今回も無事終了

今回も手術は無事終了。9:00に受付、手術室に入ったのが11:00、次に気が付いたのが午後2:20、雪だるまが迎えに来てくれたのが2:40、家に帰り着いたのが3:00過ぎという感じで、マンモグラフィによる切除位置の特定をしなくて済んだ分、今回の方が病院にいた時間は短かった。ただし、手術室にいた時間は前回の2時間に比べ、今回の方が長かった気がする。単に目が覚めなかっただけかもしれないが、目が覚めた時、前回はなかった点滴もしていたし、同じ手術でも措置が全く同じというわけではないようだ。

しかし麻酔による吐き気なし、組織切除による痛み極少なのは前回と同じ。しかも何だか左腕の可動範囲が前回より大きい感じで、日常の動作に余り不自由がない。術後3日目の今ですら、左腕が水平90度まで上がるのだ。料理などしていても傷に響く感じがしないし、なかなか快調でうれしい。

ところで今回おもしろかったのは、全身麻酔が低体温を引き起こすということを知ったこと。手術当日、家に帰ってきてひと眠りして起きたら、なんだか妙に身体がほてっている感じがする。「はて、熱でもあるのか?」と体温を測ってみたら、体温計が示した温度は34.9℃。朝、病院に行く前に測った時は36.8℃、病院受付で測った時は36.3℃だったのだから、34.9℃というのはいくら何でもおかしい。さっき水を飲んだばかりだから、それで口内の温度が下がっているのかもと思い、今度は舌下ではなく、昔の日本式に脇の下で測ってみた。そしたら何と34.2℃。以前から自分が同情心に乏しい冷たい人間であることは自覚していたが、それは感情、心情面での話で、体温は人並みだったはず。さては体温計の電池が消耗しているか?と、今度はちょうど通りかかった雪だるまに体温を測らせてみた。すると、ピピピと鳴った体温計が示した温度は36.2℃。ふつうである。なんで? なんで私の体温だけ低いの? 別に寒い部屋にいるわけじゃなし、暖かいベッドの中にいて、なぜ体温が平熱より1℃以上も低いの? と俄然興味がわき、さっそくネットを検索。するとありました、ありました、回答が。

ほとんどコピペで紹介させていただくと、
通常の状態では、身体の中枢温は37℃、四肢は30℃前後だが、麻酔により末梢血管が拡張すると四肢の血流がよくなり、上が熱くて下が冷たいお風呂をかき混ぜた時のように、中枢温は下がり、四肢の温度は上がる。
その後、血流がよくなった四肢から体温の放出が起こり、さらに体温は低下する。
一方、麻酔により体温調節中枢は抑制され、筋肉の活動も抑制されるため、熱の産生も抑制される。
これらの機序により、体温は低下する。
だそうであります。

いやー、実に論理的。わかりやすい。うれしくなるほど、すっきり。

納得してより面白くなったので、その後目が覚めるたびに体温を測ってみたが、午後9時頃が上記の34.9℃、午前0時頃が35.2℃、午前3時頃が35.6℃、午前5時頃が35.8℃と、35℃台ではあるが、確実に上昇。(全麻の影響で眠かった割には、月曜夜はしょっちゅう目が覚めていた)
そしていつものように朝6時半、外が明るくなって目が覚めた時には、体温は36.2℃と、私にとっての平熱に戻っていた。ふうん、体温調節機能が通常に戻るには、術後12時間以上かかるのか、ふうん、という感じである。

そういえば1回目の手術の時は、手術室から出たとたん目が覚め、がたがた震えるほど寒くて看護師さんに毛布を2枚掛けてもらったことを思い出した。あの時は室温が低い割に、こちらはホスピタルガウン1枚なので寒かったのかと思ったが、あれも実は低体温だったのかもしれない。

なんにしても、新しいことを1つ知って、大変おもしろかった。
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Comment

Amei

無事終了されまして良かったです。

私は下半身の麻酔をかけられた時、血圧がすうぅっと下がって意識が遠くなり、周りがバタバタバタっと慌てだしたのを覚えています。そしてその後二日間は低体温でした。同じ麻酔をかけられた隣のベッドの患者(その病院の看護師さん)が、麻酔の副作用でげーげー吐きっぱなしなのを見て、「体温が低いくらいで済んだのは天に感謝」と思ったことを覚えています。
  • URL
  • 2014/03/10 10:41

らうとら

ほんと気持ち悪いのはいやですよね。激烈に痛いのもいやだけど、こみあげてくる嘔吐感と戦うのも大変難儀であります。手術後で体力堕ちてる時には特に。

麻酔によって嘔気や嘔吐を催すのは女性に多いとどこかで読んだような気がしますが、今は吐き気止めの薬とかもあるはずだから、麻酔薬といっしょにそれを入れてもらって、嘔気ゼロで目覚めるのが、やはり理想でありましょう。
  • URL
  • 2014/03/11 09:44

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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