お義父さんの料理

昨日お義父さんちで夕ご飯をごちそうになっていた時、再度「連れてったげよか?」のオファーがあり、結局1回目はお義父さんの車で、2回目はバスで行くことにした。申請と書類受取とで2回モントリオールに行かなければならないことから生まれた典型的妥協案である。お義父さんも嬉しそうだったし、ま、いいだろう。天気がよければ明日(火曜日)行く予定だが、夕方から雪が降り始めており、さてどうなりますか。

ところでお義父さんちでご飯をごちそうになる場合、ご飯を作ってくれるのはお義父さんである。お義父さんは料理がうまいのだ。長年使いこまれたお義母さんのレシピメモを見ながら、ひょひょいと慣れた手つきでいろんな料理を作り出す。失敗はまずなく、いつも並み以上においしい。昨日も牛肉のローストにマッシュポテトとアスパラガス、デザートは例の“失業者のプディング”のヴァニラアイスクリーム添えと、簡単だがちゃんとデザート付きで、全部きれいに平らげた私は苦しく満腹した。

その2、3日前には、お手製のライスクリスピーバーを届けてくれ、これもまた大変おいしかった。ライスクリスピーなんて、バターを煮溶かした中にマシュマロを入れてこれもまた煮溶かし、その中にライスクリスピーを入れてからめ、バットか何かで板状に固めるだけという簡単な菓子だが、ジェリーが「モニーク(お義父さんの姉上)のよりずっとおいしい」と絶賛するとおり、どこがどうとは言えないが、くどさを感じさせない甘みといい、適度な歯ごたえといい、ヴァニラの芳香といい、“たかがライスクリスピー”なのだが、なぜかうっとりおいしいのだ。

そのほか正月明けに作ってくれたフィッシュ&チップスとか、親戚中がよだれを垂らすブラウニーとか、夏に作ってくれて私がいまだに忘れられずにいる苺の菓子(名前がわからない)とか、料理上手が多い雪だるま一族の中でも、お義父さんの料理は群を抜いている。雪だるまによれば「お母さんの方がもっと上手だった」そうだが、だとすればあまりごちそうになるチャンスがなかったのは大変残念である。

ちなみに昨日のような肉料理の場合、ベジの雪だるま用には別のものが用意される。昨日はケベック式豆のスープと、“レンジでチン!”のチャーハンだった。豆のスープはともかく、チャーハンの方は醤油が勝った味付けといい、ぐちゃりとしたご飯といい、大変北米的なチャーハンで、ちょっと味見をしたがお世辞にもおいしいとは言えなかった。日本人に出したら、2口で匙を置きそうだし、中国人に「炒飯だよ」と言って出したら怒り出しそうだ。もっとも雪だるまは北米人なので「おいしい」と言って食べていたけど。
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LC

雪だるまさん、ご両親がそんなにお料理上手なのになぜにわざわざベジタリアンに?
そんな得体のしれない(ごめんなさい!)チャーハンを食べるより
お父上の手料理の方がずっと体によさそうなのにと思ってしまいます。
  • URL
  • 2012/02/28 14:37

らうとら

雪だるま本人の説明によりますと、大学に入って独り暮らしを始めた時、当然ながら料理も始めてみたけれど、どう頑張ってもお母さんのようには作れない。それで嫌気がさして、ついでに世界の食糧事情とか、薬漬けで肥育される牛豚鶏、目当ての魚種以外は全部捨てられてしまう大規模漁業の実態とかいろいろ読んで、ベジになったようです。確かに一昨日のチャーハンは今ひとつでしたが、普段はお義父さんお手製の野菜炒めか何かで、もう少し健康的です。私もベジの方が政治的に正しいとは思うのですが、肉魚食の美味は捨て難く…今日も雑食。
  • URL
  • 2012/02/29 08:35

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Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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