雨水桶

去年、庭にひとつ、雨水桶を設置した。
うちの町には使用量に応じて徴収される水道料というものはないし
(水道の費用は固定資産税に含まれているんだそうである)
スプリンクラー等の自動散水ではなく、手でホースをもって散水している分には
花壇や芝生への水遣りに制限はないのだけれど
そこはそれ、晴天が続いて水不足が懸念されているときに
水道からじゃあじゃあと気前よく庭に水撒きするのはどうも気が引けるので
そんなら雨水を溜めるタンクを置いて、その溜めた雨水で
心置きなく水遣りをしようと考えたのである。
町も節水のため各家庭での雨水桶の設置を奨励していて
町内の店で雨水桶を買うと、いくばくかの補助金も出る。
どうせなら補助金の出るうちに買おうと、
去年、町内のホームセンターに出かけ、台と合わせて購入したのである。

うちが買ったのは、いかにも“桶”といった感じの樽型ではなく
外壁の色に合わせたこんなタイプ。

高さは1m.くらい。190L入ります。
上部にくぼみがあって、このように植物を置けるようになっています。


waterbarrel.png


写真でお分かりの通り、中ほどと下部と2か所に蛇口がついていて
そこから溜めた雨水を取り出せるようになっている。

で肝心の雨水はどこから入るかというと
上部にフィルター付きの取水口があって
雨樋から落ちてくる水を、ここで受けるようになっているのである。


waterbarrel2.png

フィルターがついているのは、水と一緒にゴミが入って
蛇口が詰まるのを防ぐためと思われる。

雨樋から落ちてくる水を受けるのであるから
桶は雨樋の下に置かなくてはならない。
ふつう家の周りには、少なくとも4、5本の竪樋が屋根から伸びているが
うちでは花壇や畑への水遣りの都合から考えて、
デッキのそばの雨樋の下に置くのが一番便利と
周りの白アジサイを少々整理して場所を空け
ジム仲間の雨樋屋さんに、ちょうどよく取水口に雨が落ちるよう
雨樋の長さを調整してもらって、めでたく設置完了。
雨降りが少し楽しみになったのだったが、
ある日ある時、雨の降る中、家の周りを一回りして気が付いた。
同じ屋根から伸びる雨樋でも、場所によって流れる雨水の量がものすごく違うのである!

うちの周りには都合5本の竪樋が外壁に沿って走っているのだが
巡って見ると、一番水量が多いのは右手ガレージ横の大屋根からの竪樋。
その次に多いのが、左手奥、日陰側の竪樋。
そして残りの3本には、ほとんど雨水が流れ込まない!

この水量の差は相当に顕著で、
たとえばガレージ横の樋からバシャバシャと勢いよく雨水が流れ落ちている時でも
肝心の雨水桶につながる樋からは、ちょろちょろとネズミのしっぽくらいの水しか
落ちてこない。どうしてだかわからないが、落ちてこない。

雨の中、傘をさして上を見上げ、屋根の勾配や軒樋の走り方を観察してみたが
壁に向かって左手のガレージ横の竪樋に水が集まり、
右手の雨水桶用竪樋に水が行かない理由は、さっぱり見当つかず。
去年、軒樋には全部、ゴミよけのカバーをつけてもらったので
樋にゴミが詰まって流れを妨げているはずもなく
さてそうなると、一体なぜ?

理由はともかく、せっかく設置した雨水桶には水が行かず
その一方で、雨水桶のない雨樋からはバシャバシャと水が流れ落ちているというのは
なかなかに悲しく、かつ歯がゆい光景で
私はこのところ雨が降るたびに、樋からの雨水を少しでも多く桶に取り込もうと
桶の位置を微妙に調整してみたりしているのであるが、効果は上がっていない。

実は昨夜も雷雨があったのだが、降っていた時間が短かったせいもあって
雨水桶にはほとんど水が溜まっていなかった。

効果的に雨水を溜めるためには、やはり桶をガレージ横の雨樋下に移すしかないのかと思うが
しかしそのためにはまた雨樋屋さんを呼んで、雨樋の長さを調整してもらわねばならず
(下手っぴいでいいのなら、自分で雨樋を切って調整してもいいのだが
雪だるまは家に関してはみっともない仕上がりを嫌うのだ)
手間と暇と費用がかかる。 ・・・・・・

というわけで雨水桶の設置をご検討中のみなさん
設置に際してはよくよくご自宅の雨樋の水量を観察し
もっとも使い勝手がよく、かつ効率的に雨水を溜められる場所に
ご設置ください。
どこでも同じだろうなどと考えて、雨水がたまらない場所に設置してしまうと
私のように雨のたびに雨樋眺めて八の字眉、
深い深い溜め息をつくことになります。
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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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