出張1、終わり

  • 2008/03/30 10:17
  • Category: 仕事
今回の出張は最終日が楽しかった。
まず朝6時集合出発と言われたので余裕をみて4時45分に目覚ましをかけておいたのだが、なぜか鳴らず目が覚めたら5時25分。「うわあ!」と大あわてで起き出し、大急ぎで着替え、歯を磨き化粧し、荷物をまとめて、はあはあしながら下に降りたら、ロビーにはまだ誰もいなかった。「あれま・・・」と気が抜けた。
そのうち出発は6時15分に変更と知らされ、バスが来ないだの、誰それが来ないだの、出発時間はなし崩しに遅れ、結局出たのは6時半。これなら大あわてで起きる必要もなかった、と思った。

次のスリルは空港探し。
滞在していた都市近郊にあるいくつかの地方空港のうちのひとつに行くはずで、今回の招待企業がバスを用意してくれていたのだが、その地方空港がある都市の入り口までは高速道路で順調に走ったものの、高速から一般道への移行に際し、一部道路が工事中で迂回しなければならなくなったのが、そもそもの発端か。バスは鄙びた地方都市の市街地を走り始め、路地に迷い込み、古いアパートが建ち並ぶ狭い住宅街の道を、工場に出勤するのか、休みで出かけるのか、いずれにせよ大量の少女たちの集団をよろよろとかわしながら走り、合間に運転手氏はオートバイに乗ったはしこそうな男の子に空港への道を聞き、「このまま真っ直ぐ」といわれた道を走ってはみたものの、バスは何かわからない果樹の植えられた畑の中の一本道をがたごと走ることになり、古びた農家まで現れるに到っては、どう考えてもこれは空港への道とは思えない。その間にも運転手氏およびバス前方に座る乗客は、代わる代わる旁らの人や雑貨屋の店番に空港への道を聞くのだが、知っている人もあり、知らない人もあり、最初はバス後方で「やれやれ」と笑いながら見ていたわたしも、飛行機(一応、国際線)の出発まで1時間を切ったあたりから、表情がやや真剣になり「まずいぜ」と思い始めた。何しろ地方空港なので、HKへの便は1日1便しかないのだ。朝のこの便に乗り遅れたら、次は翌日の便か、あるいは他の地方空港からの便に変更するか。しかしそれらの便に一行10数名分の席が、ぽっかり空いてあるとは限らず、そもそも私や上司殿には次の出張が待っている。この地方都市でのんびりもう1泊しているわけにはいかないのだ。
とそうこうするうちに、バスは突然きれいに舗装された複数車線の道路に行き当たった。しかも旁らには「空港こっち→」の看板まである。バスの一行、安心のあまりどよめく。この時点で出発時間まで45分。これなら間に合うかも知れない。と思ったのもつかの間、道路は突然遮断機で封鎖。そばには公安らしき人物まで立っている。何事かと思ったら「軍用地につき関係者以外立ち入り禁止」「民間空港へは○○道を北に向かって走行」と書かれた大きな看板が。道路封鎖の向こうには気のせいかも知れないが、空港と思えないでもない建物がかすかに見えるような気がする中、公安の指示に従ってUターンしなければならないのには、実にがっかりした。カフカの「城」みたいに、永遠に空港に着けないのでは?と思い始めたほどだ。
しかし程なくバスは看板に書かれた○○道を見つけ、飛行機の絵の看板も見え始め、一同ほっと安心。がたごと道から抜け出したのと、空港が見つかったのとでここぞとばかりに速度を上げた運転手氏のおかげか、バスは出発時間40分前に空港に滑り込み、「急いで、急いで」とせかす空港職員のもと、全員無事チェックインして飛行機に乗り込んだ。みんなにこにこしていた。

最後のスリルはパスポート。そろそろHKに着くとの機内アナウンスがあったので、「さてパスポート」と座席の下からバッグを引っ張り出してみたら、バッグの中にパスポートがない。「え?」と思わずバッグ中をかきまわす。空港では出国できたのだから、その時点では間違いなくパスポートを所持していたはずで、出国審査の係官から搭乗券と共に返されたのも覚えている。その時は急いでいたのでパスポートケースには戻さず、ただバッグに放り込んだだけだったが、まさかその後、落とした? あるいは誰かに抜かれた? 普段ならHK入国時にはICチップ入りIDカードで入れ、パスポートは要らないので「仕方ない。月曜領事館に行って再申請するか」で済むのだが、今回はすぐに次の出張が入っているので再申請している暇はない。まさか客先に「パスポート失くしたので、今回はご一緒できません」なんて言うわけにはいかず、さすがの私もバッグの中のこまごましたものを全部選り分け、真剣に探す。しかし、ない。「いやはや、まいったな」と青ざめた次の瞬間、「あ、もしかしたら・・・」と思い、座席の下を探すと、ありましたっ日本国の赤いパスポート! いやあ、ほっとした。これで客先に対し面目ない謝罪をしなくて済む。やれやれ。
それにしても、このバッグ。軽くて使いやすくてお気に入りなのだが、機内には向かないな。上部にファスナーも蓋もなく、ぽわーんと開いたままというのは、座席の下に置いたとき、中の物が簡単に転がり落ちる。今回パスポートだったから探したが、他の小さな物だったら気づかずそのまま降りてしまったかもしれない。次回の機内バッグは別のにしよう。

何はともあれ、出張1終わり。
続いて出張2に入りますので、またしばらくの間、留守となります。
みなさま、ごきげんよう。
スポンサーサイト

サルコジ大統領

  • 2008/03/25 15:12
  • Category: 雑記
今朝のニュースで、フランスの世論はサルコジ大統領の北京オリンピック開会式出席を望んでいないと聞いて、とっさに「ああ、彼は最近、不適切な言動が目立つからなあ。フランス国民としては、あんな人に開会式に出席して欲しくはないよなあ」と思ってしまったが、よく考えたら理由はサルコジ大統領の物議を醸した言動ではなくて、中国の人権問題のせいだよな。これがドイツあたりの首相なら「あ、チベット」と真っ先にチベット問題を連想したと思うのだが、何しろ画面に出ていたのが黒々眉毛のサルコジ大統領の写真だったので、つい誤解してしまった。すまないこと(チベットに)をした。

悪夢続き

  • 2008/03/22 21:53
  • Category: 雑記
出張が決まってから、夜毎いやな夢ばかり見る。
4つのうち1つがなくなって、ストレスの度合いは大きく減ったはずなのに
相変わらず不快な夢を見て、いやな気分で目を覚ます。

昨日からイースターの休みに入り、4連休で気分がゆったりし
これで悪夢からは解放されるかと思いきや
今朝もまた出張に行くのにパッキングが全然終わっておらず
バス停(なぜバス停?)で大量の客がいらいらしながら私を待っている
という夢を見た。お客様の何人かは実在のお客様だった。げっそり。
休みの日なのに、そんな夢を見て6時前に目を覚ましたのでは
1日ろくでもない気分になってしまう。

今夜こそは気分よくぐっすり眠りたいのだが。

わたしをいらつかせる語句

  • 2008/03/20 17:16
  • Category: 言葉
今日は日本は休み。朝から電話ひとつ鳴らず、静かな室内。もっとも電話が鳴らないのは相場が悪すぎるせいもあるが、おかげさまで資料の翻訳がはかどる。はかどりすぎて肩が痛い。

このところ定期的にジムに行っているので、ベンチプレスでの挙上重量が上がってきて、また115ポンドを挙げられるようになった。単純にうれしい。過去の自己ベスト140ポンドにはもう二度と戻るまいが、それでもうれしい。蛙の脚のような二頭筋を見ては、にやにやしている。しかし今月末からは出張続き。ジムにいけず、挙上重量の低下を見ることは必至。ああ、シジフォス。

雪見さんが「わたしをいらつかせる語句」について書いていらっしゃる。そのうちのひとつ、食べるの謙譲語としての「いただく」は、わたしも大嫌いなので大いに同感。その料理を作った人を前にしての「いただく」は気にならないのだが、単に外食している時や、自分が作ったものを食べるのに「いただく」と言わなくてもいいだろうと思う。またどう考えても気軽な食べ物である饅頭や立ち食い蕎麦を「いただい」たり、ビヤガーデンでビールを「いただい」たりしないでくれ、と思う。こんな場合は、「食べる」「飲む」で充分である。落語なら饅頭、蕎麦は「喰う」と言いたいところだ。不必要に丁寧な物言いは、わたしには却って下品に感じられるが、今の日本ではこれがふつうの言い方なのだろうか。料理番組が好きなのでよく見るのだが、NHKのアナウンサーたちも、出来た料理を食べるたびに「いただく」と言うので、大変気に障る。旅行番組で地方の名物料理を食べる時も同様である。団子にかぶりついて「いただく」もないだろうに。

もうひとつ気になるのは、無生物に対する「〜してあげる」という言い方だ。たとえば園芸番組で株分けなどする時「このように丁寧に根をほどいてあげます」と言い、料理番組で手順を説明するのに「野菜は煮崩れないよう、面取りしてあげます」などと言う。正直、大変気持ちが悪い。「根は丁寧にほどきます」「煮崩れないよう、面取りします」で充分だろうと思う。大根相手に「〜してあげる」では、大根だって面食らうだろうに。

日本に住んで毎日テレビを見たり、雑誌を読んだりしていればもっと気になることはあるのだろうが、幸い外国住まいで、見るのは(見られるのは)NHKだけ。読むのはもっぱら時代小説か翻訳物だけなので、この程度で済んでいる。こうして私の日本語は化石化し、あと20年もたつとシーラカンスか始祖鳥のような日本語を書いたり、話したりしているようになるのだろう。70婆さんなら、それも似合いだ。

くどいお話

  • 2008/03/19 17:28
  • Category: 仕事
某社の某さん、わりあい頻繁に電話をくださるのだが、話がいつも要領を得ない。だいたいが問い合わせの電話で、だから「資料○○の×ページ目に△△が2つあるのは、なぜ?」と言ってくれれば2秒で了解できるのに、「この間いただいた資料の、えーと○○(資料名)なんですが、△△(会社名)がぁ〜、えっと、何ページ目だったかな ・・・しばらく沈黙・・・あ、×ページ目です。それで、△△なんですけどー・・・短い沈黙・・・あ、“売り”なんですけどね(←関係ない情報が入る)、△△があって、その下にも△△があるんです。よくわからないんですけど、これ、2つは何か違うんでしょうか?」といった調子で、全部言い終わるまでに2分くらいかかる。忙しい時などついイライラっとしてしまい「こらっ、ぐずぐずせんと、早く言えっ!」と思ってしまうのだが、考えてみれば、イライラしてしまうのは、日本語のせいかもしれない。
これが広東語や、普通話や、英語だったら、相手の言葉を咀嚼する時間が、じゅーーーぶん確保される上、お返事を考える時間までできるので、そのとろさ加減が却って心地よく響くかもしれない。一を聞けば三くらいは推察できてしまう日本語だから、イラつくだけかもしれない。
これからはそう考えて、忍耐心を持ってやさしーく応対すべきかしらん。

配送途中で一時行方不明となる本について

  • 2008/03/18 11:20
  • Category:
きのうは「行く」と言っていた某社。今日は「やっぱ、都合が悪いかなあ」と言い出した。
いかにも中国(注:HK含む)企業。
以前にも一緒に仕事をしたことのある会社なのでつい本気にして、「4週連続出張かあ」と要らぬ心配をしてしまったが、こうなっては行くか行かぬか、まるでわからん。心配するだけ損だ。人事を尽くすのはほどほどにして天命を待とう。

しかしいいこともひとつあった。出荷連絡を受け取ってから2週間以上経っても届かず、わたしをやきもきさせていた本4冊が、昨日無事とどいた。送料の関係から、足取りを追えない普通郵便での配送を頼んでいたので、行方不明になると探しようがない。「そのリスクをご承知の上で」選択した配送方法なので、出荷側に文句を言うわけにもいかず、届かないとはっきり決まったわけではないので再注文もできずで、この1週間ばかりは「今日も来なかった」とため息をつく毎日だった。これが待ち人来たらずのため息なら三文恋愛詩か流行歌だが、本4冊の場合は何だろう? 本の内容によるか。

ちなみに昨年わたしの誕生祝に雪だるまが頼んでくれた料理本も、発送の連絡があってから1ヶ月以上経っても届かなかった。1ヶ月を過ぎたあたりで、雪だるまはア○ゾンに「届かないけど」とメールを出し、ア○ゾンは太っ腹にも「では再送します」と計30冊近い本(わたしの料理本はその中の1冊)を再送してくれた。こちらは程なく無事届き、わたしは1ヶ月以上遅れて誕生祝を受け取った。

ところが先日、雪だるまのもとにまたア○ゾンからの大きな小包が届いた。行方不明だった最初の小包が長い長い遍歴の末、やっと雪だるまの会社に届いたのである。注文してから3ヶ月以上。いったい地球の上をどううろうろしていたのか。これもまた普通郵便なので足取りの追いようはないのだが、同じ本を2冊ずつ所有することになった雪だるまは困惑している。「返送しないの?」と聞いたら、「返送料をア○ゾンが払ってくれるとは思えん」とのお言葉。ま、そうかもしれんが、ちょっとア○ゾンに悪いような気もする。

出張

  • 2008/03/17 15:19
  • Category: 仕事
3つだった出張が、4つになりそうだ。3月末から4週連続で出張が入る。しかも3日間とか5日間ずつ、行ったり来たりを繰り返す。考えたらつくづくとうんざりした。

ジムには行けず、接待飯と1日13時間客とべったりの日程が続く日々。いっそ20日間行きっぱなしの方が、移動しなくてすむ分、まだ楽かと思う。

上司殿は「断ったら次の依頼が来ないかもしれないから」と、まるでフリーランスで仕事をしている人が言うようなことを言っているが、実際に資料の翻訳と現場での通訳をする部下の身にもなってくれよと言いたくなる。連続出張ということは、間に準備する時間がないということなのだ。わかっているのだろうか。

あ、4回連続だとスーツも足りない。1着のスーツで20日間は、無理だよな。1シーズン1着の学生服じゃあるまいし。ああ、物入りだ・・・。

関心/無関心

  • 2008/03/14 17:22
  • Category: 雑記
■ インフルエンザが流行して全校が休校になろうと、株が1000ポイント以上、下げようと、台湾の総統選が間近に迫ろうと、近所で大きな事故があろうと、我が日常生活はいつもと変わることなく、淡々と続いていく。
所詮は仮住まいの外国人だから、とも言えるが、日本国民として日本国に住んでいた時も、周囲の“社会”で発生するさまざまな動きに、切実なる関心を抱いていたわけでもないので、もともと視野狭窄の傾向大な人間なのだろう。わたしが心から関心を持てることは大変少ない。

■ といって「周囲の出来事など、わたしには関係ない」と考えているわけではない。たとえどこかの山奥で山羊を飼い、畑を耕して自給自足し、誰とも付き合わぬ生活をしていたとしても、土地はつながり、空気はつながっている。周囲と無関係ではいられない。いわんや他者なくしては1日も成り立たない都会生活においてをや。好むと好まざるとに関わらず、わたしは社会の一員だ。無関心でいてはいけないのだ。しかし、社会の出来事がすべて表層、上っ面、非本質に思えてならない今日この頃。関心を持ち続けるのは容易ではない。

■ さて今日は金曜。TGIF。お友達二人と会食の約束もある。なんと久しぶりに日本料理屋での食事だ。さて何が食べられるのだろうか。自分ではまず日本料理屋など行かないので、どんな料理があるのか忘れてしまった。

Deuter

  • 2008/03/13 15:50
  • Category: 雑記
■ 急ぎの翻訳が終わって、ほっと一息。きのうカナダ華僑のきれいな娘さんが受け取りにきた。華僑には珍しくもないが、本物のバイリンガルで、大変大変うらやましかった。わたしなんてまともに使える言語は1個しかない。
環境だけのせいにするわけにはいかないが、環境もあるよなあ、と思わずにはいられない。

■ 中国語クラスの帰りに、ウチの近所の百貨店でDeuterのバックパックを買った。ためつ眇めつ、選ぶのに40分くらいかけてしまい、ウチに帰ったら雪だるまはもう寝ていた。最近6時前に出勤しているので、夜9時半には寝てしまうのだ。並みの幼稚園児より早い(?)が、眠くては仕事にならない仕事なので、仕方ない。今朝もわたしが起きる前に出勤してしまったので、火曜の夜以来、顔を見ていない。台所のごみ箱にバナナの皮があったから、生きて食べてはいるとは思われるが。

■ 買ったからには、とさっそくDeuterのバックパックを使い始めたが、快適である。容積20リットルで500グラムしかない“スピード・ライト20”を選んだので軽い、軽い。しかも肩紐が肩のくぼみにぴたりと収まり、超なで肩のわたしでも全く落ちてこない。走っても落ちてこない。かなり重い時でも不安定で、走る時は肩紐を手でつかみ、パックを背中に固定しなくてはならなかった前のバックパックとは、えらい違いである。よくできた品とは、このように快適なものか。しかも今は暑くないので実感できないが、背面の通気性も良好なはず。
ああ、これを背負って会社にくるのではなく、これを背負って丘歩きやサイクリングに行ける身になりたい。

忙しくなってきた

  • 2008/03/11 11:17
  • Category: 仕事
昨年9月以来、計画されてはつぶれ、計画されてはつぶれで、わたしが行かなくてはならない出張はひとつもなく、のんびり怠惰にすごしていたのだが、ここにきて出張計画が3つ出てきた。しかも全部ほんとうに行きそうである。

陽気がよくなってきたし、行先はすべてさほど寒くないところなので、行くのはさほど(あくまでさほど)いやではない。それにたまには働いて売上を計上せねば、という思いもある。
なにしろ会社にいて翻訳したり、お客様の面倒を見たりしているだけでは、売上への貢献はほぼゼロなのだ。たまには儲け仕事もやらなくては。

新しいバックパックが欲しい。ちゃんと機能的なバックパックが欲しい。今使っているのは、使い始めて2年くらいで内張りがポロポロと剥がれ始め、防水機能ゼロになってしまった。しかも止め具のひもがファスナーに引っかかりやすく、開け閉めのたびにいらいらする。
次に買うのはこういうことのないよう慎重に選ばなくては。今ねらっているのはドイツのDeuterの品。リタイア後の丘歩きやサイクリングにも使えるようなのが欲しい。ちょっと高いのだが、今使っている安物でさえ10年使えたことを思えば、多少高めでも充分モトは取れる。使いやすいものを気持ちよく使った方が長持ちもする。(と思う)

3D

  • 2008/03/07 16:15
  • Category: 雑記
■ 今日、お客様のひとりが3Dの映像を見せてくださった。プレゼン用の見本なので画面の大きさは小型ラップトップくらいだし、映像もすべてが3Dというわけではなく、映像内の一部のモノが3Dになって画面から大きく飛び出してくるに過ぎなかったが、初めて見たのでなかなか面白いと思った。
某S社は、来月くらいから業者向けのハード(価格は300万円くらいから)を売り始め、5年後には一般消費者向けも発売する予定だそうだ。映画DVDなども3D対応になる(一部はすでになっている)ようで、楽しみなことだ。
こうして映像は白黒からカラーになり、カラーから3Dになるのでありました。
3Dの次は何だろう?

■ ここ4日ばかり、毎朝レンジ蒸しパンを作っている。プレーン→干しぶどう入り→ジャム入り、と実験。しかしどうも軟らかさが足りない。原因はまったく卵を泡立てていない上、粉の量が多すぎるためとわかっているが、朝忙しい時に、ビーター出して卵を泡立てている暇などない。
また砂糖の量も少なすぎることはわかっているが、基本の蒸しパンのように、粉とほぼ同量、あるいは粉4:砂糖3なんて、糖分の高い蒸しパンは作りたくない。だからあえてノドにつかえそうな蒸しパンを作り、コーヒーで呑み下している。ミューズリ食べるのに厭きたのだ。それだけだ。

セロリ虫

先日、茎を1本、1本外しながらセロリを洗っていたら、
茎と茎の間から、体長3〜4センチほどの、小豆色のミミズ状の虫2匹が現れた。
冷蔵庫の中で2−3日寒い思いをしていたわりには至って元気で、
シンクの中で、くねくね、ひょこひょこ動いている。

セロリはしょっちゅう買うが、こんな虫を見たのは初めてだ。
包装から見てたぶん中国産か、または地元HK産なのだが、
いろいろ“事件”の多い昨今でもあり、「残留農薬と残留生物では
どちらがましだろう」と、シンクの中でうごめく虫2匹を見ながら
しばし考える。
ま基本的には、見えてよけられる分、虫の方がましだろうとは思ったが
もしかしたらこの2匹のうち1匹はお母さんで、しばらくお住まいだったセロリの中には
目に見えない子どもさんが多数いらっしゃるかもしれないので、
とりあえずこのセロリに限っては、火を通して食べることにした。
虫を食べたくらいで死ぬことはあるまいけれども。

フランス語

  • 2008/03/05 15:49
  • Category: 言葉
先週、CD付きフランス語テキストが届いたので、夜少しずつ聞き始めた。
20年前にしばらく勉強したものの、耳と頭の悪さから初級以上には進めなかったフランス語だが、聞いてみると今だに少しわかるので驚いた。
しかし外国語を勉強したことのある人なら誰でも知っているとおり、語学テキストのように喋ってくれる奇特な現地人はまずいないので、テキストCDは100%聞き取れても、実生活では初心者はオシでツンボで、ついでに半メクラのままだ。旅行者ならそれでもいいが、生活するにはせめて初級段階は超えなくては。50の手習いの道は遠い。

Kamut小麦、『Yellow Asphalt』

  • 2008/03/04 16:55
  • Category: 映画
最近は食がらみか、映画がらみの話しか書いていない気がするが、休日に勤しんでいる娯楽がこの2分野と読書だけなのだから、仕方ない。
というわけで今日もこの2つ。

きのうKamutという古代小麦を買ってみた。古代エジプトですでに栽培されていた、現在の小麦の遠い、遠いご先祖にあたる小麦だそうで、大きさは現在の小麦の約2倍、蛋白質が豊富でバターのような風味があるそうだ。
「そうだ」と言うのは昨日の今日でまだ食べてみていないからで、某社ウェブサイトによるとピラフやサラダによろしく、挽いて粉にすればパンやパスタも作れるそうだ。ただし煮る前に1晩水に漬けておけとあるので、金曜夜に漬けて、土曜にでも食べてみよう。精白されたものが嫌いで、パンなら全粒粉かライ麦、米なら玄米、紅米、バスマティ米の歯ごたえを好む雪だるまだから、きっとこれも好きだろう。わたしもぷちぷちした歯ごたえは好きなので、楽しみだ。

先週末の映画でヒットは『Yellow Asphalt』。オムニバス形式でベドウィンの生活を描いたイスラエル映画だ。主としてネゲヴ砂漠などに生活するベドウィンを、どちらかというと厄介者、お荷物扱いしてきたイスラエルが、こうして映画にしたのは画期的というべきか。しかも視点をユダヤ人、ユダヤ文化と彼らとの摩擦あるいは差異に置いているあたり。

たとえば第1話。見渡す限り一面の砂漠の中の自動車道を疾走するタンク・ローリー。そこに山羊を連れたベドウィンの少年が急に飛び出す。タンク・ローリーは急ブレーキをかけたが間に合わず、少年を跳ね飛ばしてしまう。ユダヤ系とアラブ系(と思われる)2人の運転手は、最初死んだ少年を砂漠に置き去りにして逃げようとするのだが、人っ子ひとりいないと思われた砂漠のあちこちから、ベドウィンの男たちが、ひとり、ふたりと現れ、タンク・ローリーの方に近づいてくる。砂色の景色の中に少年の母親と思しき黒衣の婦人も現れ、「息子が・・・、私の息子が・・・」と悲鳴を上げる。

運転手ふたりは逃げることもならず、車のそばに立ち尽くす。にらみ合うベドウィンたちと運転手。ふと運転手のうちユダヤ系(と思われる)方が、アラブ系の方に耳打ちする。アラブ系の男はあわてて車の後ろに回り、びくつきながらスペアタイヤを外しにかかる。車から外した直径1m近い巨大なタイヤ1本を、ベドウィン達の前に差し出すユダヤ系の運転手。
ベドウィンたちは何も言わずタイヤを眺めるが、そのうちタイヤを転がして砂漠に戻っていく。取引成立である。少年1人と、巨大タイヤ1本。ベドウィンの男達が納得して砂漠に戻っていったからには、2つは等価なのだろう。少年の母親は嘆き続けていたが。
この短い1篇だけでも、イスラエル社会でのユダヤ系(風貌から見てアシュケナジム?)とアラブ系の社会的地位の差、ベドウィンの中での女性の地位が見て取れると思うのは、偏見が過ぎるか。

しかし第2話、第3話とも、それを確認するような挿話が続くのだ。誇れるような話ではないから、それを強調すべく制作側が意図したとも思えないのだが、ほんとのところはどうだろうか。

パン焼き日記 − 八俣の大蛇

また3日空いてしまった。強制的にPCの前に座らされている週日とは違い、週末はどうしても更新が滞りがちだ。なにしろ他にやりたいこと、やらねばならないことが目白押しだから。おお、うららかなる春の陽よ!

