行った私に「そんなことしても無駄だ」という意味のことを言っていた。確かにネットなどで調べるとその通りなのだが、そうは言っても西洋薬は対症療法には有効で、それに会社を休むからには医者くらい行かなければ、申し訳が立たないので行ったのだが、薬が切れたとたん咳がぶり返すというのは、正直というか何というか。「治ったわけじゃなく、止まってただけなのね(とほほ)」というのが感想である。風邪の治療で有効なのは「安静・保温・栄養」だそうだが、本当に高熱が出て動けない時ならともかく、普通だとついあれこれ動いてしまって、なかなかおとなしくベッドにいる気にはなれない。ただ動き回ってウィルスを撒き散らしては人様に迷惑なので、会社では2003年の新型肺炎の時もらったマスク(会社が全社員に10枚ずつくれた)をしているし、家でもごはんを作るときはマスクをしている。これでヘアネットをかぶり、白衣を着ていれば、給食センターのおばさんであるが、さすがにそこまではしていない。どうせ食べるのは本人ともう一人、極めて丈夫な熊だけなのだから。

手芸というもの

  • 2007/03/16 15:19
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■ 手芸というものの存在意義は、個人に楽しみを提供することにある。手芸で身を立て、名を成す人もなくはないが、そういう人はごく少数であり、大部分の人はただ自身の楽しみのためだけに、金をかけ、暇をつくっては手芸に勤しみ、役にも立たないものをせっせと生産し続ける。なにしろ手芸をする人が楽しんでいるのは、手芸の過程、手芸をすることそのものである。その結果できあがるものについては、(たいていの場合)どうでもいいのである。もちろん編物や仕立物のように、労作の結果が実用に耐えるものもあるが、そうした場合、つまり出来上がったものが極めて実用的であったり、それにより対価を得られたりする場合は、その作業は仕事とか内職とか呼ばれ、すでにして手芸とは呼ばれないようである。したがって、およそ役にも立たない、こまごましたものを、手間隙掛けて作ることこそが手芸であり、ビーズ細工だの、トールペイントだの、クロスステッチだの、みな役に立たなさ加減においては甲乙付けがたい、というかより正確には丙丁付けがたい手芸たちであると私は思う。

■ 靴下のつくろい&ぞうきん作りから始まった私の縫い物熱は、現在クロスステッチにたどり着いているが、クロスステッチの困ったところは、上記の通り“役にも立たない”ことである。いやもちろん、ランチョンマットに刺しゅうするとか、袋物に刺しゅうするとか、タオルの隅に刺しゅうするとか、実用の道もないではないが、制作意欲を掻き立てられる大物作品については“飾る”という以外、活用の道がない。しかるに、たとえば30×40cmのような大型風景作品を作ってしまった場合、それをいったいどこに飾るというのか? クロスステッチの作品など、本人か同好の士以外には、面白くも何ともないものであるし、こうした作品が似合う部屋など、ランプだの、クッションだの、肘掛け椅子だのがごちゃごちゃと置かれた前々世紀末のイギリスの片田舎のオールドメイドの居間くらいしか思いつかない。まちがっても21世紀初めの東南アジアの、少しでも涼しく感じられるようにと装飾を少なくした部屋べやに合うような飾り物ではないのだ。

■ 刺しゅうは刺したし、置くところはなし。クロスステッチ好きの皆様方は、いったいどこに置いてらっしゃるのだろうか? (マタタビさん、どうなさってるの?)

ねこ柄

  • 2007/03/15 21:04
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■ きのうは午前中はともかく、午後には咳もほとんど止まり「なんだ、150元の医者の薬も結構効くじゃん」と気をよくしていたのだが、家に帰り、夕ごはんを食べながら録画した大相撲を観賞し始めた頃から咳き込み始め、熱っぽくもなったため、そうそうにベッドに追い払われる。わたしとしては、会社帰りに買ったねこの刺しゅうキットで遊びたかったのだが、電気をつけていると叱られそうなので、仕方なく落語を聞きながら寝る。今日の演目は当時はまだ月の家圓鏡さんだった橘屋圓蔵さんの「火焔太鼓」 自分で注文してDLしたくせにこんなことをいうのはいささか穏当さを欠くかもしれないが、わたしとしてはもう少ししっとりした、あるいは渋く地味な語り口の方が好きだ。こんどは誰か別な噺家さんで、火焔太鼓を聞いてみよう。

■ ねこの刺しゅうキットは、柔軟仕上げ剤を買いに行く途中で買った。ここに刺しゅう材料の店があることは、以前から気づいていたのだが、旧正月前に行った時にはシャッターが降りていたので、てっきりもう移転/閉店したのだと思っていたのだが、昨日通りかかったら開いていたのでうれしくなって寄りこんだ。なにしろ人が4人入ればいっぱいになってしまうような、間口半間ちょっとの小さい小さい店である。うっかりすると見落としてしまうのだ。店主の女性はねこ好きらしく、店の中に黒と白とベージュみたいな色のペルシャが3匹いた。チャートやキットもねこ関連が多く、わたしが買ったのもそのひとつ。赤トラのねこがハンモックで寝ている図。

■ 実はねこ柄は、もうひとつある。ネットショップに注文していたのが、今日届いたのだ。こちらはキットではなくチャートだけで、56種のねこがずらずら並んだもの。



写真が小さくてよく見えないかもしれないが、ちゃんとそれぞれ顔が違う。日本製のねこものは、いかにもかわいらしい、甘いねこ柄が多いが、このアメリカのねこたちは、どちらかというとでっぷりとふてぶてしい顔をしたのが多く、そこが逆に愛らしい。最下段、左から3匹目の短足猫とか、一番右、下から2匹目の陰険そうな灰色猫(説明によるとコラットだそうだ)とか、あと真ん中上寄りにはオッド・アイのブリティッシュ・ショートヘアーもいる。帰りの地下鉄でチャートを取り出して眺めては「かわいいねー」と、にんまりしていた。何に刺そうか今から楽しみである。何がいいかなあ。

本日休業につき

  • 2007/03/13 17:19
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本日、休業。
咳がひどいので、駅のそば、以前は果物だの、酒だのを売っていた店の跡にできた、ウチから一番近いクリニックに行くことにする。この7〜8年、けが以外では病院に行っていないので、どっちにしても行きつけの医者などないのである。

このクリニック、外壁の大部分がガラス張りで、そのせいかどうか内側からいろいろなポスター、お知らせが貼ってある。診察する2名の医師の名前、出身大学、学位はまあ当然としても、そのほか「血圧、無料で測ります」だの「一般診療  150元(薬3日分)」、「皮膚科 220元」「高齢者の方の診療 120元(薬3日分)」だの料金表も貼ってある。その「一般診療」の文字の下には英語でGeneral、そしてなぜか日本語で「一般的な」という文字も入っており、愛嬌いっぱい。日本人居住率の高い太古城やハッピーバレーならいざ知らず、この庶民的地区にそうたくさんの日本人がいるとは思えないのだが、旅行者でもあてこんでいるのだろうか?
それはともかく、ウチに近いのと料金明記の明朗会計が気に入ったのでここにしたのだが、朝9時の段階で患者はわたし一人。受付の女の子は「先生が来るのは9時20分くらいですけど、いいですか?」という。表にははっきり「診察時間 9:00〜」と書いてあるのだが、ま患者がいないんじゃ、医者だって時間どおり来る気にはなるまいと思い、そのまま待合室で待つ。こういうときに限って本を忘れ、退屈なので隣のコンビニで新聞を買う。「りんご」にしようかと思ったが、ページ数が多くかさばるので「信報」に。たまに読む信報はなかなか格調高く、論旨がわかりやすくてよろしい。
医者殿は看護婦らしい若い婦人を伴い、9時半に現れる。自身がまだHKUを卒業したばかりのような若い医師。熱なし、痛みなし、嘔吐なし。ただ咳と鼻水だけなので、簡単に「風邪でしょう」と言うことで、表のお知らせどおり3日分の薬をもらってバイバイ。医者殿の診察の手際は悪くなかったし、態度も丁寧で感じがよかったので、複雑な病気でなければ、このクリニックで十分と思う。

咳がひどいとはいうものの熱はなく、半分はずる休みのような休みなので、帰ってきてからは洗濯をしたり、豆を煮たり、ちょっと掃除のまねごとをしたりと、まるで風邪のためというより、家事のために休んだような格好になったが、午後になったらちょっと熱が出てきて、だるーく、ねむーくなってきたので、落語を聞きながら寝る。そのまま寝入る。昼寝なんて久しぶりだ。2〜3時間、うとうとする。

今もまだ眠いのだが、もうすぐお腹をすかせた熊が帰ってくるので、起きた。眠気覚ましにと思ってブログを書き始めたのだが、キーボード叩いてもあまり眠気はさめないようだ。半目のブログ書き。

潤肺去痰止咳湯

  • 2007/03/12 16:07
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■ 髪が長くなりすぎ、肩に当たってめちゃくちゃにはねるようになったので、きのう髪を切りに行った。シャンプー後のざんばら髪で椅子に座ったわたしを見てセンセイが「さて、今日はどうしましょう?」というので、逆に「何かご提案がありますか?」と問うと、「うーん」と考え込む。とにかく今の長さだと肩に当たってはねるので、それだけは解消したいと言うと、「じゃ、こんなのはどうですか?」とたまたま鏡の前に置いてあった雑誌の表紙の鈴木京香さんを指す。鈴木さんは7:3で分け、あごの長さで切りそろえた、ページボーイ風の髪型。「顔が違うから、こういう風にはなるまいよ」と思いながらも、思い切ってすっきりというのも一興かと思い「じゃ、とりあえず、それやってみましょう」とGOサインを出す。それから1時間、案の定顔がだいぶ違うので、切り終わった髪形は元が鈴木京香さんだとはとても思えない仕上がりになった。顔が違うと、同じ髪型でも同じに見えないのだ。全体に丸くカットしてくれたので、きちんとしたくるみの帽子をかぶった人形みたい。横に分けた前髪は長いが、横の髪は耳の下からちょろちょろのぞくくらいの長さ。2年前の肩下10センチからみれば、だいぶ短い。別に似合ってもいないが、たまにはこういうのもいいだろう。

■ のどが痛いので、髪を切りにいった以外はおとなしく過ごす。咳が止まらないとか、のどが痛くて声が出ないというほどひどくはないのだが、のどの痛みのせいで不快な夢を見るのだ。なんだか知らないが、のどを締めつけられ、息が苦しくなる夢。げほげほ。

■ 咳き込んでいたら、となりのダニーさんが「これが効く」といって新聞のコピーをくれた。なになに、と思って読むと「潤肺去痰止咳湯」の処方。痰を取り、咳を静める効果があるというのだけれど、材料が“枇杷の葉、南杏仁、北杏仁、川貝母搗砕、密棗、豚痩肉(豚肉の脂のないところ)” わたし今日の帰りに、これ買いに行くのかあ?

10元ショップ

  • 2007/03/09 17:26
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■ きのうからのどが痛いので、近所にできた日系10元ショップで買った生姜湯を飲んでいる。かなり甘めだが、のどにじい〜んと染みて気持ちいい。この日系10元ショップ、水曜のジムの帰り、いつもと違うルートで帰ったので見つけたのだが、付近にべたべたと貼られた広告から見て、オープンしたのは最近らしい。あまり目立つとも思えない雑居ビルの3階にあり立地条件はよくないが、地元系の10元ショップとは品揃えがまったく違うので、ついつい好奇心を抑えきれず、すでに8時を過ぎ、さっさと帰って夕ご飯を作らなければならないのに、フロア全部を探検してしまった。日系の食品がいっぱいあった。10元のおせんべ、レトルトカレー、パスタソース。文房具もおもちゃも、食器も台所用品もいっぱい。ぐにゃぐにゃ顔が緩むほど、うれしい。願わくは末永く営業しつづけますように。島側まで遠征すれば、同じ系列でもっと大きい10元ショップがあることはわかっているが、島側のそこは“ちょっと、お買物”に行くには遠いのだ。

■ あれあれという間に、3月になった。来月は4月だ。日本に行くのだ。けしからんことに上司殿は4月に少なくとも2件の出張を入れるつもりでいる。西安からの帰りにその計画を聞いた私は「上司、4月の頭には清明節とイースターで5連休がありますよ(それを利用してわたしは日本に行く計画なのだ)2件も3件も出張入れたら、4月はずうっと日本にいることになりますよ」と注意を促したのだが、上司殿は「えっ、休みがある?」と初めて聞いたような顔をしている。じょうし〜、せめてカレンダー見ながら出張日程決めてくれよ、である。あなたの頭にあるのは働くことだけで、休むことは頭にないのか、もしかして?

■ のど痛に関しては、実は生姜湯のほか、一応風邪薬も飲んだ。「眠くならない」が謳い文句の風邪薬で、確かに眠くはならないのだが、眠くなる一歩手前のようなけだるさが全身を包み、あたまは白いもやの中。新聞を読んでも、なかなか日本語が出てこなくて困る。今夜は早く寝よう。

セカンド・オピニョン

  • 2007/03/07 21:30
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■ 夫は昨日、セカンド・オピニョンを聞きに別の骨専門医/整形外科医のところへ行った。前回聞いた手術の内容と術後期待できる状態がさほど嬉しいものではなかったので、もう少し別な治療方法はないかと同様の病気に悩む同僚が紹介してくれたクリニックに聞きに行ったのである。結果、自身の骨をより多く残すことができ、人工関節の球体部分が大きいため、術後の運動制限も少ない手術法があることを説明され、しかも担当医と看護士さんがたいへん感じがよかったとかで、夫はあっさり手術日程を決めて帰ってきた。9月の某金曜日に手術し、週末はそのまま病院に留まり、経過がよければ月曜あたりには退院できるそうである。病院はどこだ?と聞いたら、ご当地有数の高級病院Mだそうで、Mといえば(嘘か本当かは知らないが)映画『慕情』の舞台となったコロニアル風建築の大変うつくしい病院で、しかも食事はリッツ・カールトン並みとの評判。夫用のベジ・メニューもきっとあるに違いない。面白そうなので、手術当日はわたしもいっしょにくっついてMに行くことにした。夫は世話は病院が全部してくれるからわたしが付き添う必要はないと言ったが、そういうものでもあるまい。たとえ虫垂炎の手術だろうと、“夫”が手術を受けるからには、“妻”はそばに控えているべきではないか? 第一、Mを探検する絶好の機会ではないか。これを逃して何とする、である。

■ 唯一の問題は費用だが、入院が3〜4日ならまさか10万元を超えることはあるまいし、うまくすれば夫の会社の保険が何割かをカバーしてくれるだろう。これが私なら、20年以上掛け続けている生命&医療保険を使う絶好のチャンスなのだが、残念なことに夫は会社の保険以外、保険に入っていない。今まで超健康だったこともあり「保険は絶対ペイしない」が夫の持論なのだ。確かに風邪もひかず、胃病にもかからず、こうした外傷系以外、1年に1度も医者に行かない身であってみれば、医療保険に入ったところで入り損であることは間違いないのだが、夫は生命保険にも入っていない。病気にはかからない分でも、いつか死ぬことだけは間違いないのだから、これだけは入ってもらっておいた方がいいかしらん。しかし妻として「生命保険に入れ」と勧めるのは、なんだか痛くもない腹を探られるようで、ちょっとナンであるな。

  • 2007/03/06 15:23
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■ 昨日は代休。昼頃、深水ポに出かけ、ケルティック・ノット用の紐を買う。深水ポは言わずと知れたビーズ材料の街であるが、リボンやレースや紐などの服飾材料を扱う店もあるのだ。ただしざっと見たところ、紐結びに使える適度な張りと艶のあるポリエステルの紐を扱っている店は多くなく、インドネシア華僑だというおじさん二人がやっている店でラメの入った太目のものを少しと、その隣の店でごく普通の細目のものを少し買う。黒、クリーム、ベージュ、茶、水色、青紫など10種類ほどで、ちょうど100元(1500円)。商売でも始めるのでない限り、これでしばらく遊べるだろう。ついでにインドネシア華僑のおじさんから、ご当地で紐などを買うときの単位は、米(メートル)ではなく碼(まー)だと教わった。初めて聞く単位だったので「碼(まー)って、何メートル?」と聞いたら0.9メートルだという。ずいぶん半端なのでこりゃまた英植民地時代の名残の帝国単位かなと思い、家に帰ってから辞書をあたったら碼(まー)は1ヤードのことだそうである。へー。“ma”と“yard”では、音が全然違うので、思いつかなかった。そうか、1ヤードって約0.9メートルなのか。ふうん。

