明けて、びっくり

  • 2008/09/30 15:31
  • Category: 雑記
今日の一番のニュースは、なんと言っても金融安定化法案が米下院で否決されたこと。
いやはや、まさか否決されるとは思わなかった。
昨日、政府と議会が同意にこぎつけたなんて記事を流したばかりだったのに。
そりゃまあウォール街の失敗の尻拭いに税金を使われるのは、一般庶民としては業腹なことだろうけれども、じゃあと言ってこのままほったらかしにして金融市場の混乱が加速し、景気が減速どころか後退して、一気にリセッションに突っ込めば、結局割を食うのは一般庶民なのだ。巨大資本家は割を食わない。だから・・・。
―――なんて思うのは、金融屋の考え方にどっぷり漬かってしまった証拠でしょうか。


今週の土曜には飛行機に乗るのだから、雪だるまのベジ・ミールを手配したり(予約の時、言うのを忘れた)、土産を用意したり、最後の東京1泊のホテルの予約をしたりしなければいけないし、それより何より実家に電話して、到着予定時刻を告げなければならないのだが、何一つやっていない。考えれば考えるほど気が重く、したがって腰も、電話機の数字を押す指も重くなり、ちょっとやそっとでは動き出せないのだ。
しかし先延ばしにして済むことではないので、明日の休みには端からリストを作って片付けなくては。運転免許の更新さえなければ、10年に一度にしたいくらいの実家行きだ。なんで運転免許の更新は、最長でも5年なのだ?
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先週末

  • 2008/09/29 13:40
  • Category: 雑記
週末というのは何と早く終わってしまうのだろう。
大したこともしていないのに土日の休暇は終わり、今日は月曜日だ。
水曜に国慶節の休みが入るものの、今週末は実家行きかと思うと気持ちふたがる。
出張とどっちがいやか、丙丁(甲乙ではなく)つけ難し。


土曜の夕方、旺角を歩いていたら、西洋菜南街に黒山のひとだかり。何事かと思えば、ちょうど中国の有人宇宙船「神舟7号」の宇宙飛行士が、船外活動を開始したところで、その映像が某ビル外壁の巨大スクリーンに映し出されるのを、人々が固唾を飲んで見守っていたのだった。中には携帯のカメラで、スクリーンの映像を写している人もいた。そして宇宙飛行士が手を振ると、人々から歓声が。
――まったく普段は大陸の人を馬鹿にしまくっているくせに、こういう時だけ“中国人”になるんだから。歓声を上げるなら、も少し普段から大陸人に敬意を示せよ、HK人!である。


先週届いた人形1のジェーンちゃん。健康少女の顔立ちがどうしても気に入らないので、週末にカスタマイズ。ぷっくりした頬をカッターナイフ&やすりでせっせと削って、細面に改造。二重あご気味のあごも、すこし尖らせてみた。ついでポニーテールを解いて、ただのダウンスタイルに。釘とゴムと自毛でガチガチのポニーテールにしてあったので、まだ癖が抜けないが、顔に陰りが出て、私好みの妖艶な風貌にやや近づいた。赤毛に映える緑のピアスつけて、手持ちの服も似合うようになったし。(それまでは何を着せても似合わなくて、困っていたのだ)まずはめでたし。
あとは気が向いたら、瞳を緑に変えてみるか。赤毛に緑の目は、月並みだが魅力的な組み合わせだと思う。

6年+4キロ減

  • 2008/09/25 16:06
  • Category: 雑記
麻生新首相の話など書きたくないので、ほかのくっだらないことを書こう。


本日のお仕事のひとつは、昨日の東亜銀行の取り付け騒ぎのお話。私はビルの中に隔離されているので知らなかったのだが、後場の途中でオトモダチが「東亜銀行の支店前に、1キロくらい人が並んでる!」と知らせてくれた。トーサンのうわさが流れたので、人々が預金引出しに押し寄せたんだそうである。おおー。みんなリーマンの突然の破綻は記憶に新しいからねえ。HKの場合、ペイオフ制度で保証されるのは10万香港ドル(約130万円)までと、笑っちゃうような金額だから、銀行倒産となれば、そりゃ必死になります。わたしだって名前はそこら中で見ているものの、その支店に足を踏み入れたこともない東亜銀行だから「単なるうわさでしょう? 金融管理局は否定してるよ」と冷静でいられたが、これが自分のメインバンクだったら、仕事が手につかないくらい青ざめたことは間違いない。必死で貯めた虎の子が一夜で消えたら、そりゃあ庶民は慌てふためく。笑い事ではない。


先日ジムでトレーニングしている私を見て、雪だるまが「君はタンクトップでトレーニングしていると、腕の筋肉がめだつねえ」と言った。
うーむ。感無量。ジムでのトレーニングを始めて、はや6年。初期の頃は1年もトレーニングすれば、腕にはきれいな筋肉がつき、背中とお腹のだぶつきが消えて、ピタピタのタンクトップが着られるようになるものと思っていたが、何の、何の。1年くらいでは何も変わらない。多少筋肉はついても、その上に厚く乗った脂肪で筋肉は見えず、背中とお腹の脂肪も簡単には消えず、鏡に映る己が姿を見て浮かぶのは「質量の充実」「寒ブリ」といった言葉。
結局、トレーニングだけではどんどん「寒ブリ化」が進むだけで、一向にタンクトップが着られるようにはならず、昨年秋、一念発起してダイエットを開始し、体重を4キロ減らして初めて、脂肪の下にあった筋肉が見えるようになった。いやあ、長かった。
若い女子だったり、男の子だったりすれば、もう少し早く効果が出るのだろうが、中年女子・事務職の新陳代謝は遅いのだ。立派な上腕二頭筋、三頭筋が見えるようになるには、6年+4キロのダイエットが必要だった。まこと道は遠し。

小さな親切

  • 2008/09/24 13:26
  • Category: 雑記
昨日は私用により早退。台風接近中で4時半に8号警報発令。「お、これは明日は休みか♪」と、取らぬ狸で夜更かししたら、今朝の6時半頃には3号警報になってしまって、通常どおりのご出勤。ちぇ。
しかも出勤してみたら、机の上の配置が微妙に変わっている。何の事はない上司殿がPCを一台増やし、しかし十分な場所がないので私の領地まで侵出してきていたのである。上司殿の新PCに押され、私のPC45センチ前に出てきているうえ、作り付けの書類トレイのひとつが右手から左手側に移動。おかげでボートに張ってあった某暗証番号表が完全に隠れてしまった。おまけに電話の下には、新しい書類トレイ。


トレイを増やしたり、移動したり、上司殿が「この方が便利だろう」と善意でやってくれているのはわかるが、使う側としては正直なところやや迷惑である。あるモノを右手側に置いているのは、それなりの理由があるからで、それを勝手に左手側に移されては使い勝手が悪くなる。電話の下のトレイも、電話をかけるのに邪魔だ。


上司殿はいろいろと親切なことをしてくれるのだが、すべて私の意向を全然聞かず勝手にやってくれるので、いつも朝出勤して「ひょえ」とか「えっ」とか、大いにびっくりすることになる。家族だったら「ちょっとー、勝手に私の物、動かさないでくれる?」と文句を言うところだが、「ね、ね、この方が便利でしょ」と得意顔の上司殿を前にしては、さすがの私も顔を引きつらせながら「はあ、いえ、ありがとうございます。でもちょっとこれはこちらの方が・・・」とやんわり元に戻してくれるようオネガイするしかない。(トレイは太いねじ釘で棚板に固定されているので、工具を持たない私は自力では移動させられない)難儀なことである。以前、上司殿はレストランで勝手に全員分の飲み物を注文し、同席していた中国人の女の子から「どうして何も聞かずに全員の分を注文するのっ!」ときつく叱られていたが、全然意に介している風はなかった。この「良かれと思ってしてあげてるんだから、いいじゃないか」という態度、何とかならないのだろうか。有難迷惑って、中国語で何て言うんだっけ?


早退した用事のため昨日は平日の夕方にしては珍しく家にいたら、ちょうど郵便局から人形1が届いた。日中家にいることはまずないので、ふだん小包は郵便局まで取りに行かなければならないのだが、昨日はたまたま在宅していてラッキー。
しかしラッキーはここまで。いそいそ、うきうきと包みを開け、「ジェーンちゃーん!」と取り出してみれば、そこにはやけに健康的な顔つきをしたアメリカ中西部の少女が・・・。心なしか身体つきまで、肩幅広く、腿が張った健康体型に見える。(←もちろん完全に気のせいである。トナー社の人形は、顔は違っても身体つきは同じはずなのだ。作られた年によって可動部分の違いはあるが) 写真では凛とした目の、気の強そうな、都会的な女の子に見えたのだが、実際のジェーンちゃんは、ぷっくりした赤い頬の、ジーンズとチェックのフランネルのシャツが似合いそうなカントリーガールだった。髪型も赤毛のポニーテールで、ゴムではなく自毛で束ねてあるので変更不能だし。
なんかちょっとがっかり。
最近トナー熱が冷め、Fashion Royaltyの方に興味が移行していることもあり、この健康少女の出現は雪上加霜。
雪だるまに「なんか健康的過ぎて、つまんないよ」と言ったら、「病気の子が欲しかったのか?」と言われた。・・・。そーゆーことではないのだが。

スーパーの棚から牛乳消える

  • 2008/09/22 16:56
  • Category: 中国
昨日の朝、ウチの下のスーパーに行ったら、棚から牛乳が姿を消していた。
蒙牛、伊利だけでなく、HKブランドDaily Farm製の業務用牛乳にもメラミンが入っていたと発覚したため、並べられる商品がなくなってしまったのだ。まったく大笑いである。
もちろんおかしくて笑っているわけではなく、日本での産地偽装(こんなのはかわいいもんだが)や工業用米の食用への不正転用なども含め、食品メーカーの安全に対する鷹揚にして太っ腹な態度、人体の適応能力への過信、何よりも利益、何がなくても利益!のあっぱれな資本主義的態度に、「こりゃもう、笑うしかない」の自嘲的笑いであるのだが。(人間てほんと、救いようのない馬鹿だ。こういう事実を見るにつけ、インテリジェントデザイン−原始的な動物が人間に進化した過程は、神のごとき偉大な知性の操作によるものとする説−なんてものを信じることの馬鹿馬鹿しさに吹き出したくなる。なーにが、“偉大な知性”だ。それにしては人間の出来はあまりにお粗末だ)


昨日のSouth China Morning Postによると、近年、その強い風味と濃厚さで香港の消費者に好まれている中国製牛乳に、人工添加物が投入されているのは公然の秘密だそうだ。確かに私も3年前の上海出張で初めて蒙牛乳業の牛乳を飲んだ時、その味の濃さにびっくりした。わたしは物知らずだから、お馬鹿にも「内モンゴルの牛の乳は、なんて味が濃いんだ!」と感嘆したが、何のことはない、単にいろんな添加物を入れて味を濃くしていただけだったのである。


同紙の記事をそのまま受け売りすれば、中国の牛乳にはさまざまな添加物が投入されている。生乳を水で薄めるのは業界の常識だし、そもそも農家(中国の酪農農家の大部分は、飼育頭数数頭以下の零細農家だ)が生産する生乳そのものが、農家のノウハウや基本的知識の欠如により栄養価が基準に満たないので、蛋白値を上げるためのプロテイン・パウダー、脂肪値を上げるために油、乳糖値を上げるためにホウェイ・パウダーが、中間業者により添加される。そしてもちろん、ここで言う“油”は食用の植物油ではなく、工業用の油だ。


また零細酪農農家の多くは乳牛飼育の基本的知識に欠ける。つまり牛たちは適切にエサを与えられず、適切に世話もされていない。このため大部分の牛は何らかの病気にかかっている。他の国では、生乳1トンあたりの細菌数が5万単位に達すると、食用に適さないとして捨てられる。しかし中国の牛乳には何万、何十万、ひどい場合はトンあたり200万単位の細菌が含まれている。細菌が多いため、牛乳は流通の過程で悪くなりやすい。問題の解決に使われるのは、保存料だ。ひどい場合は過酸化水素水ですら投入される。


ある業界関係者は「零細酪農農家が生乳にこうした化学薬品を入れるのは不可能だし、乳製品メーカーが自分で入れるとも思わない。入れるのは大部分、農家から牛乳を集め、そうした巨大乳製品メーカーの仕入れ部に売る仲介業者たちだ」と指摘。ただしメーカーにも責任がないわけではない。激しい競争の中、仲介業者として生き残れるのは、こうしたメーカーと関係が深い業者だけであり、当然メーカーにも責任はある。そして中国政府にも。別の消息筋は「ひとつの基本的な誤りは、中国政府は乳牛の飼育は労働集約型の産業だと考えているが、実は資本および技術集約型の産業だということだ」と指摘する。


といったかたちで記事は続き、事件は中国外にも飛び火して留まるところを知らず。もはや世界に安全な食品はなく、あるのは“比較的安全”な食品だけか。

日曜工作

  • 2008/09/21 22:06
  • Category: 道楽
ドールハウスならぬドールルームを作ろうと画策中。しかしこれがなかなか・・・。世の中のドールハウスの標準規格は12分の1。しかるに我がシドニーちゃんは4分の1。ふつうのドールハウス家具を調達して部屋に配置したのでは、シドニーちゃんはリリパット国のガリバーさんである。そういうのも楽しいだろうが、座れない椅子や寝られないベッドで部屋をしつらえてしまっては、途方に暮れたシドニーちゃんに「ちょっと奥様・・・、これではわたくし・・・」と眉をひそめられてしまいそうだ。美女は眉を顰めても美しいなどと、西施の故事に倣っている場合ではない。

売ってないなら作るしかない。とりあえず間に合わせにソファ。ベッドはドールルームの大きさの関係上、断念。部屋にベッドを入れたら、人が横歩きするスペースしか残らなかったなんてのは、HKの現実だけでたくさんである。
材料調達に10元ショップへ行き、レザー風模様替えシート(?)など購入。その前に砵蘭街の皮革屋にも行って革の断ち落としなども見てみたが、革を裁って縫ってソファに仕立て上げるのはどう考えても我が力量を大幅に超えているので、断ち落としを見せてくれたおじさんには「ちょっと考えますわ」と礼を言ってなにも買わずに店を出る。

そして悪戦苦闘すること3時間。作ってみて、よくわかった。どんなちゃちに見える品でも、市販品は素人の第一回作品よりはよほどうまくできている。こんなことなら多少サイズは小さめでも(たぶん12インチドール用)、銀城廣場の地下で見た茶色のギンガムの布製ソファを買った方がよかったか・・・
しかしとりあえず他に座れるところはないので、シドニーちゃんには無理を言ってお掛けいただいた。にこりともせずいささか不機嫌そうなのは、ソファが気に入らないためと思われる。







実はシドニーちゃんの部屋にはロフトがあり、スコットランド人のロジャーさんと娘のテレサちゃん、ドイツシェパードのジークフリート君が住んでいる。本日お散歩中である。







我が撮影写真のピンぼけさ加減に嫌気がさすが、いちおうシドニーちゃんのアップも載せておく。不機嫌そうだが、美女である。







管理人:上掲3枚の写真、あまりに出来が悪いので、ましな写真が取れ次第、交換します。小さいものを撮るには、やはりそれなりの機材が必要なのでしょうか。手持ちのデジカメ、風景撮ったり、スナップ撮ったりする分には問題ないのですが、小物のシャープな撮影には向きませんなあ。(己が技術棚上げの論法 


3枚目の写真だけ、交換しました。少しはクリアになったかな

若干の疑問

  • 2008/09/19 12:45
  • Category: 道楽
今朝はえらい目にあった。朝5時過ぎ、左脚前ケイ骨筋の激しい収縮(ふくらはぎならこむら返りだが、下肢前面なので特定の名称思いつかず)で一気に目がさめたうえ、何とか筋肉を伸ばそうと起き上がったら、今度は胃がひっくり返っていることに気がついた。まるで二日酔いの朝のように気持ち悪く、吐き気がする。急ぎトイレに駆け込みたいところだったが、左脚がまだつったままなので、ひょこひょことしか歩けず、踏んだり蹴ったり。


トイレで激しくげーげーしたが、すでに食事から数時間以上経っているので、実際に吐くものはなし。ただ騒がしい音と気持ちの悪さだけ。ふらふらになってベッドに戻った。げーげーやっているうちに筋肉の収縮がある程度収まったのは幸いだったが、気分最上とは言い難し。一瞬“病休”の誘惑に駆られたが、金曜であることと人手不足であることを思い出し、断念。のろくさとシャワーを浴び、いつもどおり出社した。胃の気持ち悪さはなくなったが、左脚はまだ痛い。ふくらはぎに1枚、前側に2枚サロンパス張って、とても人に見せられた姿ではないが、スカートではないので可。


しかし筋肉っていうのは、なんでつる(収縮する)のだろ。聞いたら、雪だるまも私と同時刻に脚の筋肉の収縮に襲われ、ベッドで歯を食いしばっていたそうである。いくら夫婦でもこんなことまでシンクロしなくてもいい。


ところで昨日とうとう人形2(シドニーちゃん)が到着した。同時にスペインの人から買った洋服3着も到着したので、さっそく箱出しして着せ替えごっこ。洋服3着のうち、名称を特定できなかったミントグリーンのドレスは、Franklin Mint社の Jackie Kennedy Dollのものと判明。この1カ月、さまざまなサイトとトナー社のアーカイブを入念に研究した結果、写真さえあれば人形服の名称を特定できるようになっていたのだが、このミントグリーンのドレスだけは見当がつかず「SybariteGeneか、とにかくトナーではないだろう」と踏んでいたのだが、フランクリン・ミントとは思いつかなかった。そういえばあそこはダイアナ妃人形とか、マリリン・モンロー人形とかを出しているんだった。(ただし、そう言っちゃ悪いが、いずれも実物の方が美人。実物より劣る人形を作って、しかも売るのってどうよ?) ジャッキー人形は15インチ強で、シドニーちゃんより若干小さいのだが、ドレスは問題なく着られた。やや胸のあたりがつれている気もするが、ま誤差範囲。


このドレスにはビスチェとガーターベルト+ストッキングもついており、なかなか楽しい。さっそくドレスを着せる前にガーターをつけてストッキングを履かせたのだが、ふと気づくとパンツ(アンダーパンツ、下着のパンツ)がない。「えー、どうしてパンツがないのお?」と包みを広げた食卓でひとり騒いでいると、通りかかった雪だるまが「だいじょうぶだ。彼女は気にしない」とコメント。
そりゃあ人形は気にしまいが、なんかナンだな。40年前いっしょに遊んでいたリカちゃんは、ちゃんと白い綿のパンツを履いていたように思うのだが、トナーさんとこの美女たちは常にノーパンなのだろうか。うむ。

白レースのブーツ

  • 2008/09/17 15:26
  • Category: 道楽
昨日ちらりと書いた日本行きを希望している企業、今朝予定をキャンセルしてきた。「環境悪すぎ」というのが理由。そりゃあそうだろう。リーマンがつぶれ、メリルリンチが買収され、AIGが政府管理下におかれる状況下、誰が弱小民間中国企業の株なんか欲しがるか? 行くだけ無駄だ。第一、アポがとれません。誰も会ってくれません。


しかし出張はキャンセルでも、実家には行かねばならないので、飛行機の手配と土産の手配はしなくては。出張がなくなった分、気は楽になったが、飛行機代は自腹になった。もともとついでとは言え、人の金で私用も済ますのは気が進まなかったので丁度いいが。しかし上司殿は「次の出張(予定は10月中旬)の時に帰省することにすればいいじゃない?」と言っている。同僚某もそう言っており、私が渋い顔をしているのが解せない様子。どうやらHK人にとっては、こういう公私混同は全然気にならないらしい。出張のついでに実家に帰っても、クライアントの費用負担(往復の飛行機代)は変わらないのだから、何がいけないの?という理屈。さあてねえ、何がいけないんですかねえ。


人形道楽、我ながら暴走ぶりがやや怖くなってきた。出物を見るとビッドしてしまう。1カ月ほどeBayへの出品状況を見てきた結果、「これは今ビッドしなくても、どうせまた出てくる」とか「これは相場より高い」とかの判断はつくようになったのだが、好みのものを見つけると、つい判断が甘くなる。ことに靴がまずい。服は(もしかしたら)自分でも作れるが、靴はさすがに −改革開放前の中国女子御用達風黒布靴ならいざ知らず− 自分では作れない。特に私の好きな尖りに尖ったピンヒールなど、間違っても自分では作れない。そう思うと、つい市場に出ている人形靴に対する判断が甘くなる。「これをジェーンちゃんに/シドニーちゃんに、履かせたいっ!」と思ってしまうのだ。そしてビッド。運がよければ対抗者が競り落としてくれるが、運が悪いと私のものになる。そしてはるばる合衆国や大英連合王国から、飛行機に乗ってやってくることになるのだ。この送料がまた高い。

だいたいHK内に出物がないのがいけないのだ。どうして美しくもそそられる品は全部舶来物なのだ? まるで明治時代の日本みたいではないか。


それに第一、諸般の事情によりまだジェーンちゃんもシドニーちゃんも、ウチに到着してはいないのだ。当の人形が来ていないのに私は妄想を膨らませて「これを着せよう、あれを履かせよう」と、せっせとビッドしているのである。まるで花魁に入れ込み、身上つぎ込んでいる若旦那。父親であるところの大旦那樣や大番頭がいる身であれば、蔵に閉じ込められたり、勘当されたりする日も近い。



これが先日競り落とした白レースのブーツ。大変きれいではあるのだが・・・


しかしまあ、ここまで世界の景気が悪くなってくると、人形市場も値段が下がるかもしれないな。コアなコレクターは水と乾燥豆で生きる身になっても人形につぎ込むだろうが、そこまでコアでない周辺のコレクターは、役にも立たない人形よりは今日の食料やガソリン代の方が大事なはずで、したがって人形に対する需要は減り、需要が減れば(供給量が同じである限り)値段は下がるというのが古典的な経済の理屈だが、景気に関係なくビッドしている私のような馬鹿者は他にもいるかもしれず、確かなことはわからない。

連休明け

  • 2008/09/16 14:30
  • Category: 雑記
3日間の連休中、映画は何本も見たものの、ニュースは見ないで過ごしていたものだから、今朝のニュースでリーマンの破綻を知って、ひょえーとびっくり。とても証券会社で働いている人間とは思えん。後追いしてみれば、すでに8月半ばからリーマンは危なっかしくなっていたではないか。まがりなりにも自分が働いている業界への関心のなさに、我ながら呆れる。
おかげさまでHK市場も前場時点で1000ポイント以上の下げ。18000の前半まで落ちている。えらいこっちゃ。ウチの上司殿は昨年秋の時点では某紙のインタビューに答え「来年は30000ポイントまで行きます!」と強気の発言をしてたんだが、18000台まで落ちては、あと3ヶ月のうちに3万まで回復する可能性はゼロだわ。ま、ウチの上司殿の発言など誰も覚えておるまいから、気に病む必要はないが。
しかしこんな相場が悪い時でも、日本に自社株の宣伝に行きたいというお客さんがいて驚く。単に秋の日本を観光するための口実なのかもしれないが、対費用効果を考えると賢い選択とは言えまい。非上場のオーナー企業ならいざ知らず、弱小とはいえ上場企業がそんなことでいいのだろうか。


10月に雪だるまとともに実家に行く予定を立てている。行きたいわけではないが、私はすでに3年、雪だるまに至ってはすでに7年、実家に顔を出していない。そろそろ出さないとまずいんではないかというのが、日本行きの理由だ。しかし考えれば考えるほど気が重く、いまだにチケットの予約すらしていない。連休も明けたことだし、そろそろ旅行会社に電話しなくては。

明日のメニュ

  • 2008/09/12 16:47
  • Category: 雑記
HKは明日から三連休。(土曜が休みの人は)月曜は中秋節翌日で公休日なのだ。
日本も敬老の日で休みなので、上司殿は家族そろって中国某所に旅行に行く模様。HK株と中国株と日本株を扱っている上司殿の場合、日本とHK、両方が休みにならないと、旅行もままならないのだ。何しろいつ注文が入るかわからないため、トイレにまで携帯を持っていく人なのだから。


私の方は、明日はジョゼ&ブライアン組とデイヴィット君が食事に来るので、そのメニュを考えなくてはならないのだが、あまりアイディアが浮かばない。一応、過去9年間に彼らに供した料理はメモしてあるので、それらを参照しつつ、(少なくとも前2回とは)重ならない料理を作ればいいのだが、雪だるまのため、肉魚海鮮はなし、プラス、デイヴィット君のため卵もなし、となると作れるメニュの幅は狭まる。(デイヴィット君は卵も食べないベジなのだ。だからフリッタータとか卵サラダは×。ただし卵の姿が見えなければいいので、クッキーとかアイスクリームに卵が入ってるのはOKだそうだ。なんか、えーかげんなベジである)


私自身が豆の気分だから、何か豆料理でもつくるか。冷蔵庫にカテージチーズがあるから、チーズニョッキでもいいな。デザートはインポッシブル・ココナツパイでどうだろう。材料を混ぜて焼くだけの割には、味も見栄えもよい。時間がないときには、うってつけだ。


ところで今朝は人形の靴を競り落とし損ねた。ショートブーツ3足とパンプス2足、サンダル1足の6足セットだったので、41ドルまでなら出してもいいと思ったのだが、最後の2分で対抗者に負けた。ちぇ。しかし昨日は白いレースのブーツを獲得。ピンヒールで、ふくらはぎ側にジッパー。写真を見る限り大変丁寧に作られている。同時にビットしていた赤黒の中華模様のブーツは、競り負け。まあ仕方あるまい。次回同じようなのが出てきたら、また頑張ってみよう。

ブルース・リーとキティちゃん

  • 2008/09/11 13:26
  • Category: 道楽
昨日は先生の都合で中国語クラスが休みになったので、旺角に人形の靴を探しに行った。旺角の西洋菜南街の油麻地寄り、銀城廣場の地下とその斜向かいの兆萬中心には、アニメフィギュアやスーパードルフィー(SD)関連のものを売る小規模店舗が20店舗くらい入っているのである。ただし品数はさほど多くない。銀城の方はドルフィー系が主、兆萬の方はフィギュア系が主で、つまり16インチファッションドールなんかないのだが、万が一ということもあるので、とりあえず見に行った。


結果的には案の定、Tonner社のシドニーちゃんやジェーンちゃんが履ける靴はなかったのだが、アクションフィギュアやファッションドールに興味を持たなければ、たとえ何年HKに住んでも、ウチの近所にこんなものを売る店が存在しているとは知らずに過ぎただろうから、それはそれでいい。東京だったら新宿か池袋?狭い敷地に雑居ビルが立ち並び、安くて手軽な食べ物と、けばけばしくもトレンディな安物の服や靴を売る店がひしめき、いつもいつもたくさんの人でごった返している旺角の一角に、こういうサブカルチャー物を売る店があるのは、いかにも似合い。中環や金鐘ではスカし過ぎだし、尖沙咀や銅鑼湾では文化的にはよくても家賃が高すぎて商売にならないだろう。ここはやはりワカモノとオタクの街、旺角でなくては。


ところでシドニーちゃん用の靴はなかったが、兆萬地下の某フィギュア店のウィンドウに、ブルース・リー人形とキティちゃん2体がいっしょに食事しているディスプレイがあり、思わずにやにやしてしまった。ブルース・リー人形の方は、メディコム社製と思われるかなり精巧なつくりの12インチフィギュアで、おなじみ白のランニングに黒のカンフーパンツ、眉根をよせた真剣な表情で片足をイス(HKの茶餐庁によくあるベンチ型の安物イス)に乗せ、片肘をついて、お行儀悪くテーブルについている。一方キティちゃんの方は小型のぬいぐるみなので、ポーズをつける余裕なし。きちんと正面(つまりブルース・リーの方)を向いて、ちょこんと座っている。大きなテーブルに並ぶのは子豚の丸焼きやら龍蝦(ロブスター)やらの典型的広東料理。ブルース・リーは好きそうだけど、これをキティちゃんが食べるのか? これはキティちゃんとブルースとの3Pデート場面か? しかしなんでブルース・リーとキティちゃんなんだよ? と思ったら、吹き出しそうになった。


しかしまあ考えてみれば、キティちゃんとだからウィンドウにディスプレイできるのであって、これが日本のオタクアニメ系の某巨乳少女(隣のウィンドウにあり)とでは、18歳未満ばっかりの兆萬では差し障りあり過ぎだろう。18歳×2以上の私でも、あやしい想像をしてしまう。警察がウィンドウを封鎖しそうである。


それにしてもMedicomとかSideshowとかHot Toysのフィギュアはよくできている。精密に作られたものは美しい。

売り買い

  • 2008/09/09 15:56
  • Category:
先日、古本屋のセールで買ったトレイシー・クアンの半自伝的小説「マンハッタン・コールガールの日記」を読んでいる。街娼ではなく“高級”コールガールなので、危険も少なく、ポン引きにピンはねされることもなく、守るべき地位と立場のあるお金持ちのオジ(イ)サンたちを相手にしていればいいので優雅なものだが、婚約者は彼女がコールガールであることを知らないので、“コールガールである自分”と“ふつうの女の子(であると思われている)自分”との間の舵取りに苦戦中のもよう。これでコールガールという職業を捨てることに何の未練もなければ、電話番号を変えて(顧客)名簿を売って引退すれば済むのだが、主人公であるところのナンシーちゃんは、完全引退する決心もつかないようで、かといって結婚してからも隠れてコールガールを続けるというのも“不健全!”と思えて、お悩み中。


いずれにせよ身近な人に隠さなければならない世界を持ちつつ生活するのは結構大変である。私のごく身近にも、夫や家族には内緒で風俗業に勤しんでいた人がいたので、その苦労というか心労はある程度想像がつく。「じゃあ辞めればいいでしょう?」てなもんだが、ご本人はお買い物大好きでカード破産一歩手前だったので、辞めるに辞められなかったのである。それにナンシーちゃん同様、彼女も売春/風俗業自体には嫌悪感がなく、「究極の癒しを提供する職業よ」と言っていた。なにしろ売春以外の職業選択肢として彼女の頭にあったのは、看護士や介護士なのだから志向としては一貫しているのである。
彼女の場合、自宅とは離れた場所で一般のOL同様9時−5時で働き、電話は応答サービスを頼むなど、バレない用心は重ねていたが、それでも時々精神的に不安定になり、精神科医に通ったり薬を飲んだりしていた。電車に乗るのが怖いとも言っていた。わたしは当時、彼女の不安が“仕事”から来るものだとは考えていなかったのだが(だって彼女は“仕事”を嫌がってはいなかったのだから)、その後どうにもやりくりがつかなくなって自己破産を申告して借金を処理し、“仕事”を辞め、ふつうの事務仕事、家族や友達に隠す必要のない仕事に就いてから、身体的にはともかく、精神的にはあまり問題がなくなったところを見ると、人に隠さねばならない仕事というのは、やはりかなりストレスになっていたのだろうと思う。


彼女がまだ“仕事”をしていた頃、わたしは「いつまでも続けられる仕事ではないでしょう?」とやんわり忠告はしていたが、辞めるよう特に強く意見したりはしなかった。いい大人が自分の都合で選んでいる職業を、ひとがどうこう言うことはないと考えたからである。彼女がやっているような、双方の合意に基づいた売買春が、人の道に外れた行いだとも考えなかったし。私自身は売らないし、買わないが、人が売ったり買ったりすることに強く反対するつもりはない。

ごぶさたでございました

  • 2008/09/08 14:48
  • Category: 雑記
       5日間もブログを更新せず何をしていたのかというと、週日は仕事、週末はeBayめぐりと家事(申し訳程度)、読書をしていたのである。仕事の中にはいつもの翻訳のほか、アジア某国から来港したお客様にくっついて銀行に行くことも含まれた。しばらく行かないうちにHSBCのパワーヴァンテージは、口座最低残高(残高平均がこの金額以下になると、口座管理手数料を徴収される)が10万から20万に変わっていた上、HKD定期預金の金利も「え?」というほど下がっていて、びっくり。この間私自身のメインバンクから来た定期預金更新のお知らせでは、そこそこの金利だったと思うのだけど、あれは私のメインバンクが弱小銀行のせいだろうか? 一般的に言って、大銀行よりは弱小銀行の方が、いくらか金利がいい。数年前、利息目当てにメインバンクを某大銀行から弱小銀行に変えたとき、大銀行のお嬢さんからは「倒産が心配じゃありません?」と言われたが、数年後の今も、まだ倒産はしていない。しかし昨今の情勢から、少々心配な気はする。またまた弱小→大にシフトすべきか? 


       eBayでは、人形用洋服3セットと、2体めの人形を獲得。洋服はともかく、人形はずっと競り負けていたので、第3候補とはいえ獲得できてとりあえず気が済んだ。洋服はスペインから、人形はオーストラリアから来る。「赤い靴はいてた女の子」の逆版だねえ、と一瞬思ったが、考えてみたらここも日本ではなかった。アジアの一角ではあるけれど。


       しかし競り落とした人形服の写真を並べて眺めてみたら、ほとんど全部モノトーン。デザインはともかく、色合いは自身のワードローブと大差なし。人形の服くらいもう少しカラフルでもよかったのではないかと少し反省。しかも私が買ったセットで靴付きは1つしかないので、人形のうち1体はしばらく裸足で過ごすことになりそうだ。人形の靴の大部分は中国で作られているに違いないと思うのだが、人間用と違ってHKの夜店には流れてこない(需要がないからね) 残念だ。(ちなみにバービー用はある。どっさりある。しかし私の人形は16インチなので、バービーの靴は履けない。隠れ家生活中「靴を履くには足の指を切らねばならぬ」と嘆いたアンネ・フランクのお父さんのことばを思い出す)


■ 昨日の立法会選挙、私が投票した人も何とか当選(第3位)したもよう。第1位はもちろん中国政府寄りの某政党候補者たち。「本土との経済関係の緊密さが増す中、中国政府寄りの政党が得票を伸ばし・・・」とニュースは言うのだけれど、“利に敏いHK人”の“利”は抽象的概念じゃなくて、文字通り“カネ”だからなあ。

フォアグラ月餅

やっぱり相変わらず忙しいです。一人減ったままで定着です。まあ相場が悪くてお客さんからの電話が少ないので何とかなってますが。


雪だるまは日曜夜に帰ってきました。まだ昼夜が逆転しているので、ヘンな時間に起きて、ヘンな時間に寝ています。昨日は電器店で電話機を買ってきましたが、家に帰って箱を開けてみたら、中に電話機が入っていなかったので、怒っています。どうも電話機はディスプレイされていたらしいのですが、箱の中に残っていたアダプタ(?)やコードで結構な重さになっていたので、まさか電話機が入っていないとは思わなかったようです。今日もまだ休暇中なので、もう一度電器店に行くと言っています。


中秋節が近づき、街に月餅の広告が増えてきました。毎朝降りる駅には私の好きな大班の冰皮(皮の白い新種の月餅)の広告が張ってあるのですが、今年は新フレーバーとして“胡麻キャビア餡月餅”とか“胡麻フォアグラ餡月餅”とか“トリュフ入り餡月餅”とかが出たようで、えらいことであります。冰皮の白い皮は求肥のようなものでクセがないので、何にでも合うとは言えましょうが、それにしてもフォアグラ餡とは・・・。いったい誰が買うのか、大班に張り込んで観察してみたいものであります。私個人としては、いくら冰皮が好きでも緑豆餡かコーヒー餡くらいまでで、さすがに胡麻キャビアとか、トリュフ入りとかは買わないと思います。今チェックしたら、冰皮にはブルーベリーチーズ餡とか、特濃チョコレート餡とか、ストロベリー緑豆餡もあるようで、こうなると西洋ケーキと変わりませんね。いやはや。

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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