失業者予備軍か

  • 2012/07/18 02:50
  • Category: 雑記
どうやら義弟ジェリーが働くオーベルジュ兼レストラン兼スパは資金繰りに行き詰まり、倒産の危機にあるらしい。先週金曜、経営者某氏はジェリーをオフィスに呼び、先週と今週分の給料が支払えない理由を、あれがこれこれで、これがああなってと、くどくど説明したらしいが、気は短め、口は悪めのジェリーはその説明を途中で遮り、「詳しい説明なんかいいから、金が払えるようになったら連絡をくれ。金を貰うまでは仕事はしないから」と言い捨て、足音も荒くオフィスを後にしたらしい。

ジェリーはもともと某氏の経営方法というか従業員に対するやり口を快く思っていなかったので上記のような捨て台詞&業務放棄となったのだが、この早急な業務放棄は残念ながらちょっとばかり裏目に出てしまった。ジェリーがオフィスから出てきたらロビーに今まで見たこともないようなゴージャスなブロンド美女がいて、それが次の客だったのである。「あんな美女なら、金もらえなくてもマッサージしたのに・・・。オレはつくづくついてねぇ」と、ジェリーは時期尚早すぎた業務放棄を悲しく後悔したそうである。

さて、これでジェリーは半失業者というか失業者予備軍になったわけだが、上述したお茶らけ半分の状況説明からも推察されるとおり、ジェリーは仕事がなくなったことをあまり気にしていない。私から見ると50代半ばで仕事にあぶれる事態というのは結構深刻だと思うのだが、ジェリーは「天気もいいし、せっかくだから夏を存分に楽しんで、仕事探しは秋からにする」と至ってお気楽なスタンスである。失業保険があるから気楽なのかと思ったら「いや、時間給で働いてたから受給資格を満たすかどうかわからない」とのことで、つまりは無収入の可能性大。それでもビール片手にウチのデッキに座り、あっけらかんと楽しそうなようすである。

お義父さんちの近所でDépanneur(コンビニ)を経営する中国人夫妻も言っていたが、このあたりの人は失業をあまり気にしないようだ。ギリギリのところでは社会保障があるからか、セーフティネットならぬ家族・親戚ネットがあるからか、理由は定かではないが、わりとみんな「なんとかなるさぁ」とお気楽だそうである。ジェリーも内心はともかく表面上はあまり気にしている風がない。もっともジェリーの場合、お義父さんちの居候で家賃の心配はないし、養わなければならない妻子もいないし、取り立てて大きな借金もないし、ということで、「たまのビール代とタバコ代さえあれば、じゅうぶん」という生活状況もお気楽さに貢献しているとは思うが。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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