記念ミサ

  • 2013/04/12 00:14
  • Category: 雑記
昨日はお義母さんが亡くなって10年のMesse anniversaire(記念ミサ?)があり、近所の教会に出かけた。反宗教の立場をとる雪だるまは最初行くのを嫌がり、「君が行くのなら一緒に行くが、教会の中には入らないから」とか言っていたのだが、最終的には私と一緒に中に入り、一番後ろの席の暗がりに座って、一応ミサに参加というか、正確にはミサを傍観した。雪だるま以上に反宗教派のジェリーは当然来なかった。雪だるまとジェリーは、カソリック教会に限らず、あらゆる宗教の教義を人を惑わす非科学的な世迷い事、戯言として、心底軽蔑しているのである。

私もまあ彼ら同様、宗教心などカケラもない人間なのだが、立場はどちらかというと“反”宗教というよりは“非”宗教派で、日本という宗教の圧力の少ない土地で育ったせいか、宗教に対する強い反抗心は持ち合わせていない。意固地で天邪鬼な私のことだから、絶対の権威として強く強制されていればメラメラと反抗心を燃え立たせて反発しただろうが、強制されなかったので火が付かなかったのである。

雪だるまとジェリーによれば、お義父さんとお義母さんも熱心なカソリック信者というわけではないが、カソリック教会の力が強大だった時代のケベックに生まれ育ったせいで、意識するしないにかかわらずその考え方が身に沁みついているし、また心の隅に「もしかしたら神は本当に存在するかもしれない」という疑いが残っている。だからカソリックの教義を全否定したりはしないし、折々には今回のように教会に追悼ミサをお願いしたりしているのだそうである。

しかしまあそういった裏の事情はともかく、ミサは予定通り朝9時に始まり、親族・関係者のほかに十数人のナンやマンクらしき人たちも出席していて、黒っぽい服が多い信者席の中で、彼らの衣服や被り物の白さが目立っていた。典礼はフランス語で行われたが、私はぽつぽつといくつかの単語が聞き取れただけで、説教や祈りの内容はわからず。しかし歌われた聖歌のいくつかは美しく、専門と思われる歌い手の声も美しかった。ミサは30分弱で終了。雪だるまによれば昔彼が子供だった頃は、ミサといえば1時間は続き退屈でやりきれなかったそうだが、今は半分程で終わり。高齢者ばかりの出席者を慮ってのことか、今はすべてそうなのか、その辺は不明。

ミサの後は予約しておいた近くのカフェへ移動。これにはジェリーも現れ、おじさん、おばさんたちと共に食事をしつつお喋りして、1時間ほどで散会。ミサといい食事会といい、なかなかこじんまりとしていてよかった。
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