中古着物

  • 2010/07/29 15:18
  • Category: 着物
相変わらずぼちぼちとベイで着物・帯をポチしている。最初に買った渋い茶系格子柄が雪だるまに不評だったので、その後3枚ばかりは朱橙とか紫とか、派手な色の柔らかものを購入。うち1枚などはこっくりした紅色の地に白梅がぼんぼん咲いている付下げ小紋で、どう見ても50婆さんが着る着物ではないのだが、「知るか」とばかりに常識を無視して購入。


それで届いたのを羽織ってみたら、これが茶系格子よりずっと似合う。茶色では貧相に暗く沈んでしまった顔色が、紅色や朱橙を羽織るとぱあっと明るく見える。まったく、やれやれである。これじゃあ私が好きな、シブ地味路線を歩めぬではないか。万筋とか細かい格子とか、遠目には無地に見えるような着物を、地味な帯でしぶーく着るってのをやりたかったのに、似合うのはハデハデ路線か。まあなー、顔立ちも体つきもキャラも“はんなり、上品”系じゃないからなあ。“常軌を逸した若作り”くらいの方が、キャラに合っているのかも知れぬ。まあ、いいや。どうせ周りに日本人はいないんだから、明るい色の着物を派手に着て、長く寒い冬を楽しく過ごそう。外は積もった雪で灰色、ウチの中でもぞもぞ動いてるモノも暗いカタマリじゃ、同居人も気が蓋がれるだろう。沈みっきりの太陽の代わりに、黄色や紅のカタマリが動いていた方がいいのかもしれない。


ところでこの3枚の着物、みんな1USD1015である。送料入れても13000円しない。確かにちょこっと染みがあったりもするのだが、じいいっと見ない限りわからない程度で、ほとんど気にならない。あんまり安いので、糸から反物、着物にまで仕上げた数多の方々に申し訳なくなるくらいだ。中古だからと言ってしまえばそれまでだが、それにしても有難い。ネットのある世まで長生きしてよかったよ。ついでに言えば、背丈が155センチしかないのもよかった。この背だと中古の着物は大体着られるのだ。三昔前の標準身長の威力。


って、中古の着物がちょうど合うってことはつまり、人間も中古ということだな、その通りだけど。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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