すくすく

これ、なあんだ?


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ぷくりと丸くて、なんだか恐竜の卵か、怪獣の卵みたいですが
これはルバーブの芽であります。
冬の間に地上部は枯れ果てて、なーんにもなくなっていたのですが
春になって、そのなーんにもないところから、つるつるした赤い頭が出てまいりました。
もう1日前に写真を撮っていれば、ほんとに赤い頭だけだったのですが
1日でにょきりと成長して、本日はすでに緑の葉っぱらしきものが見え始めています。

最近暖かい日が続いているので、うまくいけばこの緑の頭はぐんぐん成長して緑の葉っぱとなり
茎は赤く色づいて立派なルバーブになるはず。
くふふ、たのしみだ。
今年もルバーブジャムが食べられるぞ。


そのほか、チューリップも

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水仙も

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アリウムも

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春の陽射しを浴びて、すくすく伸びております。
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タンポポを庭の定番に!

金曜、芝かきを開始。そしてその夜さっそく、右腕の疼痛で目を覚ます。芝かきによる筋肉痛である。去年懲りたので初日は前庭の左半分だけで止めたのだが、それでもこれである。香港家庭の常備薬『白花油』を擦り込んで再度眠ろうとしたのだが、ずうん、ずうんと痛くてなかなか寝付けず。まったくもって、とほほの気分。前腕と上腕の筋肉に向かい、「こら、筋肉! 10年間のジム通いで十分鍛えられてるんじゃなかったのか!」と文句を言いたいが、筋肉に言わせれば「トレーニングでの動きと、芝かきでの動きは違います」ということらしい。

しかしたとえ筋肉痛で眠れなかろうと、前庭左半分だけで芝かきを止めるわけにはいかないので、翌土曜も忍の一字で、今度は右半分を芝かき。2日目には筋肉も多少は慣れたのか、筋肉痛で目が覚めるということはなかったが、うんざりするような作業であることに変わりはない。大きな金属製の熊手で枯れた芝の上をカリカリ掻いているだけなので、傍目には楽なお仕事のように見えるのだが、熊手は重く、芝生の抵抗は強い。芝のお手入れ年間作業の中でも、最も体力/筋力勝負の重労働である。

しかも前庭の次には、前庭の数倍の面積の裏庭が待っている。考えただけで、遠い目・・・になる。そして芝かきの次にはエアレーション、目土入れ、施肥など一連の春のお仕事がずらり。まったく芝生というのは何と手間暇のかかる代物であることか!

北米の戸建て住宅の庭は、芝生で覆うのがまずは定番だが、こうして2年近く芝の手入れをしつつ暮らしてみると、“庭は芝生”というのは本当にこの北米の環境や実状に合っているのか?と疑わずにはいられない。上に記した春の作業にかかる手間も半端ではないが、これに年間を通しての雑草取りという、それこそ終わりのない作業が加わる。都会ならいざ知らず、当地のような田舎では周り中から雑草のタネが飛んでくるので、ちょっと目を離すと芝生はあっという間に雑草だらけ。ことにタンポポの繁殖力はものすごく、私は引っ越したその夏から対タンポポ戦を開始したが、常に常に負け戦で、一度も勝てたためしがない。去年からは大量破壊兵器(タンポポ抜き機)や化学兵器(広葉雑草専用除草剤)など人道に悖る兵器も導入し、敵を殲滅しようと死力の限りを尽くしているが、いくら最新兵器を導入しようと、私という将校兼戦闘員がいるのみのこちらに対し、敵方は無限の兵力を誇り、かつヴェトコンのようにジャングル(芝生)に紛れあちこちに出没する(古い例えですみません。なにしろ60年代生まれなもので)。正規軍はゲリラには勝てないという定法通り、私も負け続けである。

これはご近所も同様で、春先にはあちこちでタンポポ抜き機を片手に庭をうろうろする方を見かけるが、ざっと見たところ雑草が一本もなく青々とした芝生を保っているのは、新築で芝生を敷いたばかりのお宅か、専門業者に頼んでいると思われるお宅のみ。あとはみなウチ同様、負け戦に息も絶え絶えといった状況である。

だから私は思うのだ。いっそ芝生なんか止めにして、タンポポを庭のデフォルトにした方がよっぽどいいのではないかと。タンポポは常に緑の葉を茂らせ、繁殖力が強いからタネを蒔かずとも、あっという間に庭一面に広がる。日照りにも強いから水遣りは要らず、肥料も要らない。芝刈り機で短く刈り過ぎたとしても、ダメージを受けることなく又すぐ伸びてくる。しかもしかも、春から夏、晩秋まで、明るく愛らしい黄色い花をつけ続けるのだ! これ以上、庭に適した植物があるだろうか? ただ青いだけの芝生より、ずっと風情があるではないか! タンポポを庭の定番に!


昨年5月のお隣の庭
一面のタンポポで、こうなるともう修復は不可能
愛らしい黄色の花を観賞するしかない



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筆記試験合格、あとは実技だ

  • 2013/04/26 20:59
  • Category: 雑記
火曜のヒュンダイに引き続き、水曜も行事ありで朝からお出かけ。この日は雪だるまの運転免許筆記試験で、9時半にダウンタウンのSAAQ(Société de l'assurance automobile du Québec/ケベック自動車・保険協会?)に出頭。試験自体は9時50分からの予定で、少なくとも30分くらいはかかるだろうとのことで「じゃあ、また10時半に戻って来るから」と雪だるまを残して近所のホームセンターに暇つぶしに出かけたのだが、10時20分に戻ってみたらすでに雪だるまは外の陽だまりで日向ぼっこ。なんと試験は10分ちょっとで終わってしまい、雪だるまは10時から私を待っていたのだという。

それというのも試験は昔懐かしい試験問題が一斉に配られてというものではなく、受付を済ませた各自が試験室に入り、それぞれのコンピュータスクリーンに映し出される問題を見て解答していくというもので、しかもその場で正答したか否かがわかる。問題は4セクションに分かれているが、最初の1、2セクションの正答率がよかった雪だるまは3、4セクションを受ける必要がなく、ために10分ちょっとであっさり合格→終了となってしまったということらしい。ま、やつは長年学生をやっていただけあって、この手の試験をとちることはないからな。やつが苦手なのは、手足を使う実技の方である。身体が硬くて、うまく後ろに振り向けないし・・・。

それはともかく教習所の講義がフランス語だったので、雪だるまはフランス語で試験を受けたのだが、一応フランス語は母語のひとつである雪だるまですら、問題の意味を理解するのに手間取った箇所があったそうで、これが私だったらいったいどうなったことか・・・。たとえどんなに一生懸命勉強したところで、フランス語で試験を受けて合格できる可能性はまずなく、じゃあ英語といってもこの辺で英語でケベックの交通規則その他を講義してくれる教習所などない。(他国の免許からの書き換え等ではなく、免許を“取得”する場合は必ず教習所で所定の講義を受けなければならない。テキスト買って自分で勉強し、試験だけ受けるというのは×) 日加間の協定のおかげで、日本の運転免許保持者は筆記も実技も免除でケベックの運転免許を貰えることになっていて本当にラッキーだったと思った。試験なんぞ受けていた日には、私は何年経っても合格できず、無免許のままだったに違いない。

さて筆記試験に合格した雪だるまは、来月教習所でもう1回講義を受け、その後6月に最終の路上教習、そして路上終了後そのままSAAQに行って実技試験を受けるのだそうである。これに受かれば晴れて免許取得、監督者(=私だ)なしで道路を走ってOK!となる。この夏には2人でガスペの方へ自動車旅行に行きたいと思っているのだが、さてさて1回で合格しますかね。ひとの言うところでは、1、2回落ちるのは珍しくないそうだが・・・

春は忙しい

  • 2013/04/25 00:34
  • Category: 雑記
昨日は朝8時にヒュンダイに行って、スノータイヤを普通のと交換、ついでに“スプリング・メインテナンス”とかいう各部の点検・整備、終わってジムに行きいつものメニュ。帰るとちょうどお昼。午後は気温11度と暖かく、太陽燦々だったので今年初めて外で洗車。もう洗っている時に水が凍ることはない! 洗車の後はガレージの掃除。冬の間、車のタイヤにくっついてガレージに運び込まれた結構な量の砂と、外から舞い込んだ落ち葉を掃き出す。その後は前日に引き続き、庭の掃除。落ち葉を取り除けてみると、下から水仙、ムスカリ、チューリップ、アリウム、デルフィニウムなど、いろいろな球根や宿根草が芽を出していて「なんだ、なんだ、冬の間、雪の下でずいぶん頑張っていたんだねえ」と、寒さに負けない成長に嬉しくなる。

やってもやっても終わらない庭掃除を適当なところで切り上げ、今度は家の中の掃除。ここ1週間ばかり他のことにかまけて、家の中の掃除は放っていたので各所にホコリ&ゴミ。すでに夕食準備の時間に近くなっていたので、手間のかかる八岐大蛇的掃除機を持ち出すのは止め、日本で買ってきた箒で、ささささと2階、1階を掃除。雪だるまが仕事をしている地下は無視。時間切れでモップかけも省略。30分で手抜き夕食を準備。

夕食兼映画鑑賞(スペイン映画Planta 4a)の後は自分自身の洗濯(=シャワー)と衣類の洗濯。髪の毛を乾かそうとしていたらジェリーが遊びに来たので、彼が見たいという映画(“Divorcing Jack”)を見る。本日2本目の映画鑑賞。北アイルランドが舞台で、(北米人にとっては)きつい北愛なまりのくせに字幕がなく、選んだジェリーですら「時々、何を言っているのかわからない」。況や私においてをや。おまけに出だしはくだらないラブコメディにしか見えず、くだらないのとわからないのとで見るのを止めようかと思ったのだが、途中から政治家のスキャンダル隠しを背景とするアクションコメディに変わり、まあまあ見るに堪える終わり方。しかし全体としては大変よい出来とは言い兼ねるので、ものすごく暇で、かつ北アイルランド訛りをたっぷり聞きたい!と切望する方を除き、お薦めはしない。

というように戸外活動ができるようになって以来、毎日毎日やりたいこと、やらなければならないことが目白押しで、ブログ更新が滞りがち。なにしろ雪が融けたからにはデッキの掃除とモップかけもしたいし、芝生かきとエアリング、土足しと施肥と種まきもしなければならないし、うーん、春は忙しいのだ。

はーるが来ーた♪

  • 2013/04/22 11:33
  • Category: 雑記
先々週の木曜、1日中雪が降り続いて、やっと見え始めたと思った地面がまた雪に覆われてしまい「ったくもう、カナダってところは!」とさんざんぶつぶつ言っていたのだが、先週になって、月、水、金、土と途切れ途切れだが割合暖かい日が続いたせいで、あれよあれよという間に雪融けが進み、今日の夕方には生垣や建物の影を除いて、雪はあらかた無くなった! なんのかんの言っても、春なのかもしれない。

嬉しくなって防寒着と長靴、園芸用手袋に身を固め、今年初めての庭仕事に出動。マルチ代わりに花壇の上に敷いておいた大量の落ち葉を取り除けたり、冬の間に枯れた茎や葉を切って新しい芽が出やすいようにしたり、やり始めると次から次へと仕事が出てきて、なかなか止められない。

雪だるまもデッキに座り、昨日買ってきた新しいバードバスを組み立てたり、バードバスの周りに置くプラスチック製大型植木鉢の底にドリルで穴を開けたり、せっせと作業。気温は10度くらいだし、風は冷たいのだが、冬場の弱々しい太陽とは違って陽射しが強く、陽だまりに座っていると結構暖かい。

鳥もそれがわかるのか、ここ2、3日、常連のレッドポール(redpoll/ベニヒワ)に加え、ジャンコー(junco/ユキヒメドリ)とかハト(doveの方)とか、冬場とは違う鳥たちが庭先に現れ、フィーダーの中のタネや、フィーダーから落ちたタネに群がっている。集まる数が半端でないので、朝いっぱいにしたフィーダーが、夕方にはほぼ空っぽ。ピピピピ、チチチチと楽しげに囀っている鳥たちの声を聞きながら庭仕事をするのは楽しいが、餌の減りの速さには唖然、呆然。


