Hardiness Zones

以前にも書いたが、どうも天気の神様はこのブログを読んでいるらしい。そして性格は私同様、意固地で天邪鬼である。

でなければなぜ、私が「春の気配むんむんである」と嬉しそうに書いてアップしたその夜に雪が降り、翌日の最高気温は零下4度、夕方からまたしんしんと雪! なんてことになるのか。おかげで、せっかく「雪が消えた!」と喜んでいたデッキも、ドライブウェイも、また雪に覆われてしまった。デッキに置いておいたチッピー用ピーナツも、雪が積もってしまってピーナツが見えない。まったく例年のことながら、4月になっても雪とは気候に関しては本当にやれやれ・・・なカナダである。

ところでこういう気候だと、植物を植えるにあたっては当然そのあたりを考えなければならない。こちらに来て園芸というか庭仕事をするようになって初めて、世の中には“Plant hardiness zones”(植物耐寒性区分)というものがあることを知った。冬場、どのくらいまで気温が下がるかを目安に、各地域を区分けしている。たとえばケベック南東部にあり、冬は零下30度くらいまで下がる当町のゾーンは4a、当町から南に400kmくらい下ったトロント辺りはさすがに暖かくて5b~6a、昔冬季オリンピックが開催されたカルガリーは3aといった具合である。このカナダ農業・農産食品省の地図をご覧になれば、大体の目安がお分かりになると思う。また各ゾーンの最低気温を知りたければ、Wikiのこのページに数値がある。

このように各地域が区分されているので、樹木や多年生植物など冬を越さなければならない植物を植える時には、カタログ等でその植物のゾーンを調べ、適否を判断する。北米の種苗店のカタログには、必ずゾーンが明記してあるので面倒はない。もっとも明記してあるおかげで「くくぅ、ダメかあ・・・」とカタログ段階で涙を呑む場合もある。たとえばバラは大部分5aくらいまでで、4aの当地で越冬できる種類はあまり多くない。春先、紫に霞む藤もいいなあ、庭の隅に藤棚でも作ろうかと夢を見たが、藤(ウィスタリア)はゾーン5で夢のまま終了。日本にいた頃、好きでよく買っていたラナンキュラスに至ってはゾーン8-10で、庭植えではまったく駄目である。どうしても欲しければ、秋に球根を掘り上げて傷めないように保管するか、あるいはハナから鉢植えにして、秋には室内に入れるか。アネモネも同様。


ラナンキュラス 

persianbuttercup.jpg


一方、オリエンタルリリーはじめ百合系は寒さに強く、ゾーン3でも越冬可。ラベンダーも当然可(だめな種類もあるが)。パンジーより花の小さいヴィオラも、越冬できる種類多し。ある叔母さんの家には野生種のヴィオラが植えられており、毎年春になるとたくさんの水色~紫の可愛らしい花をつける。ウチも今年、越冬できる種類のヴィオラのタネを少し蒔いてみたが、こちらは水色~紫ではなくシトラスペニーシリーズと名付けられた黄色、オレンジ系のヴィオラ。20本ほど芽が出て、ただ今鋭意成長中だが、ヴィオラの“鋭意”なので、まだまだひよひよとちっこい。


citruspenny.jpg

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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