仕事にならない原因

  • 2012/07/31 21:22
  • Category: 動物
最近はずっと、台所というかDKにおいてあるソファに座り、膝にラップトップ(文字通り)を乗せて仕事をしている。ここからだと広いフランス窓から外が見えて、大変良い気分で仕事ができるのである。風にそよぐ木々や花々、バードフィーダーに来る鳥たちを見ながら仕事をするのは極楽なのだが、不幸にして邪魔者がひとり。

我が家の庭を棲み家のひとつとし、日に2、3回エサを貰いに来るチップモンク(シマリス)2匹、略称チッピーズである。最近2匹がほぼ同時にデッキに現れることがあったため、やっとはっきりと2匹の区別がつくようになった。身体がやや大きく、しっぽが長く、頭のてっぺんに米粒大の傷がある方が元からいる#1、身体やや小さめ、しっぽ短め、頭に傷なしの方が#2。この2匹は性格も非常に違い、#1は慎重で臆病。デッキに出るフランス窓を開けると、魂も消し飛ぶような勢いで逃げていく。したがって名前はチッピー・ザ・チキン(臆病という意味のチキン) 一方、#2の方は逃げない。一応逃げるようなそぶりは見せ、20センチほど後ずさっては見せるが、こちらが何もしないとわかるとまたエサの皿に戻る。むしろ最近ではこちらの姿を見るとデッキに寄ってくるようになった。どうやら窓の向こう側に棲む巨大生物とエサとの関係が、おぼろげにわかってきたらしい。その結果がこれである。


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彼の後方というか下方に見える皿が空っぽなのが、おわかりだろうか? つまりデッキに来たのにエサの皿が空っぽだと、ピーナッツを要求してフランス窓に付いている網戸をササササササ、ササササササと非常な速さで登ったり下りたりして、「エサよこせ!」のデモンストレーションをするのである。見ているこちらはおかしくて、おもしろくて笑い転げ、つい写真なんか撮ってしまったりして、全然仕事がはかどらない。と書いているうちにまた#2が来た。今のところ皿に入っているヒマワリの種をせっせと頬袋に貯めているが、これがなくなると、またピタリと網戸に張り付くに違いない。ちなみに、こちらの名前はチッピー・ザ・調皮(テャオピー)。調皮とは中国語で腕白、いたずら、やんちゃといった意味である。まさに彼の性格そのまんま。
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いちごチーズケーキアイスクリーム

日曜日のお義父さんの80歳お祝いパーティは盛況のうちに終了したが、最後のお客様(ジェリーだ)が帰ったのが夜中の1時過ぎで、朝から仕上げの掃除やら料理やら会場準備やらでばたばたと走り回っていた私はさすがに疲れて、翌月曜は一日ソファに座り込んでぼおおっと過ごし、ジムにも行かなかった。

火曜からは通常営業に戻ったが、有難くも久しぶりに仕事を頂戴してしまったので、限られた視力の大部分をそちらに振り向けており、ふと気が付けばすでに1週間ブログを更新していない。あんまり休むとますます書けなくなるので、このあたりでひとつ埋め草記事をアップ。お題はパーティのために作ったアイスクリーム。

材料を混ぜた段階では辟易するほど甘くて「いやあ、これはちょっと・・・」と思っていたのだが、凍らせてみたらくどかった甘さがいくぶん和らぎ、かなりおいしいアイスクリームに変身した。作り方自体は超簡単。わたしは雑誌のクラフト社広告ページに載っていたのを見て作ったのだが、その後クラフトのウェブサイトを見たら、当然ながらそちらにも載っていたので一応コピペ (ここです)

要するに、①軟らかくしたフィラデルフィアのクリームチーズ1箱(8オンス:約227g)、加糖コンデンスミルク1缶(14オンス:約414㏄)、生クリーム(約70㏄)、レモンの皮のすりおろし(小さじ2:約レモン2個分)をミキサーでよく混ぜる ②冷凍庫で4時間ほど、ちょっと軟らかさが残っているくらいまで凍らせる ③取り出して、ミキサーでクリーム状になるまで混ぜる ④イチゴ(1.5カップ)を混ぜ込む ⑤粗く砕いた“HONEY MAID”ブランドのグラハムクラッカー3枚を混ぜ込む ⑥冷凍庫で8時間、または固まるまで凍らせる ⑦盛り付ける15分前に冷凍庫から取り出す

フィラデルフィアブランドのクリームチーズは、米国では8オンスのパッケージで売っているのかもしれないが、ここカナダでは250gパッケージで売っている。したがってレシピに正確に従うなら23gほど削り取らねばならないのだが、そんな馬鹿馬鹿しいことはようせんので、私はそのまま250gで作った。チェックしたところ日本では200gパッケージで売っているらしいが、この場合も足りない27gのために2箱買う必要はないと思う。もちろん「ベーグルに塗って食べる」など他の用途がある場合には、ぜひ2箱お買い求めください。なにしろレシピ提供はクラフト社なので、お礼の意味を込め一応売り上げに貢献せねば。

コンデンスミルクも同様。米の液量オンスは1オンス=約29.57㏄という半端さなので、これもお近くで手に入るコンデンスミルクのパッケージによって、適宜ご調整ください。イチゴの1.5カップというのも、米国の1カップは236.64㏄なので、200㏄カップをお使いの場合は、大目に入れた方がよろしいかと。ちなみに私は250㏄カップを使用しておりますが、たっぷり2カップくらい入れました。ただしイチゴは高かったので、実際に入れたのは冷凍ベリーミックス(イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーの4種混合)ですが。^^;

というようにかなりいい加減に作っておりますが、そもそもこれは焼き菓子ではないので、分量はおおよそ正確であれば味やできあがりに影響はないと思います。クリームチーズも、かなり軟らかくしてからミキサーにかけても結構つぶつぶが残りますが、凍ってアイスクリームになった段階では舌につぶつぶ感が残ることもなく、大勢に影響なし。律儀につぶつぶが消えるまで延々ミキサーにかけなくてもだいじょうぶです。

最後に入れることになっているグラハムクラッカーですが、これは手に入るなら入れた方がよいかも。私自身は「どっちでもいいじゃん」と思っていたのですが、お客様の一人が「グラハムクラッカーが入ってるのね。おいしい!」とわざわざコメントしていましたから。ちなみに“HONEY MAID”というのはクラフト傘下のナビスコ社のブランドで、これも一応レシピの知的財産権に敬意を表して、敢えて太字で表記しました。知的財産権は大事であります。たとえアイスのレシピでも

傘寿のお祝い

この春から購読を始めた“Canadian Gardening”の今月号に某種苗店のカタログが付録でついてきて、一昨日から矯めつ眇めつ舐めるように見ている。イギリスの小説にはよく、園芸カタログを熱心に熟読するご婦人が出てくるが、その気持ちが今やっとわかった。あれは庭に関心がある者にとっては、バイブルより重要にして、推理小説と同じくらい面白い書物(?)なのだ。しかも暗記するほど見ても飽きない。「この花は庭のあの辺りに植えたら映えるだろう」「この日陰好みの花は、隅のあの木の下がいいんじゃないか」などと、各ページに載っている花のひとつひとつが、見果てぬ夢にいざなうのだ。頭の中は、各種“夢の庭”の映像でいっぱい。たいへん幸せである。

とはいうものの、今週末はお義父さんの傘寿(80歳)のお祝いパーティ。本当の誕生日は12月だし、北米だからまさか「傘寿」とは言わないのだけれど、真冬の12月では庭でパーティというわけにはいかないし、高齢のお義父さんの兄弟姉妹の中には冬はフロリダあたりに行ってしまう人も多いので、ちょっと早いがみんなケベック内にいる夏にやることにしたのだ。パーティはお義父さんには内緒で、一応「サプラーイズ!!」ということになっている。

ケベック各地からお義父さんの兄弟姉妹&その配偶者が集まるので、総勢17人。会場はウチの庭。メインの料理はケータリングを頼むのだが、アペタイザー、サラダとデザート各種はウチが用意することになっているので、庭の夢ばかり見てぼんやりしているわけにはいかない。さっき一応、デザートの1つである“4ベリーチーズケーキアイスクリーム”を作りフリーザーに入れたが、4時間ほどしたら一旦フリーザーから出してホィッパーで撹拌し、ベリーとグラハムクラッカーを混ぜ込まなくてはならない。なにしろ材料がクリームチーズとコンデンスミルクと生クリームなのでフリーザーに入れる前に味見をしたらやたら甘かったが、北米人にはこのくらいでちょうどいいのだろう。日本人好みの“甘くない”デザートを作ると評判が悪いからな。盛大に甘くして、ご出席のみなさまににこにこしてもらうことにする。

失業者予備軍か

  • 2012/07/18 02:50
  • Category: 雑記
どうやら義弟ジェリーが働くオーベルジュ兼レストラン兼スパは資金繰りに行き詰まり、倒産の危機にあるらしい。先週金曜、経営者某氏はジェリーをオフィスに呼び、先週と今週分の給料が支払えない理由を、あれがこれこれで、これがああなってと、くどくど説明したらしいが、気は短め、口は悪めのジェリーはその説明を途中で遮り、「詳しい説明なんかいいから、金が払えるようになったら連絡をくれ。金を貰うまでは仕事はしないから」と言い捨て、足音も荒くオフィスを後にしたらしい。

ジェリーはもともと某氏の経営方法というか従業員に対するやり口を快く思っていなかったので上記のような捨て台詞&業務放棄となったのだが、この早急な業務放棄は残念ながらちょっとばかり裏目に出てしまった。ジェリーがオフィスから出てきたらロビーに今まで見たこともないようなゴージャスなブロンド美女がいて、それが次の客だったのである。「あんな美女なら、金もらえなくてもマッサージしたのに・・・。オレはつくづくついてねぇ」と、ジェリーは時期尚早すぎた業務放棄を悲しく後悔したそうである。

さて、これでジェリーは半失業者というか失業者予備軍になったわけだが、上述したお茶らけ半分の状況説明からも推察されるとおり、ジェリーは仕事がなくなったことをあまり気にしていない。私から見ると50代半ばで仕事にあぶれる事態というのは結構深刻だと思うのだが、ジェリーは「天気もいいし、せっかくだから夏を存分に楽しんで、仕事探しは秋からにする」と至ってお気楽なスタンスである。失業保険があるから気楽なのかと思ったら「いや、時間給で働いてたから受給資格を満たすかどうかわからない」とのことで、つまりは無収入の可能性大。それでもビール片手にウチのデッキに座り、あっけらかんと楽しそうなようすである。

お義父さんちの近所でDépanneur(コンビニ)を経営する中国人夫妻も言っていたが、このあたりの人は失業をあまり気にしないようだ。ギリギリのところでは社会保障があるからか、セーフティネットならぬ家族・親戚ネットがあるからか、理由は定かではないが、わりとみんな「なんとかなるさぁ」とお気楽だそうである。ジェリーも内心はともかく表面上はあまり気にしている風がない。もっともジェリーの場合、お義父さんちの居候で家賃の心配はないし、養わなければならない妻子もいないし、取り立てて大きな借金もないし、ということで、「たまのビール代とタバコ代さえあれば、じゅうぶん」という生活状況もお気楽さに貢献しているとは思うが。

いやなら他の国に行ってくれてもいいんだよ

  • 2012/07/14 22:01
  • Category: 雑記
雪だるまは昨年カナダに来てからの収入に対して追加の税金が来たと言って怒っている。「1万3000ドルしか収入がなかったのに、なんで計2000ドルも所得税を払わなければならないのだ!?ぶー、ぶー」と言って怒っているのである。各種控除(あるとして)を考えに入れず、単純に計算すると対収入比15%程度の税率なので、ものすごく高いとはいえないと思うのだが、一旦懐に入れたものは出したくないのが人の性。ことに税金は、給与天引きでハナから引かれているならともかく、後から納めるのは身を切られるように辛いのだ。

それは、わかる。わかるが、ここは雪だるま自身が戻りたがって戻ってきた国なのだ。会社に命じられて赴任したわけでも、誰かに強制的に移住させられたわけでもない。税率なんか戻る前からおよそわかっていたはずで、それを何を今さら文句を言うか。カナダ&ケベック政府としては「いやなら戻ってくるな!」であろうし、働き盛りのワカモノならともかく、これから金がかかるばかりのリタイア組など、他の国に行ってくれるなら熨斗と餞別つけて送り出したいくらいであろう。私ですら「そんなにぶーたら文句言うなら、他の国に移住すれば?」と思ったくらいだし。

そもそも雪だるまはいまだに香港の永久居民である。いつでも香港に戻れる。香港は給与所得にしか課税されないし、消費税もないから、香港に戻って、可能なら配当などの投資所得だけで生活すれば税金はゼロである。身を切られるように辛いゼーキンと永久におさらばできるのだ。「そういう生活がいいなら、カナダから香港に戻ればいいでしょ!」と言ったら、「いや、納税通知を見ると習慣としてぶーたれたくなるだけで、ここがいやなわけではない」と、しょぼしょぼした声で言う。

それはそうだろう。雪だるまはその名に違わず、香港のねっとりと蒸し暑い気候が嫌で嫌で、ついでに緑が少なく人が多いのが嫌で嫌で、香港で出稼ぎをしつつもカナダに戻れる日を指折り数えて待っていたのだ。そして十数年の出稼ぎの後やっとカナダに戻れて、この緑多い田舎で野鳥とシマリスとアライグマとスカンクと、ついでに多数の親戚に囲まれて、素晴らしいリタイア生活を送っているのだ。7月なのに気温23-28度、湿度35-55%、毎日抜けるような青空、その青い空の高みで風に鳴る木々。これ以上、何を望む? こんな天国のような環境で暮らせるのだから、2000ドルなんかそのための税金だと思いなさい!と言おうとしたところで、2000ドルは文字通り税金だったことを思い出した。あほかいな、我ながら。

それにそうやってぶーたれながらも納めた税金は、カナダの場合まんざら無駄に使われているわけでもない。12月に永住権を頂戴した私は、3月から医療保険の対象にもなり、おかげで歯科を除く医療費はほぼ無料になった。今、月に1度、目の治療に通っているが、注射代は保険対象外とのことで全額負担しているものの、その他の費用はすべて無料だ。医療保険カードが来る前だったので自己負担した血液検査や診察の費用も遡って対象となり、還付された。申し訳なくなるくらい手厚い医療保険制度である。これが米国であったら、今までの4回の治療+血液検査だけで2000ドルなんて軽く吹き飛んでいるはずで、つまりは雪だるまが納めた税金は回り回って私の医療費になっているともいえるわけで、そういう点から考えても15%程度の税率で、ぶーたら言うのは身勝手が過ぎると思う。

よほどの酷税でない限り、納税は国民の義務である。納めた上で、その納めた税の使い方に文句があるなら、選挙やその他の方法で意思表示すべきであって、税金を納めないことにより意思表示すべきではない。その昔、課税する側だったから言うわけではないけれど。

チッピーの頬袋

  • 2012/07/11 21:28
  • Category: 動物
とらこさんから戴いたコメントにお返事を書き投稿しようとしたら、何回やっても「不適切なコメントと判断されました」というエラーメッセージが出て、投稿できない。最初は「カルト集団」とか「集団自殺」とかの語がいけないのかと思い、それらを消し文章を大幅に修正したのだがダメ。何度も直して最後にやっと「みんな同時に死ねるわけじゃなし」と書いた中の“死ね”という語が引っかかっているのだと気付き、「死ねる」を「逝ける」に直したらめでたく投稿できた。やれやれ。
一部で盛んな誹謗中傷イジメコメントを警戒してのサイト側の自動チェックが働いているのだろうとは思うが、そして自動チェックは語に対してのもので文章内容を判断しているわけではないので仕方がないとは思うが、外からの投稿ではなく管理人が自分のブログにコメントする時ぐらい、好きなこと書かせてくださいよ、と思う。最近は「気違い」も一発変換できないし、日本社会、気の遣い方の方向が変だぜ。

さて、口直しにチッピーの写真など。
我が家の庭を棲み家の一つにしているらしいチッピーは、一日二日姿を見かけないことはあっても、三日目くらいにはまたデッキに現れ、置いておくピーナツを食べ、水を飲んでいく。今こうして書いている間も、チッピーは庭をうろうろし、岩の上で器用に後足で首のあたりを掻いたり、ホスタの葉っぱの下にもぐり込んだり、気忙しく動き回っている。昨日は客に出したポテトチップスが1枚デッキに落ちていたので、それも皿に入れてみたが、チッピーは一度はカケラを手に取り、両手で抱えてカリカリ齧ってみていたが、味があまりお気に召さなかったらしく、食べきらずに置いて行った。まあチップスなんて塩味がきついし、化学調味料がいっぱいついていて、人間の何百分の一かの体重のチッピーにはいいことはなさそうなので、その後皿から抜いて捨てた。


周囲に気を配りつつ、皿のピーナツを漁るチッピー

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徐々に頬袋がふくらんでくる

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残るはあと4粒

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後姿からも歴然。ぱんぱんに膨らんだ頬袋

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ほうき、かったぜ

  • 2012/07/08 20:59
  • Category: 雑記
今回、日本では念願の「箒」を買ってきた。栃木のオトモダチを訪ねた際、彼女も買ったという箒屋さんを紹介してもらい、そこで買ってきたのである。知らなかったが栃木は昔から和箒の産地だそうで、安い外国産の箒に押されて、最盛期に比べ数は激減しているものの、今でも手編みの箒を作っている農家はあるそうである。

私が買ってきたのもそうした手編みの箒のひとつで、せっかくだからとお店にあった中で一番上等なのを選んだ。それでも1本4500円と、東京などのお店に比べれば割安だった。写真でおわかりのとおり、柄の部分はうつくしいハマグリ型に編まれ、ほうき草(ホウキモロコシ)の部分はたっぷりとしなやか。おまけに軽い。こちらのホームセンターなどで売られているブラシのように硬い、ホウキとは名ばかりの品とは比べ物にならない。

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実際、使ってみるとおもしろいようにゴミとホコリが集まり、2階から階下まで掃いてくるだけで、塵取りいっぱいになった。あんまりゴミが集まるので雪だるまなどは「有能さを証明するために、ホウキが自分でゴミを作り出してるんじゃないか?」と言ったくらいであるが、真相は単に私が不在の間、雪だるまが掃除をしなかっただけのことである。まったく、自身の無精を棚に上げて何を言うか・・・。しかも静かで小回りが利く。この家と一緒についてきた八岐大蛇のような長い長いホースの掃除機に比べ軽くてすいすい移動できるし、ルンバちゃんと違って階段も掃除できるし(ルンバちゃんは大変有能だが、階段を掃除できないのが玉に瑕)、誠に使い勝手がよい。遠路はるばる栃木→東京→ニューヨーク→カナダと持ち帰って来た甲斐があった。羽田のチェックインでは「プチプチで包んでいないのでは、無傷での輸送は保証しかねる」と脅かされたが、幸い傷一つ付かずモントリオールに到着したし(もっとも箒だけいつまでたってもコンベアの上に現れず、さてはニューヨーク→モントリオール間で行方不明になったかと青くなったが、係りのお姉さんに「バッグと違う形状なら、別のレーンにあるかも」と言われ、隣のレーンを見に行ったらあった。思わず高々と箒を振り上げ、お姉さんに見せたくらい嬉しかった)。この次は玄関&外回り用に、もう1本買ってこよう。

戻ってまいりました

  • 2012/07/04 19:50
  • Category: 雑記
誤嚥性肺炎を起こし「食べられなくなったら、持っても十数日」と言われていた父は、最終的には自力でボウルとスプーンを持って食事ができるまでになり(しかも出された食事すべてを平らげた)、過去の脳梗塞による麻痺の影響で言葉がはっきりせず、こちらは父の言うことをあまりよく聞き取れないが、父はこちらの言うことを聞きとっている様子で、多少の呆けはあるにしても、まずは本復か。一安心。

ただ痰が絡みやすく、そうなると吸引が必要だし、緑膿菌に感染するなど抵抗力も今ひとつなので、元のグループホームには戻れず、このまま病院にとどまる。慣れているし、職員のみなさんが大事にしてくれたせいもあって、父は元のホームに戻りたいようすだったが、これは諦めてもらうほかはない。しばらくはこのピンクの病院(病院の外壁、各部屋の壁、シーツ、ピローケース、全部ピンク!)でがまんしてくれ、父上よ。知らない土地だし、甘いピンクの壁紙なんて、あほくさくてやってられないと思うかもしれないが、少なくとも故郷のあの町にある同様の施設、日当たりが悪くて職員諸氏の態度も居丈高だったあの施設よりもましだろうと、我が妹がコネを駆使して入院を受け付けてもらった施設なのだから。

さて、翻ってわが身。妹も私も結婚してはいるが、子どものいない身。自分の体や頭が利かなくなった時、代わりに施設探しに奔走してくれる身内は(たぶん)いない。ずいぶん前に注文し、妹のところに届いていた『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(中村仁一著、幻冬舎新書)も読み、ほんとかいな?と思う部分も多少はあったが、基本的には趣旨に納得。いたずらに延命させられないよう、早いとこ意志を文書にしておこう。(しかし何語でだよ? 英仏日でか? うう、めんどくさ・・・)

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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