『Tarte aux guimauves, aux bananes et au chocolat』

まだ仏語教室に通っていた頃のある日、クラスメートのファラが
料理の本を2冊、私にくれた。
どちらも御主人からのプレゼントだったらしいが
「他にいっぱいあるし、うちではあんまり使わないから」と言って私にくれたのだが、
1冊は昔の百科事典並みの大きさで、厚さも3センチくらいある
ケベックで定番および人気のメニュを集めたらしい本。
前菜、スープからサラダ、赤身肉、白身肉、家禽に魚介
米、パスタ、ソースにディップにサンドイッチ、ピッツァ、デザートと
あらゆる料理が網羅されているが、アルファベット順の料理名だけで
10ページもあるだけあって、ずっしりと重くて片手では持ち上げられず
ぱらぱら見るにも大部すぎて、使いやすさという点では今ひとつ。
おかげで貰いはしたものの、一度ざっと目を通したきり本棚に置きっ放しで、
中のレシピを試したことはない。
ファラも、この使い勝手の悪さを嫌ったのかもしれない。

そしてもう1冊はチョコレートのデザートばかりを集めた
『Le Chocolat : DIVINEMENT DÉCADENT!』。
こちらはほどほどの厚さで扱いやすく
しかも載っている写真がどれもよだれが出そうにおいしそうで
ついつい熟読玩味し、熟読すると今度は作ってみたくなって
いくつか試した。
私も雪だるまも日ごとに脂肪を蓄積しつつある身なのだから
こんなものを作ってせっせと試食していてはいけないのだが
デザート類の誘惑には情けないほど弱い私たちなのだ。

でその試してみた中のひとつ、先日の合同お誕生会用に作った
『Tarte aux guimauves, aux bananes et au chocolat』が
割合かんたんで、しかもおいしかったので、以下に作り方を記す。
2005年にモントリオールで発行された本で、
ア○ゾン・カナダですら、すでに中古でしか手に入らないので
著作権については、請ご容赦ということで。

マシュマロとバナナとチョコレートのタルト

作り方(注:カナダの1カップは250ml)
1. ボールに細かく砕いたチョコレートビスケット1カップ半、溶かしバター1/4カップ、ブラウンシュガー1/4カップを入れてよく混ぜ、タルト型の底と側面にきっちり敷く
2. 鍋に牛乳175ml、ミニ・マシュマロ3カップを入れ、火にかけてマシュマロを煮溶かす
3. タルトの底に、バナナの輪切り2本分を並べ、その上に煮溶かしたマシュマロを注ぐ
4. 冷蔵庫で3~4時間冷やす
5. 食卓に出す時、表面にコポ(くるんと丸まったチョコの飾り)を飾る

このタルト、実は作ったのは雪だるまで、私は最後のコポを作っただけ。
(うちは料理は私、デザートは雪だるまの担当なもので)
レシピにはないが、彼はタルト生地にジンジャー(パウダー状)を混ぜ、
バナナの薄切りの上にシナモンを振っていたもよう。
スパイシーなのがお好みなら、それもよいかも。
ついでに、菓子にはよくあることだが、味がなじむせいか
作った当日より翌日の方が美味しかった。

ちなみにコポ(copeaux;おがくず、削りくず)の作り方は、以下の動画をどうぞ。
私は作る前にこれを見なかったので、私のコポはくるんと丸まらず、
文字通り単なる削りカスにしかなりませんでした。
ま、味はたぶん同じですがね。

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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