菓子を配る

昨日はお世話になった社内のみなさまに菓子を配った。退職挨拶の菓子である。「わたし辞めます。長い間大変お世話になりました」などと言いつつ、顔見知りに配るのである。ウチ程度の会社だと、ふつうは美心とか東海堂とかの1個7−8元のケーキが多いのだが、私はクリームやフルーツで飾られたケーキ40個を崩さずに配り歩く自信がなかったので、どら焼きにした。これなら個包装されてるし、メーカーは地元HKだが、もとは日本の菓子だし、私の退職挨拶にはちょうどいいかと思ったのである。

 

この退職挨拶の菓子配り、某日系銀行勤務の友人のとこでも、某証券会社でも、欧米資本の雪だるまの会社でもあるようなので、私は全HK的習慣かと思っていたのだが、某日系企業のオトモダチのところではやっていないそうである。会社の規模とか職種とかにもよるのだろうか? よくわからん。

 

ちなみに羽振りのよかった頃の金融某社に勤めていた友人によると、辞める人はだいたいステップアップの転職だったので、意気揚々と近所の5つ星ホテルのケーキや有名パティスリーのケーキ(1個25元超)とを配り歩く人が多かったそうである。なるほどリーマンショック以降のシテた金融業界とは違いますな。

 

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目医者殿

 

このところずっと目の調子が悪かったのだが、この月曜からは左目の視界の右下に白いもやが現れ、その部分がほとんど見えなくなったので、次席に強硬に薦められて昨日目医者に行った。

 

さまざまな検査の末の目医者殿の見立てによると、左目内部の血管の一部がブロックされているようだとのこと。理由は不明。これ以上悪化しないようにするための目薬と飲み薬を処方される。来週金曜にまた検査。

 

ところで医者殿にも言ったのだが、5月で会社を辞める私は6月から医療保険がなくなる。つまり次回の検査は全額自腹。やれやれな状況だが、昨日だって次席に「保険があるうちに行け」と強硬に薦められなければ、ほとんど行く気がなかった医者に関しては大変腰の重い私なので、自業自得。

 

目がよく見えないので、クロスステッチには首掛け型の拡大鏡を使い始めた。数年前に買ったのだが、当時は乱視近視といっても今よりましだったし、拡大鏡自体の使い勝手も今ひとつだったので、結局使わず棚に放置していたのだが、今回はあるとないとでは格段に見え方が違っているので、やむを得ずメガネ掛けた上に拡大鏡も首からかけてステッチ婆さん。「そんなにまでしてやることないだろ?」と言われそうだが、とりあえず今はこれがやりたいのだ。不便と苦痛と目の疲労度、視力の悪化度と“やりたい”度を秤にかけると、今は“やりたい”度の方が勝っているので、やる。今後、視力の悪化が進んで、苦痛が“やりたい”度を上回るようになったら、その時は仕方ない。別の楽しみを見つけよう。

 

とはいうもののHAEDのチャート、2種類買っちゃったんだよな。糸も揃えちまったし。25カウントのなんか、これから刺せるんだろうか?

税金清算

七面倒くさいパワポが終わって、ほっと一息。パワポのくせに、9ポで紙面にびっしり書き込んでるシートが何枚もあって、老眼乱視の目が死ぬかと思った。画面を150%くらいに拡大すると、今度は全体が見渡せないし。老眼とかもレーシックでましになるのかなあ。なるのなら試してみたいなあ。

金曜日、4時で早退して税務局に行き所得税の清算手続き。HKは次年度の収入を予想して税金を先払いする分があるので、5月で仕事を辞める(=収入がなくなる)2011年については、還付があるもよう。と言っても邦貨数千円程度だが。

それにしてもその前に人事部から税金清算用の書類を貰った時、最終支払額が給料+年休未消化買取分だけだったので、つい「長期勤続報奨金はないの?」と聞いてしまい、担当に思いっきり怪訝な顔をされた。

以前、オトモダチおよび前の会社の同僚が「今年で5年勤続だから辞める時長期勤続の報奨金がつく」と言っていたので「そうか、5年以上働くと、長期勤続ナントカがつくのか」と思っていたが、どうもウチの会社にはそういう制度はないもよう。席に帰って改めて『社員ハンドブック』を確認してみたが、そんな項目はぜえんぜえんなかった。ちぇ、残念。

考えてみれば、前の会社も、オトモダチの会社も日系だったよ。日系だから日本の退職金に倣って長期勤務ナントカがあったのであって、HKのふつーの会社に退職金に相当するものなんか、あるわけないのだった。日本を去って20年近く経っているくせに、いまだに無意識に日本の習慣に沿って考えていた自分に、自分で突っ込みを入れたくなった。

高望み

  • 2011/05/23 17:19
  • Category: 仕事
またまた元上司殿から翻訳の依頼があリ、これがまた七面倒くさいパワポ資料で相当うんざり。上司殿は去ったのに、なぜ断らないかって? それは今残っているお客さん(=次席と私とで面倒をみているお客さん)は、ほとんどすべて上司殿のお客さんだからである。他社に移っても遠隔操作される理由はここにある。

それはともかく、さっさと新しい秘書を雇ってもらいたいものだが、先日の面接者もダメだったもよう。元上司殿と頻繁に連絡を取っている次席によると、元上司殿は「背が低い」とか「若くない」とか「見場が悪い」とかの理由で、「×」を出しているとのこと。あまりのばかばかしさに「こら、上司!何考えてるんだあ!?」と怒るのを通り越して、どっと力が抜けた。

たかだか手取り20万円(ボーナスなし)程度の給料で、日本語ネイティブで普通話と英語がある程度できて、しかも秘書として連れ歩いて自慢できるような容姿の秘書が欲しいとは、元上司殿も贅沢が過ぎると言うものだ。それだけの能力と容姿があったら、金融会社の秘書なんか応募してこないぜ、たぶん。

まあ元上司殿も過去8年間、若くもなければ美人でもなく、といって仕事ができるわけでも性格がいいわけでもない私という秘書で我慢せざるを得なかったので、「今度こそ、よい秘書が欲しい!」と希望に胸をふくらませ、現実無視の高望みをしているのかもしれないが、この条件じゃあ百年経っても秘書は見つからんぜ。秘書を探し始めてすでに3カ月目、セクハラ、パワハラまがいの甘い夢を見るのはいい加減にして、現実を見据えよう、元上司殿!

辞書の山

  • 2011/05/19 16:24
  • Category: 仕事
昨日はウチのリサーチが出したリポートの翻訳に苦戦し、右目はげしくピクピク。普段中国語ばかり翻訳してるので、たまに英語を翻訳しようとすると、辞書にあたる回数が幾何学級数的に増え、しんどいこと限りなし。リサーチ部よ、客の大部分は香港人/中国人なんだから、リポート中国語で書いてくれよ。

会社に置いてあった辞書とかファイルとかを持ち帰り始めているのだが、雪だるまも同じことを始めたため、ウチの居間に辞書の山ができ始めている。たしか雪だるまは私の10倍くらい辞書を持っているはずで、この先居間がどうなるのか今から戦々恐々。

事務山積

  • 2011/05/17 15:47
  • Category: 雑記
2月末から3月にかけて3週間以上居座り続けた頭痛は、いい加減うんざりして会社を休んだ3月22日以降、ほぼぴたり!という感じで止んだが、目の方は相変わらず使いすぎるとてきめんにしょぼしょぼ。今日なんて目の周りが時折ぴくぴく引きつっている。チックか、わたしは。

あまりしょぼしょぼするので、「50歳以上の方に人気が高い」とどこかのサイトで読んだ目薬『養潤水』を買ってみる。他の目薬に比べひときわ高い75元という値段にややひるんだが、ものは試し。OTCドラッグで劇的に症状が改善するわけもないのだが、「安いのより効くかも」との暗示効果に期待。

