音読は時間食い虫

  • 2015/05/16 21:27
  • Category: 言葉
そういえば最近、全然編み物をしていない。
編みたくないわけではなく、第一クラスメートに頼まれたカーディガンもあるから
編まなくてはいけないのだが、昼間ジムと学校に行って、合間に庭仕事をし
夜は夜で、その日の音読の準備&本番をやっていると
編み物をする時間が、まったく取れないのである。

特に「音読」というやつ。
例の『L'odeur du café』はめでたく読み終わり
(これは初級者にも読みやすく、かつ読んで楽しい本である。おすすめ)
1週間ほど前から、『L'oeil du loup』に入っているのだが、
活字の大きい、子供向けの本だから少しは楽になるかと思ったら、大間違い。
大人用の文章より、口語に近い子供用の文章の方が、
外国人にはよほど難しいのであった。

おまけに「loup(オオカミ)」の話なのだから当然だが
そこら中に「loup」という単語が出てくる。
私が最も苦手とする「u」の音が入った単語である。
「souvent(しばしば)」で引っかかり、「fou(ばか)」で引っかかり
「amoureux(恋人)」でぼこぼこにされた、恨みの「u」である。
日本語の「う」と似ているくせに、「う」で代用しようとすると
「ちがうー、その音じゃないー」と即座に言われる「u」である。
それが山ほど出てくる。

そしてこの間は、そのただでさえ面倒な「u」の上に
同じくらい苦手な「r」と「y」がてんこ盛りで加わる単語が出てきた。
「fourrure(毛皮)」がそれである。
「うーん、これは難関であるぞ」と思ったので
発音御指導サイト Forvo でさんざん練習し
「うん、出来た!」と思って階下の雪だるまのところへ行ったのに
その箇所に差しかかったとたん、「え、今、なんて言った?」とストップがかかって
あっけなく撃沈。
雪だるまの指導の下、新たに何度も発音練習をしたのだが
「fu」が出来ると「ry」ができず、
「ry」が出来ると「fu」が出来ないという具合で
結局その夜は、OKがもらえる発音は出来ずじまいだった。
恨みの「fourrure」

雪だるまに言わせると、一般的に言って日本人は
「f」の音がはっきりせず、「h」と「f」の中間で発音していることが多い。
君の「f」も同じ。歯と唇の間を息が抜けて行く時の摩擦が弱い、んだそうである。
理屈はわかったが、理屈がわかったからと言って即座に発音できるものではない。

ついでに「u」については例のV君が、「日本語で“新宿”という時の
“じゅ”の音は、唇がかなり丸くなっていて、フランス語の“u”に近い」と言っていた。
彼はワーキングホリデーの資格で日本をうろうろしていた間、
新宿のどこかで臨時にフランス語を教えていたことがあって、
その時の経験だそうである。
なるほど、日本語で“しんじゅく”と言ってみると、
確かにかなり唇が丸められ、しかも前に突き出されている。
フランス語で「u」を発音する時の唇の形に非常に近い。
(というか、私には全く同じに見える)
がしかし、この唇の形で「f」の摩擦音を出すのは、相当に困難。
さて、どうしよう?

なんてやっていると、1時間や2時間はすぐに経ってしまい
ついでに読む前には当然、新出単語の意味調べもやるので
1日数ページ読むだけの音読でも、軽く2~3時間は必要、
ということになってしまうのである。

まあ、それでも面白いから続けているのであるが
うーん、クラスメートのカーディガン、どうしよう?
もう、夏になってしまうー。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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