傘寿のお祝い

この春から購読を始めた“Canadian Gardening”の今月号に某種苗店のカタログが付録でついてきて、一昨日から矯めつ眇めつ舐めるように見ている。イギリスの小説にはよく、園芸カタログを熱心に熟読するご婦人が出てくるが、その気持ちが今やっとわかった。あれは庭に関心がある者にとっては、バイブルより重要にして、推理小説と同じくらい面白い書物(?)なのだ。しかも暗記するほど見ても飽きない。「この花は庭のあの辺りに植えたら映えるだろう」「この日陰好みの花は、隅のあの木の下がいいんじゃないか」などと、各ページに載っている花のひとつひとつが、見果てぬ夢にいざなうのだ。頭の中は、各種“夢の庭”の映像でいっぱい。たいへん幸せである。

とはいうものの、今週末はお義父さんの傘寿(80歳)のお祝いパーティ。本当の誕生日は12月だし、北米だからまさか「傘寿」とは言わないのだけれど、真冬の12月では庭でパーティというわけにはいかないし、高齢のお義父さんの兄弟姉妹の中には冬はフロリダあたりに行ってしまう人も多いので、ちょっと早いがみんなケベック内にいる夏にやることにしたのだ。パーティはお義父さんには内緒で、一応「サプラーイズ!!」ということになっている。

ケベック各地からお義父さんの兄弟姉妹&その配偶者が集まるので、総勢17人。会場はウチの庭。メインの料理はケータリングを頼むのだが、アペタイザー、サラダとデザート各種はウチが用意することになっているので、庭の夢ばかり見てぼんやりしているわけにはいかない。さっき一応、デザートの1つである“4ベリーチーズケーキアイスクリーム”を作りフリーザーに入れたが、4時間ほどしたら一旦フリーザーから出してホィッパーで撹拌し、ベリーとグラハムクラッカーを混ぜ込まなくてはならない。なにしろ材料がクリームチーズとコンデンスミルクと生クリームなのでフリーザーに入れる前に味見をしたらやたら甘かったが、北米人にはこのくらいでちょうどいいのだろう。日本人好みの“甘くない”デザートを作ると評判が悪いからな。盛大に甘くして、ご出席のみなさまににこにこしてもらうことにする。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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