春のきざし2 復活祭

私は長い間、復活祭といえば子羊かと思っていたのだが、このあたりではどうやら復活祭=ハムらしい。もちろん家族の好みで他のものを食卓に載せるお宅もおありだろうが、少なくともハムが復活祭の定番メニュのひとつであることは間違いないらしく、そのためか週末に復活祭を控えた先週は、この町にある4軒のスーパーすべてで、ハムを目玉商品のひとつに挙げていた。

ただしここで言うハムは、パンに挟んでサンドイッチにするような薄切りタイプのものではなくて、本来のハムであるところの豚もも肉、どーんと1~2kgはあるような骨付きの固まり肉の方である。これが先週は、スーパー各店で1ポンド1~1.99ドルくらいと超お買い得になっていて、ウチでも買い物のついでに2kg超のをひとつ、仕入れてきた。ベジの雪だるまゆえ、ふだんウチではこういうものは買わないのだが、今年は復活祭の会食をウチでやるのか、お義父さんちでやるのか、この時はまだ決まっていなかったので、念のためひとつ買っておいたのである。

ところが復活祭初日の金曜日お義父さんが来て、会食はお義父さんちでやるという。ただし今日買い物に行ったらハムはすでに売り切れだったので、主菜を何にするかはまだわからないと。ここまで聞いて私は「それならウチにあるハムあげます!」と、にっこり。2kgもある塊り、私一人ではとても食べきれないし、お義父さんに使ってもらえるなら、その方がずっといいからである。

で、お義父さんは日曜、朝10時から調理開始。ハムは低温でじっくり焼くのがコツなんだそうで、オーブンに入れてもだいじょうぶな鍋に、塊りのままのハムとビール2本(小瓶)、メープルシロップ1缶(540cc)を入れて蓋をし、200°Fのオーブンに入れて6~7時間。焼きあがったハムは、メープルシロップのせいかほんのりと甘く、フォークでほろほろと崩れるほどやわらかい。肉塊大好きのジェリー絶賛の美味しさだった。私ももちろん、大満足。「いやー、お義父さんにハムを渡して大正解だった」と、心の中で我が決断を自画自賛。

だってたとえ材料は同じでも、私が料理したのではこんなに美味しくはならなかっただろうから。ハムを焼くのは初めての私と、50年以上ハムを焼いているお義父さんとでは、そもそも勝負にならないのである。それにウチには、オーブンOKの鍋はない。クロックポットで加熱したのでは、やはり出来上がりは違うだろうなあ。
スポンサーサイト

Pagination

Trackback

Trackback URL

http://gaudynight.blog.fc2.com/tb.php/1806-776d6922

Comment

Post Your Comment

コメント:登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター