選択肢

例の先日予約を変更した病院の検診に行って来た。てっきり腸がん検診の続きだと思って出かけたのだが、行ってみたら乳がん検診の続きだった。9月にやったバイオプシー、精検の結果ガンになるかもしれない細胞が複数見つかったので、1月あたりその部分を摘出しましょうというのだ。マステクトミー(全切除)にするかランペクトミー(部分切除)にするかは、疑わしき細胞の位置と分布状況によるので、これからドクターがラジオオンコロジスト(これ日本語ではなんと呼んでいるのだろう? がん専門放射線医?)と相談して決めるが、ランペクトミーの場合は、もれなく4週間の放射線治療つき。毎日、隣の市の病院まで出かけて、照射を受けねばならないのだそうで。

聞いた私は「えー、毎日、隣の市まで片道30km、往復60km通わなくちゃならないのかぁ? ちょーめんどくさー! 第一そんなことしてたら学校行けないじゃない。せっかく1日3時間、フランス語漬けになる習慣が出来かけてるのにぃ」と思ったが、ウチから車で5分の当町の病院では放射線治療はやっていないそうで、要治療の人は全員、隣の市行き。不便なことである。

しかしよく考えてみたら、まだランペクトミーと決まったわけではなくて、もしかしてマステクトミーとなれば、放射線治療は受けなくていいのである。ただし手術による回復期間は当然ながらランペクトミーより長く、よって学校を休む期間も長くなるので、どっちが得かの判断は難しい。いっぱい切る方が痛いしな。それに、いっぱい切るとジムに復帰するのも遅くなって、ベンチプレスの拳上重量も下がる。うーん、どっちがいいだろう?

と、まるで選択肢があるようなことを書いたが、実際のところ部分切除で済むところを全切除に変えることはできても、全切除しなければならないのを部分切除で済ますことはできないわけで、患者側の選択肢はあまりないのだった。

ちなみに「全く治療を受けない」選択肢はあるか?とも聞いてみたが、ドクターの答えは、全く治療を受けないで放置した場合、将来、がんが発症する可能性は非常に高い。その時、治療可能かどうかもわからない。しかし今なら治療できる。したがって治療することを薦める、というものだった。ついでに雪だるまも「あと20年か30年は君が生きていて欲しいから、治療を受けて欲しい」というので、とりあえず「治療を受けない」という選択肢は放棄した。

なんにしても目といい、臓器といい、人間、50を過ぎるといろいろ病気が発症するものである。この間見たアニメ「Ghost in the shell(攻殻機動隊)」のように、技術が進んで身体のパーツ全部機械で置き換えられるようになれば楽ちんでいいのに。同アニメの主人公、草薙素子さんなんか脳と脊髄の一部以外、全部機械だもんね。かっこいいぜ。ああ、私も義体が欲しい。


kusanagimotoko.jpg


草薙素子さん。まあ、ここまで立派な義体が欲しいわけではないが。
もう少し普通バージョンでいいです。

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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