戻ってまいりました

  • 2012/07/04 19:50
  • Category: 雑記
誤嚥性肺炎を起こし「食べられなくなったら、持っても十数日」と言われていた父は、最終的には自力でボウルとスプーンを持って食事ができるまでになり(しかも出された食事すべてを平らげた)、過去の脳梗塞による麻痺の影響で言葉がはっきりせず、こちらは父の言うことをあまりよく聞き取れないが、父はこちらの言うことを聞きとっている様子で、多少の呆けはあるにしても、まずは本復か。一安心。

ただ痰が絡みやすく、そうなると吸引が必要だし、緑膿菌に感染するなど抵抗力も今ひとつなので、元のグループホームには戻れず、このまま病院にとどまる。慣れているし、職員のみなさんが大事にしてくれたせいもあって、父は元のホームに戻りたいようすだったが、これは諦めてもらうほかはない。しばらくはこのピンクの病院(病院の外壁、各部屋の壁、シーツ、ピローケース、全部ピンク!)でがまんしてくれ、父上よ。知らない土地だし、甘いピンクの壁紙なんて、あほくさくてやってられないと思うかもしれないが、少なくとも故郷のあの町にある同様の施設、日当たりが悪くて職員諸氏の態度も居丈高だったあの施設よりもましだろうと、我が妹がコネを駆使して入院を受け付けてもらった施設なのだから。

さて、翻ってわが身。妹も私も結婚してはいるが、子どものいない身。自分の体や頭が利かなくなった時、代わりに施設探しに奔走してくれる身内は(たぶん)いない。ずいぶん前に注文し、妹のところに届いていた『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(中村仁一著、幻冬舎新書)も読み、ほんとかいな?と思う部分も多少はあったが、基本的には趣旨に納得。いたずらに延命させられないよう、早いとこ意志を文書にしておこう。(しかし何語でだよ? 英仏日でか? うう、めんどくさ・・・)
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誤飲性肺炎を起こし「食べられなくなったら、持っても十数日」と言われていた父は、最終的には自力でボウルとスプーンを持って食事ができるまでになり(しかも出された食事すべてを...
  • 2012/07/05 08:10

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とらこ

本当にそうですよねぇ。わたしも最後はひとりになる確率が高いわけですが、いったいどんなことになるのやら。
意志表示は大事なことだけど、でもけっきょくのところ、自分の最期(の状態)は自分が生きた時代と生きたコミュニティのスタンダードによって決まってきてしまうのかなぁという気もします。ひとりだけで生き切るることはなかなか難しそう。
それにしても、御父様が快復なさってひと安心ですね。
  • URL
  • 2012/07/07 14:15
  • Edit

らうとら

オトモダチと「ひとりになったら、ご近所さんになろうか?」なんて話もしていて、「そういうのもいいなあ」と思うのですが、それにしてもみんな同時に逝けるわけじゃなし最後は誰かが一人になる、あるいはみんなして呆けてしまって、ヨイヨイのろーじんが集団でうろうろじゃ笑い話にもならないし、ほんとにどうしたもんでしょうねえ。父に関しては、常に「ひとりにしてしまって、ごめん!」というのがあるのですが、じゃあといってホームに戻れない父が自宅に戻れるはずもなく、ほんとに「ごめん!」としか言いようがないのです。
  • URL
  • 2012/07/08 21:19
  • Edit

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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