̴夢

  • 2007/11/30 16:19
  • Category: 雑記
けさ夢を見た。日本のどこかにある、こじんまりしたフレンチ・レストランにいた。テーブルが6つくらいしかないような小さなレストランなので、メニュの数も多くはなく、すべてコース。わたしはランチのコースメニュをためつ眇めつしながら、「どれにしよう?」と楽しく悩んでいた。どれもみんなおいしそうなのだ。魚をパイで包んだボリュームあるコースか、生ハムと何かのもっと軽いものか、うーん・・・と悩み、腕組みしているところで目が覚めた。残念。どうせなら食べてから目覚めればよかった。

しかしそこで諦めたりはしない。わたしは続きを見るべく、再び目をつぶった。食いしん坊の一念岩をも通す。わたしはちゃんと夢に戻り、再びそのレストランに登場。ただし今回はひとりではなく、友達といっしょだ。目覚めている間に夢の中では時間が経過したらしく、メインコースは終わって、デザートになっていた。友達はさっさとふんわりとしたパンケーキにベリー類が乗ったものをチョイス。食べ始めている。私の方はまたまた楽しく悩み、シブースト(なぜこの特定の菓子名が出てきたのかは不明)にしようか、他のチョコレート菓子にしようか、それとも・・・などとよだれをたらしているうちに、また目が覚めてしまった。無念!!

ここでまた無理やり目をつぶり、夢に舞い戻ったらお会計になっていた、だとまるで落語だが、関西人ではない私の場合そういう展開にはならず、ただ「ちぇー、また食べ損ねたよ」と寝ぼけ頭をぽりぽりしただけだった。メインはともかく、デザートを食べ損ねたのは、返す返すも残念だ。さっさとシブーストに決めて食べてしまえばよかったよ。
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鰯の頭、ファイルの頭

会社のデスクは、子ども用学習机よろしく、それぞれの前面上方に2段ほどの棚がついており、各自そこに書類を乗せたり、物を置いたりしている。椅子を立たずとも手が届くので大変便利で、わたしはそこに辞書を並べたり、書類ファイルを並べたりしているのだが、1週間ほど前からマンディさんがやけにそのファイルを気にし「ねえ、上から落ちてくるんじゃない?」とか「下に置いたら?」とか、助言してくる。確かに分厚いA4ファイルが多いので、運悪くわたしの頭の上にでも落ちれば、こぶのひとつくらいはできそうな大きさ、重さではあるのだが、そういうファイルだけあって安定感は十分で、そうやたら落ちるようなことはない。第一引っ越し以来、一度も落ちたことはなく、「危ない!」と思ったことすらない。わたしはマンディさんにその旨つたえ、第一、下(=机の上)には置く場所などないし、しょっちゅう使うファイルなので、引き出しにしまったりしては不便極まりないことも伝えた。
しかしマンディさんはそれでも助言を止めず、昨日はとうとうわたしの後ろの棚を片付け、「ここ片付けたから、ファイルここに置いて」と指示してきた。しかしいくら片付けてスペースを作ってもらっても、後ろの棚はパブリック・スペースで、共用の封筒や文具を置いている場所である。課員はここから自由に物品を取って使用しているのである。そういうところに、私個人のファイルを並べるのは、まるで私のファイルを自由に使ってくれと表明しているようで、非常に抵抗がある。そもそも机の上の棚で全く不都合ないのに、どうして別な場所に置かなくてはならないのか? 意図不明である。私は大いに抵抗し「このファイルは毎日使ってるし、一度だって落ちたことないし、後ろになんか置きたくない」と、超率直な中国語で述べた。(こういう時は日本語より中国語の方が言いやすい) するとマンディさんはちょっと困った顔をし、つと屈みこんで私の耳に顔を寄せると「だって風水がよくないのよ」と囁いたのだ。その瞬間の私の反応は“Oh, come on !!”である。数日前からのさまざまなほのめかし、助言、指示は、すべて「風水」のためか!? 私の机の前の棚に並んでいるA4ファイルの頭が、他より10センチばかり余分に飛び出していることが、風水の流れを妨げているというのか?

マンディさんが風水を信じ、赤い表紙の風水の本や、羅針盤やらを机に置いて、日々研究に勤しんでいることにはしばらく前から気がついていたが、そして今回の引越しに伴う席の配置でも、仕事上の便利さと風水の狭間で、種々苦心していたことは承知していたが、その情熱が私のファイルの配置にまで及ぶとは、思いもよらなかった。私個人の見解は「馬鹿馬鹿しいにも、ほどがある」というのが正直なところだが、マンディさんの困りきった顔を前にしては、「馬っ鹿じゃない?」で片付けるわけにもいかない。かといって後ろのパブリック・スペースに個人ファイルを移す気には到底なれないので、マンディさんに「つまりは他より頭が飛び出ていなければいいのね?」と確認して、今までふつうに背表紙を見せ縦置きしていたファイルを、底を見せる形の横置きにして、問題解決。それでビジネスが改善するとマンディさんが思うのなら、私は別にかまわない。非科学的迷信などどうでもいいが、同僚が不快なら突っぱねてみても始まらない。妥協点を探す方が得策だろう。

4200kcal

昨日の朝体重を量ったら、前日より600g増え、大台に乗っていた。orz。
さすが脂肪と糖のかたまりクッキー8枚!
某サイトによると、体重1kgをカロリー換算すると約7000kcalだそうだから、600gのカロリーは4200kcal。わたしは週末だけで、4200kcal余分に摂ったということか。えらいこっちゃ。

反省して昨日からまた白菜、大根、こんにゃく生活に逆戻り。クッキーは焼きたいけど、そして食べたいけど、やむをえん、週日は禁欲的食餌に勤しもう。
それにしても、減らすのはたとえ100gでも、数日間の“艱難辛苦の日々”が必要であるのに、増やすのはほんとに、なんとまあ、あっけなく、簡単であることか!

それでもアメリカン・ドロップ・クッキーにおける、粉と糖と脂肪の比率が気になったので、手持ちのレシピのいくつかの比率を計算してみた。それによると粉に対し糖と脂肪の比率が高いのは何といってもピーナツバター・クッキー。(この場合ピーナツパターも脂肪として計算)
比率1:1.35:1.56。これは大いに太れそうだ。手持ちで粉に対する糖と脂肪の比率が一番低いのは、藤野真紀子さんによるレシピ。1:0.63:0.80。もちろんこれはベースとなるクッキーで、これにチョコチップや胡桃などを加えれば比率は変わってくるが、それでも北米の平均値よりは低そうだ。何しろ日本は菓子ですら「甘くなくておいしい」が誉めことばになる国だから。

まるゆさんから料理を科学的(?)に分析するすてきな番組(&そのウェブサイトと本)“America’s Test Kitchen”を教えていただいたので、早速アクセス。ううん、ここのレシピ本、すてき。料理の本は過去40年いろいろ見ているので、最近欲しいと思う本はあまりないのだが、これは久しぶりに食指の動くレシピ本だ。欲しいなあ。もうすぐ誕生日だから雪だるまにねだってみようか。

本日もクッキー焼き

昨日高カロリークッキーを4枚も食べたからと言うわけでもあるまいが、
今朝方、出張に行きもうすぐプレゼンが始まるのにプレゼン用スーツのスカートに身体が入らず、しかも資料にまったく目を通していないことを思い出すという恐ろしい夢を見た。
おかげさまで起き抜けから激しい頭痛。

しかしスーツに身体が入らないことと、資料に目を通していないこと、どっちがより恐ろしいかと言えば、それはもちろん資料に目を通していない方だ。
五流ダメ通訳の私が、プレゼン内容を知らずに通訳できるはずがなく、聴衆の前でしどろもどろ、あるいは恐怖の頭真っ白沈黙になることに比べたら、スカートに身体が入らないくらいなんてことはない。上がらないジッパーは、ジャケットで隠せばよい。閉まらないボタンはベルトで隠せばよい。黙ってしまうことに比べたら、そんなことは目ではない。

と居直ったから、ではないのだが、今日もクッキーを焼いた。
本日はサワークリーム・オートミール・クッキー。
昨日焼いた41枚はどうした?と言われそうだが、あれはジップロックに入れて冷凍した。
まさか1日で41枚全部食べはしない。
サワークリーム・オートミール・クッキーのレシピは、昔友達からもらった日本の雑誌のレシピを基に適当改竄。サワークリームの代わりに先日大変安かったので買ったフロマージュ・フレ、バターの半量をショートニングに、薄力粉の半量を全粒粉にと、大変いいかげん。しかし出来上がりは“ふわっふわっ”で、私はむしろ昨日のより気に入った。また4枚食べた。“ふわっふわっ”だったのは、最初にバターをかき立てるとき、ひまに任せてほとんどホイップ状態までかき立てたせいかもしれない。
これも皿の3枚だけ残し、あとは冷凍。
刺しゅうやビーズ細工と同じく、私がやりたいのは“作る”ことで、食べる(飾る、身につける)方はまあどうでもいいのだ。
来週はピーナツバターか、チョコチップを焼きたい。
そんなに焼いたら冷凍庫がいっぱいになりそうではあるが、クリスマスにはブライアン&ジョゼが食事に来るかも知れないし、2月にはお義父さんが2週間ほど泊まりに来ると決まったから、いよいよとなったら全部彼らに食べてもらえばよい。(え?)

Beth's Spicy Oatmeal Raisin Cookies

昨夜のうちに材料をすべて台所のカウンターに並べ、今日は朝起き抜けにクッキー作り。
雪だるまの要望でレーズンの他にクランベリーも入れ、チャンキーなオートミール・クッキーが41枚もできてしまった。
だいたい北米のレシピは、1バッチが多いのだ。
1回で18枚くらい焼けるオーブンなら2回で終わるが、こちらは小さい卓上電気オーブン。
ちまちま6枚ずつしか焼けないし、熱の回りが遅いので時間もかかる。
7時くらいから取りかかって、全部焼き終わるのに10時過ぎまでかかってしまった。

でも焼いている間は、部屋中シナモンとバターの何ともいえずいい匂いに包まれていたし、
焼き上がったクッキーは、雪だるまが「おいしい」といって10枚近く食べたので
終わりよければすべてよし。作って人に食べてもらえると、うれしい。
わたしも4枚食べた。
バターとショートニングが計200g以上、砂糖が300g以上、200gの小麦粉に、250gのロールド・オーツ、たまご2コ、これらに加えてレーズン+クランベリー1カップ。
いったい1枚あたり何カロリーになるんだか、考えると恐ろしいので敢えて考えないが、まあ相当なカロリーだろう。
この次は、もう少し油脂と砂糖を少なくしたローカロリー・クッキーのレシピを探してみよう。今日焼いたクッキーは美味いが、危険すぎる。
(ちなみにレシピはここです。all recipesさん、ありがとう)

ところで、こうして自分でクッキーを焼くようになってから思うのだが、私が高校生だった頃、同級生たちが焼いていたクッキーは、どうしてあんなにおいしくなかったのだろう? 
だいたいみな、型抜きタイプのバタークッキーを焼いていたように思うのだが、そろいもそろって煎餅のように硬く、そのくせパサパサと味わい薄く、義理で1つ、2つ食べればもう結構。1焼き全部独り占めしたいようなクッキーにはお目にかからなかった。
だから私は当時「素人には、おいしいクッキーは焼けない」と思い込んでいたのだが、その後中国に行き、アメリカ人のクラスメートのクッキー焼きを手伝って、その簡単さ、美味さにびっくり。 90年代初めの設備に乏しい留学生楼で、限られた材料で焼いたにもかかわらず、なんと美味なチョコレートチップ・クッキーだったことか! まあ中国で西欧風の甘いものに飢えていた日々だったから、よけい美味に感じたのかも知れないが、同じ留学生仲間で、食べ物の味にはひときわうるさかった某嬢まで、そのクッキーにはしっぽを振って付いてきたのだから、まずくはなかったことは確かだ。

自分でクッキーを焼くようになってわかったが、クッキー焼きはさほど難しくない。繊細微妙なサブレやテュイールは別にして、今日私が焼いたようなアメリカンタイプのドロップクッキーなど、失敗したくとも失敗のしようがない。焼いているのを忘れて真っ黒に焦がしでもしないかぎり、指定の材料を指定の分量用意し、指定された順番でボールに入れて木のスプーンあたりで混ぜ、よく混ざったところでオーブンシートに落として、指定の時間前後焼けば、だいたい食べられるクッキーができあがる。

思うに、はるか昔の高校生の頃は、街には簡単美味なアメリカンタイプのクッキーのレシピは出回っていなかったのだろうか? 麺棒で伸ばして型で抜くような(確かに、ハート型や星型に抜かれたクッキーは、いかにも若い娘好みだが)クッキーの作り方ばかりが、紹介されていたのだろうか。そうだったかもしれない。オーブンもないくせに中学生当時買い込んだ、そのものずばり「お菓子」と名の料理本には、ドロップクッキーはなかったかも知れない。今度実家に行くことがあったら、押し入れのあの本を見てみよう。色刷りの写真が、なんともレトロなのだ。

緊箍児

雪だるま入院の前後から引き摺っている頭痛が、またぶり返してきた。
本日は起床時から、三蔵法師の呪文で緊箍児を締め付けられた孫悟空の気分。
わたしの緊箍児はちょうど目の上にかぶさっているので、目を酷使すると、頭痛がひどくなる。
最近は日本製のイブAを飲んでもあまり効かないし、北米製のイブプロフェンだけ、
アスピリンだけの鎮痛剤は吐き気を誘うし、何か穏やかながらしっかり鎮痛作用があり
しかも胃に優しいという超好都合な薬はないものか。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


頭痛に加え、苛立たしきことあり。
うっとうしいこと甚だしいので、週末には何か心楽しくなることをすべく
昼休み“all recipes”でスパイシー・オートミール・レーズン・クッキーのレシピをとり
その足で階下のスーパーに行って、材料をそろえてきた。
地元系スーパーの割にはちゃんとバターフレイバード・ショートニングもあり
「あら、馬鹿にしたものでもないわね」と感心。ただしロールド・オーツはなし。
ま、中国人ロールド・オーツなど食べんだろうから、仕方あるまい。
これは帰りに向かいのビルのグルメ・スーパーで調達しよう。
グルメ・スーパーと階下のスーパーは名前が違い、品揃えと値段も違うのだが
実のところ同じ李嘉誠系列なのだ。
金太郎飴なHK。

会社を搾取

  • 2007/11/22 17:25
  • Category: 仕事
今日も事件なしと書きたいところだが、実際には事件あり。
某社とのミーティングで、上司殿の手配の悪さを
上司殿の上司に指摘される。
おっしゃるとおりなので、ことばもなし。
しかし、ただのアシスタントが上司殿の意向と指示を無視して
勝手に手配するわけにはいかんだろ。
わたしは勤労意欲に欠けるので、担当の範囲内でやれることはやるが
上司を踏み越え、なぎ倒してまで、ビジネスを取ろうとは思わない。
提案し、却下されれば、そのまま引き下がる。
時々思う。普通の図式とは反対に、
わたしの場合は会社がわたしを搾取しているのではなく、
わたしが会社を搾取している気がする。

時折、皿を洗いながらインターナショナルを歌うわたしだが
立場、間違えているかも。
♪ 立て!餓えたる者よ♪ の“餓えたる者”という部分だけは
常にそのとおりだが。

事件なし

  • 2007/11/21 17:29
  • Category: 雑記
本日、事件なし。
昼前、急にお客様が現れて「いつもいろいろお世話になっているから」と
飲茶をご馳走してくださったくらいが特記事項。
お客様にご馳走になるのは「立場、逆では?」と思うが
前回と前々回は確かウチがご馳走したから、まあいいか。

お客様に好きな点心を選んでいただいたら、なぜか粉物ばっかり。
花生包、生肉包、まーらーかお。
これに豚ちゃんの丸焼きの皮が加わり、
しかも仕上げに胡麻汁粉を召し上がってらしたが
この方は、甘物、粉物好きだったのか。
あるいは中国東北部出身の奥様に影響されて、粉物好きになったのか。
いずれにせよ、お客様と飲茶に行って
蝦餃、焼売、鳳爪という超定番が並ばなかったのは初めてだ。
たまにはこういうのもいいかも。
(ただしわたしの胃は「ええっ、今日のお昼はしけたサンドイッチじゃないの!?
えー、どうしたの? どうしたの? 豪華じゃん! わあ、わあ!!」と
びっくりしまくりで、まだゴロゴロしてるけど)

出社結果、選挙結果

  • 2007/11/20 16:04
  • Category: 仕事
久しぶりに出社したら、入れ替わりに上司殿は午後から出張で不在になるという。
そりゃ商売のため出張に行くのはよろしいが、より大きな儲け話(=出張)のため、
より小さな儲け話(=先約の日本からの来客)をすっぽかすってのは、どうよ?
上司殿は「マンディさんとloutraさんで話を聞いといて」とこともなげに言い、
カラカラと荷物を引いて空港に行ってしまったが、そういうことでいいのだろうか?
いいのだろうか?
日本のビジネス本には「先約優先」と書いてあるような気がするが
HKのビジネス本には、「儲け額大を優先」と書いてあるのだろうか。
書いてあるんだろうな、きっと。

そのマンディさんだが、お昼時お弁当を食べながらつくづくと私の顔を見て
「loutraさん、顔のしわとたるみが目立つから、もうそれ以上痩せない方がいいよ」
とご助言くださった。
「はあ、どうも。謝謝、您的高見」である。
私自身、最近目の下のたるみがやけに目立つよなあとは思っていたが
ここ1週間ばかりは体調的にも精神的にも不調だったし、寄る年波もあるし、
顔の皮膚がたるむのは、仕方あるまいと思っていた。
いくら凹凸の少ない顔でも、年をとればしわも寄るさ。
平らなベッドにぴんと張ったシーツだって、1晩寝ればしわしわになるじゃないか。
(どんなたとえだ?)
皮膚は伸縮自在ではないのだ。

さっきウェブサイトで確認したら、わたしが投票した人は落選していた。
当選したのは北京寄りの民建聯(DAB)の候補者。
同党のウェブサイトによると、同党の躍進は目覚しく、前回(2003年)の選挙に比較し
2倍近い人数が当選(62人→115人)、得票率も39%→53%と大きく上昇した。
HKはこうやって北京寄りになっていくのかなあ。
それが人々の望むことなのだろうか。

支離滅裂

  • 2007/11/19 20:16
  • Category: 雑記
雪だるまの世話にかこつけて、もう1日お休み。5連休。
でも前半3日は毎日の病院往復と頭痛とPMS(わたしの場合はpreではなくpost)と車酔いでさんざんで全然“休”ではなかったし、昨日もおおむねルーティンの家事(そうじ、洗濯、1週間分の買い出し)を片付けているうちに終わってしまったので、ほんとの休みは今日だけだ。
今年もあと1月半で終わりで、しかしわたしの年休はあと7日余っているので
もう1日休んだところで、どうということはない。
今日は別に来客の予定も会議の予定もないし。

それにしても今日はうららかな秋の日で、こうして家にいると居眠りが出てくる。
何年か前のクリスマス・プレゼントにもらったすずらんの香りの練り香水なんかつけているので、よけいだ。ほのかなすずらんの香りは眠気を誘う。
だいたい植物性のほのかな香りは眠りを誘うのだ。
動物性のにおいが闘争心を誘うのとは反対だ。
苛立っているときには、植物性に限る。

PMSで今日以上にいらいらしていた昨日は、ウェブサイトでみたヴァニラの香りのシャワージェルが欲しくてBODY SHOPに行ったのだが、どうやらHKには入っていないらしく店頭にない。
売り子さんに聞いたら「ヴァニラのシリーズは製造中止です」というが
UKやUSや日本では売っているぞ。クリスマス・ギフトにも入っているぞ。
なんでHKにはないのだ?
くやしいのでその足でマークス&スペンサーに行って、ヴァニラの香りのバス・エッセンスを買ってきた。ふん。ちょっと違うがしかたない。
そしてバスルームをきれいに掃除してから、ヴァニラの泡に包まれて少しいい気分になった。

それにしても、PMSではなぜこんなにいらいらするのだろう。
いらいらのうえに気分が落ち込むので、目も当てられない。
気分の落ち込みは更年期かとも思ったが、考えてみればPMSと更年期がいっしょに来るのは変だ。
それはまるで昔初めてピルを試したとき、たしか生理の始まった日から飲み始めるように指示があり、その通り飲み始めたらまるでつわりのように気分が悪くなり、ついでにもともとの生理痛も加わって「くそう。自然界ではつわりと生理痛はいっしょに来ないぞう!」と大いに腹を立て、ピルを飲むのは1回で止めた時と同じだ。
うー、今日の文章は支離滅裂だ。
やっぱり調子が悪い。

今日は投票日

雪だるま、昨日退院。
しかし今回は前回よりも傷口が疼いているようで、動くのがちょっと大変。
看護婦さんも医師も「手術は毎回違うから」と言い、
それはもちろんその通りなのだが、前回より痛くないというのはしのぎやすくても
前回より不快というのは、しのぎづらい。
眠るにしても、座るにしても、不快でない姿勢を探すのが大変。
なにしろ、“すねに傷持つ”ではなく“尻に傷持つ”人だから。

ところで今日は区議会議員の選挙で、わたしも向かいの投票所まで投票に行ってきた。
IDを見せて、投票用紙をもらって、投票するのはいずこも同じ。
ただしご当地の投票用紙は候補者の写真入りで、しかも「V」みたいなチェックマークの
スタンプ印付き。投票したい候補者の○の中に、このスタンプをポンと押して
「この人!」とやるわけだ。
文字が書けなくてもOK。候補者の名前忘れてもOK。
何しろ写真付きだから、最後の土壇場で、顔で選ぶことも可能。
識字率が低いとは思えないが、まあ病気や高齢で字がうまく書けない人はいるし
「この人!」マークのはんこ押す方が簡単だわね。
さてわたしが投票した人は当選するだろうか。
日本ではわたしが投票した人は落選してばかりだったけれど。

左も完了

雪だるまの人口股関節手術、左側も無事終了。
全身麻酔のせいで、今日は水くらいしか口にしていないが
明日は朝ご飯にミューズリーとバナナとジュース、
昼ご飯にキュウリと人参とりんごとナッツを持ってきてね、
と頼まれた。
元気で何より。

わたしの方は、鎮痛剤を飲んでも一向に消えない昨日からの頭痛と、
車酔いで、げっそり。

今日は早く寝よう。

現役引退

  • 2007/11/14 15:31
  • Category: 雑記
昨日は出勤したとたん中国語の先生から電話があり、休講のお知らせ。
ついでにクラスの日を月曜か水曜に変えてはもらえまいかと打診された。
わたしのクラスがある火曜に、本業の方で臨時クラスが入ってしまったのだ。

ふむ。月、水はジムの日で、正直、都合はあまりよくない。
だいたい筋力運動というのは毎日はできないので、1日おきというのが一番望ましく
そうなると1週のスケジュールとしては月水金か、火木土か。
ま、いずれにしても、ウチの雪だるまは明日二度目の手術で
ジムには1ヶ月以上通えないし、中国語のクラスも手術直後の来週と再来週くらいは
雪だるまの世話のためお休みの予定だ。
そうこうしているうちには12月になり、都合悪くわたしのクラスがある日に入ってしまった先生の本業の方の臨時クラスも終わるだろう。
そうなれば変更の必要はない。ゆっくり考えよう。

関係ないが、ここ4−5日、年若いブロガーの方の日記を後追いのかたちで
拝読させていただいている。
年若いせいか、日記の内容の95%が恋愛の話で、なかなか微笑ましい。
中国語では“恋愛する”ことを“談恋愛”といい、動詞に“談”(=話す、話し合う)を使うが、この方の場合、相手と遠距離にあるせいもあって、まさに“談恋愛”。
電話やメールを駆使して、毎日毎日かなりの長時間を
相手とのコミュニケーションに費やしている。
いやー、すごい。まさに若さだ。
わたしも20代から30代は“恋愛第一”“色恋命!”とまではいかなくとも
色恋沙汰のプライオリティ高く、日々を過ごしていたが
しかしそんな生活も20年近く続ければ、いいかげん厭きる。
いくら楽しくても「もう、いいや」と思う。
第一、“談恋愛”にはものすごいエネジーが要るのだ。
生半可なことでは、体力、気力が続かない。
わたしなんか30代の後半ですでに力尽き、現役引退。
静かな生活に入ってしまった。

よく小説では、30代後半から40代の女性で、突然恋愛に燃える人が出てくるが
わたしには「はあ、ごくろーさん」としか思えない。
30代後半から40代という設定なので、そうした女性たちは家庭を持っていたり
仕事を持っていたり、すごい人になると家庭と仕事と子どもと要介護の老親まで
抱えていたりする。その上さらに恋愛までしようとは、いやはや爪の垢でも煎じて飲みたいほどの気力、活力、体力だ。まるで昔のリポビタンDのCM“24時間、おー!”みたい。
えらいこっちゃ。わたしにはとても真似はできない。
なにしろわたしなんぞ結婚した時の感想が「ああ、これでもう色恋の沙汰にかかずらわなくて済む」という、現役引退を惜しむどころか、現役引退して大いにほっとしている、
体力の限界をつくづくと感じた運動選手みたいな感想だったのだから。

おいしいものをくれる人は

  • 2007/11/12 15:33
  • Category:
先週お友達との待ち合わせの前に、ちょっと日本語古本屋に寄ってみたら、“クッキングママ”シリーズで持っていない2冊がちょうど出ていたので、つい買ってしまい、ついでに読んでしまっている。知っている人は知っていると思うが、ケータラーが主人公だけあって、このシリーズにはおいしいものがてんこもりで出て来る。しかも彼女はエスプレッソ中毒でもある。おかげで、このシリーズを読むたびに“何か”が食べたくなり、エスプレッソ・マシーンが欲しくなる。

今現在の“何か”は、主人公ゴルディが前半で焼いているチョコレートたっぷりのその名も“チョコレート酔い”クッキー。日干しチェリー入りというのが、なんともおいしそう。チョコはなしでもいいから、ドライフルーツとナッツの入ったクッキーが焼きたくなった。材料を準備しておいて、クリスマス休暇にでも焼こうかと思案中。クリスマスまであと6週間、それまでに十分減量できれば、休暇中くらいクッキー食べてもだいじょうぶだろう。だいじょうぶだよね?(お願いだから、だいじょうぶだと言ってくれ)

そういえば、昔はよくクッキーやらケーキやらを焼いた。ごはんは作らない雪だるまも、こういうものは作るので、二人でレシピ見ながら作ったりもした。その中には粉なしで作るピーナツバタークッキーというのもあり、「粉なしで、ほんとにクッキーになるのか?」とふたりで危ぶんだが、ちゃんと形になり、しかもけっこうおいしかった。(そういえば、これのレシピはまだファイルに残っているだろうか)

ゴルディも言っているが、おいしいものは人をしあわせにする。おいしいと思うものを食べて不機嫌になる人はいない。わたしは食い意地が張っているからよけいそう思うのかもしれないが、“餌付け”というのは何も動物ばかりではないと思う。人間だって好意をもってもらいたかったら、とりあえずおいしいものを与えながら近づいていくのが得策なのではないか。“おいしいものをくれる人は、いい人”なのだ。

日曜日

  • 2007/11/11 19:47
  • Category: 雑記
昨日はあれから中環→銅鑼湾と海沿いに移動し、ここ2年ばかりお世話になっている美容師さんとこで髪を切ってもらい、スーパーでお買い物して帰ってきた。

いつも思うのだが、この日本人の美容師さんに髪を切ってもらうと、わたしはその当座だけ“こぎれいな日本人のオクサン”に変身する。どこがどう違うのかわからないが、なんだか主婦雑誌の読者欄あたりに出てくる“夫1、子ども2、週に5日だけパートで働いてます”てな感じのオクサンに、つつーと移行するのだ。おもしろい。

1晩寝るとオクサン臭は半減し、髪を洗って自分でブローする翌々日には、“こぎれいなオクサン”はきれいさっぱり姿を消して、ただのフルタイムで働いている疲れた中年婦人に戻ってしまうのだが、“こぎれい”と“疲れた”の差を生み出すのは歴然たるブロー・テクニックの差だけなのか、それに加え、彼の何がわたしの“日本人らしさ”を引き出すのか、ちょっと興味を感じる。

ところで昨日の朝は2ヶ月以上にわたる食事制限にいい加減うんざりして、朝からポークソテーなんか食べてしまった。豚肉のかたまりに去年ウルムチで買った西域風味調味料をたっぷりまぶしつけ、グリルパンでじっくり焼いた。朝からそんなものを食べたので、昼になってもお腹がすかず、夜になってもお腹がすかず、結局1日の総量としては普段より食事量が減ったような。ダイエット本は「どか食いは太ります。3食平均に食べましょう」というが、3食全部腹六分目で常に空腹を抱えるよりは、朝にたっぷり食べて「あー、お腹いっぱい」「まーだお腹いっぱい」と思いながら1日を過ごす方がよほど楽だ。ちなみに今朝体重を量ったら、昨日より800g減っていた。へー、である。

で、だからというわけではないが、今、夕食用にカレーを作っている。ベジなので当然肉はない。豆(ひよこ豆、いんげん豆2種、緑豆)がメインで、残り物の豆腐乾が少し、彩りにピーマンを入れたコルマ・カレー。ごはんは白米、紅米、玄米を1:1:1で混ぜて炊いたもの。豆がミックスなのは、もともと糖水(中華風お汁粉?)用だから。もちろん砂糖を加えて甘くして食べてもいいのだが、中年肥満二人組はそんな危険を冒すわけにはいかないので、おとなしく砂糖は入れず、ただ煮る。それにしてもpinto bean とkidney bean、日本語にするとどちらもインゲン豆なのは、なぜ?

土曜日だあ!

  • 2007/11/10 09:57
  • Category: 雑記
今朝は窓の明るさで自然に目が覚めた。時刻は6時半。起きるにはいい時間だ。
どうせなら毎日、こうして自然に起きたいものだ。
江戸時代のように日の出と日の入りで時間を決めて、1時間の長さはフレキシブル
ってわけには、行かないのだろうか?
その方が自然のリズムに合ってる気がするがなあ。

ん? でも考えてみると、私が今いるここは日本じゃなかったよ。
300年前に戻っても、江戸時代にはならんわ。

さて今日はこれからお出かけ。
わたしが6時半に起きた時点で、雪だるまはすでに出勤済み。
1日お仕事だそうである。ということはわたしは1日中、自由時間!
(洗濯はしたが)掃除はさぼって、お出かけしよう。

くつろぎの時

  • 2007/11/09 15:27
  • Category: 雑記
雪だるまには悪かったが、きのうのお友達とのお出かけは楽しかった。
ソフトシェル・クラブのパスタとか食べた。
日式カフェなので、本格レストランのようなわけには行かなかったが
お値段もお値段だしねえ。十分でしょうよ。
そしていっぱい喋り、モールをうろうろした。堪能。
満足して元気よく「ただいまあ!」と帰ったら、雪だるまはPCで遊んでいた。
冷蔵後を見たら、ラディッシュと大根が消えていた。
ちゃんと残り物を食べたらしい。
「すまんのう」と思ったが、どうせベジの雪だるまはソフトシェル・クラブは
食べないしね。

ところで最近のリラックスタイムは、寝る前のPCゲーム。
顔を洗い、パジャマTシャツに着替え、いつベッドにもぐってもいいように準備を整えてから
おもむろに天井灯を消し、ベッドサイドランプだけにする。
そしてほんわりと暗いなかで、David Timson氏の朗読するシャーロック・ホームズの物語を聞きながら、フリーセルとかかえるさんとかのPCゲームに興じる。
ふたつとも単純なゲームなので、使っているのは頭の半分くらい。
あとの半分はぼーんやりと休みながら、とりとめのないことを考えている。
これがなんともいえず、リラックスする。
時にはブランデーをなめなめゲームすることもある。
日常の中の小さいしあわせ。

お勉強

  • 2007/11/08 16:34
  • Category: 仕事
昨日は余り忙しくなかったので、午後は株屋用語の使い方をお勉強。経済畑出身ではない上、“金融”や“株式”というものに自然発生的な、からだの底から湧き上がるような興味や喜びを感じることもないので、私はこれら用語を使いこなすことができない。

で仕方なく日経の海外株ニュースを読んで、使用実例を抜き書き。「見直し買い」とか「持ち高調整売り」とか「上値追い」とか、日本語で読んでいる分には意味がわかっても、中国語からの翻訳の際にさらりと頭に浮かぶとは限らない言葉を、あいうえお順に表にしてみた。「観測」とか「手掛かり」とか、日常生活でも使うことばも、株屋は独特の使い方をする。「手掛かり」なら「金先物相場の上昇を手掛かりに・・・」といった具合。わたしの日常生活では見られない使い方だ。わたしにとって「手掛かり」というのは、指紋とか頭髪とか床の血痕とかであって、決して金先物相場のチャートではない。ついでに言うと「観測」で浮かぶのはせいぜい天体とか望遠鏡とかくらいで、・・・・・・ しかしそう言っていても始まらないので、仕方なくお勉強。いつも日経にHK市場の模様をレポートしているOさんとかHさんとかは、いったいどこでどうやって勉強したのだろうねえ。すごいねえ。

ところで今日はこれからお友達とおでかけ。日式カフェで夕食&お茶をするのだ。もう連日、大根と小白菜ばっかりで、いいかげんうーんざりしていたので、お出かけできてとても嬉しい。しかし考えてみると冷蔵庫にはろくに残り物がなかった。確か昨日の残りのラディッシュ2−3個と、大根のスティック4−5本くらいしか残っていないのではなかったか?
うむ、すまん、雪だるまよ。わたしは外でおいしいものを食べるから、君は今晩はチーズとりんごとミューズリー・バーを食べてくれ。おいしいし、栄養はあるし、何より準備が要らぬ。大好きなコンピュータと遊びながら、片手で食べられるしあわせを満喫してくれ。

Oatcake

機嫌が悪いので、空調の吹き出し口から冷気が流れ出る音が聞こえると、ものすごく腹が立つ。なんだ、なんだ、こいつらは! 地球の資源とか環境とか、まったく考えないのか? 外気温が22℃の時、どうして室内温度を15℃にする必要があるのだ? 22℃で暑いならジャケットを脱げ! ジャケットの下に着ている毛糸のチョッキを脱げ! 人間は生存しているだけで有害な生物なんだから、も少し分をわきまえて慎ましく暮らせ! 冷気吹き出し口の直下にいる私なんか、Tシャツ着て、セーター着て、その上にもう1枚厚手ニットのブルゾン着て、小型毛布のひざ掛けかけてても、昼には手が氷のように冷たくなっているんだぞ。トイレに行って脚なんか触っちゃうと、手の冷たさに自分でぎゃっと飛び退くんだぞ。

まったく課内一寒がりのわたしが、なんで選りによって冷気の真下になっちゃったんだろう?

怒りの文章ばかり書いていては非生産的なので、他のことも書こう。
昼休みは散歩を兼ねて、渡り廊下でつながった近隣のモールを流していることが多いのだが(オフィスにいるより暖かいし)、ここ2−3日、先日見た“Oatcake”というものが気になって気になってしかたがなく、昨日とうとう買ってみた。
スコットランド高地人が遠い昔の13世紀から野外キャンプで焼き続けてきた素朴なビスケット。繊維質豊富で健康的。1枚約50kcal。トッピングは塩系も甘系もO.K. 伝統的にはチーズやピクルス、でもママレードつけて朝食にどうぞ、スープに浮かせて昼食にもどうぞ、サーモンパテ、きゅうり、ゆで卵を乗せて夕食にもどうぞ、クリームチーズとラズベリーを乗せてデザートにもどうぞ、とある。なんだか“鮎尽くし”とか“松茸尽くし”のノリだが、手を変え品を変えのフルコースならともかく、朝昼晩デザート全部オートケイクっていうのも、ナンである。

味はダイジェスティブ・ビスケットをもっと素朴に、ポソポソにした感じ。何でもおいしいわたしはその歯ごたえを好もしく思ったが、夫は手をひらひらさせて“まあまあ”のサイン。まあこいつはビスケットはチョコ系に甘いか、バター系にリッチでないとおいしいと思わない奴だからな。ふふん、これでオートケイクは1箱全部わたしのものだ。大切に1枚ずつ、食べよっと。

電話嫌い

  • 2007/11/06 16:01
  • Category: 雑記
昼休み中国語の先生に電話したら、本日も体調悪く伏せっているとのこと。
これでもう4週連続休講。最初の2回は単に先生の都合が悪いだけだったのだが、先週と今週は風邪、というか要するに体調が思わしくないのだという。昨夜は熱が出たそうだ。声に元気がない。先生とわたしは年齢がちょうど一回りちがうのだが、わたしも12年後にはちょっと引いた風邪が治りにくくなっていたりするのだろうか? 今は(頭を除き)いやになるほど健康だが、こんな状態でいられるのも、あと何年でもないのかもしれない。体調がいいうちに、やりたいことをやりたいなあ。

話は変わるが、ここ4週間ばかり、自宅の電話の線を抜いている。今までは単に出たくない時は鳴り続ける呼び出し音を無視していたのだが、そのうちに「どうせ電話に出ないなら、線を抜いた方が簡単だ」と思いついた。やってみるとこれが快適。食事中や、映画鑑賞中などに無遠慮に鳴る電話がないのは、なんと心安らかなことか! どうしてもっと早く思いつかなかったのだろうと思うくらいである。

もっともこんなことができるのは、私に電話をかけてくるのは実家の母と広告だけとわかっているからである。電話には出ないわたしの悪しき習慣を知っているので、友達が自宅に電話をかけてくることはまずないし、かけて連絡がつかなければ、メールに変えてくれる。だから線をつないでなくても、何の支障もない。

夫はそういうわたしの行動が理解できず「どうして電話にでないの?」と言うが、私に言わせればかかってくる電話すべてに、律儀に応える夫の方が不思議である。ま、夫の場合はバイトの連絡が入ることもあるから、応えないわけにはいかないのだろうが、時間的にどう考えても広告だと思われる電話にまで出るのは、どういうわけか。ことに最近は番号表示とかもあるのだから、選んで出ればよいものを。

というようなことを書くと、わたしの人付き合い嫌いがバレバレだが、これは元々は実家の母からの電話に出たくないために始まった事態である。わたしは母と話すのがほんとにほんとに苦手で、いやである。だから逃げて逃げて逃げまくっているのである。先週はとうとう妹からメールを貰ってしまった。曰く「日曜に電話したけどいなかったと、お母さんが言っていました」 ・・・。「妹へ。はーい、正確にはいなかったのではなく、電話を切っていたのであります。それもこれもすべてお母さんと話したくないからであります」とはさすがに書かず、「次の日曜に電話します。連絡ありがと」と返信した。しかし実際には当の日曜になっても電話する決心がつかず、電話しないまま日曜は終わってしまった。今日は火曜だが、線は切ったままだ。つなぐ気にはとうていなれないが、いつかは連絡しなければなるまい。連絡しなければならないと頭でわかっていつつ、感情が拒否するこういうのを、精神分析ではなんというのだろう。

“Off the Map”

  • 2007/11/05 16:55
  • Category: 映画
今朝、夫とふたり車椅子で旅をしている夢を見た。どうやら北米にいるらしいのだが、車椅子の旅行者はただで病院のヘリコプターに乗れたり、バンの後ろに乗せてもらえたりして、すこぶる便利。しかもわたし達の車椅子はエンジン付きで、恐ろしいほどのスピードで走る。夕暮れの自動車道を、ジェット・コースター並みの速度で疾走するのである。風防も何もないので、風で耳が痛く、それより何より、あまりの速さにコントロールを失いそうなのが、大変恐かった。そして最終的には軍用機みたいなのに積み込まれて、アルバカーキに着いたのだが、この耳慣れない地名のニューメキシコの街で、われわれはいったい何をするつもりだったのだろうか。何しろ夢なので、よくわからない。