■ 深水ポから帰ってきて、夕方NHKの「世界ふれあい街歩き」の再放送を見ていたら、今回はご当地編だった。しかも半島側。「あれえ、どこかで見たような・・・」と思っているうちに、うちのご近所が次々と登場。一部など、さっき深水ポからの帰りに歩いた道そのまんまである。週に一度はお世話になる街市(市場)や、会社の帰りにときどき茶葉蛋を買う店、先日お参りに行った天后廟もちらちらっと映り、なるほど、カメラ目線で見るとこの街はこういう風に見えるのかと、一人で感心。どう撮っても美しくは見えない街だが、それでも住んでいる街である。見知った風景が出てくると、ちょっとうれしくなる。

■ ただ「世界ふれあい街歩き」を見るたびに思うことは、アジアの都市とヨーロッパの都市との街並みの差。中国と東南アジアのいくつかの街で“アジア”を代表させ、西ヨーロッパと東ヨーロッパのいくつかの街で“ヨーロッパ”を代表させるのは乱暴すぎるかもしれないが、いくら割り引いて考えても“アジア”の街の混沌は、“ヨーロッパ”の街の整然と著しい対照を成している。去年のクリスマス、ジョゼたちと会食していた時もそんな話題が出、その時ジョゼの友人のKCは「中国が貧しさから抜け出し始めたのは、ここ数年であり、東南アジアの多くの国は、相対的に見ればいまだに貧困の中にいる。ヨーロッパに比べ街並みが整っていないのは、やむを得ないことだろう」という意味のことを言ったが、わたしにはどうもそれだけが理由とは思えない。そもそも相対的に見て“貧しい”とは言えない日本の街の多くも、同じような混沌を見せているのだ。日本の街並みが雑然として美しくないことは、すでに40〜50年前から犬養道子さんあたりが言っていたが、その後高度経済成長を経て、経済的には大いに豊かになったはずの今でも、大都市の表側の部分、あるいは逆に人の手の全く入らない山間の僻地を除き、日本の街並みは美しくない。

■ 中国でも同じだ。ちょうど10年前、ロシア人の友人を連れて広州に行き、珠江のほとりを散歩したのだが、解放前の西洋建築が残る、当時の広州としては美しい地区だった沙面を歩きながらも、彼は崩れかけた建物の壁に施された場当たり的な修理の跡、中途半端に塗られ、しかも剥げかけたペンキ、窓から垂れる洗濯物、道端や中庭のあちこちに散らばるゴミなどをうんざりと眺めやり「どうしてこんなに汚いのか」と私に聞くのだ。通り一遍「文革の影響」とか「貧しいから」とか答えるわたしに彼は、「ロシアだって貧しかったが、こんなに汚くはなかった」と言って心底“理解不能”という顔をしたが、正直わたしだってわからない。都市計画の有無だけの問題ではあるまい。

年寄る

  • 2007/03/04 21:29
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■ きのうは兵馬俑博物館で、みぞれ混じりの雪に降られて一同ガチガチと歯を鳴らしていたのに、今日深圳に着いてみれば、そこは28℃。ぐええ、暑い。
暑さにうだったからというわけではないが、深圳の免税店で買ったブランデー、さっそくKCR(深圳とご当地とを繋いでいる列車)の中に忘れ、これも老化の故かと、大変たいへん暗い気持ちになる。手が2本しかないくせに、かばん2つと暑くて脱いだジャケット2枚を持ち、その上さらに酒をもったのが運の尽きというか、敗因なのではあるが、10年前ならもう少し注意深かったのではないかと思うと・・・。この間は刺しゅう糸が神隠しにあったし、小さなことだが、なんだか老いを見せつけられるようで気が沈む。

■ 夫に言われ、一応KCRの「忘れ物係」に電話してみたが、テープが「日曜は休みです。平日にお掛け直しください」と繰り返していた。免税店の袋に入った封を切っていない酒だもの、今頃誰かの腹の中だろうとは思うが、万が一「落とし物、お忘れ物」で保管されていたらうれしいなあ。

■ わたくしが出張中の木曜、骨専門医のところに行った夫は、人工関節を入れる手術を勧められて帰ってきた。手術の成功率は90%以上らしいが、両股関節となるとリハビリも含め3ヶ月くらいはかかるというので、夫はいつ手術を受けるべきか迷っている。初回は突然のお勧めだったので疑問点が整理できず、質問し残した点がいくつかあるので、次回それらの疑問点を解消してから、手術を受ける/受けない、受けるとしたらいつ、を決める予定。

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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