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カレンダー

  • 2018/10/27 20:48
  • Category: 雑記
先日、友達との連絡で2回も日付を間違えたので
「これではいかん」と、パソコンのタスクバーにカレンダーをピン留めした。 

仕事時代は常に机の上にカレンダーがあったので
お客様や同僚との連絡に日付を間違えることなどなかったが
今わたしがひねもす座っている椅子の周りには、カレンダーがない。
だから友達との連絡には、頭の中にうろ覚えのカレンダーを思い浮かべ
それでお返事メールを送るから、
曜日と日付がずれた存在しない日取りを回答するという
間抜けなことをしてしまうのである。
仕事時代には考えられないミスである。
だから、紙のカレンダーが手近にないなら電子のでいいや、と
ウィンドウズ・デフォのカレンダーをピン留めしたのである。

お仕事仕様のカレンダーなので、
時間刻みで予定があるわけではない私には少々使い勝手が悪いが、
ないよりはまし。
出かける予定の他に、親戚、友人の誕生日や
大物洗濯日(入れておかないとすぐ忘れる)、
リサイクル可能廃品の回収日も入れた。
うちはコンポストがあるので、ゴミはほとんど出ないが
紙、プラスチックなどのリサイクル可能廃品はけっこう出るので
忘れて回収日を1回逃すと、相当な大きさの回収容器がぱんぱんになってしまう。
回収は2週間に1回で、今まではあやふやな時は隣近所を見回し
近所が回収容器を引き出していればうちも出す、という風にしていたが
隣近所もたまには間違うので、カレンダーに入れておいた方が安心である。

そしてその留めたカレンダーを、さて本日は、と見渡してみれば
来週はもう11月。
ケベックでは今週すでに、ほんの少しだが雪も降ったし
ほんとに降るかどうかは別として、今日も雨または雪の予想だし
日が昇って外が見えるようになってみれば、隣の家の屋根は白いし
(起きた時点では外は真っ暗で、何も見えなかった)
またまた白の季節に突入である。
来週には車もスノータイヤに替える。
冬だ。
ふえーん。
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『ミレニアム』シリーズとナンプレ

  • 2018/10/17 20:48
  • Category:
ここしばらく、雪だるまにしては珍しく、小説を読んでいた。
映画にもなったスウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの
「ミレニアム」シリーズである。
アイスランド旅行中の最後の2、3日、私も雪だるまも
持っていった本は読み終わってしまって読むものがなくなり
泊った先がホステルなら、そこの書棚にある本を読んだりしていたのだが
最後のホステルで、雪だるまがたまたま手に取った本が「ミレニアム」の2で
読み始めてみたら結構面白かったらしく、彼はそのままその本を借りてきた。

ホステルの書棚の本は原則、そこに泊まった人たちが要らなくなった本を置いていき
また逆に、読みたい本があれば自由に持っていっていい、というものだから
雪だるまが持ち帰ってきたこと自体は、別に問題ないと思うのだが
ふだん科学か政治か反宗教関係のノンフィクションしか読まない雪だるまが
小説、しかも推理小説なんかを読んでいるのを見るのは、
これまたなかなか面白く、私はにやにやしながらその様子を眺めていた。

実はこの「ミレニアム」シリーズ、数年前に叔母の1人が読んで夢中になり
会う人ごとにその話をしていたという曰く付きの小説で
私達も映画(スウェーデン版とその後のハリウッド版)は見たのだが
小説は読んでいなかった。

原作はスウェーデン語なので、雪だるまが読んでいたのはその英語翻訳版だが
雪だるまによれば、その前のホステルで他に選択肢がなくて読んだ
米のC・H・クラークの某書に比べれば「翻訳だが、文章、構成ともこちらの方が数段まし」
とのことで、雪だるまはその後、古本でシリーズの1と3も買い、
むさぼるように読んでいた。
そして私に「興味があるならクリスマスにフランス語版を買ってあげるよ」と言ったが
私は「結構です。その手の本を読むなら面倒くさいフランス語ではなく、英語か日本語にします」
と言って断った。いくら面白くても、3センチはありそうな分厚い本3冊を
フランス語で読むなど、まっぴらである。
手でも傷めて編み物等ができなくなり、目しか使えない状態になったら
1年くらいかけて読んでもいいが、日本語講座の教案準備とか
依頼されている編みぐるみ(ロバ1頭、犬数匹)とか、今は他にすることがいーっぱいある。
内容が面白いので楽しく読み進めていた水林さんの本ですら
アイスランド旅行と日本語講座のせいで、中断したままなのだ。
フランス語で新たに大部の推理小説など読んでいる余裕はない。

ところで雪だるまはアイスランドのせいで「ミレニアム」にはまったが、
私はナンプレ(数独)に、はまってしまった。
帰りの飛行機の中、読む本がないので機内誌を2回読み
それでも暇を持て余して、やむなく機内誌に載っていたナンプレをやってみたのだが
初めてだったので、これが一向できない。
で、帰って来てから「ナンプレのコツ」なんてのを読み、また挑戦。
以来、朝な夕なにしこしことネットのナンプレで遊んでいる。
ナンプレなんてただのパズルで、数学とは何の関係もなく
毎日やったからといって老化防止に役立つとも思えないのだが
はまってしまうとなかなか抜けられないのが人の性。
画面をじーっと見つめるので目に悪いし、時間の無駄だし
いい加減にしなくてはと思いつつ、今朝もまたひとつやってしまった。
あーあ。

パフォーマンス・アート

  • 2018/10/12 23:22
  • Category: 言葉
本職の先生が聞いたらお怒りになるかもしれないが、
授業ってパフォーマンス・アートみたいだなあ、と思う。
練習しなければ上手にできないのは当たり前だが
練習しても、常にうまく行くとは限らない。
観客(生徒)の反応如何で授業の流れは変化するし
思いがけない質問で、予定していなかった方向へ
話が行ってしまうこともある。
(もちろん、なるべく早く元に戻そうとはするが)

ダンサーやミュージシャンは、観客の反応がいいと
ノって、普段以上のパフォーマンスができたりすることがあるが、
授業も同じ。
逆に、やる気のない生徒に教えるのはしんどいだろうし
おとなしく座ってはいるが、聞いているのかいないのか
まるきり反応のない観客(生徒)を前にしていたのでは
立ち枯れの木々を相手に喋っているようで
言うべき言葉も、のどに引っかかってしまう。

その点、うちの観客(生徒)さんたちは
初級1も初級2も、みな元気で熱心で有難い。
ほぼ全員、1日仕事をした後に来るのだから疲れているだろうに
(事実、昨日Mちゃんは、5分の休憩時間に机に突っ伏していた)
授業が始まれば、しゃんとする。

おかげでこちらも、客商売だった時と同様、
普段のどんより暗いネガティブ・モードから
明るく元気な接客モードにしゃきっと切り替えて、授業をすることができる。

時々、他の知識、経験とも豊富な日本語教師の方のブログなど拝見すると
自身の知識のなさ、経験の少なさをつくづくと思い知らされて意気消沈し
心密かに生徒たちに「ごめんねー」と呟いたりするが
こればかりは一朝一夕に身に付くものではないので、仕方がない。
出来るだけの努力はするから、不足の所は私に当たったのを不運と思って
我慢してくれたまえよ、生徒諸君、である。

『家守綺譚』『ミミズクとオリーブ』

  • 2018/10/10 00:41
  • Category:
近所に日本語の本を売っている本屋などないので
日本語を読むとしたら、手持ちの本ばかり。
日本を離れて二十数年、
どんな本が話題なのか、どんな新しい作家が出てきているのか
もう、とんとわからなくなった。

それでも、YouTubeにアップされる朗読は、まめにチェックしている。
編み物や手仕事のお供に欠かせないからだが
それで最近2人ばかり、割合気に入った作家さんを見つけた。

1人は芦原すなおさん、もう一人は梨木香歩さんだ。
私にとって新しいというだけで、お二方ともすでに20年以上、
堅実に作品を発表されているベテランの作家さんだが、
どういうわけだか今までは、私のアンテナに引っかかってこなかった。

梨木さんの方は『西の魔女が死んだ』くらいは知っていたが
これはまあ児童書だから自分で読もうとは思わなかったし
そもそもは「梨木香歩」というお名前が、私には何やら甘い少女趣味に響いて
作風もそんなかと、早合点の食わず嫌いをしていたのである。

芦原さんに至っては、失礼ながらお名前さえ聞いたことがなかった。
私が日本にいた頃から活躍されているというのに
文藝賞や直木賞も受賞されているというのに
記憶の隅にすらお名前がなかったのは、不思議といえば不思議。
90年代初めの私は、いったい本屋で何を見ていたのか。

それはともかく、梨木さんの方は『家守綺譚』を聞いた。
聞き始めてすぐ、甘ったるさとは無縁の、割合に古めかしい言葉遣いと文体に
「あら」と思い、お名前の印象から早合点して申し訳なかったと思った。
時代はたぶん明治の終わりころ、京都に蹴上発電所ができた頃の話のようである。
植物に詳しい方らしく、短編仕立ての各章は、それぞれ「烏瓜」「都忘れ」など
草木の名が冠され、それにまつわる話となっている。
庭の百日紅が主人公に懸想したり、
若くして亡くなった主人公の友人が、掛け軸の中からボートを漕いで現れたり
なかなかに不思議なことも起こるが、
全体としては不思議なことを不思議としない、淡々とした描写で
聞いているこちらも、静かな心持ちになる。
手仕事のお供には、もってこいである。

芦原さんの方は、『ミミズクとオリーブ』。
紺絣の着物に白い割烹着姿の女性が描かれた表紙を見て
一体いつの時代の話かと思ったが
話の中にワープロやら銀座のクラブやらが出てくるので
少なくともワープロ出現以降、昭和の終わりか平成の初め頃の時代設定らしい。
推理小説ということにはなっているが、謎解きの本格推理を楽しむというよりは
主人公である“ほどほどに仕事が来る作家”とその妻の
東京郊外での、のんびりした日常の描写の穏やかさを楽しむといった小説である。
八王子の田舎での暮らしなので、庭にオリーブの木があり、そこにミミズクが来る。
主人公の妻は時々、そのミミズクにサツマイモの残りやイリコを振舞ったりする。
彼女の、尖ったところのない、おっとりした物言いがここちよいし
ところどころに出てくる、主人公夫妻の故郷である讃岐の美味の
いかにも旨そうな描写も、郷愁をそそる。

『家守綺譚』にしろ『ミミズクとオリーブ』にしろ
こういうしっとりした描写の本は、ぜひとも紙の本で、
その手ざわりや活字のひとつひとつを楽しみつつ、ゆっくりと読みたいものだが、
さて紙の本を買いに日本へ行けることが、あるかどうか。

でぃざすたー

  • 2018/10/03 21:03
  • Category: 言葉
昨日から秋の日本語講座が始まった。
相変わらずの自信のなさで、戦々恐々、びくびくもので準備をしつつ
しかし半分では「春に一回やった講座の繰り返しなんだから、何とかなるだろう」と
自身を励ましていたのだが、
フタを開けてみたら、生徒の1人に、これが小学校なら
「○○ちゃん、今は授業中だからちゃんと座っていましょうね」とか
「○○ちゃん、ミニカーで遊ぶのはお休み時間にしましょうね」とか
言われるタイプの子がいて、
大人相手の語学講座、
しかも日本語なんていう当地での日常生活には何に足しにもならない語学の講座に、
この手の子が来ることを全く予想していなかった私は呆然とし、
かつ大いに慌て、すべき説明の順番を間違えてすっ飛ばすわ、
喋るフランス語はいつにも増してしどろもどろになるわ、でさんざんな授業にしてしまった。

一夜明けた今も思い出すと顔面蒼白になるが、
しかし一方で、頬を一発張られたような効果があったことも確かで
おかげで少しは腹が座った。
次回からは何とかまともな授業になるよう、
慌てた状態でも授業の流れを追えるような教案を作るとか
(昨日の教案は細かすぎて、慌てるとどこをやっているのか、わからなくなった)
フランス語の説明を丸暗記するように覚え込むとか(んなこと、できるのか?)
この前以上に周到に準備をしなくては。

明日は初級Ⅱの授業なのだが、こちらは一人を除いて
春に初級Ⅰをやった生徒さんたちなので、気心は知れている。
生徒の方でも、私の下手くそさはわかっているので、
授業内容は新しいが、その他の点では気は楽である。

ああ、それにしても1回しかやっていない段階で
講座が終わり、戦々恐々の日々から解放される日を夢見るとは
なんというだらしのない教師であることか!

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プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、米朝、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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