先週、やっとカナダ移民局から「申請書受領。処理を進めます」のお手紙を受け取った。申請書を書留で送ったのは3月なのだから、受け取っていない方が不思議だ。雪だるまは無事私のスポンサーとして認められたが「ケベックに住むなら手続き費用としてあと二百××カナダドル払いなさい」との請求あり。雪だるまが「君はだんだん高くつくようになってきた」と文句を言うので「十×年前に外国人の妻を選んだ自身の先見の明の無さを恨め」と言っておいた。

ついでに先ほどHR(人事部)から電話があリ「HKを離れるに当たり税務局に持って行くべき書類ができたから取りに来て」とのこと。はいはい。一昨年、HKを離れたジョゼ&ブライアンによると、税務局での税金の清算は一度ではとても済まないそうなので、早めに行くに越したことはない。それでなくても税金のほか、MPF(退職年金)からの脱退手続きとか、電話とかネットとか有線テレビ他の解約とか、為すべき事務山積。でもあんまり早く解約してしまうと不便だし、どうしたもんかの。

内職

  • 2011/05/13 16:51
  • Category: 仕事
きのうの夜オトモダチに会い、二人してサラダとスペアリブをたらふく食べ、オトモダチが大人買いした大量の本のうち一部をほくほく借り、ああだこうだ、こうだああだと喋りまくった後、明日仕事だからしゃーないなと、いつもより1時間ほど早く「ばいばい」と別れた。楽しかった。しかしのどが痛くなるほど喋ったわりにはまだ喋り残したことがある気がする。今度から喋りたいことを箇条書きにしてから会見に臨んだ方がいいかしら?

昨年12月で当社を去った元上司殿、実はいまだに私に翻訳やら手紙書きやらを依頼してくる。勤務時間中に、メールでふつーに「やってー」と依頼してくる。今日も1本、新聞記事翻訳の依頼があった。こないだなんか、ウチの後に入った某社から次の某社への移動に当たり「ちょっと退職願書いて」の依頼まであった。「こら!退職願くらい自分で書け!」と言いたかったが、たとえ本土系企業でも正式書類は英語の傾向のあるHKのこと、上司殿は英語で書くのがめんどくさかったのだろう。私もめんどくさかったので、ネットに載ってたのをそのままコピペした。円満退職ではなく不満で辞めるのだから、このくらいでちょうどいいだろう。

それにしても元上司殿よ、いいかげんで新しい秘書見つけてくれよ。ウチの会社から給料貰ってるのに、他社の人の仕事を勤務時間中にやるのは少々気が引けるよ。5分で済む手紙書きくらいならまだいいが、今日の翻訳なんかほぼ1日かかった。こーゆーことでいいのか、自分? いくら仕事ヒマでも。

サーベイ

例の“嬢ちゃんと本を読む猫”チャートが届いた。おっさんくさい猫がなんとも可愛く、刺し始めたくてたまらないが、今から始めちまうのはやはりまずいよなあ。こんなもん始めちまったら引っ越し準備が進まんぜ。スクロールフレームも必要だし、やっぱり引越し後の楽しみに取っておくべきだよなあ。(と言いつつも、やりたくて堪らない。ああ、うずうず)

一昨日の夜だったか、珍しくウチの電話が鳴り「父に何かあったか」と出てみたら香港大学かなんかの電話による調査だった。香港のさまざまな政府機関、部門の名を上げ、この機関/部門を知っているか、知っているとしたら、その仕事ぶりに満足しているか0-100の間で満足度を示せというのだけれど、私が知っていると答えられたのは「食物および衛生局」「漁農自然護理署」「教育局」「労工および福利局」「香港天文台」「税務局」「消防処」「香港警務処」くらい。

このうち“その仕事ぶりに対し満足度を示せる”=満足や不満を感じるほど活動内容を把握している、あるいはそのサービスを利用したことがあるのは、「食物および衛生局」「香港天文台」「税務局」「香港警務処」だけだ。

