参院選&風水

  • 2007/07/30 15:36
  • Category: 日本
■ 参院選、私が投票した人は(当然だが)落選した。当選したのは自民党候補。ちくしょー、保守王国め! しかも次点の候補者とは30万票近い差がついており、たとえ3位(=ビリ。私が投票した人)の候補の得票がすべて次点の候補者に行っても、トップの自民党候補者の60%にしかならず、全然勝負にならない。くくー、関東地方1都6県で、自民党をトップ当選させたのは我が最終住所地だけだ。自民党に対しこれだけ逆風が吹く中、それでも自民党候補をトップ当選させる土地柄って何なのだ? それともこれはひとえに当選した某氏の議員としての卓越した能力、人柄によるもので、自民党候補であることとは関係ないのか? そんなにすばらしい議員なのか。

■ 私が日本にいた頃は、まだ彼の父君の時代だったので(そうなのだ、彼は二世議員なのだ)、私は彼本人については何も知らない。だから誉める理由も、けなす理由もないのだが、保守王国での自民党候補というだけで、天邪鬼なわたしは対立候補に票を入れたくなる。『あらゆる方向のベクトルに対する抵抗力の形象化』ってやつだ。一方向だけに向かう力というのは、よくないのだ。

■ ところで、家賃高騰のため(?)賃貸契約が更新できず、ウチの会社はこの秋、向かいのビルに引っ越すことになった。で先日、ウチの部署にも新しい部屋割りと机の配置の青写真が来たのだが、それを見て上司殿とマンディさんが、侃侃諤諤かなり激昂した調子で言い合っている。いったいどうしたのかと「なんか問題があるの?」とマンディさんに聞くと、「いや、風水が・・・」と、これ以上ないほど真面目な表情で答えが返ってきた。上司殿もそれに同調し、「風水が悪いとビジネスが伸びないから」と、真剣に青写真を見ている。二人して赤い色をした今年の風水暦を見ながら、「東はこっちで、入口がこっちで、窓がここだから・・・」と、真剣である。

■ ま、日本だって起工式の前には地鎮祭をやるし、商売繁盛を願って神社仏閣にお参りに行ったりするのだから、風水暦片手の二人を笑う資格はないし、ウチらの商売である相場なんてものは、努力より神頼みの方が効果ありそうな代物なので、この際風水だろうと何だろうと、役に立ちそうなものはみんな味方に付けておいた方がいいに決まっているが、それにしても相手を張り倒しそうな勢いで言い争わなくてもよさそうなものだ。どこに座るかで喧嘩でもしてるのかと思った。
スポンサーサイト

なつかしの・・・

休みだと思うと嬉しくて、朝5時半に起きた。簡単な掃除と洗濯の後、昔住んでいたところの近くにできた巨大ショッピングモールに出かけた。マンディさんがそのモールには、大きな手芸材料店が入っていると言っていたのだ。行ってみると、確かにあった。シーツやタオルなどのリネン類や子どものパーティ用品なども扱っている店で、やたら広い。ただし日本の手芸材料店のように、狭いところにありとあらゆる材料を系統立てて効率よくぎっしり並べてあるというのではなく、がらーんとしたスペースに同じものがどーんと並んでいる感じで、品揃えとしては今ひとつ。しかも実際に手芸や裁縫をやる人が、地元HK人のニーズに合わせて商品を選んだというより、北米あたりの郊外型手芸材料店の商品をそのまますぽりと持ってきたようで、「これはあまり売れんだろう」と思うものがある代わり、「これは絶対必要」と思うものが置いてない。地元のウェブサイトにも書かれていたが、2年間の賃貸契約が切れた時点でこの店はなくなるかも。私としてはちょっと残念だが、閉店セールはねらい目かな、とも思う。

他にもイケアを少しダサくし、DIYに主眼を置いたと思われる店もあったが、こちらも余りHK人向きとは思えず。床板やドアを展示して売っても、実際に買う人はあまりおるまいよ。素人はマンションの床、自分で張ったりしないし、プロはこんな高い店では買わないだろうし。同じく地元のウェブサイトに書かれていたせりふだが「中環並みの値段で、場所は九龍湾、品揃えは深水ポ」は言い得て妙と思う。(東京でなら、銀座並みの値段で、場所は豊洲、品揃えは上野程度、といったところか。よくわからんけど)
といいつつ、私はトイレの便座&蓋を買った。せっせとアルコール&クレンザーで磨き続けたためか、便座の塗装が剥がれてしまい、なんだかうらさみしい感じになってきたので、取り替えたかったのだ。展示品でちょうど色と大きさが合うのがあったので、それを買った。109元。展示品だったが、安くしてはくれなかった。ちぇ。

広いモール内をせっせと歩きすぎ、足が疲れたので目についたモス・バーガーでお昼を食べた。日本のモス・バーガーが、HKのこんなとこにも出店しているとは。しかも店員さんのあいさつは「こんにちはっ!」である。思わず私も「はい、こんにちは」と返してしまった。しかしさすがにオーダーは日本語というわけにはいかず、広東語。当然だが。

それにしても最後にモス・バーガーを食べたのがいつだったか。はっきり覚えてはいないが、あれはもしかすると80年代の終わり? そうしてみると、20年ぶり? これはこういう味だっけ?

10年近く前に住んでいたところのショッピングモールにでかけ、20年ぶりのバーガーを食べる。なんだか遠い目になる1日だった。

スーハ、スーハ

  • 2007/07/27 14:42
  • Category: 雑記
■ あれが嫌い、これが嫌いと、嫌いなものをあれこれとあげつらうのは、精神状態がよくない証拠である。というわけで、今日の嫌いなもの1位『他人の呼吸音』。すし詰め状態のエレベータの中や、地下鉄の中などで、すぐ隣に密着しているヒトの呼吸音が聞こえると、我知らず眉間にしわがよってしまう。スーハ、スーハする呼吸音が聞こえるのは、その隣に立っている人が死体でないという証拠なのだから、ありがたく思う分でも不快に思うべきではないとは思うのだが、なぜだか不快である。

■ 今日なんぞは、そのスーハ、スーハしている人は、明るい栗色の髪をきれいに整え、金曜にも関わらずきちんとスーツを着込んだ、大変身だしなみのよい、優しそうな顔立ちの男性だったのだから、スーハ、スーハしたからといって「げ、気持ちわる・・・」などと思う必要はまったくなかったのだが、私の頭は勝手に「せっかく感じのいい人なのにねえ」と残念コメントをつけていた。たぶん見ず知らずの他人と密着状態にあっても、呼吸音がなければその人を、人ではなくモノ、物体と考えて無視できるが、呼吸音が聞こえてはそれができず、“他者が自己のテリトリー内に入っている” → “警戒、警戒・不快、不快” と反応しているのだろう。たとえ感じのいい人であっても。人間の本能では、他人は警戒対象ということか。

■ ところでひとつ不思議なのは、スーハ、スーハしているヒトは、ほぼ100%男性だということだ。私は女性で呼吸音をさせている人には、まだ遭遇したことがない。男性の呼吸器官は女性より脆弱にできているのだろうか。

お仕事

  • 2007/07/26 13:43
  • Category: 仕事
■ 昨日、おとといは怒涛のように忙しかった。自分のブログを更新どころか、お気に入りのみなさまのブログを読む暇さえなかった。今日はいくぶんましだが、明日はまた怒涛のように忙しい見込み。そして来週の出張に突入する。あーあ。まだろくに資料頭に入っていないのに、どうやって仕事するのだろ。行きの飛行機は資料読みかな。

■ 出張に持っていける小さい小さいパソコンが欲しい。出張中ときどきネットで調べたいことが出てくるのだが、パソコンがないので調べられない。前々回はビジネスセンターのあるホテルに泊まっていたので、そこのパソコンとプリンターを使ったが、いつもそうするのも不便だし。しかしなあ、出張でもらえるのは1日200元(3000円)。10万近いノートブックを買うには、何日出張に行けばいいのだろ。

先週、出張、来週出張

  • 2007/07/23 10:06
  • Category: 雑記
土曜の夜帰ってきて、日曜は不在の間たまっていた衣類とシーツと出張中に着た服の洗濯&アイロンかけ。スーツをクリーニングに持っていって、街市で1週間分の食糧の買出し。合間に見損ねていた番組3本の録画を見、相撲の千秋楽を見、朝ご飯と昼ご飯と夕ご飯を作って食べて、お弁当用のご飯を炊いて、夕方1時間昼寝したら、もう休みは終わってしまった。

くー、これでまた来週出張かよ。わたしの夏はどこへ行ったのだ!?

来週の出張が終わったら、休みを取るぞ。ぜったい取るぞ。


“Merry Christmas Mr. Lawrence”

  • 2007/07/15 16:02
  • Category:
■ 昼過ぎ、夫が“Merry Christmas Mr. Lawrence”を持ってきて「見る?」と聞くので一緒に見始めたのだが、映画初出演の北野武氏と坂本龍一氏の演技があまりにも下手くそで、ついでに英語なまりのこなれない日本語と、日本語なまりの聞きづらい英語とに、とほほとうんざりして45分でわたしはさよなら。夫は最後まで見続けたが、感想は「まあまあ。 watchable」だそうだ。

■ おまけに夫が買ったのは北米版だったので、日本語のせりふには英語の字幕がついているが、英語のせりふには字幕がついていないのだ。これでは私には何の助けにもならん。逆にしてくれ、逆に。

■ 我慢して最後まで見ればそれなりに面白い映画だったのかもしれないが、まるでガイジンが撮ったみたいな坂本龍一氏と部下との剣道稽古シーン(トム・クルーズの殺陣並み)といい、お決まりの意味もなく暴力をふるう日本軍人といい、あまりにも陳腐な描き方にげんなり。“Max, mon amour”の大島渚氏はよかったのになあ。

在外選挙 2

  • 2007/07/13 10:12
  • Category:
領事館に聞いたら、在外選挙の投票は、期間中なら
土日も昼休みも受け付けるそうだ。おお。
領事館の領事部といえば、朝は遅く、仕舞いは早く、昼休みはたっぷり長く、
土日や当地の祝祭日はもちろん、日本の祝祭日も休みと、
会社から時間休暇を貰わないと行けないところと相場が決まっているようなものだったが、
そうか、選挙は例外か。ありがたいことだ。これで安心して投票に行ける。

そういえば昔々選挙事務に携わっていた時は、土日も当番が出勤していたっけ。

誰が立候補しているのかは、ゆうべいくらインターネットで調べてもわからなかったので、今朝出勤前に元の同僚に電話して聞いた。
それによると、立候補者は3人だけ。自民1、国民新党1、共産1。選択範囲が狭いなあ。

さて誰にしようかな。昔から私が投票する人は、あんまり当選しない。
だから投票しても無駄だとは思わないが、投票してもいいかなと思う人が二人いた場合、当選可能性はなくとも、より私と見解が近いひとにすべきか、
見解に全面的に納得しているわけではないが当選可能性が高く、
したがって政策に私の見解が多少でも反映される可能性のある人にすべきか、という点で迷う。

________________________________________________


さっき、昼休み領事館に行って投票してきた。
昼休み中の領事館とて、しーんと静まり返り、私以外には投票者も見えない。
受付係2名、受取係2名、立会人1名、案内人兼説明係(?)1名の12の目が
じいっと私を見守る中、粛々と投票を行なうのは、なかなか緊張することであった。
思わず姿勢を正し、腹など引っ込めてみる。
投票台には分厚いバインダーが置かれ、日本全国の立候補者名が選挙区別にファイルされていた。親切なり。せっかくなので、見てみる。
今朝、元同僚に聞いたのと同じ3名の名前が、表になっていた。
しばし迷った末、一番当選しそうもない人に入れてみた。
政府与党よ、反対意見の多さを思い知れ!という気持ちなのであるが
“反対意見の多さ”ではなく、“反対意見の少なさ”に成り果てるのでは?
との危惧がないではない。はてさて。

在外投票

  • 2007/07/12 21:17
  • Category:
日本国総領事館から在外投票のお知らせが来た。
来たのはいいが、投票できる期間が出張期間と
ほぼ完璧に重なっている。
ぐえー、どうしたらいいのだ?

記念すべき第1回目の在外投票は、投票できないで終わってしまうのだろうか?
今まで投票できる時に、投票しなかったことはないのに。
HKにいれば投票できるのに、日本に出張するために投票できないとは
何とも皮肉なことだ。

水着

  • 2007/07/10 17:11
  • Category:
今週も引き続きNちゃんは休み。うむ、忙しいのう。

そういえば日曜、市場に行ったついでに、端っこにある洋品屋で水着を買ったのだった。2枚で30元(450円)。一桁間違っているのではないかと思われるかもしれないが、間違っていない。出荷前の検品で引っかかった“少々難あり”の品ばかりを、台の上に山積みにして売る店なのだ。ふつうはTシャツやら下着やらを売っているのだが、たまに水着も出てくる。

なにしろ台の上山積みなので、サイズはばらばら、柄もばらばら。セパレーツの水着など、上下がばらばらになり、片割れが迷子になっているものもある。当然、試着室などない。サイズ表示とデザインを手がかりに、着られそうかどうかを判断するのだが、ラベルを切る際、サイズ表示まで切ってしまっているものもあり、そうなるとじーっと水着を見つめ、自分の身体が入りそうか(または余ってしまいそうか)しんちょーに判断するしかない。

20分ほど楽しく山をかき回し「これならいけるだろう」と思った2枚を買った。黒無地と水色地のプリント柄。家に帰って洗ってから着てみるとこれが驚くほどぴったりで、我が判断の正確さに深く感じ入る。日頃試着室で涙に暮れている経験が、こういう時役に立つのだなあ。
あまりぴったりだったので「これで15元はお買い得だぞ」と、月曜また2枚買った。今度は白と焦げ茶。最初に買った2枚ほどはぴったりいかなかったが、ま、いいのだ。どうせ1枚15元だ。

去年買った1枚を合わせ、計5枚もの水着を所有したのは生まれて初めてなので、「水着が5枚だー」と馬鹿みたいににやにやしているが、頭の隅には「5枚もの水着、いったいどこで着るんだよ?」という現実的な声もある。ウチのフラットにはプールはないし、仕方ない8月にマカオのホテルにでも行く計画を立てるか。夫はいないから、一人楽しくホテルのプールで本を読むのだ。平日の昼下がり、一人プールサイドで本を読む中年婦人。
あ、サングラス買わねば。

刺繍と映画『CAVITE』

  • 2007/07/09 17:21
  • Category:
土曜、日曜は市場以外どこにも行かず、刺繍をして遊ぶ。合間に映画を見る。先週は家庭の事情でNちゃんが休みで、二人分とはいかないまでも1.5人分くらいの仕事が回ってきたので、けっこう忙しく、また右手が腱鞘炎気味。土日PCをいじらず、刺繍と映画で過ごしたのは、そのためもある。刺繍だって手を使うでしょう?と言われそうだが、キーボード操作とは使う筋肉と腱が違うのか、針でちくちくしている分には、一向に痛くない。

刺繍はいつものクロスステッチではなく、フランス刺繍。小学校で初めて刺繍に手を染めたその時から、私はフランス刺繍にとっては基本中の基本であるサテン・ステッチが大の苦手で、いくらやっても針目と糸目の揃わない、見るも哀れな出来上がりになってしまうので、フランス刺繍は長年の鬼門だったのだが、今回はどうしてもブックカバーと針山にコーヒーカップに入った動物や女の子の、小さい小さい刺繍を刺したかったので、30何年ぶりに挑戦した。

案の定、最初の針山の刺繍は、1センチ角にも満たないコーヒーカップを、サテン・ステッチで埋めるのに30分以上かかった。何しろ刺してはやり直し、刺してはやり直しで、2ミリ進むのにえらい時間がかかる。それでも糸目が揃わない。
しかし大人になったせいか(?)、3つめ、4つめの図案を刺す頃にはだいぶ糸目が揃うようになり、なんとかそれらしく見えるようになった。子供の頃に比べ、格段に上達が早い! これならいつかはハーダンガーやカットワークにも、挑戦できるようになるかもしれない。願わくはそれまで視力がもちますように。大人になることには、いいことも悪いこともあるなあ。しみじみ。

映画で印象に残ったのは、フィリピン映画の“CAVITE”。フィリピンの映画を見たのは初めてである。テロリストに誘拐された母と妹(姉かも)を救うため、テロリストの言いなりに街から街へ引き回される、アメリカ育ちのフィリピン青年の話。ストーリーはともかく、イスラム系テロリスト(モロ・イスラム解放戦線? アブ・サヤフ・グループ?)からの電話であっちこっち引きずり回される青年の背景に写るフィリピンの街並みが、非常に興味深かった。夫はNHKの『世界ふれあい街歩き』みたーい!と言っていたが、なんのなんの。NHKの同番組では一応、見場のよいところしか映さないが、この映画では見場のよくないところ、フィリピンの貧困、ごみ溜めのようなスラム街、そこを走り回る半裸の子どもたち、澱んだ川に浮かぶ汚物の山、人とモノでごった返す市場、闘鶏に興じる無為な男たち、暑さ、とめどなく流れる汗、などが、暑気と温気を画面いっぱいに漂わせながら、次から次へと映し出される。なんと、フィリピンとはかのような国なりや? 身近に見るフィリピン人メイドさんたちの様子から見て、もう少し経済的にましな国(豊かではないにせよ)を想像していたのだが。

今日の上司殿

  • 2007/07/06 20:24
  • Category:
上司殿は今朝、開口一番「去年かぜを引いて、熱が出て・・・」とぼんやりした顔でおっしゃった。日本語だったので「はあ」と聞いていたが、去年かぜを引いたことと今日の仕事と何の関係があるのかなあと、頭の中は「???」 そのうち「〇×さんと飲みに行ったんです。で帰ってきて・・・ 」と話が続いたので、どうやらかぜを引いたのは「去年」ではなく「ゆうべ」であることが判明。上司殿が言わんとしたのは「ゆうべお客さんの〇×さんと飲みに行って、で帰ってきたら何だか身体の調子がおかしくて、今朝からはどうも熱も出てきた」ということらしい。上司殿の日本語は「去年」と「ゆうべ」を間違うほどのレベルではないので、よほど熱で頭がぼおっとしていたのだろう。その後もわたしの問いに対し、お答えがとんちんかんで「あ、こりゃだめだ」と思ったので、静かに放っておくことにした。幸い今日は金曜だ。夜は静かに休めよ、上司。

マーケット終了後、新しい顧客管理システムについての説明会。いつもそうだがウチの会社は資料は英語でつくり、説明は広東語でする。どうせ広東語で説明するなら、資料も広東語(というか少なくとも中国語)で作ればいいのにと思うが、常にこの形式である。社内の書類も基本的に英語だし、植民地教育の名残かもしれないが、ご苦労なことである。

断念、無念

  • 2007/07/05 21:43
  • Category:
今年の夏はカナダに行かないことにした。1週間の休暇に15,000元(225,000円)超の飛行機代は高すぎる。住宅資金確保に向け、1元でも多く貯蓄に励むべき時に、15,000元も遣うのはまずいだろう。(とか何とか言いつつ、アクション・フィギュアなんか買っているわけだが、ま、あれは338元だから)

夫は予定通り行く。彼は夏に3週間帰らないことには、生きていけないのだ。それに彼の航空券は、×十年前にカナダを出たときから、カナダ出発の1年オープンチケットだ。こちらで夏場に買うチケットよりいくぶん安いのだ。いいなあ。私も楓の木の下で風に吹かれたい。庭に落ちている渋りんごを拾い、鹿ちゃんたちに食べさせに行きたい。自転車で田舎道を走りたい。



ホテルの朝ごはん

  • 2007/07/04 17:47
  • Category:
先週の出張、ホテルは六本木のグランドハイアットだったのだが、結局1度も朝ご飯を食べに降りなかった。上司殿には「せっかく朝ご飯つきなのに、もったいない」と言われたが、出張が重なるにつれ、ホテルの朝ご飯に対しておよそ興味が持てなくなってしまったのだ。

勤労意欲に燃えたビジネスマンパースンならば、朝もはよから起きだして、身支度ばっちり、化粧もしっかり、スーツにきりりと身を包んで、意気揚揚と朝食のレストランに赴くのだろうが、勤労意欲は松竹梅の竹程度、「今日も顧客各位は遅刻してくるのだろうか」などと寝癖のついた頭でぼんやり考えている疲れ気味の勤労中年は、ドアの外にかかった新聞を外すと、ぺたり椅子に座り込み、持参のシリアルにコンビニで買った牛乳をかけて、もぞもぞ食べ始めるのがおちなのだ。食器は持参のプラスチック・ボウルに、機内食のを持ち帰ったプラスチック・スプーン。以前はそれでも少しでも品位を保とうと、プラスチックでない白い陶器のボウルに、普段使いのスプーンを持参したりもしたが、そのうちに陶器はやはりスーツケースの中で割れるのが心配になり、スプーンもどうせ行きの機内で手に入るのだからと、持参するのを止めてしまった。人はとかく易きに流れる。

