ぼちぼち

  • 2015/11/22 10:31
  • Category: 雑記
目と頭の調子が悪くて、しばらく更新が途絶えておりました。
少しましになりましたので、またぼちぼち始めます。

水曜日、『Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran』を読み終えた。読み始めたのが10月18日だから、ちょうど1か月。基本的には1日おきに5ページずつ音読していたのだが、雪だるまの仕事が忙しい日は音読はお休みなので、正味60ページ程度の本に1か月かかったわけ。
でもこの本は、無理やり読んだ『80日間世界一周』とは違い、読んでいてとても楽しかった。モモにかけるイブラヒムおじさんの言葉が、心の底からの静かな愛情にあふれていて、読んでいるこちらまでやさしい気持ちになれるのだ。最後、再開したお母さんとのやりとりもいい。
この間見た同じ著者の映画『Oscar et la Dame Rose』も、死んでいく子どもが主人公ではあるけれど、からりとしたユーモアと、死んで行くことを悲劇にしない力強さが印象的だった。これから色んなことができたかもしれない子どもが死んで行くのはそれだけで十分悲しいのだから、これでもかというようなお涙頂戴的な演出など、ない方がいい。
それにしてもEric-Emmanuel Schmittという人、戯曲、小説、映画と実に多才で羨ましい。

金曜日、天気がよかったので散歩に出た。林の中を歩くのに飽きたので、ふと思い立って墓地を散策。隣の村との境にあるCimetière St. Michelは高い針葉樹に囲まれた広大な墓地で、いつもはその真ん中を通る並木道を歩くだけなのだが、今日は墓地の中に入り、墓石を見て歩いた。町の真ん中にある墓地とは違いこの墓地は新しいので、碑文も読めないような苔むした墓石はないが、それでも亡くなった人たちの名前を読んで歩くのは面白い。私が見た限りでは眠っているのはほとんど全員、Boisvert、Gélinas、Cotéなどフランス系の名前の人たち。たったひとつ、XXXskiという名前の墓石があったが、東欧かロシアあたりからの移民だったのだろうか。
墓地の中は、ひとつひとつの区画が広い家族用、1人が眠るだけの個人用、ヘッドストーンがなく、銘盤だけのエリアなど、いくつかに分かれている。片隅には、幼いうちに亡くなった子どもたちの墓石が並ぶエリアもあった。そのうちの一つの墓石の前には、小さいワニのぬいぐるみが置かれていた。2歳くらいで亡くなった男の子らしい。生前、そうした小さいおもちゃが好きだったのかもしれない。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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