「食物および衛生局」は毎朝、ウチの近所の道を竹箒で掃除しているおじさん、おばさんが同局の名入りのベストを着ており、うち一人のおじさんとは「おはよう」をいう仲。おじさんは暑い日も寒い日も実に精力的に道を掃いており、おじさんだけでの判断なら満足度100点だが、まさか道掃除が同局のメイン事業とは思われないので、その辺考慮して70点。

「香港天文台」は台風やら黒色暴雨の度に、ウェブサイトをチェックさせていただいており、まあまあ当たっているので満足度80点。

「税務局」香港の政府機関の中で、最も頻繁に付き合いのある役所といえば、何と言ってもここ! 住み始めて15年、毎年毎年一度も忘れることなく税金をご請求くださり、還付があればさっさと小切手を送ってくださる代わり、払い忘れると実にしっかりとペナルティを加算してくる。その効率性の高さは賞賛に値する。よって80点。

「香港警務処」いわずと知れた香港ポリース! 例の無犯罪記録証明でお世話になったが、受付、担当、電話を受けた人、どの人もみな大変親切であった。それしか知らんが、それだけで判断、80点。

それにしても香港に住んで15年、うすらぼんやり生活していると政府機関の名前などほとんど意識に上ることなく、調査係のお嬢さんが政府機関の名を挙げる度に「知りません」「名前は知っているけど、何をしてるか知りません」と答えるのは、なんとも申し訳ない気がした。

RDD式調査で、受けた人が香港人だろうが外国人だろうが関係ないんだろうけど、なんだかすごく政府機関認知度の平均値を引き下げた気がして、ごめーん!と感じる。ただ、いったい誰に対してごめーん!なんだかは、実はよくわからない。

“ぱぱいらす”

  • 2011/05/11 16:36
  • Category: 言葉
『Guns, Germs and Steel』を読んでいる雪だるまが「面白いから、ぜひ読んで」という。日本語で同じような題を見た覚えがあったので調べてみたら、邦訳が出ていた。邦訳だとハードカバーで上下2冊。オリジナルならペーパーバック1冊で、しかも買わなくていいからタダ。日本語読む方が簡単だが、ここは“タダ”に軍配か。

×印を大量生産しながら聞いていたP. D. James『Death in Holy Orders』の最初の方に、“ぱぱいらす”と聞こえるものが出てきて、前後から考えて何か古文書のようなものなのだが、何しろ舞台が神学校なので「なにかなー、なにか死海文書とか古―い聖櫃とか、遺跡みたいなものかなあ」と、しばらくぼんやり空想したものの、そのまま放置。しかし後半でまた出てきたので、いい加減はっきりさせようと雪だるまに「ねー、ねー、“ぱぱいらす”ってなに?」と質問。(綴りがわかってれば辞書を引くが、綴りもわからず、そもそも単語を正しく聞き取っているかどうかもわからない時は、雪だるまに聞くのが早道である) 

突然の私の質問にしばらく考えていた雪だるまは、「なにか古文書みたいなものらしいんだけど」という私の説明に、「ああ、もしかしてpapyrus?」と綴りを教えてくれた。で素直に「PAP…」とメモり始めた私、途中ではっ! 「これってもしかしてパピルス!?」

そう謎の“ぱぱいらす”は、単なるパピルスでありました。 回廊やら祈祷台やら、人里離れた海岸に建つ神学校という神秘的設定にすっかり幻惑された私は、“ぱぱいらす”という聞き慣れない言葉に何やら不思議に異国的なものを想像しておりましたが、わかってみれば小学生時代からおなじみのパピルス。ああ。

一体いつから

  • 2011/05/03 21:22
  • Category: 雑記
一体いつから世界は、ある国の軍隊が他の国に出かけていって、たとえ一時的にせよその国に住んでいる人間とその家族を問答無用で殺すことを、正義と呼ぶようになったのだ?

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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