それに出張中は、昼夜とも接待ごはんでボリューム過多、カロリー過多の美味が並ぶ。これで朝ご飯まで絢爛豪華に食べていては、平均5日間の出張中だけでスーツのボタンがきつくなる。せめて朝ご飯くらいは質素に、いつもどおりのぼそぼそシリアルにしておかねば、肥満街道まっしぐらである。皮下脂肪は増やすのは簡単だが、減らすのは実に実に大変なのだ。わたしなんか、ほとんど成功したためしがない。

先日某探偵小説を読んでいて、若く美しい女主人公がホテルで朝食を取る場面に遭遇した。LAの高級ホテルが舞台だったので、さほど儲かっているとは思えない女主人公(私立探偵)の懐具合を心配するとともに、「朝からそんなに食べてると、そのスリムな体型もあっという間に過去のものになるぞ」と内心思った。これこそ文字通りの老婆心というやつである。

おお、またか

  • 2007/07/03 22:09
  • Category:
出張明けは、いつも少しぼおっとしている。移動ばかりの毎日から、頭が、机に座ってお仕事をするリズムにまだ慣れていないのだ。しかし本日は出勤早々に「来週また出張かも」という鉄パイプで頭をコーン!とやられたような衝撃のお知らせをいただいたので、一気に目が覚めた。と同時に「またかよ・・・」と一気に疲れが押し寄せた。ほんとにまた来週行くのかしら? でも行くと言っているのが中国企業だからなー。契約したってころんとキャンセルする人たちだからなー。


****  ****  ****  ****  ****  ****  ****


案の定、お約束は4時過ぎに反古になった。来週の出張はなし。この企業は4月頃から「行く、行く」と言ってビザの準備など手配させては「その時期は都合が悪くなった」と言って延期し続けてきた企業なので、さすがの上司殿も腹を立て「いったい日本側になんて説明すればいいんだ? 行くのなら行くでちゃんと決めてくれ」と声を荒げていた。中国企業相手に商売をするには、小事にこだわらない大らかさと、臨機応変に対応できる柔軟性と、ドタキャンを笑って許す忍耐力と我慢強さと辛抱強さと太っ腹さが必要である。

ただいま

  • 2007/07/01 15:00
  • Category:
■ ゆうべ遅く出張から戻って来た。どちらかというと不快な出張だったので、できればさっさと忘れたい。新規事業を立ち上げたばかりの会社の取締役3人ということで、忙しいのはわかるのだが、毎朝待ち合わせの時間に遅刻してくるのは、どういうつもりか。プレゼンの時間1時間しかもらっていないのに30分遅刻したのでは、残り時間は30分である。しかもスピーカー以外の人物は、椅子にだらっと腰掛けて、ブラックベリーだか3G携帯だかをいじっている。あまりにだらしない様子に、そばに控えているこちらの方が心配になってくるが、まさか顧客の取締役相手に「も少ししゃっきっとおかけ下さい」とも言えない。なんだか小皇帝がそのまま大人になったような態度で、3日間つきあったら少々うんざりした。

■ 身内だけで食事に行ったときなどはそれなりに楽しそうで、冗談をとばしたりしてもいたのだが、それでもやはり節度をわきまえた大人が周囲を楽しませているというより、機嫌のよい子どもがはしゃいでいるという感じは否めず。別に一人っ子政策の大陸育ちの人ではないのだが。計画だけ聞くと新規事業の将来性はありそうだが、こういう取締役たちの会社で本当にだいじょうぶなのだろうか、と思ってしまう。人となりとビジネスセンスは別と言われればそれまでだが。

■ もう一つ疲れたのは、3人の出身がばらばらで共通言語が広東語しかないこと。一人はシンガポーリアンで英語・普通話・広東語、一人は中国系アメリカ人で英語・広東語、残り一人は大陸出身で普通話・広東語。個別に話しかけるときはともかく、3人に向かって話しかけるときは一体何語を使ったらよいのか混乱し、もともとしどろもどろなのが、よけいしどろもどろになった。もちろん私が広東語ができないのが悪いのだが、なんだか疲れる組み合わせだった。

Pagination

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター