ガイドブック

  • 2008/04/28 16:36
  • Category: 雑記
飛行機とって、心はすでにコタキナバル。
朝早くから髪を切りに行き、帰りに買い物。
馬莎で麻混のパンツとサングラス買う。
なんたって南の島だ。必需品だよ、これらは。

ついでに本屋で沙巴(Sabah)のガイドブック。
先日英語本屋でLonely Planetの“Malaysia, Singapore & Brunei”は見たのだが、わたしが行かない部分の情報が多くて持ち運びに不便なほど分厚い上、270元近くしたので結局買わなかった。日本語の「地球の歩き方」を買うことも考えてみたが、これもざっと見たところ要らない部分の情報が多すぎる。「いいや、ネットで調べれば」と思ってガイドブックのことは忘れていたのだが、帰り近所の中華書店の前を通りかかり「あ、そういえば、中国語という手もあったねえ」と思って寄り込んだら、ああら、びっくり。Lonely Planetの“Malaysia, Singapore & Brunei”の中文版は、なんと100元以下。そのそばには沙巴だけに的を絞ったガイドブックすらあって、しかも68元。迷わずこれにした。表紙のオランウータンの子どもや海亀の写真も載っている。なかなか愛らしい。

中の情報も値段の割に充実で、遊楽篇、潜水篇、SPA篇、購物篇、美食篇、住宿篇と分かれ、地図も市中心と市街地、島全体と3種、中文対照観光マレー語のページもある結構なガイドぶり。HKの新聞社による出版のため、たとえば購物篇では「高級ツバメの巣」や「肉骨茶」(マレーシアの漢方スープ)、「ドリアン・チョコレート」を土産に勧めているあたり、好みがやや香港的に偏っているような気がしないでもないが、ま、いいのだ。どうせ土産を買って帰る相手は香港人だ。
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予約した

  • 2008/04/26 20:21
  • Category: 雑記
ふっふっふっふー、コタキナバル行きの飛行機を予約した。
来月行くのだ。
1人で行くのだ。
オランウータンとオオトカゲが、わたしを呼んでいる。

ニンジン1本食って、柑皮症になるか

昼に生ニンジンを1本、ぽりぽり齧っていたら、マンディさんに「ニンジン毎日食べると、顔が黄色くなるよ」と言われた。「・・・・・・」

ミカンなどを大量に食べると、カロチノイドが沈着して手のひらや足の裏などが黄色くなる「柑皮症」という状態になることがあるとは聞いたことがあるが、たかが小型西洋人参を1日1本食べたくらいで「柑皮症」になりますかいな。

「えー、ウチの夫は過去10年くらい、毎日お昼にニンジン食べてるけど、別に顔が黄色くなっているようすはないよ」と返すと、「見慣れ過ぎてて、わからないのよ」と言う。
はあ、いくら見慣れた顔でも白人の顔が黄色くなってれば、かなり目立つと思いますがね。
しかしマンディさんは、毎日ニンジンジュースを飲んで顔が黄色くなった友人の例を持ち出し自説を譲らない。ニンジンジュース1杯に含まれるカロチンの量と、生ニンジン1本に含まれるカロチンの量には大きな差があると思うし(だってニンジン1本では、ジュース1杯はできないのだから)、互いの手持ちが、黄色くなった例1対黄色くならなかった例1のみでは、サンプルが少なすぎて真偽の検証にはなるまいと思うのだが、信じ込んでしまっている時のマンディさんは理で説得される人ではないので、議論してみても始まらない。

自分のアタマもあまり論理的とは言えないので、人様のことをあれこれ批判する資格はないのだが、それにしても理の通らない相手と話すのは難儀だ。彼女の信奉する風水にしたところで、なんでファイルの頭を10センチ下げたり、特定の方角に水盤を置いたりすることが商売に影響するのか、わたしにはさっぱりわからない。そんなことより客が欲しがっている資料はさっさと渡すとか、魅力ある内容の企画をするとかの方が、よほど顧客の満足および売上増につながると思うのだが、HKは別の論理に支配されている土地なのだろうか。よくわからん。

しかし、たかがニンジンのことくらいでむっとしてしまうあたり、私も疲れているのかも知れぬ。代休あるから月曜は休むことにしよう。3連休にして、のんびりしようっと。

“おひとりさま”なんかない

  • 2008/04/24 16:00
  • Category: 雑記
出張が1、2、3と続き、ついでに3の出張がやたら疲れる日程でほとほとうんざりしていたところに、お友達が某南の島に行くと聞いて、俄然羨ましくなり「わたしも、行きたい!」と椰子の木とビーチと風のわたるヴィラの図が頭を駆け巡り始めた。

さっそくお友達が貼り付けてくれたウェブサイトをチェックしたのだが、がああん、飛行機&ホテルのパッケージも、ホテルだけの案内も、すべてお二人様から。独り者用のプランなど、それこそひとつもない。
日本のマスコミには昨今“おひとりさま”という語がちらちら出没しているが、HKには“おひとりさま”という概念はないのか? HK人にとって旅行とは、家族/お友達と賑やかに、あるいは彼氏/彼女となかよくしっぽりでかけるもので、ひとり孤独に静寂を楽しむ旅というのは、あり得ないのか。

雪だるまは「なんでHK以上に暑いところに行くために、貴重な休暇を使わねばならないのか」と冷たい目で見るだろうし、独身のお友だちは1人しかいず、しかし彼女は失業中だから旅行に誘うのはナンだし、安いパッケージは諦め、地道にホテルと飛行機を予約するしかないのだろうか。
ああ、コタキナバルよ、ランカウイよ、ペナンよ・・・。

(暴雨を避けるため1泊したバンコックは、空港横のホテルで寝ただけ。タイっぽかったのは、青くまぶしい空と、その明るさに映えるオペラピンクやコバルトブルーに塗られたタクシーの鮮やかさ、空港で我々を案内してくれた二人のタイ美人のみ。しかし南の島に行きたくなったのは、この時からかもしれない)

師傳

ゆうべ雪だるまの部屋の照明が、ボン!と音を立ててバクハツした。最初は電球が切れただけかと思ったが、どうやら切れたのは電球ではなく配線だったらしく、電球を外してスイッチを入れても、やはりボン!と音を立てて火花が飛ぶ。危ないので師傳(本来は専門技術を持つ親方のことだが、日常生活的には要するに修理のオジサンだ)を頼まねばならないが、問題は知り合いの師傳は全員、その技術水準に“大いなる難”があることだ。

過去ウチの修理に来たさまざまな技術者のうち、その腕前に「ほほう、なかなか」と感心できたのは漆喰塗りのオジサンだけ。あとは皆、誠心誠意心を込め、あるいはにこやかに愛想よく仕事に励みはしたが、できあがりは誠にお粗末。接着剤がはみ出ていたり、雑巾で拭いたらネジが取れてしまったり、水漏れは直っても流れが悪くなり悪臭を放つようになったり、まともに直った試しがない。今回は電気関係でもあることだし、できれば確かな技術の師傳を頼みたいものだと思うが、さてその師傳をどうやって探せばいいのか。

ひとつ思いついたのはご近所さんである。このフラットに住んで8年あまり。ろくに広東語も喋れない外国人二人組でも、それなりにご近所付き合いはある。ことに雪だるまは目立つので、こちらはあちらを知らなくても、あちらはこちらを知っている場合があり、雪だるまが杖を頼りに歩いていた時期などは「お宅のご主人、一体どうしたの?」と、思いもかけない人から声をかけられた。ご近所さんはほぼ例外なく、ここに長く住んでいる地元民であり、ことに同じ階の口笛おじさんの奥方などは、芳紀(?)60余歳。典型的なHK太太として、水回りなら甲師傳、電気関係なら乙師傳と、卓越した師傳ネットワークを持っていそうだ。
わざわざドアベルを鳴らして訪問し「つかぬことを伺いますが」と切り出すのではおおげさだから、おじさんが帰ってくるあたりをねらって声をかけてみよう。腕の劣る師傳には、もううんざりなのだ。

出張3、終わり

  • 2008/04/21 23:13
  • Category: 仕事
まず第一日目の夜、今回のクライアントおよびお客様と共に総勢10名でホテルそばの韓国焼き肉屋さんに繰り出し、肉を焼きながら楽しくビールを飲んでいるうちはよかったのだが、そのうち上司殿が隠して持ち込んだ茅台酒を振る舞い出したあたりから状況がやや微妙になってきた。ご承知の方も多いと思うが、この酒、アルコール度数が50度以上ある。それをそのまま小さいグラスでくいっ、くいっと一気にあおるのだが、何しろ強い酒なので酒に弱い者などはてきめんに酔っぱらう。

飲めないなら断ればよいのだが、そこはそれ、注がれた酒を干すのは酒席の礼儀、強い酒が飲めることを示すのはマチズモの一変形だかなんだか知らないが、とにかく酒席の片側では飲める者だけが集まって献杯に次ぐ献杯の嵐となり、ほぼ5人で2本の茅台を空けてしまった。そして1人は卓の上や、店のフロアにさんざん吐いた挙げ句に、コンクリートの床の上に大往生。もう1人は詳細は省くが大いに暴れ回って、警察と救急車2台を呼ばれる騒ぎとなってしまった。

そして何を隠そう、その“大いに暴れ回った”方が実は我が上司殿で、しかも警察が着いた時には、すでにもう1人の御仁同様、床に伸びてしまっていたので、事情聴取を受けたのは私。上司殿の背広と靴を持って救急車に同乗し、病院に付き添ったのも私。まったく馬鹿馬鹿しいにもほどがあるというものである。
病院に運ばれた上司殿は、目は覚ましたもののまだ酔っているので、振る舞いがおかしい。点滴をしようとする医師と看護師を振り切り「わたし、だいじょうぶ。わたし、だいじょうぶ。家に帰る!」と言って、処置室で踊り出す。
私自身、翌日は仕事なのにこんなところで一夜を明かすのはまっぴらと思っていたので、“家”に帰ろうとベッドから逃げ出す上司殿に迎合。さっさと会計に行き、上司殿に金を払わせ(財布を失くしていなかったのは幸い)、腕をつかんでタクシーでホテルに連れ帰り、部屋に押し込んだだけで後の面倒は一切見ず、別の階の自分の部屋に逃げ帰った。1人では着替えができなかろうが、再度吐いて苦しもうが、みんな自業自得である。私の知ったことではない。
そして部屋に帰った時点ですでに真夜中近かったので、その夜はぷんぷん怒りながらも、翌日に備えさっさと寝た。

しかしやはりよく眠れず、翌日は眠くて困った。それでも1日こなし、今日こそは早く寝るぞと11時にはベッドに入ったのに、ちょうど寝入ったあたりで部屋の電話がけたたましく鳴った。こんな夜中に何事かと思えば、なんと電話してきたのは上司殿の奥方。ゆうべ何があったのか上司殿に聞いても一向に要領を得ないので、詳細を確認しようと私に電話してきたらしい。その心配な気持ちはわからないではないが、なぜせめてもう一時間早くかけてくれなかったのか。私は2時間近く前から部屋にいたというのに、なぜ寝入ってから電話をくれるのか?
奥方に詳細を説明しているうちに、また夜中になってしまった。ああ、踏んだり蹴ったり。

そして圧巻は帰国のフライト。予定では夜の8時にはHKに着くはずだったのだが、当日のHKは黒色暴雨。HK在住というCAさんと共に「どうやって帰りましょうねえ。こうなるとタクシーも少ないだろうし」などと着いてからの移動方法を思案していたのだが、一度は着陸できる見込みと思われた飛行機、土壇場になって「HKの空港は閉鎖されたので、当機はバンコックに向かいます」とのアナウンスになってしまった。
「ひょえー、なんでまたバンコック!?」てなものだが、くだんのCAさんによると、すでに台湾やマニラ、ベトナムの空港はHKから避難してきた飛行機で一杯。一番近くて空いている空港がバンコックなんだそうである。
回りの乗客は大部分やれやれと苦笑いだし、クライアントの一行は泣き笑い気味に「よおし、トムヤムクン食べるぞー!」「マッサージだ。マッサージ。タイ式マッサージは効くんだ」とポジティブに反応。
そんな風に反応できたのも、今回の出張はクライアントの気前が大変によく、一同ビジネスクラスだったからで、これがすし詰めエコノミーだったら、もう3時間近いフライトと聞いただけでうんざりし、文句のひとつふたつ放たれていたことと思う。

3時間近く飛んで、バンコック着が現地時間の午後10時過ぎ。航空会社がアレンジした空港近くのホテルに着いたのが、11時過ぎ。割り当てられた部屋にたどり着いたのがほぼ12時。日本時間では午前2時である。しかも預けた荷物は飛行機の腹に封印されたまま。機内持ち込みのバッグだけでは着のみ着のまま、顔も洗えず、着替えもできない。腹が立ったが文句を言っても始まらないので、その夜はシャワーだけ浴び、クロゼットにあった薄いバスローブをパジャマ代わりにさっさと寝た。冷蔵庫には鍵がかかり、IDDは掛けられなくなっているのも、航空会社負担のアコモデーションではやむを得ないことか。

翌日は朝食後にピックアップされ、11時のフライトでHKへ。結局、家に帰り着いたのは予定より18時間遅れの午後4時過ぎだった。さすがにくたびれた。

今日は代休として休みをもらったが、出張で着た服の洗濯やアイロン掛け、1週間分の買い物や掃除をしていたら、あっという間に夕方になってしまい、全然休んだ気がせず。主婦は因果だ。今週もう1日、休もうかしら。代休、3日たまっているのだ。

オアシス倒産

  • 2008/04/11 15:00
  • Category: 雑記
一昨日人事部から「ボーナスあげ舛」という予想もしなかった通知がきたので、「これは、これは。とすると今年の夏はカナダに行けるか」と早速その夜、破格の安さで有名なオアシス航空のウェブサイトにアクセスしたら、どうやってもつながらない。私のプロバイダよりつながりやすい雪だるまのプロバイダからアクセスしてもつながらない。「くそう、夜はつながりにくいのう」と、イライラと画面を見ていたら、BBCのニュースサイトが“Oasis budget airline stops flying”の見出しをあげているのに気づいた。「?」と思って見てみれば、なんと同社は当のその日に、ご倒産。往復航空券を握り締め、目的地には着いたものの帰りの便がなくなってしまった乗客各位が、慌てふためいてホットラインに電話したり、ウェブサイトにアクセスしたりしていたらしい。どおりでつながらないはずだ。

Oasis Hong Kong Airline(中国名:甘泉香港航空)は、食事も含め機内サービスはすべて有料ながら、HK→ロンドン片道1000HKドル(約13,000円)という破格の料金で売り出し、第1便(06年10月25日)の座席は、あっという間に予約で埋まったそうだ。その後、週1ながらHK→バンクーバー線も就航したことから、在港カナダ人の間でも話題になっていたのだが、このところの急速な燃料価格の値上がりと、HKの空港使用料の高さから、開業から1年半であっけなくも破綻してしまったらしい。残念なことだ。HK→バンクーバー間がいくらだったのかは知らないが、ふつうの航空会社より大幅に安かったことは間違いない。
さっきいくつかのウェブサイトで、夏のハイシーズンのHK→モントリオールを調べたら、最低でもUS$1700から。これではボーナス貰っても行けるかどうかわからん。

またまた忙しくなってきた

  • 2008/04/09 17:01
  • Category: 仕事
来週の出張準備で些か忙しい。
先週の出張は普通話がなく、メイン英語、サブ広東語の2言語で進行したのである意味楽だったのだが、来週の出張は英語と普通話がほぼ同量で主言語となり、そこに広東語が加わるようなので、正直面倒くさい。ひとつの単語を英語と普通話と両方で聞けるよう(言えるよう)準備し、発言者によって切り替えるだなんてそんな芸当、ようせんぞ。過剰に期待しないでいただきたいものだ。(とは言うものの、一括込み込みでサービス料金を頂戴している以上、努力しないわけにもいかず困ったものだ。もういい加減社内で間に合わせるのは止めてプロの通訳さんを雇ってくれよ、上司・・・)

雪だるまが『釣りバカ』の18を見たがったので、アマ○ンに送ってもらった。1作目以来20年。ハマちゃんもスーさんも年を取った。ことにスーさん(三國連太郎さん)は、すでに85歳。お年を召したように見えるのも当たり前だ。
20作目ともなればストーリーに特に新鮮味はないが、なんだかオハナシがだんだん水戸黄門化してきたような。今回の○○浜開発計画に反対する地元住民と、それに肩入れし裏から手を回して計画を中止させるスーさんは、ほとんど代官/藩主の圧制に苦しむ百姓と、「この印籠が目に入らぬか!」の黄門様である。お供の助さん、格さんは当然、ハマちゃんとみち子さん(みち子さんは旅はしないけど)。

出張2、終わり

  • 2008/04/07 17:07
  • Category: 仕事
出張2、終了。

出張1とは異なり、別段おもしろいこともスリリングなこともなかった。小国とはいえ一応首都空港なので、腐っても鯛、空港は順調に見つかったし、パスポートはなくならなかったし、寝坊もしなかった。それどころか最終日など7時に起きれば十分だったのに、5時前に目がさめてしまい、しかも寝なおすことができず、仕方なくそのまま起き出して、某国首都の夜明けを見た。なかなか結構な眺めだった。

単調な日程の中で唯一楽しかったのは、同行者中のEvaちゃんが、程よく明るい性格の上、てきぱきと仕事をこなす働き者で、しかも見目麗しかったこと。衣装を毎日とっかえひっかえしてくれるのも楽しかった。基本的にビジネススーツなので、とっかえひっかえとは言ってもシャツが変わったり、パンツがスカートになったり、ジャケットの細部のデザインが変わったりする程度なのだが、それでも見目麗しい女の子がそういうことをしてくれると、見ている方は楽しい。少なくともシャツの袖口から下着のシャツの袖が見えているオジサンたち(今回の同行者ではない、念のため)と仕事をするよりは、ずっと楽しい。上級役員たちが秘書やアシスタントに、見場よく、身だしなみもよい人を選ぶ気持ちはよくわかる。わたしだって、そばに置くならそういう人がよい。
ただし大前提は「仕事をする人」であることだ。いくら見場がよく、身だしなみがよくても、仕事をしてくれない人では意味がない。かつて某国の某社長は、流行の衣装がよく似合う、甘い顔立ちの愛人兼秘書を同行していたが、この秘書嬢は仕事は全くしない上、常に待ち合わせ時間に遅刻してくるので、いくら見場がよくても一緒にいて全然楽しくなく、むしろ大いに迷惑だった。ホテルのロビーや訪問先のビルの前で、いらいらと彼女を待つ間「待ち合わせになぞ来んでもよいから、社長のカードを持って、おとなーしくどっかでショッピングでもしていてくれ」と何度思ったことか。見場だけでは、すべての欠点を補って釣りが来るほどには、なかなかならぬ。

それにしても上司殿のアシスタント(一応)として、私ももう少し衣装に気を配り、見場よくすることに励んだ方がいいだろうか。顔立ちという根本問題は、変えられないにしても。

と、ここまで書いて思い出した。今回の出張では度肝を抜かれるような衣装の女性が1人いたのだった。たとえ女性でも黒っぽいジャケットに揃いのパンツか膝丈のスカートという地味なスーツが多い金融業界にあって、この女性は恥骨ぎりぎりの超ミニスカートに3インチくらいはありそうなハイヒール、アジア人だが髪を金に近い明るい茶色に染め、背中の半ばまであるその髪を頭頂で無造作にコンコルドピンで留め、長い前髪が顔の半分を覆うようにアレンジしている。私は思わず「おお・・・」と声にならない声をあげてしまった。服装から推定される年齢は、20台か、せいぜい30台前半なのだが、名刺交換の際間近で拝見したお顔は、失礼ながらどう見ても私と同年代。「この年齢でこの服装をする意図は何か?」と会議が始まるまでの数秒、ちらりと考えてしまった。“人の記憶に残るため”であるなら、明らかに成功している。“取引先に信頼感を与えたい”であるなら、効果はほぼ逆だ。
質疑応答の際の様子から見て性格はよさそうな人だけに、その服装とヘアスタイルの意図が疑問だった。単に“好きだから”なのだろうか。しかし仕事用の衣装は“好きだから”だけでは選べまいに。

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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