休み、終わり

  • 2007/12/27 21:37
  • Category: 雑記
クリスマス休暇終わり。神も仏も信じないウチにとっては、クリスマスは単に2日間の休暇。仕事に行かなくていい日。好きな時間に起きて、PCで遊んで、映画見て、ができる日でしかない。今年はツリーすら飾らなかった。唯一“ハレ”の日ぽかったのは、食卓にテーブルクロス(シーツだけど)をかけたことと、ランチョンマットを白のカットワークに変えたことだけ。普段は実用本位の、食べこぼしが目立たない色のマットばかり使っているので、薄手の白のマットというだけで気分が変わる。もっとも雪だるまは早速その白のマットの上に、チョコの染みとトマトの染みをつけやがったけど。

イブからの2日間は、減量を無視して炭水化物、糖分、脂肪、食べ放題。クランベリーのアップサイドダウン・ケーキは1日置いたら大変しっとりし、いい具合になったが、大感激して2回目を焼きたいほどの味ではなし。これなら先々週のオートミール・ケーキの方が、軽くて私好みだ。材料も手順も簡単だし。しかしゆうべ雪だるまに「運動できない時に、あまり脂肪や糖分の多いものを作らないでくれる?」と言われたので、お言葉に従い今週末は少々bakingを控えようと思う。2回の手術によるクラッチ生活で、雪だるまは往時に比べ10kg以上やせ、現在も痩せ続けているのだが、それでも脂肪と糖と炭水化物なんかで体重を増やしたくはないというのはわかる。私自身にしたところで減量中なのだから、いい加減週末ごとにクッキーやケーキを焼くのは止めるべきだろう。止められれば、だが。
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休み

■ クリスマス休暇に読もうと思って頼んだ本6冊は、ちゃんと先週の火曜に届いた。いつもより早かった。うち1冊をさっそく読み始めたが、文庫なのにどういうわけか軽くページ同士がくっついており、1ページ進むごとに乾いたぱりぱりという音をさせてページをはがさなくてはならないのが、まるで古いフランス綴じの本を読むようで楽しい。内容が第1次大戦後のイギリスを舞台にした話で、ページの間から壮麗なマナーハウスや、猟犬たちの吠え声が聞こえるのも、その乾いた音にふさわしい。

■ 9グレイン・ブレッド・ミックスにアマランサス、白ごま、ロールドオーツ、乾しぶどうを入れたクイック・ブレッドを焼いた。何とも珍妙な味になった。苦みがあってまずいような気もするし、ぷちぷちはぜる何かの実の歯触りが面白く、うまいような気もする。しかし雪だるまはその前日焼いたコーヒー味のケーキよりは、こっちの方がまだましだと言った。どうやらケーキはエスプレッソ・コーヒーの味が強すぎ、お気に召さなかったようだ。あの雪だるまが1切れ食べただけで止めたのだから。

■ お義父さんから、クリスマス・ギフトの箱が届いた。お義父さんが作ったミニ・ドーナツ、ファッジ・ブラウニー、市販のゼリー菓子、わたしへの“Neige”(雪)と言う名前の香水が詰め合わされていた。クリスマス前だが、わたしたちはすでにドーナツに手を付けた。ブラウニーに手を伸ばすのも時間の問題だ。

■ 午後はクリスマス用にクランベリー・アップサイドダウン・ケーキを焼いた。クランベリーは珍しくスーパーに冷凍でない、フレッシュ・クランベリーがあったので、それを使った。クランベリーの赤がケーキの表面に並び、なかなかきれいな焼き上がり。見場はよいが、アメリカのレシピを使ったので、かなり甘めの仕上がり、と思う。ちょっと味見に食べたかったのだが、一応がまん。

■ というように金曜夜からの2日間で、ケーキ2つ、クイック・ブレッド1つ焼く。相変わらず Baking に取り憑かれている。

最近の子どもは

  • 2007/12/21 16:35
  • Category: 雑記
先日NHKニュースを見ていたら「最近の子どもは携帯でも通話ではなくメールでコミュニケートすることが多い。これは人とうまく付き合えない子どもが増えているため、人と直接向かい合う煩わしさを避けているのだ」という内容のコメントをしていた。へえ。
人とうまく付き合えなかったり、人と直接向かい合う煩わしさを避けたりするのは、最近の子どもの専売特許ですかね。
わたしなんてずいぶん昔の子どもですが、人と付き合うのは下手ですし、人と直接向かい合うのは煩わしいと思いますけどね。それどころか母親とすら“直接向かい合う”のがいやで日本を逃げ出し、あげく電話の線を切ってますけどね。

人付き合いというのは昔から非常に難しくて、やっかいで、誰にとっても頭痛の種であったに違いない。簡単で楽しくて容易なことだったら、有史以来(いやたぶん有史前から)現在まで、なんでこれほど大量のいさかいや、意図の誤解による悲劇や喜劇が起こっているのか。昔の人は人付き合いが今より上手だったなんて思うのは大間違いだ。ただ電話もメールもなかった頃は、直接会うしかコミュニケートする方法がなかったから、やむを得ず面つき合わせていただけで。避ける方法があるなら、当時だって避けていたに違いない。

直接顔を合わせなくてもコミュニケートする方法ができた現在、子どもたちが直接的な人付き合いを避けようとするのは、そんなに理解しがたいことではないと思うのだが。
こういうコメントを出す人は、人との付き合いから逃げ出したいと思ったことはないのだろうか。

ラジオ体操

  • 2007/12/20 17:37
  • Category: 雑記
雪だるまの2回目の手術以降、今日で5週間、ジムに行っていない。
背中が痛い。肩が痛い。2、3日前など生まれて初めて腰が痛かった。

ジムに行っている間は、こんなバーベルなんか挙げて一体何の役に立つんだろう?
米俵持ち上げるわけでもあるまいし、と思っていたが、
止めてみると、ああした運動が身体機能の維持と健康に大いに役立っていたことが、
文字通り骨身に染みてわかった。

両脚不自由な雪だるまは未だにクラッチなしでは歩けず
したがって少なくとも今月いっぱいは、ジムに行けそうもない。
仕方ないのでわたしは居間でちょぼちょぼヨガを始めた。
昨日、おとといはラジオ体操なんかもした。
面白い運動ではないが手軽だし、2回ずつ2晩やると少なくとも腰の痛みはなくなった。
運動はだいじだ。

クランペット顛末

ところで、土曜日に焼いたクランペットは、お化けクランペットになった。
イースト君が大いに力を発揮し「なんと本来このように膨らむものだったのか!」と感嘆するほど発酵したうえ、わたしがセルクルの中に気前よく生地を流し込んだため、厚さ5センチという半分に切ってもまだ厚いクランペットになってしまい、ほとんどお化けきのこ状態。
途中でフライパンから引き上げ半分に切ってみたが、お化けはやっぱりお化けで、ずっしりと重い、お腹にたまるクランペットになった。朝2枚食べ、昼に残りの3枚を食べた。夜はさすがにお腹がいっぱいで、野菜と果物だけで済ませた。
懲りて、翌日曜日は焼かず。セルクルももう一回り小さい方がよかったようだ。どらやき同様、余り大きいと可愛げがない。

土曜の夕方には、ショートニングを探しにウチの近所の製菓用品店に行った。製菓用品店とはいっても路面店ではなく、小さい商業ビルの8階にある店なので、外からではそんな店があることはまったくわからない。HKの裏街によくある間口1間もないようなビルで、エレベータも8人乗れば満員になるようなのが1基だけ。それがゴトゴト危なっかしく上って行く。
しかし今回はそのエレベータを降りてびっくり仰天した。もともとウチの居間くらいの広さしかない店に若い女の子が、それこそ足の踏み場もないほどびっしり詰めかけていたのだ。みな手に手にクリームやバターや粉、ココアパウダーやチョコレート、ケーキ型やスパチュラ、包装用セロファンなどを抱え、レジ待ちの列は店内の通路を埋めて、ほとんどスネーク・ゲーム状態。

いやはやHKの女の子がこんなにケーキ作りに熱心だとは思いもよらなかった。前回この店に来たのは確か去年の中秋節時期で、その時も月餅用の材料を買う客がちらほらはいたが、ここまで多くはなかった。しかもその時はどちらかというと中年婦人が多く、若い女の子はほとんどいなかったのだが(伝統的月餅を手作りしたい若い女の子は、そうはおるまいし)、今回は9割が10代から20代初めと思われる若い女の子たちばかり。彼女たちが誰に手作りケーキを食べさせるつもりかは知らないが、これはやはり彼氏だろう。彼氏つきで買物に来ている娘もいたし。ジジババに手作りケーキ贈って何のおもしろみがあろうか、とわたしでさえ思う。(ん、でもHK人は家族思いだから、案外娘が焼いたケーキを家族で囲んだりするのだろうか? 可能性がなくはないな)

なんてことを思いながら、わたしも若い娘に混じりバター2つと、ショートニング、ココアパウダー、生クリーム、強力粉を買う。卸売っぽい店なので、スーパーよりはいくぶん安めだし、スーパーにはない品もある。便利至極。
早速翌日曜に、買ったショートニングを使って干し葡萄入りオートミールケーキを焼いた。雪だるまは、焼きたては「一味足りない」とか言っていたくせに、夕方には「うん冷めたらおいしい」と前言をくるりと翻し、全量の3/4を平らげた。終わりよければすべてよし。

『301・302』

  • 2007/12/17 14:38
  • Category: 映画
週末、ウチには珍しい韓国映画を見る。タイトルを『301・302』という。単に数字なのだが象形文字風の書体で描かれ、○や□が並んだハングルの中に嵌め込まれると、まるで数字には見えず、わたしは最初模様の一部かと思った。
そしてずるりとした気持ちの悪いすべり出し。韓国語のせりふ回しなどわからないものの、唐突な驚き方や、とってつけたような表情など「この俳優たち、演技はだいじょうぶか?」と思わせるあたりも心地悪い。ネタばれしてしまうのも具合が悪いので詳細は省くが、わたしはふつう料理がらみの映画は好きで、料理場面や食事場面が出てくれば大いに楽しむのだが(“Mostly Martha”然り、『バベットの晩餐』然り)、しかしこの映画の料理場面はまったく楽しめなかった。うまそうな素材を細心に調理していても、どうも場面に気持ちの悪さが漂うのだ。魚や貝の身のぬめり、市場でうごめく灰色の蟹、吊るされた豚の半身、それを紙のように薄く削いでいく肉切り機の鈍い銀色。主人公の女ふたりも、画面に登場するだけで背中がぞわぞわする。ことに301の女の、丸いのに小さい目が、白いぬっぺりした顔の中で上目遣いに光るのは、並みのホラー映画よりよほど不気味。それが監督のねらいなのだろうが、俳優を含め食べ物や部屋のようすなど、あらゆるディテイルが気持ち悪いというのも、考えてみればすごいことだ。

しかし「食事時に、なんていう映画を選ぶんだよ」と内心夫をなじりながらも最後まで見たのは、恐いもの見たさだけではない。最後に字幕に表れた“loneliness”という言葉が、この映画の根底にあるものと思われ、それを字で見せられるまで気づかなかったわたしの鈍さは相当なものだが、内容どころか見たことすら忘れる映画が多い中、見てから3日たってもまだ脳裏に場面が浮かぶこの映画は、当初の印象とは異なり、それなりに力のある映画なのだろう。気持ち悪さに負けて、途中で見るのを止めなくてよかった。

ところで余談だが、この映画では俳優たちの裸体も気持ち悪さに一役買っていた。一応俳優さんたちだけあって、客観的には醜い肉体ではないのだが、アジア人の身体はなんとしても厚みに欠ける。その薄い貧相な肉体が裸で絡み合うのは、まるでナメクジの絡み合いのようだ。男も女も、骨格とか筋肉とかをまるで感じさせない。女ふたりがやせぎすなせいもあって、胸や腹の豊かな脂肪すらない。なんともみすぼらしい絡み合いなのだ。おまけにカメラはその寒々しい肉体を、そのまんま撮る。肌のざらつきや、肉のゆるみまで見える。いやはや、やれやれ。アジアの映画では時々見るが、実に劣情を催させない、気持ち悪さの先に立つ絡み合いだった。偏見を承知で言うが、そもそも筋肉や骨格を感じさせない肉体は(ことに男の肉体は)、醜い。濡れ場を演じる男優、女優は、みな須らく肉体を鍛錬してから演じるべきである。でなければせめて、脂肪を蓄え、身体に厚みをつけてから演じてくれ。イカのように薄っぺらい肉体で、絡み合うのは止めてくれ。食欲が落ちる。

クランペット

今週末はクランペットを焼く。
2〜3日前から食べたくて、食べたくて、でもこういう高カロリーなものは週末だけと決めているので、週日はネットでいろんなレシピを眺め、よだれを流すだけに留め、じいっと我慢していたのである。

クランペット、イースト発酵させた、ぶつぶつ穴開きのパンケーキといったところだが、昔懐かしいイギリス小説を読んでいると、よく出てくるのである。
先日も執事のバンター氏や、英軍のジョシュア氏などが、炉辺でいかにもうまそうにこんがり炙っていて、大いに食欲をそそられた。うまいものが出てくる小説は、ほんとうに罪作りである。

きのうはクランペットを焼くためのセルクルも、近所のプロ用厨房器具屋で買った。直径12センチくらいのが、ひとつ20元だった。
手持ちのイーストはすでに賞味期限が過ぎていたので、スーパーで新しいイーストも買った。
あとは粉を溶いて焼くばかり。
願わくはちゃんと発酵してくれよ、イースト君。君たちもどうもウチに来ると、とたんに仕事を怠ける傾向にあるようで、わたしは心配だよ。

中年少年、遠方より来たりて

先週末は日本で働いていた頃の同僚4人が、ご当地に遊びに来た。まじまじと顔を見、話すのは、14年ぶりくらいである。同僚だった当時はまだみんな20代から30代初めで、もちろん独身で、仕事や組合や女の子のことで、明るく軽くちゃらちゃらと騒いでいるのが似合う若い男の子たちだったのだが、それから14年が経過した今、当時の若い男の子たちはみんな中年のおじさんになり、腰が痛くて長くは歩けないとぼやいたり、愛娘の写真を見せびらかしたり、薄くなった頭髪を心配げに見やったりするようになっていた。歳月人を待たず、か。
そう言う私にしたところで、腰はまだだいじょうぶで、愛娘の写真もないが、頭髪の心細さはご同様、同僚にたるみとしわが目立つからそれ以上減量するなと言われるあたり、待ってくれない歳月が経過したことは明白。致し方なし。

彼らの宿泊するホテルで待ち合わせ、予約しておいた四川料理屋で夕食。エビチリや鍋巴、アリの木登り、豆苗などの無難路線とともに、蛙の揚げ物も頼んでみる。生力啤酒をぐいぐい飲みながら、彼らはよく食べた。しかし久しぶりに行ったこの料理屋、味はまあまあだが、サービスは今みっつ。次回は考えよう。

食事の後は地下鉄に乗り、油麻地で降りて廟街をお散歩。くっだらなく、キッチュで、いかにもHKな品々に、中年少年たちは歓声をあげる。まあね、廟街は別名「男人街」だからね。もう一駅先の「女人街」よりは彼らに合っているだろう。廟街の終り、佐敦までひととおり歩き、最後に四川料理屋で食べなかった甜品を手近な許留山で食べ、今度はバスに乗ってホテルまで戻る。観光客用オープントップ・バスではなかったが(そんなものはバス停には止まらない)、一応2階建てバスということで、ご満足いただく。

3泊4日の日程ではあるものの、初日は夜の11時ホテル着、4日目は朝7時ホテル発では、実質2日である。それでHK見て、マカオも行ってでは、いくら狭いHKでも無理があろう。「次はもう少しゆったりした日程で来てよ」と言ったら「みんないっしょに、そんなに休めないよ」とのお答え。確かに同じ職場で、複数の職員がいっせいに休むのは無理か。ついでに次回は女の子にも来て欲しいものだが、30代から40代の既婚有職有子女女性が、たとえ3泊4日でも海外旅行に出るのは、何かと難しいのだろうなあ。会いたければ、こちらが出かけるしかないのだろうなあ。

“Desperate Housewives”

  • 2007/12/12 16:31
  • Category: 映画
そういえばご当地では1ヶ月ほど前から“Desperate Housewives”のシーズン3が始まっている。ウィステリア・レーンでは相変わらずいろいろなことが起こっていて、なかなか大変である。昨日も夫と二人、夕食時に見ながら感心した。テレビドラマなのだから当然だが、それにしてもかの地ではなんだかんだ、いろんな小事件が起こるものである。わが平板な日常と比べ、なんという差。昨日もガビーは離婚問題ですったもんだしてるし、ブリーは息子と娘の問題行動(ブリーから見て)に手を焼いている。一難去ってまた一難で、他人事として見ている分にはおもしろい。

ただ、このドラマに登場する女性たちのなかで「お友達になりたい」と思う人は、そういない。問題への対処の仕方や反応に「同感、同感!」と感じることも、まずない。美容とお買物のことしか考えていないガビーちゃんは問題外だし、共和党シンパで敬虔なクリスチャンでもあるブリーと話が合うとも思えない。スーザンは人はいいが少々お馬鹿だし、たとえ恋愛戦線からは引退していても、自分からイディーに近づく女はいないだろう。リネットとはお喋りくらいはできそうだが、仕事と子育てであんなに忙しくては、いっしょにお茶のむ暇もあるまい。唯一喋ったら面白いかもと思うのはスーザンの娘のジュリーちゃんだが、高校生では近所のおばさんの相手はしてくれまい。(たとえチョコチップ・クッキーで釣っても)

これは夫に聞いても同じで、このドラマの中には“魅力的”と思える女性はいないそうである。私同様ガビーちゃんは問題外だし、スーザンは外見はともかく性格に問題あり、ブリーも(時々どきっとするほど美人に見えることはあるが)勘弁で、リネットは知的とは言えるが、じゃあ魅力的かといわれると、そういうことではないそうである。ふむ。

じゃあなんで二人して毎週いそいそ録画して見ているかというと、お互い、好みのタイプの女性はいなくともお話としては面白いし、ドラマとしての出来も悪くないからである。ちょっと謎の部分があることも興味と好奇心をそそり、「次はどうなるんだろう?」と思わせる。それに女性たちにしたところで“人物”としては魅力的でなくても、外見は十分魅力的だ。きれいな女性たちがたくさん出てくる映画/TVドラマは目の保養になる。これで女性たちの外見が、本物の米郊外住宅地の奥さんたちの水準だったら、誰も見るまいよ。

勤務評定

  • 2007/12/11 11:04
  • Category: 仕事
先週のことだが、上司殿の上司の秘書嬢がウチの課にやってきて、ある書類の一部だけを見せ、下っ端課員全員に「ここにサインしてね」と指示して回っていた。わたしのとこにも来たので一応見えている部分だけ読むと「わたしはこの評価に同意します」てなことが書いてある。つまりは勤務評定の書類なのである。「同意します、ってわたし評価見てないんですけど」と思い、サインしながらも冗談めかして「でも、わたし評価見てませんけど」と言うと私より年かさの秘書嬢、「心配しなくてもだいじょうぶよっ。お宅の上司は全員満点評価だから。ほらねっ」と表側の評価欄をひらりとみせてくれた。なるほど、5つ、6つあるコラムにはすべて「5」が記入され、「非常によろしい」と書いてある。全員がそれである。はあ。

ウチの会社の勤務評定がどの程度のものなのか、わたしは管理職ではないので知らないが、それにしても課員全員を満点評価して、まともな勤務評定になるのだろうか? ウチの課員全員がどこから見ても非の打ち所なく、営業させれば抜群の成績、事務を執らせれば遺漏なく完璧な書類を作り上げる超優秀社員の集まりだというなら、全員満点評価でもいいが、この課で働き始めて5年。どう考えてもウチの課員全員が超優秀だとはわたしには思えない。百歩譲って残り全員はそうだとしても、少なくともわたしは違う。違うぞ。

なーんか、上司殿が課員の評価をさぼっているようにしか見えないのだが、こういうことでいいのだろうか。全員「オール5」だなんて、まるで、「みんなよくがんばりました◎」と書いてある小学校1年生1学期の通知表みたいだ。のどかというか、何と言うか。
しかし仮に上司殿が毎年この評価を上に提出しているのだとしたら、給料が上がらないのはどういうわけかしらん? ま、今でも仕事の割には貰いすぎだから、文句言えた義理ではないけれど。

夜半のラッピング

  • 2007/12/08 21:10
  • Category: 雑記
ゆうべカナダに送るクリスマス・ギフトのラッピングをしかけたのだが、会社で冷えすぎたせいで寒気がし、ついでに頭痛も始まったので、「今は寝て、明日の朝、早めに起きてやったら?」という夫の助言を容れ、散らかしたまま就寝。調子の悪いときの常で、あっという間に寝入った。

しかし夜半、トイレに起きたのをきっかけに、そのまま眠れず。再び眠るべく、しばらくはベッドの上でもぞもぞしていたのだが、無理やり目をつむればつむるほど却って目が冴え、頭にラッピングのことが浮かぶ。クリスマスまで2週間。明日発送しなければ、間に合わない。今年は郵便局製の箱ではなく手持ちの箱を使うから、外箱自体も紙で包まねば、あ、カードもまだ書いてない、なんてことが次々頭に浮かび、ますます目が冴える。とても眠れたものではない。よって「ええい!」とばかりに起き出し、居間でがさがさとラッピング開始。お義父さんたち用には、アマ○ンの空き箱を使い、ラファエルたち用には軽さ優先でティッシュの箱。ちょっとしょぼいが、今年は壊れ物ではないから、箱がやわでもだいじょうぶ。お義父さんだって、ゴルフシューズの空き箱にギフトを入れて送ってくるのだから、こちらが同じことをしても気にするはずがない。
てな具合にがさごそ、がさごそやっていたら、同じくトイレに起きた夫が、ドアの隙間から漏れる明かりと物音に気づき、しょぼしょぼした目で、こちらを覗いた。「どうしたの?」と聞くので「いやちょっと眠れなくて。ラッピングしてた」と言ったら、半分しか開かない目でこちらをまじまじと見て「確かにゆうべ、明日の朝早く起きてやったら?とは言ったが、ここまで早く起きなくとも・・・」とクラッチに寄りかかり、“What the hell is she thinking…?”と思っていること濃厚な表情。

確かに、ふつうの“早く起きて”は、だいたい6時とか、6時半とかで、午前3時半を指しはしないことはわかっているが、目が覚めてしまったのだから、仕方ないではないか。別に起きようと思って3時に起きたわけではない。しかしまあ、あまりごそごそうるさいのも悪いので、わたしも切りのいいところで止めて、ベッドに戻った。そして6時半までうつらうつらし、外が明るくなったところで起き出して、ラッピング再開。カードも書き、スーパーで買ったチョコも入れ、郵便局が閉まる前に持っていって、無事発送。午後は夜半の睡眠不足が祟って、なんだか半分寝ている雰囲気。日の当たるベッドでうつらうつらするのは気持ちがよかった。

ヴァニラ

  • 2007/12/07 13:50
  • Category: 雑記
3週間前ウェブサイトで見て欲しくて買いに行ったのに「そういう製品は、ない」と言われて泣く泣く帰ってきた、そして腹いせにM&Sで同類の製品を買ってお茶を濁したボディショップのヴァニラスパイス・シリーズ、やっとHKのショップに登場。きのう昼休み恒例の散歩をしていたら、ちょうど荷解きしているところに遭遇。段ボールから出されたばかりのギフトセットを1つ抱え、レジに急いだ。別にギフトセットが欲しかったわけではないのだが、単品はなかったのだ。セットに入っているのは、せっけん、ボディバター、シマーローション、リップバウム。これで荷ほどきが全部済んだあと、棚に単品が並んでいたらちょっと悲しいが、まあいいや、しばらくヴァニラの香りであそぼう。

後記
今朝出がけにシマーローションをハンドクリーム代わりにつけてみた。すでに2時間たったが、まだヴァニラの香りが漂い、いい気分。ただしさすがにシマーローション、手のひらも手の甲も、うっすら銀色に光っている。なんだか夜光塗料のようで、登場する場所を間違えれば、まるで季節はずれの幽霊である。これはやはり胸元とか腕とか脚とかにつけるんでしょうな。手だけだと、なんだか不気味である。

出張キャンセル

  • 2007/12/06 14:45
  • Category:
来週行くはずだった中国辺境への出張が今朝中止になったので、仕事量半減。今日からはヒマかも。
しかし行くと決めたのが出発予定日の2週間前、中止と決めたのが同1週間前。ただの出張なら、いつ行くと決めようが、いつ中止と決めようが別段なんてことはないが、今回の出張はもともとお客様を募集しての一種のツアーだったので、相変わらずの柔軟さ・臨機応変さにわたしとしてはやや呆れ気味。大急ぎで募集をかけた挙句、1週間前になって電話1本で中止を通告される旅行会社の担当嬢に同情。ごめんね。わたしも怪しいとは思っていたんだけどさ、でもまさか募集を頼む時に「実はちょっと怪しいんですけどね」とは、やはり言えないです。許せよ。そして電話では「これに懲りず、次回また何かありましたらどうぞよろしく」と申し上げましたが、できればこれに懲りていただき、今後弊社からの提案には、眉につばをいっぱいつけて臨まれるよう、この場を借りてご忠告申し上げます。担当嬢がこれを読んでいらっしゃるとは思わないけれども。

クリスマスから年末にかけてのホリデイ気分の時に読もうと、きのう夜ミステリばかり6冊注文。SAL便だと2週間ほどで届くので、ちょうどクリスマス休暇前に到着!と踏んでいるのだが、一歩間違うと日本側の連休とHK側の連休にぶつかり、クリスマスを通り越して年末到着となる。そうなったら自分から自分への誕生日プレゼントということにしよう。
『学寮祭の夜』を読んで以来、ドロシー・L・セイヤーズが気に入り、今回も6冊のうち2冊は彼女。貴族探偵ピーター卿登場の例のシリーズである。ピーター卿が出入りしているクラブ(Gentlemen’s club)でのメンバー達の振る舞いとか、執事バンターのピーター卿へ仕え方とか、第二次大戦前の英国のアッパークラスの生活の様子がおもしろい。このクラブというもの、シャーロック・ホームズでも時々、登場人物の背景として、××クラブと〇〇クラブに所属というように紹介されるが、どのクラブに所属しているかが、ある程度その人物の説明になるあたり興味深し。ウィキによると日本にも東京倶楽部や交詢社など同種のクラブは存在するようだが、なにしろ下々の輩ゆえ今ひとつ実態把握できず。なにか最盛期の英国の紳士クラブについて書いた本はないかしら。

週末の顛末

  • 2007/12/03 20:32
  • Category: 映画
土曜日
またまた朝からクッキー・ベイキング。凝り始めると厭きるまでしつこく続けるわたしである。本日はダブル・チョコチップ・クッキー。砂糖と油脂の少ない藤野真紀子さんバージョンのクッキーベースに、ダークチョコとホワイトチョコのチップ。ついでに胡桃も。今日は雪だるまの誕生日なので、甘さたっぷり。2回目の手術以降、奴はまた2キロ痩せたので、甘甘クッキー10枚くらい食べてもなんてことはないだろう。
しかしレシピによると18枚しかできないはずが、なんと2倍の36枚できた。なぜ? 1枚の大きさが違うのか? でもウチの卓上オーブンで1度に6枚焼くには、この大きさが限度だ。2倍の大きさには焼けんぞ。味は焼きたてはべた甘。1日置いたら少し落ち着いて、おいしくなった。「甘い!」と思いつつ、あとを引く味だ。

日曜日
本日はクッキーではなく、小豆パン。10元ショップでつい買ってしまった『ゆであずき缶』の使い道に困り、小豆パン。以前雪見さんに教えていただいたイースト発酵不要のクイックパンのレシピを使い、あずきが足りない分は中華風汁粉用いろいろ豆の水煮で補填。結果、あずきのほか、緑豆、いんげん豆2種なども入った豆豆パンになった。
2切れも食べると、どっとお腹にたまる重いパン。満足。
来週は人参パンを焼こう。

減量
先週土日にクッキー8枚食べて600g増えたと書いたが、月曜からは大根、白菜、こんにゃく食に戻し、土曜までに1.8kg減。(←我ながら驚異的) しかしまた土日にクッキーとあずきパンを焼き、「うーむ、あとを引くうまさだ」とばくばく食べたので、明日当たりまたデジタルの数字が跳ね上がるだろう。ま、いいさ。時々は好きなものを食べつつ、よろよろと進むのだ。作業量軽の事務労働者でいる限り、どうせ減量は一生だ。あっちへよろよろ、こっちへよろよろのよろめき減量で行くしかない。

映画
先週末および今週末見た映画。
「Black Book」第二次大戦中のオランダでのドイツ軍、対独レジスタンス、ユダヤ人たちを描いたオランダ映画。主演女優Carice van Houten秀逸。彼女は猫探偵を演じた時もよかった。
「Spellbound」米国のスペリングコンテストのドキュメンタリー。同じようにコンテストに参加していても、それぞれの子のバックグラウンドは実にさまざまでおもしろい。
「Conversation(s) with Other Women」ヘレナ・ボナム・カーターがいたから見た映画。A sophisticated after-love story。
「Day Night Day Night」Suicide bomberになる19歳の女の子。暗く沈んだ思い詰めた顔。アメリカの女の子なのに。
「Reign Over Me」9・11で家族を失った歯科医(アダム・サンドラー)、その友人の歯科医(ドン・チードル)、精神科医(リヴ・タイラー)、ちょっとおかしな患者(ジェイダ・ピンケット・スミス)。後半二人が美人なことが救い。
「Paprika」筒井康隆原作の日本アニメ。はあ。
「Surf's Up」サーフィンするペンギン。典型的少年成長物語。アメリカだねえ。
「The Bourne Ultimatum」マット・デイモン主演。出来のよいサスペンス&アクション映画。
「Hairspray」映画よりポスターの方が楽しい。しかしなぜジョン・トラボルタがお母さん?
「Rize」South L.A. 黒人居住区。ダンス・ドキュメンタリー。圧倒される力量。こういうの見てしまうと、極東アジアのTV番組でのダンスが、いかに見るに堪えないか、思い知らされる。
「バブルへGo!!! タイムマシンはドラム式」日立製作所製造洗濯機型タイムマシン。80年代の風俗がなんとも懐かしく、かつ笑える。もっともバブル期わたしは公務員で、しかも田舎住まいだったので、バブってた実感はほとんどないのだけれど。しかし薬師丸ひろこちゃんも、とうとうお母さん役か。あいかわらずかわいいけど、下手だねえ。好きだから、いいんだけど。

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プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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