ただアルバカーキが出てきたのは、土曜に見た映画の影響である。映画の題名は“Off the Map”。 道もなく、地図にも乗っていないようなニューメキシコの砂漠の中に、半ば自給自足で暮らす一家の話。ヤッピー転じてロハス生活に入ったような人たちではなく、もともと自然にそういう生活を送っているような人たち。どうしたわけか少々鬱状態のお父さん、インディアンの血を引く、生活力に満ちてスピリチュアルなお母さん、そして11歳になるこましゃくれた女の子。(演じたのは、Valentina de Angelis。この子が実に実にいい。映画の半分はこの子で持っているようなものだ)一家の友達で、しょっちゅう家に出入りしている無口な男。うさぎ、にわとり、ロバ、コヨーテ。

ある日そこに、IRSから調査員がやってくる。何年も所得申告をしていない一家の情況を確かめに来たのだが、荒野のまんなかに住む一家を探すのに3日もかかり、着いたとたんに蜂に刺され、3日間寝込む。そして夢うつつのうちにお母さんに魅せられ、一家の暮らしに魅せられて、そのまま仕事を放棄して居着いてしまう。そして絵を描き始める。
ある夜、鬱気分で眠れないお父さんにつきあい、望遠鏡で星を眺めながら調査員の男は言う。「あなたはポケットには1ペニーもないが、美しい妻と素晴らしい子どもがいる。しかも時間はすべて自分のものだ。本当に羨ましい」と。

私自身、この調査員の気持ちに大いに同感する。腹を満たす食べ物と水があり、雨風陽射しを防ぐ屋根と壁があり、家族と友達がいて、周りには広大な大自然が広がっているのだとしたら、他に何がいるだろう? (いや実際には読む本が欲しかったり、ネット環境が欲しかったりするのだが、必要の最低の、最低限というのなら、これだけで十分だ)

老後の生活保障のためと称して、自分の時間を切り売りし、1日の大部分を窓もないオフィスで過ごす生活のつまらなさ。ああ早く時間がすべて自分のものになる生活に入りたい。ニューメキシコでもケベックの田舎でも、レイク・ディストリクトでも(そう、日曜には“Miss Potter”を見たのだ。こちらも大変よかった)、どこでもいい。どこか人間より草木と土の方が多いところに行きたい。

母豚ネックレス

雪見さんは古本市に行かれたようだが、私は宝飾品市に行ってきた。一昨年だったかに男性用の指輪をひとつ買って以来、年に1回くらい展示会の案内が来る。いつも会社の近くのホテルでやるので、一応昼休みとか、帰りがけとかに寄ってみる。そして女性でいっぱいのショーケースの周りをぐるりと2〜3周し、「ふーん」と感心して帰ってくる。誠に残念ながら、きれいな小箱やら、豪華な大箱やらを胸に会場を後にしたことはない。

宝飾品は好きだし、ことにカボションの石はどんな色でもきれいだと思うが、わたしが欲しいと思うものは、わたしには買えない。今日も澄んだ紫色やら深い琥珀色やらの、とてもうつくしい石があったが、いっしょにくっついている小さい札の桁数が、わたしの希望と合わない。わたしは大ぶりな石が好きなので、なおさらである。

宝飾店の多い街に住んでいるので、街でもよく宝飾品を見るし(ただし中国風のデザインは、私には???だ。誰が母豚の腹の下に仔豚が5匹〜12匹ぶら下がった24金のネックレスを欲しがるのだろう?)、雑誌でも見るが、いつ見ても見とれるのは塩野七生氏所有の大きな翡翠の真ん中にダイヤを埋め込み、回りをオニキスで囲んだ指輪だ。深い翠の石のうつくしさもさることながら、斬新なデザインが何しろ秀逸。添えられている文章によると、どうやら塩野氏ご自身のアイディアを、ローマの宝飾店が細工したようだが、こういうデザイン、どうしてHKにはないのだろう。歴史の長さからいえば、中国の方がローマより圧倒的に長いはずなのに、宝飾品のデザインはなぜ洗練されなかったのだろう?

まあもっとも、その方がよかったのかもしれない。週に3回通っているジムの周りは、向かいも隣もそのまた隣もみんな宝飾店だ。ローマ並みにうっとりするようなデザインの宝飾品ばかり日々見せつけられていたら、いつか身の程知らずに手を出さないとも限らない。しかし見せつけられるのが24金母豚ネックレスなら、「ふん」と鼻であしらって通り過ぎられる。

Melting Snowman

  • 2007/11/01 15:04
  • Category:
どうやらウチの雪だるまは溶け始めたらしい。先日体重を量ったら、以前より6kgも減っていた。どうも最近、身体の丸みが足りないような気がしていたが、なんだ、そうか、体重が減っていたのか。
原因はどうやら手術後不自由な体をおして、出勤していたことにあるらしい。90kgの体重をクラッチ2本で支えて、歩き、階段を上り、エスカレータに乗り、というのは、ジムでのフリーウェイト・トレーニングより、よほど運動量が多いらしい。なにしろ何年運動を続けようと、一向に減らなかった体重が、手術後3週間で6kgも減ったのだから。しかもその間はトレーニングはせず(というか、できず)、退社後は家でごろごろしていてである。
これでまた2週間後には左足の手術で、またまたクラッチ生活が始まる。そこでまた6kg減れば、体重は(後半とはいえ)70kg台ではないか。うーむ、雪だるまがポプシクルになる日も近いか。

(ちなみに雪だるま妻の方は、ほとんど溶けていない。先週日本産さつまいものうまさに負けて、夕飯に小さいのを1本ずつ、3日続けて食べたのが運の尽き。1週間で500g減らすべきところ、逆に500g増やしてしまった。今週は反省して夕食に炭水化物はなし)

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らうとら

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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