ホルダー、盗まれる!

  • 2014/06/15 22:21
  • Category: 動物
一昨日の晩、我が家の軒先からスエット・ホルダーが消えた。盗まれたのである。

スエット・ホルダーというのは1種のバードフィーダーで、いろいろなデザインがあるが、ウチのは木製、直方体で各側面に2つずつ、計8個の穴が開いていて、そこにスエット(牛脂に雑穀やヒマワリのタネなどを混ぜ固めた鳥のエサ)を詰めて使うタイプ。特にキツツキがこのスエットを好むので、ウチでは年間通してデッキの梁から吊るし、大小のキツツキが来てはこれを突くのを楽しく見ていた。


これです。これは新しいのですが、古いのも全く同じ形。

IMG_4308.jpg


それが一晩のうちに消えたのである。実はその前から、ハミングバードフィーダーの中の砂糖水が一晩で空になるという事件も起きていた。最初の時はちょうど激しい雷雨があった晩だったので、風でフィーダーが揺れて中の砂糖水がこぼれ、空になってしまったのかと思ったが、その次の晩は穏やかな夜で、雨もなければ風もなかった。それなのに夕方いっぱいにしたフィーダー2つが2つとも、翌朝には空っぽになっていたのである。

ハミングバードフィーダーはその名の通りハミングバード用なので、ハミングバードの針のように細いくちばしが入る程度の穴しか開いていない。したがって他のくちばしが大きく太い鳥は飲むことができないし、リスやシマリスがフィーダーからぶら下がって舌で舐めとるのも難しい。となると犯人は、フィーダーを傾けて穴に口を添え、砂糖水を飲むことができる器用な手を持った動物、しかも砂糖水がなくなっているのは夜なので、夜行性。この条件に当てはまる動物といえば…
「アライグマだ!!!」

アライグマはずいぶん前に一度、庭の隅をうろうろしているのを見たことがあるだけで、その後ちらとも姿を見かけなかったのだが、どうやらまたウチの近くに出没し始めたらしい。林や森が点在する田舎住まいの身では、野生動物の出没、徘徊を阻止する手立てはないが、しかしまさか毎日、毎日、アライグマ(?)のために500mlの砂糖水を用意する気にはなれない、ということで、その日から夜はハミングバードフィーダーを家の中に入れることにした。

そうした矢先、今度はスエット・ホルダーを盗まれたのである。デッキの梁から吊るした紐にS字フックで引っかけてあるホルダーを外して持ち逃げできるのは、これまた自在に動く器用な手を持った動物しかありえない。手のない鳥には不可能だし、リスやシマリス、隣家の猫にしたところで、まさか30cmくらいもある木製のホルダーを口にくわえて逃げるとは思えない。(シマリスなんか、大きさの比較で言えば人間が30階建ての高層ビルを背中に担いで逃げるようなものである。そんなことができる人がいたら、お目にかかりたい) 

アライグマ君、砂糖水が飲めなくなったので、代わりに栄養たっぷり、高カロリーのスエットを持ち去ったのだろうが、それにしてもホルダーごと持って行かなくてもいいのに。まさかホルダーまで食べたはずはないから、どうせ裏の林のどこかに落ちているのだろうが、木がいっぱい、蚊もいっぱいの裏の林に入ってホルダーを捜すのは骨だぜ。やれやれ。


Racoonよ、犯人は君だろう、ネタは上がっているのだ。速やかにホルダーを返したまえ。

baby-racoon.jpg

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Amei

お話長くなりますがお許し下さい。

本邦(私達にとってはもはやどこだ?という語彙の単語)においては『あらいぐまラスカル』の残した印象で可愛い動物扱いのアライグマですが、生息地においては害獣とされることも多いと聞きました。力が強く器用な上に頭がいいんですね。日本でもペットととして購入したものの飼いきれず、そのへんに放してしまう飼い主がいて問題になっていると聞きます。

友人宅では、大きさと凶暴性のせいで飼いきれずに安楽死のために動物医院に持ち込まれたまま保護されていたアライグマを引取り、老衰による自然死まで十数年飼っていました。アライグマの食べ物を洗うしぐさは警戒心の現れだそうで、安楽死を待っていた凶暴アライグマは数年のうちに、飼い主家族に可愛がられておいしいエサをぱくぱく食べる「洗わないグマ」になってしまいました。

脱走されると近所迷惑なので檻から出す際には必ず鉄の鎖をつけていたそうですが、出すたびに庭に放し飼いの犬のところに行き、相撲をとって遊んでいたそうです。
  • URL
  • 2014/06/24 13:10

らうとら

アライグマ君、顔はかわいいんですが、性質がねえ。ヒトとの共存は難しい性質をお持ちで(と書いて、あ、これって誰のこと?と一瞬己が身を顧みる)、しかもおっしゃるとおり頭がよくて器用なので、いろいろ大変なのであります。
害獣と言って嫌うのも、寵物と言って可愛がるのも、みんな人間の都合でしかないんですけどね。

犬と相撲を取るアライグマとは、なんとほほえましい。そのお宅では、なんて呼ばれてたんでしょうね。可愛がられて一生を終えられてよかったです。
  • URL
  • 2014/06/27 11:19

Amei

名前は「グマ」でした。犬の方は「シンフー(幸福)」。どちらもすでにみまかりました。
  • URL
  • 2014/06/30 16:11

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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