ウチの献立

2年位前から「ソーシャルネットワーク関連は×」というアクセス制限に引っかかって会社では読めなくなっていた某氏のサイト、今日久しぶりにクリックしてみたら、出た! うれしくなって仕事の合間に、読む、読む、読む。
会社で読めないならウチで読めばいいのだが、会社で起きている時間と、ウチで起きている時間を比べると、会社の方が圧倒的に長いのだよ。それに翻訳ってやつは退屈で、ちらちら余所見をしながら進めないことには、はかが行かないのだ。わき目もふらず、テキストと自身の翻訳文だけを見続けられる人は、私にとっては驚異だ。そんな禁欲的に作業ができるなんて信じられない。


日本に住む日本人の方の献立を種々拝見し、ウチの献立と大変ちがうのに改めてびっくり。日本の実家に居候していた頃は、私も典型的な日本の食事:主菜、副菜、汁、ごはんを作っていたのに、実家を出てからの20年でずいぶん変わったのだなあ。感慨。参考のため、ウチの夕べの献立を公表。これは30分以下で夕食を用意する平日の典型的な献立である。
雪だるま:サラダ(緑ピーマン、黄ピーマン、千切り大根、プチトマト、ドレッシングなし)、キャンベルのじゃがいもポタージュに大量のじゃがいもと冷凍グリンピースを入れたもの。具が大量なので、もはやポタージュというよりはじゃがいものクリーム煮。デザートに蓮霧、ヨーグルト
わたし:サラダ(緑ピーマン、黄ピーマン、千切り大根、人参、ごまドレつき)、大量の薄切り牛肉の炒め物、デザートにゼリー


一読してわかるとおり、ごはんもパンもパスタもない。スープもない。基本的にサラダ+もう一品の献立なのだ。ただしサラダの量は、普通のお宅の3倍量だと思う。なにしろ野菜が主食なので、その量でなければ食事にならないのだ。ちなみに私だけ大量の牛肉を食べているのは医者の指示。いまだにやや貧血気味であることが先日の検査で発覚したため、ヘモグロビン値改善に向け2倍量の鉄剤+牛肉摂取に励んでいるのだ。
なお雪だるまは、たんぱく質は豆、豆腐、パウダープロテインから摂取している。以前はチーズも食べていたのだが、半年ほど前に雪だるまの好きなチーズが店頭から消えてしまって以来、チーズは常備品目から外れた。


こんな食事ばかり毎日作っているから、実家で台所に立った時、ごはんに合うおかずが何一つ浮かばなかったのだ。焼き魚も、根菜類と肉の炊き合わせも和え物、漬物も、わたしの脳裏から消えて久しい。そもそもごはん自体、2カ月に1回、カレーを作る時くらいしか炊かない。しかも必ず玄米か紅米入り。
和食ではなく、と言って北米食でもない。アジア在住の北米ベジの食事は、折衷としか言いようがない。
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このポスターの猫たちが好き

  • 2010/02/26 07:29
  • Category: 雑記


追徴金、払うことに異存はないが

 HKでは1月が第1回目の税金の支払い月にあたっているのだが、私は先月ちょっとミスして最初の税金支払小切手を不渡りにしてしまい、おかげで税務局から「支払い遅れ追徴金を払いたまえよ」というお知らせがきた。ちぇー。
ペナルティとして税額の5%を支払うべしとなっているのだが、その「税額」というのに支払いが遅れた1月分だけでなく、2回目の4月分、つまりまだ支払期日が来ていない分も含まれていたので「えー、そんなのヘンじゃん」と思った私は今朝税務局に電話して「支払いが遅れたのは事実であるので追徴金を払うことに異存はないが、しかし追徴金額は間違っていると思う」と言ってみた。


そしたら、担当のお嬢さん曰く「間違っていません。ペナルティは支払期日が過ぎたものだけではなく、税額全体の5%で計算されます。そのように納付書の裏側に書いてあります」


あれま、そうでしたか。そこまでは読みませんでしたがな。しかしまあそういう規定であるなら仕方ない。おとなしく支払おう。その規定の是非は、一担当と議論するべき事柄ではないし。
さすがにいくら万事ネゴシエーション(=ゴネた方が得)の
HKでも、税務局は個人商店でも病院(笑)でもないから、あの手この手で文句を言ってみたところで追徴金額まけてくれるわけないし。まして電話に出た一窓口担当に、税額や追徴金額を変更する権限などあるわけないし。
それに私は昔、人様に課税する側だったのだ。払う側に回ったとたん文句を言うのは身勝手が過ぎるだろう。



ところで、きのうパジャマを買おうとウチの近所の普通の店を回り、
HKのパジャマの水準にぜつぼーした。金をもらっても着たくないようなプリントのパジャマや、ピンクや水色などのペールカラーに花の刺繍がついた顔が赤らむようなネグリジェが目白押し。
お、おばさんはたとえ麻酔で意識がないときでも、こんなものは着たくないっ!! 
HKの普通の店には、部屋に自然になじむような渋い色合いのルームウェアもどきパジャマはないのか? お店の人は「どうぞごゆっくりご覧ください」と言ってくれたが、私は引きつった笑顔のまま早々に店を後にした。

そして「信じられない」とか「勘弁してくれよ」とか日本語でぶつぶつ言いながら家に向かって歩いたのだが、途中のいつも野菜・果物を買う市場のそばの半端物の衣類を売る店で、飾りのない
T型の寝巻きを発見。しかも首から裾までボタンで全開。これなら体が不自由な時でも楽に着られる! 色はうすいクリーム色。グレーならもっといいと思ったのだが、グレーはなかった。お値段は?と壁を見ると、どれでも120元(240円)の張り紙。迷わず買った。ついでに隣にあった半袖のも買った。こちらはボタンで全開ではないが、襟元も袖もゆるゆるなので、体の柔軟性が低下している時でも楽に着られるだろう。

どこにもなければ
MUJIか湯に黒に行くつもりだったのだが、この2店には20元のパジャマは売ってないだろうから、だいぶ得した気分。もっともそのうきうき気分も、税金追徴金を思い出したとたん、しゅーんとしぼんだが。

医療の値段

先週金曜にもう一度Dr. Jonesのところへ行き、病院の選択肢を聞き、そのうちのひとつ、ドクターにとっても家から近くて便利で、私の懐にも優しいC病院で手術を受けることにした。費用は山の上の病院の約半分。ずいぶん違うもんだねえ。それでも公立病院の「ほぼタダ」に比べれば安くはないけれど、公立病院は6ヶ月待ちだから、比較的気の短い私としては、そんなに待ちたくない。
楽しいことなら、ずうっと先に伸ばして、口の中で飴玉をころがすように、その「待ち」の期間を楽しんでいてもいいが、いくら術後ホリデーは楽しみだとは言え、手術&入院は別に楽しみではない。さっさと終わらせたほうがいい。


でその料金交渉というか、単に「どこが一番安いでしょう」と聞いてただけなのだが、Dr. Jonesは「費用の問題で、お客さんを失いたくはないからね」と言い、「お金のためにこの仕事をしているわけじゃないし」とも言って、執刀料金をだいぶおまけしてくれたが、自由診療なんだから料金に変動の余地があるのは当然とは思いつつも、費用がどどん!と下がったことに、「いーのか、そーゆーことで」と軽い違和感を覚えている。


別に安くしてもらった分、手を抜かれるとは思っていないが、それはドクターに対する信頼が半分。もう半分は、失敗して医療過誤訴訟になったら医者にとってもダメージは大きいから、そんな自ら墓穴を掘るようなことはすまい、という自己利益の法則に則った推測。人は自分に不利益になることは、普通しないはずだ。そういう人間の性質を私は信頼する。


ところで料金が下がったことのほか、ドクターから「お客さん=customer」と呼ばれたことにも、その瞬間、多少の違和感を感じた。わたしって「お客さん」なのか? わたしは「診療」というサービスを買う人なのか。そういう風に考えればそうかも。それに北米や英国の病院には「カスタマーサービスセンター」があるようだから、英語圏では診察&診療に訪れた人を「カスタマー」と呼ぶのは普通なのかも。北米や英国で生活したことないから、実際のところはよくわからないが。


一方、日本で病院や医師が患者を「お客さん」と呼んだら、なんだか顰蹙を買いそうな気がするが、そこに横たわっている暗黙の了解事は何なのだろう? お客さんというのは、お金という対価を払って何らかのモノまたはサービスを買う人。つまりモノまたはサービスの提供者とは、売り手と買い手という金銭づくの関係にある。しかし医療というのは、金銭づくを離れて、もっと崇高な使命感のもとに達成される業務であり、そこには金という不浄のものは介在すべきでない?


確かに建前としてはそうなのかもしれないが、実際問題、高度な医療、行き届いた看護は、カネなくしては買えないのだけれどね。

さむ、さむ、さむ

この土日は、寒さのあまり道楽ごとに励む余裕もなく、電気敷毛布を入れたベッドに胸まで入って、読書&昼寝。暖房の乏しいHKで、気温10度以下というのは結構しんどい。1日くらいなら建物が蓄えている余熱で何とかなるが、10度以下が3日も4日も続くと、コンクリート造りの建物はしんしんと冷え込み、足元から寒さがじわじわと広がってくる。ウチなんか全室タイル張りの床だから最悪。雪だるまですら「足が冷たい」と言って靴下を履いていた。超寒がり&冷え性の私など推して知るべし。手編みの靴下くらいでは何ともならん。


土曜にいつも行く街市で野菜と果物を調達した。しかし正月7日目でも開店率は6割くらい。いつも果物を買う愛想が悪くて疑り深い(と言うのは、果物はそばに吊るしてあるビニール袋を取って自分で選んで入れるのだが、たとえばリンゴ4個で10元のような時、おっさんは必ず私の袋の中を改め、5個入っていないことを確認する。もう10年以上買ってるんだから、いい加減信用しろよと思うのだが、おっさんは手を抜かない)おっさんの店も閉まっていたので、隣の人相は悪いが愛想はいいおっさんの店で、りんごと蓮霧(りえんうー)を買った。蓮霧はこういうもの。

 
     


  
   半分に割ると、こんな感じ


 
    


4
5年前まではウチの近所の街市では薄緑のものが普通で、紅色のは少し高かったのだが、最近は逆に紅色のものしか見かけない。値段は1ポンド(4こくらい)で、1014元(約120円〜170円)くらい。味はと言えば、瓜がほんのり甘みを帯びジューシーになった感じで、味よりむしろしゃきしゃきとみずみずしい歯ざわりを楽しむ感じ。歯ざわりだけを比べるなら、水分の多い大根にも似ているかも。

ウチでは雪だるまが好きなので時々買うが、私はあまり食べない。私の最近のお気に入りは木瓜(パパイア)。今まではリンゴや梨のように丸ごと食べられないのが面倒くさくて(どんだけモノグサいんだか…)、あまり買わなかったのだが、よく熟れているのは結構うまいことを発見して以来、毎週のように買っている。半分に切って種を取るのは雪だるまの担当。そのくらいのことは奴にもできるのである。

紅包

毎年のことだが、会社関係でたくさん紅包(お年玉)を貰ったので、にまにまとだらしなく顔をほころばせながら、ベイで欲しいものを物色している。今年は上司殿が破格に気前よく紅包を弾んでくれたほかに、ウチの会社の会長とCOOも社員に紅包を配り歩いたので、差し引き結構プラスになったのである。(HKでは既婚者から未婚者へ、上司から部下へ紅包が配られる。つまり未婚でぺいぺいならたくさん貰え、既婚で職階が上ならたくさん配らなくてはならない)


既婚者のくせに正月の紅包でプラスを出すなんて普通ではあり得ん!のだが、私の場合HKに親戚がおらず、自分が配る紅包は会社でいつもお世話になっている方々&フラットの警備員のお姐さんたちくらいだから、プラスにもなり得るのである。


さーて何を買おうかなー。ほんとなら入院費用の足しにするために取って置くのが正しいのだろうが、こんな紅包でのプラス分なんて6桁近い入院費用の前では焼け石に水。取って置いたからといってどうなるものでもないので、楽しく使うことにした。道楽に金を遣わずして、他にどんな遣い道があるというのだ?

ただひとつ心配なのは・・・

先日わたしは雪だるまの肩に手を置いてこう言った。「私はあなたの思考力と判断力に関しては非常に信頼している。絶大の信頼を置いていると言ってもいい。しかし家事能力に関しては・・・(と、ここで言葉を濁し) ―しばし沈黙― 私は手術についても入院についても何も心配していないが、自宅療養期に何を食べさせられるか、それだけが心配だ。毎日トーストと果物だけじゃ、わたしは治れない。欲求不満で身もだえして、傷が悪化する。お願いだから温かいご飯を作ってくれ」


ここで私が言う「温かいご飯」というのは、炊き立ての白米のことではない。そんなものは私が元気な時ですら、ウチの食卓には登場しない。そうではなくて、スープ煮にした野菜とか、しゃっきり火の通った野菜炒めとか、ほっこり温かいポテトサラダとか、そういう目の前に並んだだけで気持ちがほんわりするような温かい食事のことだ。具合が悪い時は、そういうものを食べたいじゃないですか、ねえ?


雪だるまはわたしの涙ながらの訴え(言いながら可笑しくてつい笑い出し、涙がぼろぼろ流れてしまった)を、神妙な面持ちで聞いていたが、お答えは ”Don’t worry. We can make it” 

あーのねー、それって期待していたお答えと違うんですけどぉ? ”make it”って、意味としては「やり遂げる」とか「切り抜ける」で、なんか「だいじょうぶだ、任せておけ」という風にも聞こえるけど、雪だるまの表情と口調はどうみても「だいじょうぶだ。私が料理するから」ではなくて「だいじょうぶだ。トーストと果物でも生き延びられるから」に聞こえた。


ケーキやプディングは上手に作れるんだから、野菜炒めくらいできないはずはないと思うのだが、本人が言うには「ああいう菓子は材料を混ぜてオーブンに入れるだけ」で、微妙な火加減や手加減が要る“料理”とは別、なんだそうである。


術後何日で台所に立てるかわからないが、安全のため23週間分のレトルト食品でも買っておいた方がいいだろうか。HKのコンビニやスーパーにも出来合いの食品はいろいろ並んでいるが、なんかイマイチ食欲をそそらない外観だ。あれらは美味いのだろーか?

