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クリスマス・ショッピング

  • 2005/11/27 19:52
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■ 再来週、またツアーに行くことになった。私がぶつぶつ言ったせいかどうかはしらないが、珍しく1週間以上前に決まった。快挙である。しかし同行する客人は、なんと先日参観に行った例の福建の怪しい医薬品メーカー。「えーっ、こんなメーカー日本で宣伝するの、いやだよう」と思い、思わず上司に「だいじょうぶですか!?」と聞いてしまった。工場を見ずに財務数字だけ見ていれば、「お、まあまあじゃん」と思えたかもしれないが、あの工場と生産のようすと、原材料の管理法を見た後で、真面目な顔して“ご紹介”をするのは、かなり苦しい。これで社長氏が、福福しいお顔のいかにも“医薬品メーカーの社長”といった清潔、温厚そうな外貌のお方ならまだしも、そう言っては何だが、やせて小柄で色浅黒く、三白眼の目つきも鋭い、半歩間違うと福建の黒社会の下級幹部か、不法入国を手引きする蛇頭に見えかねないお顔立ちなのである。服装の趣味もそれっぽいし、これで薬作ってます、なんて言ったら、薬は薬でも片仮名の“クスリ”、メディシンというよりはドラッグを作っていると誤解されそうである。ああ。

■ そして再来週出張ならば、クリスマスまではもうまもなく。「あ、お義父さんたちに送るプレゼント買いに行かないと間に合わない!」と、昼頃あわててショッピングに出かけた。ほんとのところ、女の人にあげるプレゼント選びはさほど難しくはないが、男の人にはなにをあげたらいいのか、毎年毎年悩む。ことに航空便で送るとなると、あまり大きいものや、重いものや、壊れやすい物を選ぶわけにはいかず、おのずと範囲が限定される。小さめで、軽くて、郵送しても壊れないものがベスト。夫はいつも考えるのを放棄して「小切手=お金」を送っているが、私までそれをやっては、味気なさ過ぎる。で、毎年悩む。
それでも今年は、お義父さんへはすでにズルができない精密な万歩計を、日本で買ってきた。この夏カナダに行ったとき、お義父さんは腰に万歩計をつけていたのだが、それは何かの景品でもらったオモチャのような万歩計で、ちょっと振動が伝わっただけで、すぐ1歩とカウントされる。お義父さんは「1日1万歩なんて簡単さ」と居間でぽんぽん跳ねて万歩計の数字を上げ、看護婦でもあるGFのフランスにたしなめられていた。なので「ふふん、これならズルはできないよん」と日本でオムロンの製品を買ってきたのである。ただ問題は表示と説明書が日本語なので、これをフランス語か英語に翻訳しなくては。手間がかかるが、しかたない。
残るは義弟のジェリーとフランスだが、実際買い物に行ってみると、これも案外簡単に決まった。山歩きの好きなジェリーにはビクトリアノックスのスイスアーミーナイフ“Mountaineer”。フランスには金色のビーズのパーティバッグ。別に必要な品ではないだろうが、どうせ“必要なもの”はすでにみんな持っているのだ。邪魔にならずにちょっと楽しめる物を贈るしかない。私側の家族もそうだが、夫側の家族も、およそ物質主義的な人たちではないので、“I love you”という気持ちが伝わりさえすれば、いいのである。
バタイユは「贈与の本質は贈られる側を心理的に威圧すること」と言ったけど、この場合はちょっと、少なくとも表面的には、当てはまっていないと私は思う。心の奥の奥では、さてどうかな。でもとにかく、最大動機は“I love you”
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Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、米朝、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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