机、確保

  • 2012/11/23 08:55
  • Category: 雑記
考えて、迷って、財布と相談し、また考えて迷って1年、やっと決心がついて自分用の机といすを買った。机は60×115cm、引出も何もない一枚板、椅子も高さ調整はできるが肘掛はついていない、布張りのごく簡素なデスクチェアである。

実を言えば私は机といすを全く持っていないわけではなく、引っ越し当初「お願い、お願い、これを買わせて」という雪だるまの懇請とPuss in boots並みのうるうる目に負けて、


Puss in boots のうるうる目 ↓

puss in boots2


お揃いで買ったコンピュータデスクと椅子が地下の仕事部屋にあるのだが、何しろ雪だるまの使い勝手&体格に合わせて選んだので、しばらく使ってみたら私の使い勝手と体格には微妙に合わないことが判明。デスクトップ型PC用に作られた机は、ラップトップを置くと物を書くスペースはほとんど残っていないくせに、机の下にはラップトップには無用の長物のキーボード用引出が鎮座しているし、椅子は椅子で、革張りの大きな肘掛付きデスクチェアは見た目にはいかにもゆったりと楽そうだが、155センチの私が座ると床に足が届かず(店で試した時にはウェッジソールのサンダルを履いていたので気が付かなかった)、また座面が深すぎて背と背もたれとの間に隙間が開く。足元に足置き台、背中にクッションなど微調整は試みたが、サイズの合わなさは隠しようがなく、長時間仕事をすると背中と腰が痛くなり、ついでに足がしびれることがわかったので、今年になってからは両者ともにお払い箱。仕事は居間のソファでし、コンピュータデスクは単なる物置台、雪だるまのデスクの延長と化している。

しかし小学校入学から40余年、常に“自分の机”を持っていた私としては、使える机がないのは余りに不便。ことに仏語教室に行き始めてからは、夜、書き物ができる机がないのは大変不便で、それでなくとも支障がある学業に更なる支障を来すので、「ええい、金は使うためにあるのだ!」と日頃の、じわじわと減りつつある貯金に対する不安には一時目をつぶり、ついに大枚はたいて自分サイズの机といすを買ったのである。

そして夜、家の中で一番明るい場所、ウォークインクロゼットに置いた。知らない人が聞いたら「え、ウォークインクロゼットに机ですか?」と一驚する置き場所であることは認めるが、マスターベッドルームとゲストルーム、居間とDK、地下室という間取りのこの家には他に置き場所がないし、家中で一番明るい照明がついているのがここなのである。(2番目に明るいのはバスルームというかトイレの真上なのだが、さすがにここに机を置くのはちょっと・・・) それにどうせ日本風に言ったら4畳半くらいはあるこのウォークインクロゼットをいっぱいにできるほどの洋服は持っていないし、持つ予定もない。窓がなくて外が見えないのはちと残念だが、欲を言えばきりがない。なので、ちょちょいと奥の方を片付け、机と椅子と気に入りの本を集めた小さい本棚を置き、延長コードで電源を確保し、かくて大変明るくて暖かく、こじんまりと居心地の良い私の居場所が誕生した。

机を買って2週間、今は毎日夜になるとPCと本、編みかけの編み物などを持ってクロゼットにこもる。静かで明るくて一人になれる場所を確保して、私は大変満足である。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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