黒龍江省豆

今年はペチュニアとかゼラニウムとかパンジーとか花を育てるのに手いっぱいで、野菜はトマトとラディッシュと人参しか作らなかったのだが、来年はもう少し手広く野菜を育ててみようかと思う。例のトロントで泊めてもらったジョゼ&ブライアンが裏庭いっぱいに各種の野菜を作っていて(なにしろ敷石と敷石との隙間にまで、葉物野菜を植えているのである。その空間利用の徹底具合には脱帽)、元気いっぱいにすくすくと、あるいは逆境にめげそうになりながらも何とか精一杯伸びようと奮闘しているトマトとか豆とか葉物とかを見せてもらったうえ、珍しい種の話とか、種の交換会(Seedy Saturdayと言うそうだ。Seedyはみすぼらしいとか怪しげなとかの意味だが、もちろんSeed/タネと引っかけているのである)の話とか面白い話をいろいろ聞かせてくれて、ついでに「そういえば5月から野菜は全然買ってないわ」と我がケチ根性倹約精神を刺激するような発言まで聞かされたので、俄然「来年はもう少し頑張ってみるか」と触発されたのである。

「庭で野菜♪」と考えた時、実は一番作りたいのは日本のサツマイモ(ああ、愛しの紅あずま!)なのだが、これはまともに作ろうとすると結構な面積が必要だし、「そもそも種イモをどこで手に入れるのさ?」という問題があるので来年はまあ置いといて、とりあえず豌豆から入ることにした。私は全部丸ごと食べられるサヤエンドウが好きなのだが、当地では結構高価でセールの時しか買えないので、まずはこのあたりから。サヤエンドウはポピュラーで、ホームセンターや種苗店でシュガーピー系、スナップピー系等、数種のタネが手に入るので、その点でも手軽である。裏庭で数種のエンドウを作っているジョゼによれば、「エンドウは簡単。蒔けば芽が出て伸びる」とのことで、普通のタネはどこででも手に入るからと、知り合いから分けてもらって育てたという“Heilongjiang Pea(黒龍江豆)”のタネを、私にも分けてくれた。

何かのDMの返信用封筒に入れてくれた(財を成した華僑の娘らしく、ジョゼは倹約家である)タネはまだ莢つきで、黄色くカサカサに乾いた莢や中の豆は、ふつうのサヤエンドウよりやや大きめ。黒龍江省の省都であるハルビンや、その西のチチハルには仕事で何度か行ったが、冬季マイナス30度くらいになる彼の地は、ご当地ケベックと気候がよく似ている。彼の地で育つ豆ならば、当地でもよく育つだろう。来年までにせっせとコンポストを作って、春の種まきに備えよう。雪が融けるのは、来年もまた4月末かな?
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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