正露丸の代わり

香港にいた頃は、距離的、文化的に近いせいか
食べ物でも薬でも文房具でも何でも日本製品が溢れていたので
そうしたければ何の問題もなく、ハウスのカレールウでカレーを作り
パイロットのHI-TECやぺんてるのシャーペンで字を書き、
湿疹にオロナインを塗り、腹痛に正露丸をのむことができたが、
カナダの田舎に引っ越して5年、いまや身の回りで見かける日本製品は
車と家電くらいになってしまった。
ドラッグストアに行っても、ロート目薬も太田胃散も、なーんにもない。
文房具屋に行っても、三菱ユニもトンボ鉛筆も、なーんにもない。

最初はいやはやと思ったが、ないものはないのだから仕方ない。
食べ物は、もともと和食はほとんど作らないから
1年に1回くらいモントリオールに出かけ、アジア食品店で
料理用酒と味噌と味醂を仕入れてくれば何とかなるし
(さすがに醤油はこの田舎のスーパーにもある)
シャンプーや基礎化粧品は諦めて北米ブランドで手頃なのを
試行錯誤の末に見つけたし、
諦めきれない文房具は、ネットで日本のを手に入れたし、
薬も、これがなくては生きていけない頭痛薬は
もともとイブプロフェン命!で、
北米製の方が日本製より1錠当たりの含有量が多いので
(たとえばエスエスのイブA錠は2錠で150㎎、北米のAdvilとかは1錠で200㎎)
香港時代も北米製を愛用していたくらいだし
だからだいたいは日本のものがなくても何とかなっているのだが
唯一、代わりを見つけられないでいるのが正露丸。

私の胃腸はどちらかといえば頑健で、
少しくらいおかしなものを食べても、下痢や腹痛を起こしたりはしない。
だから日常的に正露丸のお世話になっているわけではないのだが
それでもたまにはお腹がしくしくするとか、どうもお腹がゆるいということがある。
そういう時、この100年以上の歴史を有する、天下の常備薬は
副作用など過剰に心配せず、安心して飲むことができ
しかもそこそこ効き目があるので、大変便利なのである。
お仕事時代の出張にも、頭痛薬と正露丸は必ず携帯していた。

だから香港を離れるにあたっても、正露丸は普通のと糖衣のと
2種類贖い、こちらまで携えて来たのだが、さてその大事な正露丸も
5年経ってそろそろ賞味期限というか、有効期間が切れかけてきた。
まあたとえ有効期間が過ぎても、半年くらいならまだだいじょうぶかなあ
という気もするが、しかし有効期間の過ぎた薬を飲んで
効かないだけならまだしも、より調子が悪くなったりしたら本末転倒。
まったく馬鹿馬鹿しいことになってしまうので、
できればこちらで同じような薬を見つけたいのだが
北米で「飲み過ぎ、食べ過ぎ、食あたり、下痢、腹痛」のとき
飲む一番ふつうの薬って、何なのだろう?
関節痛のとき飲むアスピリンくらいしか薬と縁のない雪だるまは
「知らない」とそっけない。
この次ドラッグストアに行った時、じっくり胃腸薬の棚でも見てみようか。
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Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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