「赤ナプキンちゃん」

  • 2015/03/14 23:04
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梨の木さんが紹介していらした「Le petit napperon rouge」、PDF版を印刷して読み始めてみたらこれが面白くて、♪止められない止まらない♪ のかっぱえびせん状態。ふつうフランス語の文章は、辞書を引く回数が半端でないこともあって30分も読むとくたびれて「後はまた明日・・・」とか思ってしまうのだが、この「赤ナプキンちゃん」はその倍の1時間くらいはつっつける。お話の続きが知りたくて、ついつい「あともうちょっと」と渋る目をなだめつつ、読み続けてしまうのだ。昨日も頑張って読んで、あと2ページのところまで漕ぎつけた。A4、2段組みで7枚のお話なのだからフランス語が母語なら小学生の子どもでも1時間ほどで読めてしまうところだろうが、私は今日ですでに3日目。カタツムリも驚くのろさである。

でも、いいのだ。もしこれを読み終われれば、この「赤ナプキンちゃん」は私がフランス語で完読できた記念すべき第1冊!になるのである。今まで授業や何かで、大きな活字で2、3ページ程度の超短編は何作か読んだが、“本”を読み終えたことはなかったのだ。(去年の夏、世界の定番、みなさまの愛読書「星の王子様」に挑戦したが、全然面白いと思えなくて2ページくらいで挫折した。あの話は私には向かない)なので、これを読み終えることが出来れば、仏語完読第1作! じゃじゃーん!!である。

思えば日本語で完読した最初の本は何だったのか、今となっては余りに昔過ぎて記憶のカケラすらない。英語も思い出せない。学校で読まされたのは別として、自分で完読した最初の本はロバート・B・パーカーあたりか。それとも「足長おじさん」か。中国語は、広州の本屋で買った誰かの小説だろうが、これも記憶になし。当時、中国は本が安くて、邦貨20円も出せば本が1冊買えたのである。表紙のカラー印刷は安っぽかったし、使われている紙も呆れるほど粗雑ではあったけれど。

それはともかく、この「赤ナプキンちゃん」、面白いので、毎晩その日読めたところまでを、雪だるまに音読してあげている。もちろん、発音練習を兼ねてのことである。フランスのフランス語なので、彼が聞いたことのない単語や言い回しもままあるのだが、全然意味がわからないなんてことはないので、まあだいじょうぶなのだ。それにお話が面白いので、私が超下手くそに読んでも、勘所では笑ってもらえる。私は関西人ではないが、笑いを取れるとなんだか嬉しくて、「また明日も読もう!」と頑張る気になる。実はさっきも、朝ごはんを食べながら少し読んだ。とうとう憲兵が登場。おばあさんが作っているサラダ菜の上にトラックを停めてしまったりしていて、さてどうなることやら。生きて帰れるんだろうか、この憲兵たち。
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  • 2015/03/22 19:23

loutra

コメントをくださったY***さま
「To Kill a mocking bird」とは、それはまた結構な趣味ですな。私は映画は見ましたが本は読んでいないので、次の機会に聞いてみます。ハリポタは失業時の暇つぶしに読みましたが、何しろ歳が歳だったもので、少年少女たちほどには夢中になれず。ナルニアも呼んだのが高校生になってからだったので、ちょっと遅きに失しました。それぞれの本が本来の光を放つには、ふさわしい年齢というのがあるのかもしれません。
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  • 2015/03/24 21:53

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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