夏の鳥

  • 2014/07/11 11:23
  • Category: 動物
最近、スエットの減りが激しい。冬の間は一度詰めれば1週間くらいはもっていたスエットが、この頃は2日ほどで4つの穴とも空になる。ひどい時には朝詰めたスエットが、夜にはきれいさっぱり空っぽになっている。まったく呆れるほどの鳥たちの食欲である。

ひとつには夏は子育ての時期で、スエット大好きのキツツキたちが子ども連れでやって来ては、ピィピィと大きな口を開けてうるさくエサをねだるヒナたちに、親がせっせと口移しでスエットを与えているからなのだが、ヒナと言ってももう大きさは親鳥とおなじくらいに成長している彼らは実によく食べる。途中で親の方がくたびれ果てて、ヒナの口にエサを運ぶのを小休止するくらいよく食べる。人間の家だったら身上が潰れかねないほどの食欲だが、頭でっかちで羽もまだぼわぼわしているヒナたちがエサをねだる様子は実にかわいらしいし、くたびれたお父さん(子連れでやってくるのはどういうわけだかオスが多い。キツツキのオスは頭に赤い斑点があるので、すぐわかる)が、自分と同じくらいの大きさのヒナにせがまれるまま、スエットを突つき取っては与えているのも面白く、見ていて飽きないので、私と雪だるまはエサの減りの速さを嘆きつつも、せっせとスエットを詰めているのである。

ただ、旺盛な食欲を発揮しているのがキツツキ親子ばかりならよいのだが、実はもう1種、グラッコー(grackle/クロムクドリモドキ)もスエットが大好きで、集団でやって来てはスエットを攻撃するので困る。

このグラッコー、体長30cmくらいの黒い鳥で、ちょうどカラスを小型にしたような感じ。啼き声もカラスとよく似ていて、ギャッギャッというだみ声である。それが上にも書いたように、たいてい5、6羽から10羽くらいの集団でやって来ては、スエットやピーナツを漁って行く。

鳥たちのために置いているバードフィーダーなのだから、鳥ならどんな鳥が食べてもいいはずではあるのだが、どうもこのグラッコーだけは歓迎する気になれない。たとえば小さい野鳥たちのためにエサを置いておいたら、カラスが集団で来て残らず食べてしまったというような状況を想像していただきたい。私たちが今ひとつ歓迎できない気持ちでいるのも、お分かりいただけるかと思う。

というようなことを言うと、野鳥連合あたりから「鳥種差別主義者!」とか「羽色や大きさによる差別ハンターイ!」とかの非難の声が上がりそうだし、実際私たちも「こんな風に差別するのは、よくないかなあ」と思いはするのだが、そうは言っても小さい黄色い鳥や青い鳥が庭を飛び交っているのはなかなかよいものだが、大きな黒い鳥が庭のあちこちに止まっているのは、不吉というか不気味というか。しかも啼き声がギャッ、ギャッでは、凶々しさに拍車がかかる。真っ黒なのも、啼き声が悪いのもグラッコー自身には責任はないのだけれど。


Grackle君 よく見ると首のあたりは玉虫色に光っていてきれい

grackle.jpg

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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