パン焼き日記
土曜、日本のレシピを使って、シナモンロールを焼いた。粉200gに対して、卵1こ+卵黄1こ、バター30g、牛乳60ccが入る、ややリッチな生地。
シナモンシュガーもたっぷりめに巻き込み、出来上がりを楽しみに待ったのだが、粗熱が取れたところで食べてみると、これがふわふわ、すかすかで、全然おいしくない。
粉の味も卵の味も、バターの味もしない。味がないので1回で買うのを止めた、駅のそばのパン屋のパンそっくりの味である。
1こ食べた雪だるまの感想も同様。「日本のレシピを使ったのか」と聞くので「そうだ」と答えると、「どうも日本のレシピは日本人向きにアレンジされていて、本来の味とは違っている」と論評。この点はわたしも前から感じていたことだったので、「次回は北米のレシピを使う」ことを誓う。
このレシピ、読者のコメントが絶賛に近かったので試したのだが、それでもこれである。もちろん初心者であるわたしの技術的未熟のせいもあるとは思うが、こういう軟らかくてすかすかの生地はウチの好みではないのだ。この次は北米レシピで焼き、それでもだめなら、生地があまり伸びないよう薄力粉を混ぜてみよう。

日曜、自分用のおもちゃとして新しく買った蓋付きの食パン型を使ってパンを焼いた。
本来なら、しっとりとした直方体の、世にも麗しい全粒粉パンが出来上がるはずだったのだが、制作者であるわたくしが生地の膨張具合を過小評価し過ぎ、投ずべき量以上の生地を投じて焼いたため、予想をはるかに超えて膨らんだ生地は、あれよあれよという間に型から溢れ、オーブン中に流れ出した。

蓋がないローフパンやケーキパンなら、あふれた生地は単に型の縁を乗り越えてあふれるだけだが、食パン型には蓋がある。行き場を失い、困り果てた生地は、わずか1ミリ程度の蓋と型の隙間や、蒸気抜きの穴から外に逃れようとし、リボン状やひも状の蛇となって、オーブンの中にとぐろを巻いた。銀色の食パン型から、ひも状やらリボン状やらの生地が、くねくねと何本も八俣の大蛇のように伸びているのは、見ていて大変おかしかった。

しかしその蛇がオーブンの中で焦げ出しては、面白がってばかりもいられない。やむなく型を取り出し、くっついてなかなか開かない蓋をこじ開け、中の生地をつかみ出して減らし、また蓋をしてオーブンに戻し、つかみ出した生地ととぐろを巻いていた生地は、マフィン型に入れて焼き直した。

生地の温度を下げないよう出来るだけ手早にやりはしたが、こんなことをされた生地がまともに焼き上がるはずはなく、当然、取り出したパンは上部がでこぼこの上、食感もややもっちりし過ぎ。しかし雪だるまは、今までで一番うまい、昨日のシナモンロールよりずっとうまいと言って、ぱくぱく食べた。(ま、半分は失敗に気落ちしているわたしを慰めるためとは思うが)

それにしてもおかしいのは「蓋は上」と思い込んだ、私の先入観である。この食パン型にはスライド式の蓋がついているのだが、それと同時に型の底には直径2ミリほどの穴が3つばかり開き、蒸気が抜けるようになっている。
これがケーキ型ならわたしも「底に穴が開いていては、生地が流れ出るではないか」と考えたと思うのだが、なにしろもっちりまとまったパン生地のこと。まさか流れ出ることはあるまいと思い、それに「蓋は上」という抜き難い思い込みがあったので、そのまま穴を下に型をオーブンに入れてしまった。
その結果が上記の八俣の大蛇だったわけだが、雪だるまには「地球に引力があることは、君も知っているでしょう?」と言われ、しゅーん・・・である。考えてみれば、蒸気(=熱い空気)は上から抜けるはずで、穴が下ということは、あまりありえないのであった。ああ、間抜けなパン焼き初心者よ。

Pagination

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター