カメレオン

  • 2013/07/04 20:30
  • Category: 雑記
知り合いの男の子が、ペットにカメレオンを飼っているという。その子は動物の毛アレルギーで猫や犬は飼えないから、体毛のない爬虫類をペットにしているという話なのだが、そのカメレオンはケージに入れて飼っているのではなく、放し飼いで家の中を自由に動き回っていて、大半の時間はどこにいるのかわからないのだと聞いて、俄然楽しくなってきた。ふと見ると、部屋の隅の壁にカメレオンが貼りついていたり、TVの後ろからカメレオンの舌がチロチロしているのが見えるなんて、すてきじゃないか。

カナダでカメレオンをペットにできるとは知らなかった、あわよくばウチも・・・と、同じく爬虫類好き(というか動物全部好きなのだが)の雪だるまと、「カメレオン/ペット」というキーワードで餌や世話の仕方などを検索してみた。毛が抜けないから掃除の手間が増えたりもしないし、犬みたいに散歩に連れて行かなくてもよさそうだし、年寄り二人のペットとしてはなかなかじゃないか、と考えたのである。

ところが、ところが、いろいろ調べてみると、カメレオンのお世話はなかなか一筋縄ではいかないと判明した。エキゾチック・ペットの項などを見ると、のっけから「カメレオンはすばらしい生き物だが、生育環境には特別な注意が必要で、またストレスを受けやすく、ペットとしては最高の選択とは言えない場合もある」などと書いてある。

まず住環境だが、樹上性動物で孤独を好むので、ケージは少なくとも1×1×1.2m程度の大きさで、かつプライバシーを好むカメレオンが隠れられるくらい葉っぱが付いた木をふんだんに入れること。それらの木はカメレオンが登ったり下りたりできるよう、さまざまな直径のもの用意すること。日向ぼっこができるようなエリアも用意すること。カメレオンが餌を捕るとき誤って口に入れないよう、砂、苔、樹皮などはケージ内に入れないこと。

餌は昆虫。meal worms、super worms、wax worms、コオロギなど、できるだけ多くの種類の昆虫を与えること。昆虫の内臓には葉っぱや野菜、果物など、栄養のあるものが詰まっていること。(つまり十分に栄養を与えられた昆虫を餌として与えよ、ということか)、(そしてその上さらに)昆虫にはカルシウムやヴィタミンDなどのサプリメントをまぶすこと。また水分については、カメレオンは野生では葉の上の水滴から水分を補給するので、水を与えるにはドリッピングシステムか、ペットボトルに穴を開け、水滴が少しずつ落ちるようにしたものを用いること。(カメレオンは皿から水を飲んだりしない!) 

カメレオンはストレスを受けやすいので、ケージは人通りが少ない静かな場所に置くこと。カメレオンのそばに行くときは、驚かさないよう、ゆっくり動くこと、等々。


なんだか物憂い表情のカメちゃん


chameleon.jpg


カメレオン一匹用の最低限のケージの大きさはともかく、餌やりの煩雑さに参った。この辺のペットショップにもコオロギやミールワームくらいは売っているだろうが、それらの昆虫が滋養に富んだ餌を十分に与えられたものかどうかはこちらにはわからないし、その上さらにそれにサプリメントをまぶせとは・・・。自分用のカルシウムサプリを飲むのも忘れがちな私に、そんな面倒なことができますかいな。おまけにカメレオンはその姿に似ず、けっこう神経が繊細でストレスを受けやすいと来ては、大変に大雑把な大らかな性格の私と雪だるまには全く向かない。本来、森で楽しく暮らすべきカメレオンが、ウチに来て老人2人に不適切に扱われてストレスをため、体を黒っぽい色にしたまま鬱々と日を送り、挙句の果てに故郷の森を思いながら死んでしまったりしては大変可哀そうなので、ウチで飼うことは早々に諦めた。今まで通りペットは庭に来る鳥たちと齧歯類で間に合わせよう。このところウチに来る鳥たちは、グラッコーもキツツキもピジョンもダヴも餌の食いっぷりがものすごく、あっという間に各フィーダーを空にする。雪だるまなど最近は「鳥のエサ代を稼がねば…」と言って地下の仕事場に下りていくくらいである。今も庭にはグラッコー数羽と黒リスがいる。賑やかなことで喜ばしいが、餌の減りが心配だ。
スポンサーサイト

Pagination

Trackback

Trackback URL

http://gaudynight.blog.fc2.com/tb.php/1454-0c4acf92

Comment

Amei

ウチにはヤモリが三匹います。外から入ってきた母親は警戒心たっぷりなのですが、
去年生まれたちび2匹はこちらを見ても物陰に隠れません。
就寝時に電気を消すと、挨拶のように「ケケケッ」と泣くのがご愛嬌。

キミらはどこで用を足しているのかね、という点を考えると微妙な気分ですが。
  • URL
  • 2013/07/05 10:05

らうとら

わたしも、カメレオンがだめならゲッコーはどうだ? 香港時代、ウチにいたゲッコーちゃんは可愛かったよなあ、と思ってゲッコーも検索してみたのですが、暖かい土地で勝手に居候してくれてる場合とは異なり、意識して「飼う」となると、ゲッコーちゃんも同じくらい敷居が高いのでした。いろんな網戸からいろんな昆虫が入って来るであろう夏場はともかく、冬場は家締め切りですからね。こちらが餌を用意しないと、ゲッコーちゃん食べるものがない。間違って外に出たりしたら、あっという間に凍死だし。ケベックの冬を生き抜ける爬虫類って、なんだろうね?
  • URL
  • 2013/07/06 09:20

やまけろ

御無沙汰してますた。コメントありがとうっす。

カメレオン!ダイレクトに職場で飼おうって話が挙がってます。が、ストレスに弱いんですか、、、うちの職場だとモタナイな。

え?ゲッコーって何?とググってみますた。ヤモリより色鮮やかでカメレオンに近いヴィジュアルですな。

らうとら

いや、やまけろさん、職員が感じるストレスと、カメちゃんが感じるストレスは別かもしれないので、もし皆さんの意見が一致しているなら、どうぞパンダ舎ならぬカメレオン舎をご用意の上、ぜひ職場のお仲間にしてやってください。御社の中でいちばん人が行かない部屋にカメ舎を設置し、たくさんの木を入れてあげればだいじょうぶなのでは? お世話は当番制にして、その日の当番が責任を持って餌をあげ、水を換えるとか。カメレオンのいる職場、いいですね。
  • URL
  • 2013/07/09 09:45

Post Your Comment

コメント:登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター