食事の音

  • 2013/09/02 10:32
  • Category: 雑記
夜の方が仕事の能率が上がる雪だるまは、主に夕食後に仕事をする。10時過ぎから真夜中にかけてくらいが、一番筆が進む(マイクロソフト・ワード相手に“筆が進む”という表現もなんだが)時間帯らしい。したがって寝るのは早くて午前1時過ぎ。遅い時は午前3時を回っていることもあり、夜に弱く、11時くらいには寝てしまう私とは、3~5時間の差が発生することになる。

就寝時間が3~5時間違えば、起床時間も当然3~5時間違う。朝方の私は早い時は5時台、通常は6時半前後に起き、病気でもない限り7時過ぎまで寝ていることはない。手仕事をするにせよ、庭仕事をするにせよ、手元がよく見える太陽光は貴重なので、明るいのに寝ているなんてもったいないことはできないのである。

当然朝ごはんは勝手に先に食べる。ただし寝ている人を起こしては気の毒なので、なるべく音は立てないように気を遣う。ウチはろくに壁もドアもない全体がワンルームのような困った造りで、一階の物音が中二階を超えて二階まで筒抜けに聞こえてしまうような家なので尚更である。で食器を出す時も、冷蔵庫の開け閉めも、なるべく音をたてないように気をつけてはいるのだが、どうも今ひとつコントロールしきれないのが、食器同士がぶつかる音。もっとはっきり言えば、シリアルを食べる陶器のボウルと金属のスプーンがぶつかる音。これが結構うるさい。音を立てまい、立てまいと思っても、どうしても時折はカチャン!と鼓膜に響くような音が発生してしまい、「あやや・・・」と身を縮める。

そんなことを気にして食事の場面を振り返ってみると、陶磁器の器に金属製のフラットウェア(ナイフ、フォーク、スプーン)を使う西洋式の食事では、食器同士がぶつかる音が結構響くような気がする。会食場面ではみなお喋りに身を入れているから余り気にならないだけで、その実ナイフで物を切る時、ナイフが皿にぶつかる音、スプーンがスープ皿にぶつかる音、ナイフとフォークがぶつかる音、別に特に乱暴に扱わずとも普通に食事をしているだけで、けっこう物音がするのである。そして一度気にし始めると、これがまた結構気になる。そして「日本式の食事は静かだったなあ」と改めて思うのである。特に椀と箸。共に木製の場合、物を食べてもほとんど音がしない。陶磁器の飯碗だって、相手が箸なら、乾いた、ほんの微かな物音だけで食事を終えることが可能だ。なんと床しく、優雅であることか。

和食が食卓に並ぶことなどまずありえない私と雪だるまの食事に、箸を登場させる余地は実のところないのだが、朝のシリアルボウルを塗りの椀に変え、ステンレスのスプーンを木製の匙に変えるくらいはできるだろうかと、ちらり考えてみているこの頃である。

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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