それでは2週間後に

  • 2012/06/15 19:29
  • Category: 雑記
突然ですが、明日より約2週間、日本&香港に参ります。転院した父の見舞いが主目的ですので各方面には不義理をいたしますが、なにとぞお許しくだされたく。

それにしても素晴らしい上天気が続くカナダを去って、梅雨の日本に行くのはなんだか少々残念な気がしないでもない。庭の芍薬と、ケシに似た正体不明の花がもうすぐ咲きそうだしなあ。この2つの開花を見逃すのは惜しいなあ。

ちなみに今回持っていく本はたったの1冊。目が悪くなっていいことなどほとんどないが、旅行荷物の削減に貢献していることは間違いない。行きの飛行機&トランジットだけで24時間近くあるのに、厚めの文庫(米原万里さんの「打ちのめされるようなすごい本」)1冊で足りてしまう見込みなのだから。これは梨の木さんお薦めの本で、冒頭を少し読んでみたが推奨に違わず大変面白い。退屈な飛行機の旅で、頭と心を躍らせるにはもってこいの1冊だ。

ついでに仮にこの本が面白すぎて羽田あたりで読み終わってしまった場合、妹のところに行けば水村美苗さんの「母の遺産」が届いているはず。これで足りないなんてことは・・・まずあるまい。
スポンサーサイト

気難しい貴婦人

園芸の本によるとスミレは日当たりを好むとのことだが、ウチの貴婦人“Lady Black Magic”は、日向はあまりお好きではないらしい。ちょっと遠い方の園芸店に行った際、ダークカラー好きの雪だるまが見つけて一鉢買ってきたスミレなのだが、その名の通り漆黒の黒スミレ。真ん中に鮮やかな黄色の星がなければ、薄暗がりでは葉っぱだけで花はないのかと思えてしまうくらい地味な花だが、じっと見るとなかなか上品で存在感がある。

鉢についていた札には、耐寒性のある多年草で日向から半日陰を好むとあったので、庭に下ろすにあたっては1日中日が当たりっぱなしの既存の花壇は止め、芝はがしに手間はかかるが葉が茂ればほどほどに日陰になる、裏庭と表庭の境の小さいリンゴの木の下を新居に選定。少しでも気持ちよくお住まいいただこうと、木の下の芝をわざわざ円形にはがして腐葉土入りの土を敷き込み、円周には芝が侵入しないよう根止めのプラスチックフェンスも埋め込んで、準備万端整えてから鉢から庭へとお移り戴いたのだが、移動して2、3時間後にはすでにぐったりと首を垂れて、今にも死にそうなご様子。

ちょうど夕方で西日が強く当たっているのがいけないのかと、一時的に雨傘を広げて影を作ってさしあげ、日影でお休みいただいたが翌日になっても息も絶え絶えなご様子に変化はなし。「うーむ、西日のあたるここはだめか・・・」と新居準備にかなり手間暇かけたので無念ではあったが愛らしきリンゴの木の下は諦め、次にはもっと日影時間の長いアメーバ型花壇の横を新居に選定。急遽腐葉土を入れるやら、根止めのプラスチックフェンスを埋め込むやら、またあたふたと新居を整えその日の夕方にはお移り戴いたが、直射日光はちらちらとしか当たらないここでも花茎をぐったり地面につけて、スワンレイクの“瀕死の白鳥”を思わせるお姿は変わらず。


瀕死の白鳥 ↓

dyingswan.jpg


まったくもってやーれやれ・・・だが、ウチでここ以上の日陰といったら鈴蘭を移植予定の、家の陰の大楓の下しかない。しかしそこは半日陰どころか羊歯の茂る全くの日陰だし、冬場はひときわ寒くなるので、いくら耐寒性強でもスミレが冬を越せるとは思えない。

で仕方なく、アメーバ花壇横の新居にバードフィーダー用のフックを立て、広げた雨傘を縛り付けて直射日光を遮ることで我慢していただくことにした。これでだめならほんとに大楓の下しかないと思い定めての策だったが、これが奏功したかスミレ嬢は1日、2日すると徐々に頭をもたげ始め、そのうちすっきりとした立ち姿に。アメーバ花壇の横はコンポスト、その横は角の電柱を支える太ワイヤーと、リンゴの木の下に比べやや下世話な環境が甚だ遺憾ではるが、お元気ならばそれでよし。ただ遠くから見るとコンポストの横に広がった雨傘がなんとも唐突で(遠目には黒スミレは見えない)、来客があるたびに「あれは何?」とのご下問あり。事情を説明すると「ははは」とか「はあ、なるほど」とかご納得いただけるが、この無粋な黒い傘にはスミレ嬢もご不満に違いなく、気難しい貴婦人のことであるから「どうせなら白いレースのパラソルくらいにしていただきたかったわ」とスタイル無視の家主の無神経に、鼻に皺を寄せているに違いない。




Black Magic嬢 近影


IMG_3206.jpg



IMG_3207.jpg


ルバーブ

この週末は旧町内一番の繁華街サンキエーム(La Cinquieme)で毎年恒例のフェアがあるのに、昨日も今日も朝から雨。路上に卓を並べて各自の不用品やら手作り品やらを売ったりするフェアだと聞いていたので、蚤の市好きの私は楽しみにしていたのだが、この雨では屋根のない路上での販売は難しかろう。気温も上がらず、雨で自転車で行くわけにもいかずで、私も出かけずじまい。来年は晴れるだろうか。

雨で庭仕事ができず、昨日は昼から料理三昧。スーパーにルバーブが出ていたので、まずルバーブジャム。ついでリンゴと冷凍ベリーのクランブル。夕食用にレンティルのサラダ。冷蔵庫にしばらく前から居座っている野菜スープストックを整理すべく、これを使ってバスマティライスのピラフ。これだけ作ってもまだ時間が余って困ったが、二人で食べられる量は限られており、また雪がなくなってデッキを冷蔵庫/冷凍庫代わりに使うこともできずで、これで終了。

ルバーブと言えば、一昨日ふらり自転車で遊びに来た某叔母さん夫妻に「今年は人参とラディッシュのほかに、ルバーブも植えたいと思っている」というような話をしたら、「ルバーブの株なら知り合いの家に腐るほどある」と言って、その日の夕方さっそく4株届けてくれた。今度は自転車ではなく、夏用の真っ赤な小型カブリオレで。若者が乗るような燃えるように赤いカブリオレのトランクから、黒ビニールに包まれた土まみれのルバーブが出てくるおかしさと、その小型カブリオレに6フィート超、100kg超の叔父さんが乗り込むおかしさに、しばしにこにこ。戴いたルバーブはさっそく畑に植えたが、さて無事に育つか。日本にいた頃、一度黒姫の農家から貰って植えてみたが、実家のあたりは夏暑いので2年目に駄目になってしまった。叔父さんによれば、ルバーブは数年で始末に困るほど増えるそうだが、ウチの芝地改造畑でもそんなにうまくいくだろうか。

Pagination

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター