備えあればと言ったって

昨日、帽子を編んでいたら、編み針が壊れた。
帽子編みや袖編みには欠かせない、16インチのUS号輪針。

4年位前、0号~15号の15本セットであるにもかかわらず
送料込みで2000円弱で手に入れた中の1本だ。
この安さで、しかも4年間さんざん使ったのだから
コードの継ぎ目部分が弱って切れても文句を言えた義理ではなく
むしろ「よくもった」と言いたいくらいなのだが
それにしても、代わりがないのには困った。

雪だるまには「よく使うものは、常に予備を用意しておきなさい」と言われたが
んなこと言ったって、予備を用意するには元手がかかる。
それでなくても編み物やら刺繍やら縫物やら、いろいろ手を広げていると
必要なお道具は数知れず。
そうそうすべての“よく使う道具”に予備を用意していられるほどの経済的余裕はないのだ。

とはいうものの、必要なものは必要。
早速、eBay をチェックしてみると、今、輪針のセットは3USドルくらいからあるようで
4年前に比べ大変お手頃な値段になっているが、
問題は売り手が在中国の場合、こちらに届くまでに1か月近くかかること。
待ってるうちに、模様編みのパターンを忘れそうである。
それに、編み始めたものはすぐ編みたい!

とりあえず1組は注文するとして、届くまでの間に合わせに
ウォ〇マートあたりで8号だけ1本、手に入れるしかないだろうか。
同店に、16インチの8号輪針があれば、の話だが。

こういう時、田舎住まいはほんとに不便だ。
複数の選択肢がある都会なら、ちょっと2、3店回って物色
が簡単にできるのに、田舎では1店になければそこでお終い。

おまけに今日はジェリーの誕生日で、うちで夕食会をするので
いろいろ準備があり、うろうろダウンタウンまで出かけている暇はない。
行けるのは早くても土曜日か。うーん、もどかしい・・・




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安全ヴェスト

  • 2016/09/25 09:25
  • Category: 雑記
今日は運動を兼ねて、ダウンタウンまで自転車で安全ヴェストを探しに行った。
なぜかというと、週2回参加しているご近所の奥様方とのお散歩会、
9、10月は集合午後6時半、終了解散午後7時半なもので、終わるとあたりはほぼ真っ暗。

田舎のこととて街灯は十分とは言えず、しかし車はけっこう通るので
その車がびゅーんと走っている暗~い道の端を、自転車できこきこ行くのは
なかなかに危険なのである。
自転車後部には、ぴかぴか点滅する赤いライトをつけてはいるが
長さ5センチほどの小さなものなので、十分目立つとは言い難い。
それで先日、お仲間の奥様方から「なにかもう少し目立つものをつけなさい」と
口々に言われた。なんでも奥様の一人は、以前、自転車で走っていて
車にぶつけられ、4か月ほど松葉杖生活だったのだそうである。

私自身、「うちの近所は特に暗いしなあ」と、何か考えなくてはいけないと
思っていたところだったので、安全ヴェストか、ウィンドブレーカーの背中に貼る反射テープか
あるいは反射鏡か、とにかく何か手に入れなくてはと、街へ出かけたのである。

ちなみに安全ヴェストというのは、こういう感じのもの。

vest.jpg


紐だけ、みたいなのもある

vest2.jpg


で、一番売っていそうなところということで、ウォル〇ートとカナディアン〇イアに行ってみると、
安全ヴェストも反射テープ、反射鏡もあるにはあったが、みな大変けっこうなお値段。
ヴェストは20~25ドル、テープや鏡も役に立ちそうな大きさのものは10ドル以上する。

行く前、念のためと思ってチェックした eBay では、ヴェストもテープも2USドルくらいからあったのに
当地の実店舗では、値段は10倍か・・・
しかもサイズは大部分、男性用のLかXL。
ジャケットの上から着るのだから、大きめな方がいいに決まっているが
しかし大き過ぎて、凧のように背中ではためいたりするのはいかがなものか・・・ 

とかなんとか迷っているうちに、なんだかしゅーんと買う気が失せてしまって
せっかく自転車で往復1時間以上もかけて出かけたのに、
結局、ダウンタウンでは何も買わずに帰ってきたのだったが、
帰り、牛乳を買うために立ち寄ったうちの近所の店で
メッシュTシャツ型安全ヴェスト(Tシャツだから厳密にはヴェストではないのだが)が
ちょうどセールで 10ドルに値下がりしているのを見つけ、
「ま、これでもいっかー、10ドルだしー」と、お買い上げ。

半袖Tシャツ型なので、ジャケットの上から被って着なければならず
その点が少々面倒くさいのだが、とりあえず安全ヴェスト同様、
前にも後ろにも、銀色の反射テープが縦横に走っているので、用は足りる。
しかも色は蛍光オレンジ。
これで背中に点滅ライトを背負えば、「私は無敵・・・」かもしれない。



赤りす

  • 2016/09/17 22:25
  • Category: 動物
この間は、赤リス(American red squirrel / écureuil roux amérique du nord)がデッキに来た。

IMG_0819-2.jpg

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このあたりの赤リスは、チッピー(シマリス)より一回りほど大きく
黒リスより二回りくらい小さい程度の大きさで
目の周りに、白いアイラインが入っている。
黒リスよりかわいく見えるのは、この目の周りのアイラインのためだと思う。

たまーにしか来てくれないので、姿を見るとうれしくなるが
彼ら、別にフレンドリーではない。
この日も、あとから来たチッピーとデッキで鉢合わせしたら
ものすごい勢いで、チッピーを追い払っていた。
ピーナツを分け合おうという気はないらしい。





奥さま足袋

  • 2016/09/14 04:28
  • Category: 雑記
夏の間はフリップ・フロップ、俗にいうビーサンを室内履きにしており
特にTevaのは鼻緒の部分がうまくできていて、長く履いていても指の間が痛くならず
ついでにクッションが効いていて、歩きやすく疲れにくいので大好きなのだが
このところのように朝晩冷え込んできて、靴下が必要な季節になってくると、ちと困る。

靴下をはいた足では、ビーサンはうまく履けない。
靴下のつま先をつまんで股を作り、タビックス風にして履けばまあ歩けるが
しかし無理やり爪先を伸ばすことになるので、長く続けていると靴下に穴が開きそうだ。

で、ふと、4、5年前実家に帰った時に、母のタンスからタビックスもどきを
失敬してきたことを思い出した。
母と私では体のサイズも足のサイズも違うので、ふつう母のものを貰ってきたりはしないのだが
このタビックスもどきは母のものにしてはサイズが大きそうに見えたうえ
ナイロン製で伸縮性もよさそうだったので、当時まだ着物に未練があった私が
「何かの役に立つかも」と思って、失敬してきたのだった。

探してみると、ちゃんと靴下を入れた引き出しの奥にあり、まだ包装のまま。
母が亡くなったのは09年だが、このタビックスもどき、デザインや包装の仕様から見て
どうも平成の品とは見えず、懐かしの昭和のにおいが色濃く漂う。
なんたって名前が「奥さま足袋」、肌色というより肉色で、由緒正しい日本製。
「表ナイロン、裏綿 さわやかなはき心地」なんて書いてある。
製造元は、(株)ワキタ
聞いたことのない名なのでググってみたが、それらしい会社はヒットしなかった。
もうとっくに転業、あるいは廃業されたのかもしれない。

私が幼稚園の頃はともかく、後年、着物を着ることなどほとんどなかった母なので、
このナイロン製で肉色のタビックス、何かの折に買いはしたものの
結局履く機会もなくて、20年近く死蔵していたのではあるまいか。
草履や下駄で外出するのでない限り、指の股が分かれたタビックスなど
履く必要はないのだから。

それはともかく、このタビックスもどき、履いてみると結構はき心地がよい。
近年、巷で売っているカワイイ系和柄のタビックスより
親指の部分がゆったりできているうえ、伸縮性がよくて、足にぴったりと良く伸びる。
「裏綿」とわざわざ記された、裏側の肌触りも確かにさわやか。
ことほどさように結構なお品なのだが、唯一というか唯二の欠点は
足首のゴムが幅広できつめで足先の血行不良が倍加しそうなことと、
なんとも生々しいその肉色。

着物に履くにしろ、洋服に履くにしろ、この肉色はないと思うのだが
昭和の一時期、肉色の足袋でも流行ったんだろうか。
そういえば森茉莉さんも洋服に草履(?)履きのお写真が残っているけれど
その足元は暗色の足袋風靴下。
当時はこれでよかったのかもしれない。


marimori.jpg









低体温

このアライグマTシャツ、自転車に乗っているってところがかわいくて
欲しいのだが、私が普段買っているTシャツの7倍くらいの値段なので、買えない。

どこかで似たような画像を見つけて、自分でアイロンプリントしようかしら?


raccoon.jpg


それはともかく、私は最近、自分が低体温気味であることを発見した。
先日、世界がくるん、くるんと回っていた時、
熱があるのかと思って体温を計ったら、逆に35.4度しかなくて
「あれ、何か冷たいもの食べたっけ?」と思ったが、
(私は体温は腋窩ではなく、口中で計る)
その後、何度計りなおしても常に35度台なので
どうもこれが本日の私の体温らしいと合点。

そういえば、以前、やはり調子が悪かった時も
同じように35度台だったなあ、と思い出した。

ネットなどで適当に調べてみると、最近、体温が低めの人が増えているらしい。
原因は、運動不足とか、偏った食生活とか、ストレスとか
夏の冷房とか、いろいろあるようだが、私の場合、ジムに行ったり
お散歩会に参加したり、ほどほどに運動はしているし
甘いものに目がないという弱点はあるにせよ、
野菜、豆中心の食事を心掛けているし
仕事してないからストレスないし、冷房使ってないし
原因として考えられるのは、更年期によるホルモンバランスの崩れくらいなのだが
これは乳がん再発予防に抗エストロゲン剤を飲んでいる身としては
如何ともし難し。

体温が常に35度台半ばくらいだと、血行不良や免疫力の低下などにより
病気にかかりやすくなるそうで、ついでに、本当かどうか定かではないが
がん細胞は35度でもっとも活発に活動するのだそうで
とすれば、がん予備軍の私としては、体温向上にこれ努めなければならない
ことになるのだが、うーん、今以上に運動に励み、冷たい食べ物を避け
せっせと足湯にでも浸かるべきなのだろうか。
某サイトでは「シャワーだけの入浴は避け、ちゃんと湯船につかりましょう!」
なんてあったが、うちの湯船に首までつかるには給湯タンクを空にしても足りない。
胸の下までくらいしか来ない湯では、却って冷えてしまいそうだから、
服を着たまま足だけお湯につけ、温めるしかなさそうだ。

「異邦人」

  • 2016/09/09 04:32
  • Category:
お友達滞在中はさぼっていた音読を10日ぶりくらいに再開したら、
なんともはや、口がもとらないというか、口が動かないというか
口も舌もまるっきり日本語モードになってしまっていて、
出てくる音が全然フランス語に聞こえない。
その上さらに読み上げるときの調子も、明らかに日本語のリズム、メロディで
聞く方も聞きづらくて苦痛だったろうが、読む私の方も何とも読み心地(?)が悪く
よけいにつっかえたり、読み間違えたりする始末。

中断する前の数回は何となく調子を掴みかけ、読んでいて気持ちがよかったので
それを失ってがっかりである。
掴みかけるには数週間かかるが失うのは一瞬、と改めて認識して
岩と一緒に坂を転げ落ちたシーシュポスの気分。

それはともかく、今読んでいるのはカミュの「異邦人」なのだが
この、大昔、中学生か高校生の頃読んだ超有名小説を
50過ぎて改めて読んでみると、「あれ、これってこういう話だったっけ?」と
思うことしきり。

深くは読めないフランス語で、あらすじを追うだけのような読み方なので
感想の方も自然、表面的なものでしかないのだが
「ぎょ、ぎょ、何だこれ?」とまず思ったのが、裁判が始まる前の取り調べで
予審判事が十字架を振りかざして、ムルソーに詰め寄る場面。
彼は十字架上のキリストを指して「彼が誰だか知っているか?」とムルソーに問い、
ムルソーが「もちろん」と答えると、激した調子で「私は神を信じている。
どれほど罪深い罪人でも、神は許しを与える。しかしそのためには、罪人はまず罪を悔い改め、
幼い子供のように素直な、心から神を信じる気持ちになって、有罪判決を受け入れなければ
ならない」と言う。

ムルソーは彼の論理を理解しようとするのだが、何しろ部屋は暑いし、
大きなハエが何匹かぶんぶん飛び回っていて彼の頬に止まったりするし、で
気が散って、どうも今一つ付いていけない。

ムルソーの、犯した罪におののいているとも思えない、要領を得ない態度に
予審判事は最後、業を煮やしたかのように「神を信じているか?」と問うのだが
ムルソーの答えは当然「いいえ」
予審判事はがっくりと腰を落とし、「信じられない。人はみな、神を信じているものだ。
神を否定する者たちですら、信じているのだ」と言うのだが、
この場面、私には「笑止!」としか思えない。

キリスト教の神にどっぷり浸かって抜け出せない西欧社会の人間にとっては
キリスト(=神)を信じないなんて、それこそ「信じられない」のだろうけれど
非西欧圏に育ち、キリスト教の神とは無関係に成長してきた私から見れば
キリスト教なんて世界中にあまたある宗教のうちの一つでしかなく、
イスラム教や仏教やヒンドゥー教やユダヤ教、あるいは知的設計者教等々と同列。
当然、イエス・キリストは絶対神なんかではなく、地球上の一部の人たちが信じている宗教
の中の神でしかない。
予審判事は「神を否定する者たちですら、神を信じている」と述べるが
神なしで育った私などは、神を否定する必要すらないのだ。
1940年代の作品だから仕方ないけど、
この予審判事殿、西欧中心過ぎて、世界を彼方から見る
パースペクティブに欠けていると思う。

そしてもうひとつ何だか変、なのが裁判場面。
どうもムルソーがアラブ人を殺したというれっきとした犯罪事実そのものよりも
その前の、母親に対するムルソーの態度の方が、問題にされているのだ。
曰く「母親の葬儀の際、涙ひとつこぼさなかった」「死に顔を見ようともしなかった」
「通夜の際、勧められるままにカフェオレを飲んだ」「煙草を吸った」
「葬儀の翌日、海水浴に行き、女友達と遊んだ」「喜劇映画を見た」
「その女友達と関係を持った」等々。

読んでいた私も、聞いていた雪だるまも
「それがどうして殺人事件の裁判の争点になるわけ?」と一向合点がいかず
終始、頭に大きな疑問符がくるくる回り続けたのだったが
その後思うに、ムルソーはアラブ人を殺したことは初めから認めているので
通常、私たちがよく読んだり、見たりする推理小説/映画のように
彼は本当に犯罪を犯したのか、犯していないなら真犯人は誰だ?といった展開にはなりえない。
よって、なぜ殺したのか、殺した理由に情状酌量の余地はあるのか否かといった点しか
争点になり得ず、だから彼の心情、ふだんの態度、人間関係といった
ムルソーという人間のありよう、この小説でいうところの“l’âme”(魂)を
問題にするしかないのかと思うが、それにしてもこれでは
刑事事件の裁判というより、人間性を裁く道徳裁判のよう。
ちょっと待て、もともと逮捕されたのは人を殺したからであって
母親の死を深く悲しまなかったからではないだろう?と言いたくなる。

それに第一、私など母親の葬儀で涙を流さなかったどころか
葬儀屋相手に「もっと安いのはないのか?」と母親の棺代を値切った人間である。
葬儀直後に人を殺したりしなかったからよいが、
仮に殺していて、しかもそれが40年代の西欧だったら、
「母親の棺代を値切り、葬儀で涙一つこぼさなかった人間」として
轟轟と世間の非難を浴び、ムルソー同様、あっという間に死刑になっていたに違いない。
やれやれ、60年代の日本に生まれていてよかったよ。

世界は回る

今日は朝、目を開けたら世界が左から右へゆっくり回転していた。
立ち上がったら気持ちが悪くなったので、またすぐ水平に戻した。

水平になってもまだ世界は回転していたが、悪心は収まった。
あーら、めまいなんて30年ぶりと思ったが
頭痛はしないし、耳鳴りもしないし、横になっていさえすれば世界は平和。

なので午前中はそのまま、くうくうと寝て過ごした。
普段私はいったん目が覚めると二度寝とかはできないたちなのだが
今日は驚くほどよく眠れた。
目を閉じると、10分もしないうちに、くくーっと眠りに引き込まれる。
1時間もすると目が覚めるのだが、そこで目を閉じればまたくくーっ。

そうして午前中ずっと眠っていたら、昼過ぎには世界の回転が止んだので
午後は起き上がって少し動き回ったが、外へは出ず。
結局、朝からずっとパジャマのまま過ごした。
ぐうたらな1日。

そして午後8時の今、午前中あれだけ眠ったにもかかわらず
もうすでになんだかねむいので、これを書き終わったら、寝る。
ぐうたらな1日の仕上げは、とことんぐうたらに。

夏休み、終わり

  • 2016/09/01 09:18
  • Category: 雑記
8月最後の今日、日本から遊びに来てくれていたお友達が帰り、
なんだか気が抜けてぼーっ・・・

デッキに吊るしていたバスケットの花も
葉が茶色くなって、だいぶくたびれてきたし
子どもたちの学校も始まったし
来週月曜からは、ご近所マダムたちとの散歩も再開されるし
(7月、8月はヴァカンスに行ってしまう人も多いので、散歩はお休みだった)
「夏休みは終わった」感が、ひしひし。

そこここに赤い葉っぱも見かけるし
なんだか粛々と秋、そしてその次にやって来る長ーい冬に向かっている感じだ。




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プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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