家具屋

  • 2015/08/28 00:11
  • Category: 雑記
愛用のソファがかなりくたびれて、座り心地が悪くなってきた。座面のクッションがへたれて、座るとずうんと沈み込むので、腰に来る。

このソファ、私たちがこちらに引っ越したばかりで、まだ家具もろくにそろっていなかった頃、お義父さんが「座るものがないんじゃ不便だろう」と言って、地下室から掘り出してくれたものである。私たちは有難くお借りして、注文した家具が届くまでの3、4か月、このソファを居間に置いて、映画を見る時などに使っていた。

そして注文した居間用のソファが届いてからは階下のフランス窓の前に置き、昼間の私の定位置として、読書もコンピュータ遊びも編み物も、もっぱらこのソファでこなしてきた。たぶん1日のうち数時間は、このソファに座っていると思う。座っていないのは寝ている時と居間で映画を見ている時、夜、机に向かって勉強している時くらいである。

しかしながら地下室から掘り出されたくらいだから、お義父さんが貸してくれた時点でこのソファはすでにかなりくたびれていて、それから4年経った今では、そのくたびれがほぼ限界に達したものと思われる。なにしろよく座っている真ん中だけよれよれにへこんで、下手に座ると身体が斜めになるのである。

私たちはもちろん代わりのソファを探すべく、機会あるごとに家具屋を回って手頃なソファはないかと物色し続けて来たのだが、どうもこのあたりの家具屋にあるソファは革張りのどっしりと重厚なものか、あるいは逆にいかにも安っぽい、1、2年で壊れてしまいそうなものしかなくて、とてもお金を出して買う気にはなれず、とうとう4年経ってしまった。

しかしもうこのソファも限界。で、この夏、例の狼男小路の叔母さんちに行く途中、代わりの物を見つけようと、モントリオールの家具屋、4年前、居間用のキャビネットやコーヒーテーブルを買った家具屋に寄りこんだ。この家具屋、Maison Corbeil は、ウチの近所の家具屋にはない、シンプルでモダン、すっきりしたデザインだが安っぽくはない家具が、いろいろ揃っているのである。

たとえばこれ(↓)などは、私も雪だるまも好きで、行く前に同店のサイトで見た時には「これにしようか?」と言っていた。ただし、実際に店頭で見てみたら、フランス窓の前に置くには大きすぎて(なにしろcanapé-lit=ソファ・ベッドだから)断念。結局、1階と2階、2層の店内をさんざんうろうろした挙句、私はソファの代わりに肘掛のない一人がけのローチェアとキャスター付きの小さいサイドテーブルを選んだ。考えてみれば、どうせ私一人しか座らないのだから、別にソファである必要はないのである。ただしコンピュータや本、マグカップを置くスペースは必要なので、サイドテーブルをプラス。届くのは11月である。


canape-lit.jpg

このほか雪だるまは、ベッドルームに置く安楽椅子とコンソールも選んだ。これらもずっと探していたが、気に入るものが見つからないでいたのである。この店は本当に私たち好みの家具が多くて、見ていて目が輝いてしまうが、洋服や本などと違い、1つがそれなりのスペースを必要とする家具などそんなに買い込むわけにはいかず、だから見るだけ。でも見るだけ、触るだけで幸せになれる店ではある。

実は行く途中にこの店に寄った後、帰りにはIKEAに寄ったのだが、Maison Corbeil を見た後のIKEAは何とも魅力に乏しく、2、3の細かいものだけ買って、まったく後ろ髪を引かれることなく帰って来た。IKEAはやっぱり、若い人たちのための店かもしれない。店全体が、“希望にあふれた若いカップルの未来を夢見る輝き”に満ちている雰囲気で、年寄りは遠い目になってしまう。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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