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17日(水)に撮った写真なのでまだ雪が残っていますが、今日21日には雪は無くなりました!
ここに写ってるのはジャンコーですが、鳥たちはみなフィーダーの中のタネを下に落とし、
地面/雪に落ちたのを拾って食べるのが好きなようです。
おかげでフィーダーの下はタネだらけ。


お花畑シーツ

  • 2013/04/20 10:28
  • Category: 雑記
昨日は久しぶりに頭痛で死んでいた。今日も朝起きた時点ではがんがんだったのだが、イブプロフェン400mg×2呑んだら、午後には何とか治まった。日本の市販の頭痛薬は1回2錠(175mg)×3回が1日の許容量なのだが、こちらは400mg×3回。身体の大きさの違いなのか、監督官庁の見解の相違なのかは不明だが、身体の大きさの違いである場合を考慮して、まだ400mg×3を試したことはない。

それはともかく、雪が降ったり、氷点下に下がったり、去年に比べて春が遅いのに嫌気が差して、以前だったら絶対手を出さなかったであろう模様のベッドリネンを買ってしまった。上下シーツもピロケースも、一面、黄色の花模様!


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ゲストルーム用であります。したがって今後拙宅にお越しくださるお客様は
ご希望であれば、このお花畑ベッドでお休みいただけます。
もちろん真っ白や、もう少し目がチカチカしない柄をお好みの場合は、
一言その旨お知らせただければ、即刻、もっと穏当なリネンにお取り換えいたします。




安物なので綿100%とはいかず、マイクロファイバーとの混紡だし、地直しがいい加減なせいかピロケースなど端がややずれていたりするのだが、ま、見てるだけで明るい気分になれるので、細かい不具合には目をつむっている。

私はベッドリネンとかタオルとかを見て歩くのが好きで、懐具合が許すなら、それこそいろんな色柄、質感のリネンを買い込んで、とっかえひっかえして楽しみたいのだが、現実にはなかなかそうはいかず、できるのは雑誌を眺めたり、ネットショップを覗いて「いいなあ、これ」とため息をつくことのみ。奇跡が起こって宝くじでも当たったら、好きなリネンショップの品々を大人買いしてみたいものだ。

お勉強

  • 2013/04/17 22:28
  • Category: 言葉
仏語クラスは、先週また一人生徒が増えた。コロンビアからのアナである。それでなくてもスペイン語の子たちはよく喋るのに、また一人スペイン語話者が増えたわけで、おとなしいというか、喋れないためおとなしくならざるを得ない他言語話者を圧倒して、クラスではスペイン語が飛び交っている。おかげで私もいくつか単語を覚えた。隣に座ったアナが“Buenos taldes”と言うのに私も“Buenos taldes”と答え、調子に乗って“ désolé?Lo siento?”と呟いたのに“Si,si.”と答えたら、スペイン語を喋れると誤解され、スペイン語で話しかけられてしまった。いや、違うのだ。私は単語を5つか6つ知っているだけなのだ。興味はあるが今はフランス語で手いっぱいで、スペイン語までつつく余裕はないのだ。クラスのスペイン語話者たちのお喋りを聞く限りでは、フランス語より発音が易しそうだし、南米にも行ってみたいから、いつかは齧ってみたいと思うが、今はちょっと二匹のウサギを追いかける気力はない。

ところでそのフランス語だが、先週から夜1時間ほどディクテを始めた。クラスでディクテをした時、綴りがかなーり怪しかったのに我ながら呆れたからである。以前に買ったCD付き初級者用テキストを使って、聞いては書き、聞いては書きを繰り返す。初級者用だけあって、一つ一つの会話が短いわりには、最低限覚えるべき単語や表現はだいたい漏れなく入っているのでちょうど良い。せっせと繰り返したところで、私の脳みそでは1週間も経たないうちに8割方消えてしまうだろうが、ま、しないよりはましと思って続けている。どうせ夜は暇だし。

それからveuxとvous、deuxとdouxの発音が区別できなくて悶々としていた時、このサイトを見つけた。日本人が戸惑いやすいミニマルペアがリストアップされている上、それぞれの単語を2回ずつ発音してくれるので確認しやすい。こんな有難いものが、ネットでタダで聞けるとはなんと嬉しいことか! Bognar先生、ありがとう!!

それにしてもインターネットの中は宝の山ですな。ネットがなかった頃が、はるか昔に感じられる。

思い返してみれば

  • 2013/04/14 21:43
  • Category: 雑記
金曜、恒例の週一の買い物に出かけたら、1軒目のスーパーから出てきたあたりで雪が降り始め、お気に入りの2軒目から出て来た時には、車の屋根も窓ガラスも雪で完全に覆われていた。そして3軒回って家に帰り着いてみれば、この間やっと1/3くらい顔を出したと喜んでいた芝生はまたすっかり雪に覆われ、デッキもまた雪の下。またまた冬に逆戻りである。

そういえばお義母さんが亡くなった10年前の4月も春が遅く、病院への行き返りの道には雪がたくさん残り、気温が氷点下に下がることもしばしばだったのを思い出した。

お義父さんから「お義母さんの具合が大変悪い」という電話が入ったのが3月31日。翌日には2人でカナダに飛んだ。実母である雪だるまはともかく、私が一緒に行くことができたのは、その日ちょうど会社から解雇されたからである。31日の朝会社に出勤してみたら、中国から総経理が来ていて朝一で部屋に呼ばれ「大変申し訳ないが・・・」と、1か月分の給料の小切手と共に解雇を知らされた。一瞬びっくりしたが、次の瞬間「あ、これなら一緒にカナダに行ける♪」と内心にんまり。もともと将来性のなさと居心地の悪さに暗澹たる気分で働いていた会社だったので、向こうから解雇してくれたのは渡りに船。しかも自分から辞めたのでは1銭も貰えないが、会社が即日解雇する場合には1か月分の給料が貰える。ちょうどカナダへの飛行機代が出るわけで、もう願ったり叶ったり。鴨がネギしょって向こうから鍋に飛び込んできたようなものである。会社にはあっさりバイバイして、大慌てでスーツケースを詰め、その日の夜には飛行機に乗った。

それから毎日、お義父さん&ジェリーが昼間、私&雪だるまが夜間という12時間シフトでお義母さんの病室にいたが、看護はもちろん病院側がしてくれるので、私たちはただお義母さんを見守っていただけである。お義母さんは意識はあったが右半身が麻痺しており、また話すことができなかった。それでもこちらの言うことはわかっており(あるいはわかっているように見え)、スプーンでヨーグルトなど差し出せば少し食べたりもしていたが、回復することはなく、それから9日目に亡くなった。

今、週に1~2回は会っているお義父さんとは異なり、最後の入院期間中を除けば、お義母さんとはほんの数回会っただけで、長く話をしたこともなかったが、ある時一度、雪だるまの通訳で、角切りにしたスポンジケーキの周りにコーヒー味のアイシングをつけココナツをまぶす“モカ”という菓子の作り方を教わった。お義母さんは料理が上手で、菓子作りも大変うまかったのである。お義母さんの姉妹である叔母さんたちも同じレシピで料理や菓子を作るが、「どういうわけかマミーの程おいしくはない」とは雪だるまの弁。私も同様に感じるから、“マミーの味”という感傷だけが言わせているのではないと思う。

お義母さんが亡くなった後、お義母さんが若かった頃の写真数葉をお義父さんから貰ってきた。1960年代初期と思われる古い写真で白黒ばかりだが、子どもの雪だるまやジェリーと一緒に写っているお義母さんは、黒い髪と眉が印象的な、理知的な美人である。

記念ミサ

  • 2013/04/12 00:14
  • Category: 雑記
昨日はお義母さんが亡くなって10年のMesse anniversaire(記念ミサ?)があり、近所の教会に出かけた。反宗教の立場をとる雪だるまは最初行くのを嫌がり、「君が行くのなら一緒に行くが、教会の中には入らないから」とか言っていたのだが、最終的には私と一緒に中に入り、一番後ろの席の暗がりに座って、一応ミサに参加というか、正確にはミサを傍観した。雪だるま以上に反宗教派のジェリーは当然来なかった。雪だるまとジェリーは、カソリック教会に限らず、あらゆる宗教の教義を人を惑わす非科学的な世迷い事、戯言として、心底軽蔑しているのである。

私もまあ彼ら同様、宗教心などカケラもない人間なのだが、立場はどちらかというと“反”宗教というよりは“非”宗教派で、日本という宗教の圧力の少ない土地で育ったせいか、宗教に対する強い反抗心は持ち合わせていない。意固地で天邪鬼な私のことだから、絶対の権威として強く強制されていればメラメラと反抗心を燃え立たせて反発しただろうが、強制されなかったので火が付かなかったのである。

雪だるまとジェリーによれば、お義父さんとお義母さんも熱心なカソリック信者というわけではないが、カソリック教会の力が強大だった時代のケベックに生まれ育ったせいで、意識するしないにかかわらずその考え方が身に沁みついているし、また心の隅に「もしかしたら神は本当に存在するかもしれない」という疑いが残っている。だからカソリックの教義を全否定したりはしないし、折々には今回のように教会に追悼ミサをお願いしたりしているのだそうである。

しかしまあそういった裏の事情はともかく、ミサは予定通り朝9時に始まり、親族・関係者のほかに十数人のナンやマンクらしき人たちも出席していて、黒っぽい服が多い信者席の中で、彼らの衣服や被り物の白さが目立っていた。典礼はフランス語で行われたが、私はぽつぽつといくつかの単語が聞き取れただけで、説教や祈りの内容はわからず。しかし歌われた聖歌のいくつかは美しく、専門と思われる歌い手の声も美しかった。ミサは30分弱で終了。雪だるまによれば昔彼が子供だった頃は、ミサといえば1時間は続き退屈でやりきれなかったそうだが、今は半分程で終わり。高齢者ばかりの出席者を慮ってのことか、今はすべてそうなのか、その辺は不明。

ミサの後は予約しておいた近くのカフェへ移動。これにはジェリーも現れ、おじさん、おばさんたちと共に食事をしつつお喋りして、1時間ほどで散会。ミサといい食事会といい、なかなかこじんまりとしていてよかった。

計算違い

マリゴールドがどんどん、どんどん大きくなり、身の丈15~20cmと、セルポットではいかにも窮屈になってきたので、仕方がない、459ml(直径約11cm)のポットに1本ずつ移植した。同じくすくすく伸びているゼラニウムも同じように移植した。20本しかないゼラニウムはともかく、マリゴールドは発芽率がよすぎて、買ってきた30個のポットのほか去年いろいろな苗を買った時のポットや、ヨーグルトやジュースの空き容器を総動員してもまだ足りず、移植できたのは成長著しい50本だけ。残りの小さめな十数本はまだセルポットのまま、窓辺でミニチュアの林を形成している。

花壇のふちで可愛らしく黄やオレンジの花を咲かせるはずだったマリゴールドが、種まきから1か月で15~20cmと「よよよ・・・?」の大きさになってしまったのは、実は間違えて背が高くなる種類を買ってしまったからだ。というか園芸初心者の私はマリゴールドには背が高くなる種類もあることを知らず、マリゴールドと言えばみな身の丈20cmくらいのデイジーみたいな花かと思っていたので、袋の説明をよく読まなかったのである。

今さらのように袋の説明書きを読み返してみれば、このマリゴールドの予定身長は60~90cm。花壇のふちになど植えたら、後ろの花が見えなくなってしまう。やむなく予定を変更し、花壇のふちではなくデッキの両側に植えることにした。デッキは地面から50~60cm上がっているので、身の丈60~90cmの花なら、ちょうどいい具合に両側から顔を出してくれるだろうと考えたのだ。思惑通りいくかどうかは別として、生垣に囲まれ、ハゲだらけだが一応芝生が一面に植えられているウチの庭では、他に植えられるところが思いつかない。本当はデッキの両側だって芝生なのだが、ここはハゲが著しいので、なんとかなるだろうと踏んだのだ。

しかしだいぶ融けてきたとはいえ、まだまだ地面の大部分は雪の下。霜の危険がなくなって、花を外に出せるのは5月末か6月である。あと1月半はダイニングテーブルの半分を占領しているマリゴールド&ゼラニウムの鉢と同居しなければならない。これでペチュニアやパンジー、ヴィオラまでポットに移す必要が出てきたら、私と雪だるまが食事をするスペースは完全になくなる。
どうしよ・・・?

アクリルも悪くないか・・・

ロルデスの上の男の子へのバースデイプレゼントに例の○△□マフラーを編んだ後、余り糸でセーターを編んでみた。もともとマフラーとお揃いの帽子も編むつもりで1玉140gの糸を青白各2玉ずつ買ってあったのが、時間切れで帽子は編まなかったので、各1玉半くらいずつ余っていたのである。


青白各1玉半=計3玉でセーターが編めた。140g玉は偉大なり

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糸はウォ〇マートで買ったアクリル100%。5月に第二子が生まれる予定のロルデスに、子どものマフラーを手洗いしている暇などあるはずがないと思ったので、あえて洗濯機OKのアクリル糸にした。ウォッシャブルウールがあればそちらにしてもよかったのだが、ウチの近所のウォ〇マートにはお手軽なアクリル糸か、クラフト用の硬いコットン糸しかないのである。

昭和半ば生まれの人間として、アクリルにはどうも“ウールの代用品”、“粗悪品”といったイメージがつきまとい、編み物を再開した当初は「手間暇かけて編むのにアクリルなんて…」と、わざわざネットでウール糸を買っていたのだが、最近になって「アクリルも悪くないかも」と思い始めた。考えてみれば、子供の頃のあのチクチク・アクリルから、すでに40年以上経っているのである。新たなニーズ、新たな利益を求めて各メーカーが切磋琢磨していた/いるこの時代、アクリルの品質だって格段に向上しているはずだ。そもそも冬場さんざんお世話になり、これなくしては冬を乗り切れないとまで思うヒー〇テック様ですら、素材はポリエステル34%・レーヨン33%・アクリル27%・ポリウレタン6%と、化学繊維オンパレード。私の「あたたかいのはウールはあと」なんて思い込みは、かなーり古いのである。

そして今回、Red Heart というメーカーのアクリル糸で編んでみれば、“Soft Touch”という名に恥じず、糸はしっとりと柔らかく、かつふんわりと軽い。発色もよい。正直、安物のウール100%よりは、ずっと編み心地がいいのである。しかも洗濯機OK。今回は糸がworsted(並太くらい?)で青・白という配色だったので、「気分は春だが、まだまだ寒い」という当地にはよくある状況用として、袖丈は七分、マリン風の太い横縞にしてみたが、袖ぐりがやや深すぎ、横幅がやや大きすぎた(10cm=20目のつもりが、手がゆるくて10cm=18目になったため、結果10%増)ことを除けば、まあまあセーターの形をしているので、たぶん着られると思う。どうせ残り糸で練習に編んだセーターである、何度か着て具合が悪ければ、またほどいて別の物を編めばいい。編み物はほどけば1本の糸になり、変貌自在に化けてくれるのが最大の長所、と思う。その点、縫い物は裁ち間違えたらそれっきり、元の状態に戻すことは不可能ですからな。

Hardiness Zones

以前にも書いたが、どうも天気の神様はこのブログを読んでいるらしい。そして性格は私同様、意固地で天邪鬼である。

でなければなぜ、私が「春の気配むんむんである」と嬉しそうに書いてアップしたその夜に雪が降り、翌日の最高気温は零下4度、夕方からまたしんしんと雪! なんてことになるのか。おかげで、せっかく「雪が消えた!」と喜んでいたデッキも、ドライブウェイも、また雪に覆われてしまった。デッキに置いておいたチッピー用ピーナツも、雪が積もってしまってピーナツが見えない。まったく例年のことながら、4月になっても雪とは気候に関しては本当にやれやれ・・・なカナダである。

ところでこういう気候だと、植物を植えるにあたっては当然そのあたりを考えなければならない。こちらに来て園芸というか庭仕事をするようになって初めて、世の中には“Plant hardiness zones”(植物耐寒性区分)というものがあることを知った。冬場、どのくらいまで気温が下がるかを目安に、各地域を区分けしている。たとえばケベック南東部にあり、冬は零下30度くらいまで下がる当町のゾーンは4a、当町から南に400kmくらい下ったトロント辺りはさすがに暖かくて5b~6a、昔冬季オリンピックが開催されたカルガリーは3aといった具合である。このカナダ農業・農産食品省の地図をご覧になれば、大体の目安がお分かりになると思う。また各ゾーンの最低気温を知りたければ、Wikiのこのページに数値がある。

このように各地域が区分されているので、樹木や多年生植物など冬を越さなければならない植物を植える時には、カタログ等でその植物のゾーンを調べ、適否を判断する。北米の種苗店のカタログには、必ずゾーンが明記してあるので面倒はない。もっとも明記してあるおかげで「くくぅ、ダメかあ・・・」とカタログ段階で涙を呑む場合もある。たとえばバラは大部分5aくらいまでで、4aの当地で越冬できる種類はあまり多くない。春先、紫に霞む藤もいいなあ、庭の隅に藤棚でも作ろうかと夢を見たが、藤(ウィスタリア)はゾーン5で夢のまま終了。日本にいた頃、好きでよく買っていたラナンキュラスに至ってはゾーン8-10で、庭植えではまったく駄目である。どうしても欲しければ、秋に球根を掘り上げて傷めないように保管するか、あるいはハナから鉢植えにして、秋には室内に入れるか。アネモネも同様。


ラナンキュラス 

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一方、オリエンタルリリーはじめ百合系は寒さに強く、ゾーン3でも越冬可。ラベンダーも当然可(だめな種類もあるが)。パンジーより花の小さいヴィオラも、越冬できる種類多し。ある叔母さんの家には野生種のヴィオラが植えられており、毎年春になるとたくさんの水色~紫の可愛らしい花をつける。ウチも今年、越冬できる種類のヴィオラのタネを少し蒔いてみたが、こちらは水色~紫ではなくシトラスペニーシリーズと名付けられた黄色、オレンジ系のヴィオラ。20本ほど芽が出て、ただ今鋭意成長中だが、ヴィオラの“鋭意”なので、まだまだひよひよとちっこい。


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チッピー出現

  • 2013/04/01 21:51
  • Category: 動物
昨日の朝、今年初めてチッピー出現! 今年は去年に比べて雪解けが遅いので、チッピーが現れるのは4月半ばかなあと思っていたところだったので、去年より4日ほど早い出現に驚喜した。

もっともチッピーは歓声を上げて窓辺に駆け寄った私の姿にびっくりして即刻逃走。その後、皿にピーナツを入れてデッキに置いておいてみたが、そのあとは一度も姿を現さなかった。ちらり見た姿は中型のしっぽの長い子だったが、去年の#1だろうか、それとも全く別の個体だろうか、背中に名札をつけていてくれるわけではないので、ちら見では判別不能である。

冒頭に去年より雪解けが遅いと書いたが、それでもここ2、3日暖かい日が続いたので、庭の雪もだいぶ融けてきた。庭石のうち一番大きいのはほぼ全形が見えるようになり、デッキも真ん中のテラス状のところに雪が残るだけ。前庭も端の芝生が黄色く見え始めた。

道を歩いている人の姿も多くなり、自転車の人もちらほら見かけるようになった。家々の前庭や道の両側には依然雪がうずたかく積まれているが、路面からは雪が消えたので自転車に乗れるのだ。近所の年配のマダムが散歩させている小型犬(チワワか何かだと思うが、私はひそかにネズミ犬と呼んでいる。だってすごーく小さいのだ)も、冬の間着ていた小洒落たコートを脱いで自前の毛皮だけになった。春の気配むんむんである。

ただ、うきうきした春気分に水を差す暗雲がひとつ。このところの春の気配に誘われて先日のロルデスのベイビーシャワーの時、久しぶりにジーンズを穿いてみたら、これがやたらきついのだ。おまけにローライズのウエストの上部には、はみ出た脂肪がでーんと2段。まるでスターウォーズのジャバザハットの顎である。


スターウォーズ "Jabba the Hutt" ↓ 可愛くないわけではないが…

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冬の間中、裏起毛のエラスティックなスパッツばかり穿いていたので太ったことに気付くのが遅れたのである。体重を測ってみれば、3kg増! これではいかん!と翌日から早速減量を開始した。菓子類と油脂を制限し、炭水化物も控えめにし、パンには何もつけない、サラダのドレッシングもやめる。愛しのケーキ&タルト、ジャムよ、ヌテラよ、さようなら。しばしの別れじゃ、達者でおれよ!

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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