オハナシと食べ物

  • 2010/08/03 15:09
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土日ヒマだったので久しぶりに藤沢周平さんを読み返した。やや軽薄ながら、からりとした明るさが読んでいて楽な神名平四郎が主人公の『よろずや平四郎活人剣』。 藤沢さんの市井物は“しみじみ”という言葉が似合うものが多いが、夏枯れで頭も心も沈みがちのこの時期に“しみじみ”ものを読むと枯れがいっそう進みそうな気配がしたので(事実、『本所しぐれ町物語』は途中でギブアップ)、これにした。このオハナシは主人公格の3人が、ともにまあだいたいハッピーエンドになるのも有難い。


それにしても時代小説を読むと餅菓子が食べたくなるのはなぜだろう? 別に話の中にひんぱんに餅菓子が登場するわけでもないのに。これはきっとミス・マープルを読むと紅茶とマフィンが食べたくなり、ジェシー・ストーン・シリーズを読むとウィスキーが飲みたくなり、ヴィク・シリーズではイタリア料理が食べたくなり、ハンナ・スウェンセンはクッキーが食べたくなるのと同じ作用が働いているのだと思う。意地汚い私の脳の中では、食べ物とオハナシが分かち難く結びついているのだ。


ただ、今のところ「これを読むと上等の寿司が食べたくなる」シリーズを見つけていないのは幸いである。日本にいるのならともかく、ご当地でそんなことになっては目も当てられない。


ところで昨日ベンチで125ポンドを挙げた。この重量を挙げたのは、ほんとにひさーしぶりである。このままいけば、また135ポンド挙げられるようになるかもと一瞬思ったが、考えてみたら明日から雪だるまがいなくなるので、私のトレーニングも中だるみ。3週間の不在中、私の挙上重量が進歩することはまずないだろう。進歩は9月、奴が戻ってきてからだな。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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