仏語+α+β etc.

昨日(日曜)から時間が1時間早まり、夏時間になった。飛行機で東西に移動したときの時差に比べれば1時間くらいは気のせい的誤差範囲のはずなのだが、これがなかなか。いつもどおり6時くらいに起きようとしても、時計の6時には起きられず、今朝も目が覚めたのは7時(先週までの6時)。どうも身体の方はまだ夏時間を認識していないもようである。昨日もお昼になってもお腹が空かず、結局お昼を食べる気になったのは1時半過ぎだったし。でも学校は私の体内時間ではなく、ご当地時計時間(東部標準時夏時間)で始まるので、体内時計にしたがって行動しているわけにはいかんのである。あ、もう8時だ。では歯を磨いて学校へ行ってきます。

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と書いてから1日経ってしまった。火曜である。今日も7時にならないと目が覚めなかった。老体は調整に時間がかかる。
それはともかく昨日の学校は病欠多し。いま巷では風邪が流行っているのである。そして3人休んで6人しか出席していなかったにも拘らず、折悪しく地元テレビが取材に来た。当町は現在、新移民に対するサービスのあれこれについて検討しているのだそうで、それに対してジョゼが仏語教室のことを書いたのが局の目に留まったらしい。記者氏とカメラマン氏と2人組でにこにこと現れ、授業風景を撮ったり、昨日出席していた中で一番フランス語が達者なロルデスにインタビューしたりしたのち、またにこにこと帰って行った。放送は昨日の夕方6時からで、ウチではいつもの如く映画を見ていたため見るのを忘れてしまったが、たまたま午後ウチに茶飲み話に来たお義父さんには話してあったので、ニュースを見たお義父さんが後で「テレビに映ってたぞ」と電話をくれた。

私自身は見ていないので、どんな角度で新移民向け仏語教室が紹介されたのかはわからないが、昨年末からケベックではPQ(Parti Québécois:ケベック党)が提案している、政府自治体、教育機関、企業における仏語使用を強化する法案「Loi 14 / Bill 14」が大きく論議の対象となっており、それと考え合わせるとやや微妙。私はケベックの公用語が仏語のみなのは、モントリオールなどの大都市を除きケベックでは仏語話者が住民の大部分を占めるのだからまあ仕方ないと思っているが、それと「仏語話者に非ずんばケベック居民に非ず」みたいに仏語使用を強制されるのは話が別である。Bill 14では、現状では従業員50人以上の企業に課せられている“社内では仏語を日常語とする”という規定を、従業員26~49人の企業にも拡大して適用するとか、“公衆に向けサービスを提供する企業は、顧客に対し仏語で対応しなければならない”とか、“CEGEP(高校と大学の間の大学基礎教育機関)卒業に当たっては、ケベックという仏語社会で十分に機能していけるだけの仏語能力があることを実証しなければならない”とか、「本気かいな?」の提案が種々なされている。私は教育の場でも、企業という商業の場でも、選択肢を制限することではなく拡大することが進歩だと思っているので、他言語への選択肢を摘み取り、仏語へ一本化しようとするこのPQの提案には全く賛成することができない。仏語でしかコミュニケイトできない企業や人間を作ってどうしようというのだPQ? 作るべきは仏語+α、あるいは仏語+α+β etc.な企業や人間だろうに。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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