熱烈歓迎

  • 2010/02/17 10:15
  • Category: 中国
三が日が明け、本日よりお仕事。ふつう休み明けは出勤するのがいやなものだが、今回は土日含めての4連休、じゅうぶん休んだから、まいいかという気持ち。


なにしろ土曜は大晦日だったので買い物に行ったり、掃除をしたり結構忙しく過ごしたが、残りの3日間は定時に手抜きご飯を作ったくらいで、あとは読書と道楽ごとと、映画鑑賞のみ。ジムにも1回行っただけ。それも雪だるまは行かないというので1人で出かけ、いつもよりずっと軽いメニューで適当に身体をほぐしたくらいで帰ってきた。先週はクリニックに行ったりした関係でジムに1回しかいかず、肩こり気味だったのが楽になってよかった。やっぱり激し過ぎない定期的な運動は身体によいと思う。しかしいつもなら左右に45ポンドずつつけてやるチェストプレス、月曜は35ポンドでも重く感じられ、情けなし。2回休んだだけでこれでは、1カ月以上休んだらどのくらい筋力が落ちるのか、考えるとかなりがっかりする。


ところで本日のHK紙によると、総勢1000人からなる中国人観光団が米国にでかけ、メイシーズなどで3000万ドル(約27000万円)消費したそうである。1人あたりに直せば27万円で、ブランドもののバッグ1つ、2つ買えばそのくらいになるから、金額としては「わーお!」というほどの額ではないが、それにしても今時1000人の観光団を組める国が中国以外にあるとは思えず、やっぱり中国市場はおいしいのだ。


ちなみにメイシーズ側は観光団を歓迎して中国伝統の獅子舞を披露したり、従業員に簡単な中国語を教え込んだりして、熱い接待にこれ努めたそうである。昔中国では外国からの賓客を『熱烈歓迎!!』という横断幕で歓迎したが、今は外国側が中国からの賓客を『熱烈歓迎!!』するようである。


ご当地HKでもブランド店で聞くのは、普通話ばっかり。先週オトモダチといっしょに某ショッピングモールを回った時も、行く先々で大陸からの買い物客に遭遇した。しかもみなさん大量に購入していらっしゃる。コーチではどう見てもローティーンにしか見えない男の子が女性用の財布を見ながら携帯で「うん、アメリカのブランド。1200元くらい。まあまあな感じかな」とお母さんだかお姉さんだかと話していた。で振り返って販売員に「これギフト用のラッピングもきれい?」と、物慣れた調子で聞いていた。80年代初め、北京へ短期留学した知り合いが、現地で仲良くなった中国人の友だちに小型のラジカセだったかを贈ったら「電池がないから、電池も送って」とお手紙が来たのは、今は昔。
まるでNYの子みたいにジーンズを着こなした男の子を見ながら、おばさんは大変たいへん感慨深かったである。

恭喜發財!!

恭喜發財!!


本日旧暦元旦、中華圏ではめでたくも華やかにお正月でございます。

昨日泥縄で大掃除(雪だるま掃除機係、わたし拭き掃除係)をし、部屋が一気に明るくなるような五代同堂(↓)も買ったので、なんとか正月らしい気分。例年、正月にはチューリップやフリージアなどの切り花を買っていたのだが、暖かいせいか持ちが悪いし、たまには変わったのを飾るのもいいだろうと思って、今年はこれにした。花市に行くのは面倒だったので、近所の街市で買った。寅年にちなんだ(?)金色の虎の鉢つきで、60元なり。

     華やかでしょ? (鉢の顔がややライオンみたいですが)


ところで金曜の検査の結果、筋腫がたくさん発見されたので、今月末あたり子宮全摘手術を受けることにした。症状からみて多分そうだろうと思っていたので別に驚きはしなかったが、最初のDr. Jonesが薦めてくれた病院は例の山の上の病院で、2年前に雪だるまが入院したから知っているが、5星ホテル並みの居心地のよさではあるものの、料金の方も超5星で、とてもではないがウチの会社の保険ではカバーが少なすぎて自己負担がぼーだいになってしまうので、会社に戻ってすぐ、次席の薦めで今度はウチ(=自宅=庶民地区)の女医さん(Dr. Siu
)を訪ねた。診断は同じ。ただし料金はいくぶん安く、邦貨100万程度のもよう。

このうちどのくらい保険でカバーされるのか、規定が非常に細かいので、適用一覧と首っ引きで計算しないとはっきりとはわからないのだが、ま、あまり期待しないがよかろう。上限があったり、適用除外があったり、基本的にケチくさくできているのだから。

でDr. Jonesには翌日「山の上の病院では費用を負担しきれませんから」と電話し、手術の予定をキャンセルしたのだが、Dr. Jonesは「費用が問題なら、公立病院とかで手術することも可能だから、何とかならないか来週金曜、相談しましょう」と言ってくれたので、どちらの医師に執刀してもらうかはまだ決めていない。どちらの医師も信頼できそうだし、印象がよいので問題は病院の選択肢と費用だけだ。

次席には「だから保険解約しなければよかったのに」と言われたが、解約しなかったら母の葬式代を貯金で工面しなければならなかったのだし、葬式に100万出すか、入院費用に100万出すかだけの差で、どっちにしても出ていく金額は同じ。差し引きマイナス100。医療費なら、ケチくさいとはいえ会社の保険がきき、毎月の保険料負担がなくなった分、解約の方が得かも。葬式費用には会社の助成はないもんね。

金曜は病院1へ行き、会社に戻り、病院2へ行き、血液監査のクリニックに行き、会社に戻りとあっち行ったりこっち行ったりで、さすがに疲れた。ついでに入院の面倒くささと費用の問題で、少々気がふさいだのだが、昨日になってふと「ん? でもこの気のふさぎ方は、出張の時よりずっと程度が軽いぞ」と気がついた。何しろ出張は「豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまいたい」と思うくらい、気分が落ち込むのだ。それに比べればこの気分の落ち込みは、たいしたことはない。第一、医者殿の話によれば入院は4、5日、その後少なくとも2、3週間は自宅療養した方がいいということで、ということは大手を振って3週間は休める!!!

もちろん手術直後は、家にいてもぐったり死んでいるだけで何かをする気力も体力もないだろうが、それにしたって休みは休みだ。出張より、ずーーーーーっとましだ。気分が悪くなければ、本読んだり、映画見たりくらいはできるかもしれない、なんて考えるのは楽観的すぎるだろうか。

泥縄お勉強

  • 2010/02/11 16:10
  • Category: 言葉
明日ちょっとクリニックに検査に行くことになったので、用語のお勉強をしている。金融用語ならともかく、医学用語というか“病気&症状&治療”用語はふだんあまり使わないので、いつも直前に泥縄で勉強するのである。
だってねえ、医者の前で自分の症状の説明ができなかったり、医者の言うことがわからないようでは、医者に行く意味ないですからね。


ま相手が中国人の医者なら、筆談って手もなくはないが、明日会う医者はDr. Jonesという名前から見て、中国人の可能性はゼロ。たぶん英米系。英米系で漢字を解する医者がいないとは言い切れないが、漢字を書いて見せてわかってもらえる可能性はあまり高くない。だから仕方ない、こっちが医者に合わせるしかない。今晩は雪だるま相手に発音練習かな。やれ難儀なり。

降る雪や

  • 2010/02/10 17:32
  • Category: 雑記
一昨日だったか、次席が同僚Aに「MissMrs.Msの違いは何だ?」と尋ねた。同僚Aは「Missは未婚の女性用で、Mrs.Msは既婚の女性用だろう」と答えた。私と同い年の次席が3種の敬称(一応)の違いについて知らなかったことにも驚いたが、同僚Aの答えにも驚いた。2010年に生きる20代のHK人の男の子にとっては、Mrs.Msも同じに映っていると知ったら、前世紀の60年代、70年代、女性解放運動、女権拡張運動に一身を投じた人たちは、多年の苦労が水の泡だったとおいおい嘆くのだろうか、それとも「(どっちでも頓着しないほど)そこまで解放が進んだか」と歓喜に咽ぶのだろうか。


前世紀60年生まれの私にとっては、女性だけを未婚、既婚で区別するMissMrs.という敬称は忌むべきもので、自ら使うことはまずない。仕事での宛名は、相手が女性なら常にMsだ。中華圏では特に、結婚により女性の姓が変わることはないから(本人が望んで、夫の姓+自分の姓+自分の名とすることはあるが)、Msで統一してしまった方が、いちいち未婚既婚を確認する必要なく、便利だということもある。


Msの初出は1949年だそうだが、それからすでに60年。
60年代、70年代、ヒッピー文化とともに盛んだった女性解放、女権拡張運動はすでに過去のことなのか。
HKには雪は降らないが「降る雪や明治は遠くなりにけり」の心境である。

「みんな」って、だあれ

  • 2010/02/09 16:31
  • Category: 仕事
本日頭が痛くてモノが考えられない。ノルマの仕事は何とかこなしたが、他になにかする意欲なし。5時半になるのを待ちわびている。


本日のお仕事のひとつだった某契約書。追加部分が赤字で入っていたのだが、その部分だけとても口語チックで、上下の書面語と同じ調子に訳すのに四苦八苦。「××確定後、大家才共同落実××」って、まあ私が普段やっているのは金融関係の記事で、契約書なんかあまり見たことないから偉そうなことは言えないが、契約書に超口語の「大家(=みんな)」なんて言葉使うんだろうか? 第一、「みんな」って誰だ? 契約書にはもっと語義のはっきりした言葉を使った方がいいと思うけど、この赤字部分、いったい誰が書いたんだろう?

あー腹が立つ

  • 2010/02/08 15:11
  • Category: 雑記
ゆうべ雪だるまに「どうしていっつも私が掃除と洗濯することになるのよ?」と聞いてみた。雪だるまの答えはBecause I’m busyである。  !!!
「なんだとお? うそをつくんじゃねえ、うそを!!!」である。


「忙しい」って君は、土日は朝から晩までコンピュータで遊んでいるだけではないか。たまにはバイトの翻訳をやっていることもあるが、大部分はゲームや新しいソフトのダウンロードで遊んでいることを私は知っているのだぞ。なーにが「忙しい」だ、ふん!! 


もっとも雪だるまは、ただ「忙しい」と言っただけで「仕事で忙しい」とは言わなかったから、つまりは「遊ぶのに忙しい」という意味で、嘘はついていないのかもしれないが、腹が立つことに変わりはない。そもそも一緒に暮らし始めた初期に、奴のあまりの不器用さにこちらが何もかも(皿洗いを除く)やってしまったのがまずかったのだろうと今になってみれば思うが、人に教えてやらせるのは、自分でやるより3倍も時間がかかるのだ。山本五十六元帥じゃないが「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」なのだ。しわも伸ばさず、ハンガーに斜めに引っ掛けて干してある洗濯物を見て「えらい、えらい」と褒めるには、多大の忍耐心を必要とする。


なもので過去10年間、ついつい洗濯と掃除とごはん作りは私の担当ということになってしまったが、これはどう考えても不公平である。生活費を折半で負担しているのだから、家事労働も折半でなければおかしい。だからたまには奴に掃除をさせてみたい、というか自ら率先してやって欲しいものだと思うが、これが奴は全然動かない。白い床のあちこちに、綿ぼこりがぽよぽよと浮遊していようと、洗濯物でバスケットがいっぱいになっていようと、奴は仙人のように雑事から超越して生活している。決して自ら進んで掃除機を持ち出し、綿ぼこり征伐に出かけたり、洗濯物バスケットを開け、汚れもの退治に乗り出したりはしない。


その代わり(何しろ仙人なので)こちらに掃除洗濯を指示することもない。床に綿ぼこりが溜まれば、綿ぼこりと一緒に浮遊して一向頓着しない。考えてみれば、奴自体が巨大なごみの塊のようなものだから、本人違和感がないのかもしれぬ。


しかし私は仙女ではないので、綿ぼこりが気になる。洗濯物が溜まるのも気になる。(第一、あまり溜めれば着るものがなくなるし) で、つい手を出す。昨日も洗濯なんかより縫い物の方がしたかったのだが、汚れが定着してしまっては落とすのに苦労するので、やむを得ず縫い物の手を休め、ぶーたれながら洗濯&洗濯物干しをした。そして奴が手伝わないことに腹を立てた。


それが冒頭の「どうしていっつも私が・・・」という問いにつながったのだが、奴の答えはbusy。そしてその答えに私が不機嫌に黙り込んだら「リタイアして時間がいっぱいあるようになったら、もしかしたら・・・」と言ったが、リタイアしたら私だって時間がいっぱいあるのだ。その時やってくれるより今やって欲しいのだが、夫というものはそういう風には動かないようである。あー腹が立つ。

正月が来る

あと1週間ほどでお正月だ。今日ウチの会社の入り口にも、小粒のみかんが鈴なりになった1mほどのみかんの鉢植えが一対、運び込まれた。葉っぱは深い緑、みかんはつやつやの黄色、そこに金色の利是がクリスマスツリーのオーナメントのように飾られ、しかも鉢はきらきらした金紙の上に置かれているので大変華やか。街の飾りも赤と金主体で、渋さなどカケラもなし。わかりやすくて、よろしいね。


この間、ウチの会社にしょっちゅう来ているお客さん(中国人)に、「お正月はどんな風に過ごすの?」と聞かれたが、お答えは「なんにもしないよ」
昔は年三十(大晦日)恒例の花市に出かけてみたりもしたけれど、最近はあまりの人出に恐れをなして行っていないし、HKに親戚などいないから、集まって団欒会食することもない。食べ物では年糕(日本の餅に相当すると言われるが、上海風はともかく広東風は全然似てない)や盤菜(鶏、鴨、干あわび、フカヒレ、蝦、蟹、椎茸、大根etc.を調理し、大鉢に盛り合わせたもの)など、正月料理がいろいろあるが、ベジで西洋人の雪だるまが相棒では、作っても仕方がない。
何年か前には同じくベジで台湾出身のデイヴィッドが、精進の年糕をくれたが、日本のクリスマスのデコレーションケーキくらいの大きさだったので2人ではなかなか計が行かず、半分くらい食べたところでカビが発生してしまった。
というわけで正月らしい食べ物もなし。


異国に長年暮らしている場合、自国の行事も異国の行事も両方やるマメな人(たとえば欧米に暮らしクリスマスや感謝祭も祝うが、日本風に正月も祝う人)と、自国の行事も異国の行事も忘れ果てる不精な人(たとえば私だ)の2種に分かれるのではあるまいか。ウチなどここ23年はクリスマスツリーも出さないし、正月の注連飾りも出さない。旧正月の赤い「福」の字は、去年の正月から玄関ドアに張りっぱなしだ。唯一、中秋節の月餅だけは食べたが、確か濃厚チョコレート餡を選んでしまったはずで、どうも伝統的月餅とは言い難く、それで中秋を祝ったと言えるのかどうかやや疑問だ。


うーん、戸棚から赤い鞭炮(爆竹ね)飾りでも探し出して、少し正月気分を盛り上げた方がいいだろうか。







 ↑ こういうやつ

マーケットとしての日本

  • 2010/02/04 17:37
  • Category: 仕事
日本はマーケットとしては終わりかな。
いや、ウチのビジネス(証券売買仲介)の対象としての日本市場の話で、日本という市場全体の話ではないのだけれど。


ウチはまあ上司殿も次席も日本語を話せるのをウリに、日本のお客様を開拓してきたのだけれど、現在200口座(個人、法人合計)近くお客様を持っていても、実際に注文をくださるのはこのうちの一部。しかも法人からの注文はまあまあの規模でも、個人のお客様からの注文は(当然ながら)2000株、1万株といった小口の注文が多く、1株あたりの価格が安い香港株では、手数料はお昼代にもならないくらいだ。


然るに中国国内のお客様の場合、HKに証券取引口座を開こうというような人は、そもそもオカネモチで、しかも貪欲だ。23日前に口座を開いた某奥様などは、その日のうちに1000万元(12000万円)入れ、翌日からばんばん買い始めた。そこから上がる手数料収入は、下手をすると日本の法人顧客からの手数料収入をも上回りかねない金額だ。おまけに取引件数は少なくて、1件あたりの金額は大きいのだから、取引件数は多くて1件あたりの金額は少ない注文より、バックオフィスの処理も楽。外務員にとっては神棚に祭って毎日参拝したくなるほど、ありがたい顧客と言えよう。


で今日、ウチの上司殿はしみじみと言った。ここ何年か膨大な時間を使い、飛行機代、ホテル代を使って、日本の顧客の開拓に努めてきたけど、その努力はほとんど結果(手数料収入の増大)に結びついていない。日本の個人顧客100人合わせたよりも、1人の国内のお客さんからの注文の方が大きかったりする。北京、上海はともかく、深センはここから1時間の距離だ。金持ちも多い。高い飛行機代を使って日本人のお客さんを開拓するよりも、電車に乗って深センに行って、中国人の金持ちを捕まえる方が、よほど将来性がある、と。


もちろん日本にも資産家はたくさんいる。社会全体の富裕度は、中国より日本の方が上だろう。ただウチのビジネスとしてみた場合、日本の資産家がHKの一証券会社に口座を開き、香港・中国株をばんばん売買してくれる可能性はさほど高くない。以前に比べ随分ポピュラーになったとは言え、日本人にとって香港株投資はまだまだニッチな市場だし、ウチの会社としての知名度&信用度も、日本ではそれほど高くないのだ。日本の資産家はウチを選ぶよりは、野○さんや大○さん、あるいは○洋さん、ユ○イテッドさんあたりを選ぶだろう。


しかも日本は人口も個人収入も増えない傾向にある。人々は全体として保守的、消極的で、だから投資に対しては自然慎重。中国人ほど貪欲に金儲けに爆走したりしない。(あくまでも総体的に見て、ですよ。中には例外的に貪欲な人ももちろんいるでしょうけど) なんとも大人しく、草食動物的に穏やかなのだ。


私はそういう日本人が好きだし、穏やかに静かに、ロハス人生を送るのもいいじゃないかと思っているが、しかし儲けてなんぼの金融会社社員としては、市場として魅力的とは言いがたい。ここはやはり「上司、これからはやっぱり国内ですよ」と、ぱーん!と肩のひとつも叩いて、深セン行きバスに上司を送り込むのが正しい部下というものだろう。


あれ、でも上司殿が国内をメインターゲットにしてしまったら、わたしは失業だな。だって日本語いらないもんな。ま、もうすぐリタイアだからまあいいか。

間違いシリーズ

ゆうべブレッドマシーンに粉を計り入れようとして、何気なく袋の表示を見たら、なんと“cake flour”と書いてあった。よーく見れば袋に印刷されている絵柄も、ケーキやクッキーの絵だ。わたしはてっきり強力粉だと思って買ってきたのだが、なんと薄力粉だったのか! どおりでこの前作ったぶどうパン、ふくらみが悪かったはずだよ。


この粉、いつも買っている白地に緑のもようの粉が店になかったので、「ま、いいや」と、いつもその隣に並んでいる白地にオレンジのもようのを買ってきたのが、実は薄力粉だったのか。以前、その緑の袋とオレンジの袋を較べた時には、どちらもパン用の強力粉で、ただ値段が1元違うだけという印象だったのだが、あれはよく似た別の粉だったのだろうか?その店はふつうのスーパーではなくて、その時々の「訳あり品」を仕入れてきて安く売るアウトレットのような店なので、常に同じ品揃えというわけではない。その時仕入れた分が売れてしまえば、その後同じ物が入ってくるとは限らないので、あの時見たあの粉とこの粉が同じかどうかは確かめようはないのだが。


でも、おかげでひとつわかった。
全国のホームベーカリー愛用のみなさま! 間違えて薄力粉を入れてしまっても、慌てることはありません! パンはちゃんと出来上がります! ふくらみがちょっと足りないだけです。 味も問題ありません。薄力粉パンを食べた同僚3人はみな「やわらかくて、おいしい」と言い、誰一人「これちょっとヘンじゃない?」とは言いませんでした。


日本のみなさまの中には、ひとが作ったパンだから、おかしいと思っても口に出さなかったのではないかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、同僚3人はみんな長年つきあっているHK人です。誰が作ったものだろうと、まずければまずいと言います。それに1斤のパンがあっという間になくなり、「また作って来て」と再リクエストがあったところから見ても、まずかったはずはありません。(あれ、でも考えてみると、この前のパンは薄力粉、今日のパンは強力粉で作ったにも関わらず、誰も違いを指摘しなかったな。違いがなかったのかな。そんなはずないよな。もしかして同僚3人の味覚には問題があるか? うー、かもしれん)

練り歯磨きと洗顔フォームは似ている

  • 2010/02/02 17:03
  • Category: 雑記
昨夜はぼんやりと考えごとをしながら洗面所に行ったため、練り歯磨きで顔を洗おうとしてしまった。手に1センチばかり搾り出し、水を加えて泡立て「今日は泡立ちが悪いなあ」と思ったもののまだ気づかず、額に塗ってスーッとした時点でやっと気づいた。


慌てて水で洗い落とし、改めて洗顔フォームを手に取ったが、我ながら余りの間抜けぶりがおかしくて、顔を洗いながらひとりで笑った。


もともとこの練り歯磨きは、多少小振りだが洗顔フォームとかたちがそっくりで、どちらも縦置きだし、白地にオレンジ系の色が飛んでいるところも似ていて、いつか間違えるんじゃないかと危ぶんでいたのだ。だからあえて練り歯磨きはガラス棚の上、洗顔フォームはメディシンキャビネットの中に入れて間違えないようにしていたのだが、無駄だった。お馬鹿な私はやっぱり間違え、しかも顔に塗るまで気がつかなかった。


この前は出張先で、ヘアコンディショナーとボディローションを間違えたが、これはロクシタンの同じシリーズで、瓶の色も形もそっくりなのだからやむを得ない。


そういえば映画『アメリ』には、雇い人の男の子に意地悪な八百屋のおじさんを懲らしめるため、練り歯磨きとフット・クリームをすりかえておく場面があったけど、フット・クリームを口に入れるくらいなら、練り歯磨きを顔に塗るほうがまだましだな。実害はなかったし、スースーぐあいは白花油にも及ばない程度だったし。


何人かの人が”THIS IS IT” について書いていらして、それがみな好意的なのだが、わたしはこの時代のマイケルを知らない。わたしが覚えているマイケルは、ジャクソン5の頃のマイケル。高いきれいな子供の声で『ベンのテーマ』を歌っていた頃のマイケルだ。(今チェックすると、彼は当時14歳だったらしいが、私の目にはもっと子供に見えていた)


先週金曜、DVDショップで「今月の収穫」選びに余念のない雪だるまを待つ間、店内のスクリーンに映る”THIS IS IT”10分ほど眺めていたのだが、「マイケルだから」という特段の感動はなかった。ただ、どんなに才能にあふれた人でも、その作品を完成に近づけるためには、何度も何度も同じことを繰り返し、妥協せずに少しずつ少しずつ直し、気の遠くなるほどたくさんのダメ出しをしていくのだなあと思っただけだ。


昔々、マドンナのヴィデオ(そう、当時はヴィデオだった。あのタイトルは何だっけ?)を見たときと同じだ。マドンナもコンサートの前には、実に真剣に何度も何度もリハーサルを繰り返し、開演直前には仲間と輪になって手を繋ぎ、頭を垂れて神に祈っていた。いくら努力をしたところで、人事には限界があるというかのようだった。

マドンナやマイケル・ジャクソンと「謙虚」はうまく結びつかないような印象があるが、実際のところなにかを作る人には、限りなく謙虚な部分が存在すると思う。だってどんなに努力したところで、自分の心の中にある「完成形」と実際の造形物との間には埋めようのない隔たりがあって、作る人は自身の力の及ばなさに常に絶望するのだから。

お客様各位

  • 2010/02/01 15:55
  • Category: 仕事
お客様関係でやや面倒な事態が発生し、心中穏やかならず。
お願いだからお客様各位よ、安易に人を信用してつまらん儲け話に乗ったりしないでくださいませ。わたしも割合人の善意を信用しがちだから、人のことをああだこうだ言う資格などないのだけれど、でも敢えて言う。
信用してもいいから金は出すな。
どーしても出したければ、無くしてもいい金額、諦めがつく金額だけ出せ。
儲け話がからむところに、信用、信頼など存在しない。

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らうとら

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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