1に練習、2に練習

つまらないことでも工夫しながら毎日練習しているとだんだん上手になるもので、習作十数本目にしてやっと、少し目の揃ったフレンドシップ・ブレスレットを作れるようになってきた。制作のデモヴィデオなどを見ると、習熟した方は左手でしっかり軸糸を持ち、右手の指を小気味よく、シュッ、シュッと動かして結び目(ノット)を作っているので、私もこの動きを真似して縦方向にのみ結び目を引き締めていたのだが、これだと私の場合、結び目が揃わない。しかも縦方向に力が加わるので、結び目が小さくなり、すかすかして前の目からの渡り糸が見えるなど、全然美しくない。当然、模様もきれいに出ない。

これではいかん、と習熟者の手つきを真似るのは止め、いったん縦方向に糸を引いて結び目を作った後、横方向にも糸を引いて、結び目を四角く整える一手間を加えるようにした。また縦方向に糸を引くときも、むやみに強く引くのではなく、渡り糸が見えたりしないよう目の具合を見ながら、ほどよく引くよう心掛けた。この二手間でやっと目が揃い、作っていて気分がよくなってきた。(それまでは作れば作るほど、「うーん、なんでこうなるのか?」と気分が悪かったのである)

このカニ、ヒトデ、ロブスターの「今年も海にいかなかったね」パターンが、手順改訂第1作。秋の葉っぱ色のバスケットウィーブが、改訂第2作である。目が揃うようになってきたと言ってもこの程度だが、本人としては割合うれしいのである。ちなみにパターンはFRIENDSHIP‐ BRACELETS.NETから拝借。#73649と#532なり。


IMG_3946.jpg

↑「今年も海にいかなかったね」パターン。2日ほど手首に着けていたあと写真を撮ったので
カニもヒトデもロブスターも、ややよろけている



IMG_3960.jpg

↑ところどころに穴が見えるのが悲しい秋色パターン



手仕事が1に練習、2に練習なのと同様、言葉もまた1に練習、2に練習である。私の場合、去年から始めたフランス語はもちろん、英語もいまだ激しく「要練習」の身で、日々、発音を直されたり、文法の間違いを指摘されたりしている。この間は「perverse」(つむじ曲がりとか、天邪鬼とか、屈折したとかの意)の発音を直された。最初に私がこの言葉を発音したとき、雪だるまには「Berber(ベルベル人)」と聞こえ、いったい私は何の話をしているのかと、狐につままれたような顔をしたのである。VがBになってしまったのは日本人としてまあ仕方がないとしても、Pの破裂音すらまともにできなかったとは、まことに「とほほ・・・」で、以来毎朝2、3回、「perverse、perverse、perverse・・・」と呪文のように発音練習を繰り返している。

その前にはフランス語の「il pleut(雨が降っている)」と「il a plu(雨が降った)」の練習をしていた。pleutの母音は[œ]、pluの母音は[y]なのだが、私は最初どちらの音もきれいに出せず、ことに[œ]の音は難関で、雪だるまに何度も「はい、もう一度~!」と言われ続けたのである。しかし結局その日のうちにはできるようにならず、翌日になってやっと「うん、まあまあ」。その後も折に触れて練習してみてはいるが、たぶん一生、クリアな音にはならないと思う。まあケベックでは「mouiller(濡らす、湿らす)」も「雨が降る」の意味で使えるので(日本語の“おしめり”と同じような感覚か)、いよいよ困ったら「il pleut」ではなく、「il mouille」と言ってしまえば、mouille (むいゆ)には難しい音はないので、ま何とかなるのだが。
スポンサーサイト

Pagination

Trackback

Trackback URL

http://gaudynight.blog.fc2.com/tb.php/1471-2daca9fe

Comment

Post Your Comment

コメント:登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター