前開きの服と言われても

今日は予定通りジムに行き、脚の運動4種、腰の運動1種、ストレッチとトレッドミル20分のメニュをこなした。いろいろな筋肉をほぐすことができ、ほどよく疲れて気持ちがよかった。左腕もだんだん上まで上がるようになってきたし、比較的早い回復に「よし、よし」と自己満足。

ただ、「だんだん上まで上がるようになってきた」とは言っても、左腕はまだ360℃自在に動かせるところまでは行っていないので、ふつうのTシャツは着ることができない。なんのかんの言っても腕を上げたり、曲げたり、伸ばしたりしながら着るTシャツ、スウェットの類いは、肢体不自由者のうちは着ることができないのである。入院時のお薦めパジャマが、ボタンなどによる前開き型になっているのはそのためだ。

実は手術日の服装も「ボタンなどで前が全部ひらくもの」と指定され、ふだん頭から被って着るTシャツやセーターばかり着ている私は「どうしよ? そんなの持ってないよ」と困惑。特に困ったのが下着だ。父は冬場よく、前がボタン留めになったラクダのシャツなど着ていたが、ヒー○テック流行りの昨今、女性用の下着で前がボタン留めになったものなど、日本でも見たことがない。まして北米にあるわけはない。考えあぐねた末、ハッと「そうだ、着物がある! 着物なら下着の襦袢も完全前開きだ!」と思ったが、さすがにケベックの田舎の病院で、看護師さんたちが目を丸くする中、襦袢に着物で廊下を歩く気にはなれず、同案は早々に却下。結局、その昔のお仕事シャツを下着代わりに、ジッパー開きのニットジャケット+フリースパーカ+ダウンと重ね着して体裁を取り繕うことにした。丸々着ぶくれておかしかろうと、着物よりは目立たない。

で本日のジムも、いつものつっかぶりTシャツは着られないので、代わりに去年の春だったかに買ったまま着たことのなかったタンクトップを、たんすから引っ張り出して着た。このタンクトップは襟ぐり、袖ぐりとも深くて身頃ゆったり、裾はひらひらなので、左腕が90度くらいまでしか上がらなくても着ることができるのである。しかも青系のサイケデリックな模様にシークインやらスタッドやらのキラキラがいっぱいついていて派手なので、気持ちも上向く。襟ぐりの深さゆえ傷口に貼られたガーゼと絆創膏がちらり見えているが、まあ気にしない、気にしない。明るい雰囲気の服装や小物で術後の気が引き立つのなら、それでいいのである。明日は真紅のしごきを、マフラー代わりにしてみよか。
スポンサーサイト

Pagination

Trackback

Trackback URL

http://gaudynight.blog.fc2.com/tb.php/1525-59620dab

Comment

Amei

わたくしも四十肩で、ただいま服の脱ぎ着に四苦八苦しておりまするー
  • URL
  • 2014/01/15 10:08

らうとら

奥様、四十肩の予防には、やはり適度な運動とストレッチですわよ。お忙しいことは十分承知しておりますけれど、本復なさいましたら、今後の予防にぜひお始めなされませ。
  • URL
  • 2014/01/16 05:43
  • Edit

Post Your Comment

コメント:登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター