就活

  • 2010/05/27 11:35
  • Category: 雑記
日本の大学に留学している上司殿のお子さん、ただいま就活中なのだが、最近私あてに作文の添削や、紹介の労を取ってくれた人へのメール文の添削、面接での受け答えの添削などを依頼してくるようになった。

以前はそんな依頼はなかったので、ここに来て急にそうした依頼が舞い込むようになったのは、明らかに上司殿の差し金だと思うのだが、「はて、こういうことでいいのだろーか?」と疑問に思わずにはいられない。

ひとつには就活先が本人の希望とはやや違うのだ。お子さん自身には日本出張の際何度も会っているし、今月初めの日本出張の時も1時間ほど2人だけで話す機会があった。その時も就職の話になり、お父さんとは性格が違うから、金融はいやだと彼女は言っていたのだ。然るに今回の面接先は金融。
上司殿に似ず、しっかりした性格のよい子なので、ぜひ希望のところに就職して欲しいとは思うのだが、性格がよいだけにお父さんの言うことには逆らえないのかなというのが私の推測。

そもそも今回の面接etc.は、上司殿が最近知り合った某有力者の力を借りて、本人ではなく上司殿が希望する職種への就職を実現するためお膳立てしたもののようで、電話でちらっときいたところでは、作文の骨子もお父さんが中国語で書いたものを本人に送り、彼女がそれを日本語にし、その日本語をまた私が添削したということらしい。ったく、やれやれである。

それに外国人として、どの程度の日本語力を持っているかは、重要な評価の対象だと思うのだが、今回の作文は、骨子は父親、文章はわたし。本人の日本語は外国人としては十分立派なものだが、当然ながら50年ネイティブやっている私の方が、(やや古臭いけれども)うまい。

赤の他人が手を入れた作文を、本人のものとして提出してよいのだろうか。いや日本人の子だって、他人が手を入れたものを白ばっくれて提出してるのだろうから、立ってる土俵は同じだと言えないこともないが、なんかフェアでない気がしてならない。

と、ここまで書いて今ふと思った。そもそも『就活はフェアでなければ』と思っている私の方が間違っているのではないか。考えてみれば就活なんてのは昔から知り合いの知り合いの知り合いまでたどってコネを使いまくり、有力者には底に小判を詰めた菓子折(←江戸時代か?)などを贈って、助力を頼んだものだ。今更『自力で、公正な土俵で』なんて念仏を唱えている私の方が、現実に対する認識不足なのかもしれない。つーか、認識不足なのだろう。『使えるものは何でも使う!』が正しい就活、生き残りの道。だって就職できなかったら、食いっぱぐれるもんねー。きれいごと言ってる場合じゃないよねえ。
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酸辣粉

PCで遊びすぎて右手が痛いので短めに。

広島風お好み焼きで痛い目にあったにもかかわらず、昨日また入り口に貼られた広告につられ、
7-11で“今月のお薦め!『四川酸辣粉』”なるものを買ってしまった。酸辣粉は重慶の伝統的おやつであり、簡便、廉価にして美味という“愛される食品”になくてはならない3つの特長をすべて備えている優秀な食品である。ちなみに“粉”とは“粉条”、すなわち平たく太目の春雨のことであり、別に粉(コナ)を食べるわけではない。

で、結論から先に言うと、これは成功だった。“四川”の名に恥じず、辣(辛み)なだけでなく、ちゃんと麻(しびれる辛味)もあり、
12.9元(約160円)のコンビニのインスタント食品としては十分合格。具(豚挽き肉、みじん切りザーサイ)や麺の量も、おやつとしてはほどよい量。胃をキリキリさせながら完食!というか、カップの底に残った汁を諦め悪くフォークですくってぺろぺろしたくらい、麻辣味にしびれた。

これはまた買ってもいいかも。

結局

  • 2010/05/24 12:05
  • Category: 雑記
ゆうべは朝の2時過ぎまで寝付けず、おかげで昨晩の睡眠時間は3時間ちょっとなり。でも割合爽快。なぜ?


土曜日、5年ぶりにパーマをかけた。美容院を出る時から「えらい頭だな」とは思っていたが、帰り道で大風に吹かれ、家に帰り着いた時には頭爆発状態。「ただいまー」とドアを開けた私の顔を見るなり、「その髪はどうしたっ!!!」と雪だるまが叫ぶくらいすごかった。「どうもしないよー、パーマかけただけだよー。CSI NYのステラと同じだよー」と言ってみたのだが、雪だるまは超歯切れのよい口調で「彼女には似合うが、君には似合わない」ときっぱり。


んなことは、わかっている。わかってるが、かけちゃったものは仕方がないではないか。この爆発頭だって、数週間もすれば落ち着くさ。とりあえず本日は髪を洗ったあと、以前の6倍くらいの量のジェルを髪につけ、爆発を抑えてみた。爆発は小規模で済んだが、おかしいことに変わりはなかった。美容院のせんせー、どうしてこうなってしまったのでしょうかー?


木曜、超音波検査を受けた雪だるまだが、結果はやはり異常なし。大変健康な心臓だそうである。ただし、雪だるまはその検査を受けているあたりから徐々に気分が悪くなり、家に帰り着いた時には悪寒、喉痛、筋肉痛で典型的な風邪引き状態。熱を測ると378分。日曜から水曜までの私とそっくりである。そしてベッドでは関節と、呼吸のたびに右胸の筋肉も痛くて眠れないと訴え、その夜は居間のソファに座って寝た。


そして翌朝「夕べ11時過ぎに汗をいっぱいかいて目が覚めた。でも気分はよくなっていたので、ベッドに戻って眠った」と、昨晩よりずっとすっきりした顔で起きて来て、「なんだか、息がはあはあするのも少しましになった気がする」と言い、「もしかして先週から呼吸が苦しかったのは、この風邪のウィルスのせいかな?」などと首をひねりひねり思案顔。


そして金土日の3連休はジムにも行かずおとなしく過ごし、休み明けの今日いつもどおりに出勤したのだが、具合はどうかと思って会社に電話してみると「先週より、ずううううっとまし」なんだそうである。え、じゃあ何かい、あの一連の“心臓に異常!”騒ぎは、単に風邪のウィルスのせいかい? あっちこっちに検査に行き、大枚はたいた挙句、原因は単なる風邪か? 


うーむ、何でもなかったことを喜ぶべきとは思うが、しかし何だか壮大な無駄遣いをしたような気が・・・

仏誕

  • 2010/05/21 22:23
  • Category: 仕事

本日、旧暦4月8日、仏陀の誕生日でお休み。ジーザスの誕生日と仏陀の誕生日を休みにするなら、ついでにマホメットの誕生日も休みにしてくれよ、HK政府! HKにはパキスタン人も、インドネシア人もいっぱいいるんだから、いいじゃん。ここでイスラム教だけ抜くと、○○に攻撃されるぞ。

 

昨日は1日、過去1年間の新規上場銘柄に関し、公募価格、初値、52週最高値を調べていた。お客さんに頼まれたのでやっていたのだが、調べれば調べるほど惨憺たる成績であることがわかって、げんなり。ギリシャの債務危機以来、救いようもなく右肩下がりのマーケットのせいもあるが、それにしても上場初日に最高値をつけて、後は下がりっぱなしの銘柄が目白押しで「あーあ」としか言いようがない。

 

それでも公募価格、初値、52週最高値と横並びの単純な表にすると、なんだか上がっているように見えるから曲者だ。パッと見ると「IPOで申し込んで、最高値付近で売れば儲かるじゃん!」と見えるのだ。確かに理論的にはそのとおりだが、最高値なんてある日ある時ほんの一瞬だけその値をつけたという場合も多々あるわけで、そんな一瞬を捉えて電光石火売り抜けられる人がいったい何人いるだろう? だいたいは気づいたときには終わっているか、あるいは欲を出して「まだ上がるかも」なんて思ってるうちにあれよあれよと下げ始めるのがオチだ。

 

この資料、作成を依頼してきたお客さんは某弱小アヤシイ投資管理会社の人なので、「いやー、日本株はもう駄目ですよ。これからはHK・中国株ですよ。破竹の勢いの経済成長ですからねえ!」と、またぞろどこかで疑うことを知らないお客さん相手に、壮大な夢物語を吹き込むというか、だまくらかす材料に使われるのではないかと、気になってならない。

 

これをお読みのみなさま。どうぞご投資にあたっては、決して投資会社の資料を鵜呑みにせず、ご自身で資料をあたってご判断ください。まあ世の中粉飾決算なんてのもありますので、公開されている資料がすべて信用できるとは限りませんが、それでも投資会社のパンフ鵜呑みよりはましでしょう。またご自身の資金を他人に預けるのもおやめ下さい。先日も「×月×日、○○さんの口座に入金した×百万円は、私の金だったんです。返してください」という電話がありましたが、現金には名前は書いてありません。銀行の窓口では出金者の確認はしても、(ふつう)入金者の確認はしません。誰のお金かは確認のしようがないのです。どんなに真面目そうに見えても、どんなに誠実そうに見えても、やたら人を信用するのは止めましょう。

神経、ってか・・・

  • 2010/05/19 16:45
  • Category: 雑記
夕べは久しぶりに食欲が出て、果物・ビスケット以外を食べたが、食べたら疲れてしまい、9時半にもならないうちに寝てしまった。そしてたくさん汗をかいた。暑いせいだか熱のせいだかわからんが、不快なり。 

本日、法外なお値段の
CTスキャンを受けた雪だるま、そろそろ終わったろうと昼過ぎ電話してみたら、病院では担当の心臓専門医も待っていてスキャンの結果を解説してくれたが、結局のところ「異常なし」なのだそうだ。医者殿は「神経のせい」である可能性を示唆したそうだが、雪だるま本人は「ありえん」と笑い飛ばしている。曰く「仕事は嫌いだが、ストレスは感じていない」そうで。仕事が嫌いで、出張が決まるたびに豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまいたいほどのストレスを感じている私とは違うわけだな。 

でも異常な症状があるからには、何らかの原因があるはずで、明日は会社を早退して超音波検査を受けるそうである。心電図は最初に撮ったし、
CTスキャンも受けたし、明日超音波を受ければ、残るはMRIとPETくらいか。いや別にそこまで必要だと思っているわけではないが、いろいろな検査を受けても結果はすべて異常なしで、しかし息が上がって10メートルも歩けないという症状は消えないとなれば、雪だるまは随分悶々とするだろう。もう1週間以上ジムに行っていないので、昨日も随分つまらなそうにしていたし。

臨機応変に

  • 2010/05/18 14:54
  • Category: 雑記
本日はご出勤。もう1日休んでいられれば完璧に治ると思うのだが、人手不足の折、そういうわけにもいかない。


雪だるまの体調は一進一退というか、変化に富んでいるというか、息切れせずにとととと歩ける時もあれば、数歩ではあはあすることもあり、いろいろ。でも家でやっている股関節ストレッチの柔軟体操では、息切れはしない。なんかよくわからない。


明日の検査の結果、本当に雪だるまの心臓だか肺臓だかに問題が発見された場合、どうするかの概略を考える。家から駅までのたった5分程度の道のりで、3度も休まなければならないような体調では仕事を続けることは難しい。二人して仕事を辞め、カナダに戻るのは「やっほー!!」な事態だが、1年早く辞めるということは、それだけ老後資金が少なくなるということで、こちらは「やっほー」とは言えない。また今後とも加療が必要な場合の費用の問題もある。幸い今の体調なら家で翻訳の仕事をするのに障りはないが、この体調が続く保障はないし、不安定なフリーランスの仕事だけで食べていける保障もない。私の就業は、フランス語もろくに喋れない役立たずとあっては、お掃除おばさんすら難しい。


ま、いろいろ考え準備しつつ、臨機応変に対応するしかあるまいね。なんとか、なるべ。というか、なんとか、するべ。

年を取ると

  • 2010/05/17 16:00
  • Category: 雑記

わたしが出張に行っていた木曜日、雪だるまは駅から家までの間で急に息苦しくなり、途中の公園でしばらく休んで、やっと家に帰り着いたのだという。翌金曜の朝も前日ほどではないがやはり息が上がり、その後退社間際には机からトイレまで15mほど歩いただけで、まるで10マイル走った後みたいに息が上がって、私に「ジムには行かない」と電話してきたときも、まだはあはあしていた。

 

さすがにこれはおかしいので、金曜の帰り二人で自宅前の医者に行き、心臓専門医を紹介して貰った。そして土曜日、一緒に行ったのだが、心臓のエックス線写真は異常なし。血液検査の結果も特に異常なし。肺もわかるかぎりでは正常。雪だるま自身、息が上がる以外、心臓に痛みもなければ動悸もなく、発汗もなく、疲労も感じず、で他の症状はゼロ。医者は検査の結果を見、雪だるまの話を聞いて、さかんに”That’s interesting”と言っていたが、雪だるまは苦笑いしながら”Well, not to me”と言うようなことを言っていた。まあ本人にすれば笑い事ではないわな。

 

土曜日の検査では異常が見つからないので、明後日CTスキャンを撮ることになった。ウチの近くの病院で撮るのだが、その料金がなんと7000元弱(10万円弱)。心臓に問題がありそうな人に、この料金をずばり伝えるのはいかがなものか。聞いたとたん心臓麻痺を起こし、ぽっくり逝きかねないぞ。幸い雪だるまの会社の保険は私の会社の保険よりカバー率がいいので、自己負担は2割程度で済みそうだが、それにしても結構な金額だ。やれやれ。

 

翌日曜日、今度は私の具合が悪くなった。夜中、なんだか気持ちが悪いなあと思い、朝起きたら熱が上がっていた。それでもやるべきことはやらねばならないので、買い出しに行ったり、立法会補選の投票に行ったりと動き回っていたら、朝37度台だった熱は午後には38度台になった。こちらもやれやれ。

今朝熱はまた37度台に下がったが、まだふらふらするので会社は休んだ。そしてどこにも出掛けずいい子にしていたのに、午後にはまた熱が上がってしまった。なんでやねん。

年を取るといろいろ故障が多くていやになる。ふだん丈夫だとなおさらだ。

ミス○○

  • 2010/05/14 11:42
  • Category: 仕事
出張から帰ってきた。今回はHKの某タレントさんと一緒だった。彼女は某年度のミス○○であり、かつ別の年度のミス△△でもあるのだが、容貌がいまひとつ人々のおめがねに適わなかったことが災いして、“史上最も不細工なミス○○のひとり”とか“主催の某社が仕組んだ”とか、ミスに選ばれた直後はさんざんバッシングされた。しかし彼女は展開された一連のかなり熾烈なバッシングにも冷静かつ余裕ある態度で通し、タレントとして活動を続けるとともに、慈善活動などに積極的に参加しているそうである。と、ここまでは彼女と仕事をすると決まってから、ネットなどで泥縄で調べたこと。


実際に会った時の彼女の印象は、確かに容貌は「おお・・・!」と口を開けて見とれるほどではないが、それなりにキュートだし、条件がいいとも言えない仕事場でも文句も言わず、おっとりとにこやかに仕事をして人をそらさず、手配をする側としては何の困難もなくて有難かった。


プライベートの場でも人をそらさぬ態度は変わらず、また常に見られる立場を意識して、化粧にも衣装にも手を抜かない。あっぱれである。最後の日などはタイトなジーンズにヒールが10センチ以上あるアニマル柄のプラットフォームシューズで現れ、アメ横にお買い物に行くと知っていた私は「あれで歩けるかいな?」と心配だったが、こけたら捻挫確実のプラットフォームシューズでも、彼女はフラットシューズの私やマネージャー、男性陣と一緒に問題なく歩いていた。うーむ、プロフェッショナル。そして所々で買ったものを手にスナップを撮って貰っていたが、そのポーズと表情が実に決まっていて、ここもやはり、うーむ、プロフェッショナル。“史上最も不細工”と言われようと何と言われようと、生身の彼女は十分キュートだった。


それに言わせて貰えば、HKを代表するミス香港だって、歴代のミスの写真を見れば、傾国の美女などほとんどいない。たまに美貌が際立つ人もいるが、それはたいてい欧亜混血の人で、純粋広東系の美人など、白いカラスくらい珍しい。ミス○○が多少美人じゃなくたって、ぶーたら言うほどのことでもあるまいよ。 

喉に来るハンドクリーム

  • 2010/05/06 15:54
  • Category: 雑記
会社用ハンドクリームが終わったので、新しいのを買った。会社だから匂いつきでもいいやと、シュガーベイビーのデラックス・ハンドクレーム『カリビアン・クラッシュ』というのを買ったら、これがすごい、すごい。まるっきりピーニャコラーダゼリー! 洪水のように押し寄せるパイナップルとココナツ!! うおーと歓喜したのもつかの間、あまりに匂いがきつくて喉が痛くなった。(実は私は喉が弱いんである。まだ日本にいた頃、気管支炎で喉を痛め、その後空気の悪い広州に行って、さらに悪化した。HKも空気は悪いので、当然治っていない)

パイナップルとココナツ、嫌いな香りではないし、水着姿のキュートな女の子が描かれたピンクのパッケージも好きなのだが、昼につけると午後じゅう喉が痛いのでは、しんどくて使えない。

でギャップボディの『
peace train』を買いなおしたのだけれど、こちらも喉に来た。何のことはない、喉がいつも以上に敏感になっているだけかも。

しかしその前に使っていたクラブツリー&イヴリンだって、ロクシタンだって、決して無香料というわけではなかったのに、喉が無事だったのはなぜだろう。何が違うのだろう。

新聞&本 VS ネット ?

  • 2010/05/05 16:57
  • Category: 雑記
ゴールデンウィークで日本から遊びに来たお客様のひとりが、415日の読売新聞のコピーをくれた。なぜ415日かというと、この日の新聞に読売新聞入社式での渡辺恒雄・グループ本社会長・主筆のあいさつと、老川東京本社社長のあいさつが載っているからである。このお客様は自分でもある業界紙の発刊を目指しているので「新聞はまだまだ信頼されている。新聞は生き残る」という渡辺・老川両氏の主張が載っている部分をコピーしてきたのである。

同社の言うことを信用するなら、読売新聞は発行部数
1000万部を誇る世界最大の新聞である。で、そこの主筆は言う。「新聞も本も読まず、ネットの世界にのみ没入している若者は、将来日本を支える指導力、知性、生産力、倫理観等を身につけることが出来ず、国民の文化や民度の劣化を招くものと心配している」

一瞬「はあ」と納得しかけるのだけれど、よく考えると変だ。だって今は新聞も本もネット上にあるんだから、「新聞&本」
VS「ネット」という図式は成り立たない。(ま、本はまだ数が多いとは言えないけど)わたしなんて日本の新聞はもちろん、地元紙の“South China”だって購読しているのは電子版(有料)だ。つまりネットの世界に没入して新聞を読んでいるわけで、こういう私みたいなのは、渡辺主筆の図式では入るところがない。

思うに渡辺主筆の頭の中にある「ネット」というのは、彼が挨拶の前段で言う「責任不明の発信者による無責任な言論、他人の名誉に対する毀損行為、流言飛語、猥雑で反社会的な情報の流布、思想体系のない断片的言説」が横行する無法地帯で、まともな知性の持ち主ならば一顧だにしない情報ヘドロの海、といった位置づけなのだろうが、ネット常用者ならよーくわかっているとおり、そんなのはネットの海の中のほんの一部であって、海の一部が汚いからといって、海全部が汚いと決め付けられるのは心外だ。

第一、この文章だってネット上に書いているのだ。他にどうやって、外地にいる私が日本にいる人とコミュニケイトできるというのだ? 日本語でなくネット界の共通語、英語で書けば、それこそ世界中の人とコミュニケイトできる。ネットの世界でのコミュニケイトは底が浅いというのも、間違いだ。立派な書き手のサイトを見ればわかるとおり、まっとうな文章にはまっとうな反応、コメントが入っている。

ただネット上で個人が書いている文章には編集者や検閲者の手が入らないから、紙媒体よりも文章と情報の質が低くなりがちという傾向があることは私も認める。何しろちょっちょとキーボードを叩けば、ネット上に情報が流れるのだから誹謗中傷も簡単だ。しかし、それなら新聞・雑誌の情報はすべて信用できるのかといえば、そんなはずないのは言うまでもないことで、それぞれ大株主や広告主のご機嫌を損ねるのはできれば避けたいところであるし、政府の意向に背いた報道をするのも剣呑だ。自然、報道される情報、内容は「安全」なものに偏向する。つまりどっちもどっちだ。だからこそメディア・リテラシーが必要なのだし、情報の正確性、信憑性、必要性は、読み手自身が判断、取捨選択するしかないのだ。

『将来日本を支える指導力、知性、生産力、倫理観等を身につける』のに肝心なのは、どういう情報を基に思考するかであって、その情報をどこから取ったかではないと思う。問題なのは媒体ではなく、情報そのものだ。先賢の思索は、石に刻まれていようと、紙に印刷されていようと、ネット上の電子情報だろうと、その価値に変わりはないだろう。

時間の問題

  • 2010/05/04 17:07
  • Category: 仕事
来週、出張が入った。気分、一気に落ち込む。

ウチの大口のお客様の
1人が、取引を中国本土系の会社に移したので、このところヒマ。大変にヒマ。上司殿は、世界の金融センターとしてのHKの地位は揺るがないと思っているが、HK一の地場証券会社が本土系証券会社に客を奪われるようでは、それもいつまで続くやら。今はまだ人民元は自由兌換ではないし、海外への送金にも規制が多いから、HKが上海に完全に取って替わられるところまでは行っていないが、それも時間の問題ではないか。21世紀はアジアの時代かもしれないが、その中でHKの地位は低下することはあっても上昇することはあるまいと思う。本土がこける時には、HKもこけるだろうし。親亀コケレバミナコケル。

David ご飯に来る

土曜日、Davidが食事に来た。ジョゼ&ブライアンがカナダに帰ってしまったので、今ウチにご飯を食べにくるのはDavidだけだ。むかーしむかーしは10人以上呼んで、バッフェ形式でパーティしたりもしたけれど、ここ45年はそんなこともしなくなった。アンドルーと雪は北京に行ってしまったし、ジョンとステラは日本に行ってしまったし、ラスカは、はてどこだったか?つまりみんなばらばらで、呼べるオトモダチがいなくなったのだ。雪だるまも私も人見知りでものぐさだから、オトモダチの新規開拓なんてしてないし。

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人呼ぶだけなら、用意も簡単。Davidは卵も食べないベジなので、今回のメインはズッキーニとレンティルのカレー。ココナツミルクが入った全然スパイシーでもホットでもない、マイルドなカレー。ご飯は白米と紅米の混合。これにグリーンペパーを主にしたサラダ、豌豆と馬蹄の炒め物、小粒じゃがいもを皮付きのまま2つ、3つに切り、クミンシードと一緒に炒めたもの。デザートは雪だるまの定番、フルーツヨーグルト。以上終わり。簡素。

以前、
Davidはどちらかというとぽっちゃり体型で、特にNY研修を命じられて2-3カ月NYのオフィスに缶詰になっていた時は、そこの食堂の食事が炭水化物中心だったせいもあって、帰ってきた時には丸々していたのだが、昨年劇的に痩せた。夜中までの過重デスクワークで腰痛が始まり、医者に減量を命じられたのがきっかけだったと記憶しているが、今は178センチ、75キロの標準体重。顔なんてむしろ細すぎる感じだ。

ただ今でも腰痛は完治したわけではないので、体重を増やさないように夜中まで残業でも以前のようにピッツァの出前は取ったりせず、お腹が空いたらソーダクラッカーか、何もつけない食パンを食べるだけにしているとか。ふつう劇的に痩せた人はリバウンドに苦しんだりするものだが、
Davidの場合は1年以上、標準体重を維持しているので、なかなか偉い。

David
は今は下っ端弁護士をしているが、昔は医者を目指したこともあるとかで、まんま出来のよい中国系の男の子の王道を進んでいる感じ。ただし性格がよすぎるので商業弁護士の仕事のやり方や過重労働は嫌っており、「次の仕事は絶対商業弁護士以外の仕事にする」と言っている。そして食事の後は大変楽しそうに、雪だるまとカメラやコンピュータの話をしていた。わたしは気づきもしなかったが、最近雪だるまが買い換えたコンピュータは、それぞれそのカテゴリーでの最高スペックに近いものの寄せ集めなのだそうだ。雪だるまの説明を聞いて、その度ごとに「わーお!」と叫び「すごい、すごい。いいなあ」と言っていた。Davidも写真に凝りだしてからもっと処理能力の高いコンピュータが欲しくてしかたがないのだが、下っ端弁護士の給料なんて高が知れているし、カメラのレンズや何かでお金もかかるので、なかなかコンピュータまで手が回らないのだそうだ。

David
と雪だるまは、たぶん20歳近く年齢が開いていると思うのだが、コンピュータ関係の話をしている限りは、最初に買ったコンピュータとか、昔よく遊んだゲームとかの経験がほぼ同じで面白かった。たぶん片方は歳を食った院生、片方は中学/高校生として同じ経験をしていたのだろうが、当然ながらウィンドウス以前から話が始まるのだ。なつかしのNEC PC-98の話まで出た。そういえば昔はそんな機種もあったねえ。

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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