『武士の一分』

  • 2010/07/26 17:26
  • Category: 映画
字幕を読むのに疲れたので、この土日は主として日本映画・アニメを見た。「武士の一分」「千と千尋の神隠し」「豪姫」。

木村拓也さんの演技を見るのはこれが初めてだと思うが、なんというか、えー、主役が彼になったのは“諸般の事情”というやつなのだろうか? 藤沢周平さんの原作でも主人公は美男子ということになっているので、不細工な人を選ぶわけにはいかなかったのだろうが、木村さんの場合、演技が見るに耐えないほど下手、というのではないのだが、では感心するほどうまいかというとそういうわけでもなく、と言って(病み疲れという設定もあって)震えるほどの美青年ぶりで演技の中途半端さを補ってくれるわけでもない。どうもどっちつかずなのだ。


たとえば先日再鑑賞した『ぼくの美しい人だから』のジェイムズ・スペーダーは、演技についてどうこう言う以前に、その若さと画面を圧倒する美貌だけで、年増のスーザン・サランドンとの関係の危うさを一目瞭然に見せつけた。役柄が違うのだから仕方がないと言えば仕方がないのだが、演技イマイチ、美貌イマイチでは、見ていておもしろくなし。


一方、壇れいさんの方は、なかなか目に心地よし。下級藩士の妻なので、つましい木綿の着物を、これまたつましい木綿の帯で着ている場面が多かったが、大きな目のかわいらしさで、つましい木綿すら愛らしく見えた。(帯を大きな文庫に結んでるのも可愛い。あの時代、武士の妻は文庫結びがデフォルトか?)日本に行って、金麦のCM見たいよお。


ついでに桃井かおりさん。『さゆり』といい『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』といい、最近私が見る映画では着物で現れては蓮っ葉な物言いをしてこちらの不快を誘う役ばかりだが、これは私の映画選択が悪いのか。ふつーに喋ってる桃井さんの映画ってないのかしら?
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Comment

LC

わたくしもキムタムの良さがまったく分かりません。米国人監督の映画で木村拓也の演技があんまりだったので、あやうく全部カットされるところだったのに、日本人がスポンサーだったのでなんとか免れたという話を聞きました。
遅レスですが、あのとらちゃん柄の反物、おざぶに仕上げたらキッチュな感じでインテリアのアクセントになるのでは...
  • URL
  • 2010/07/27 07:58
  • Edit

雪見

キムタク〜!(笑)
あの「おれ、キムタク」的な自意識に全くうんざりします。
わたしはテレビも映画も見ないのに、街でちょっと見かけるポスターだけでもうんざりします。
「武士の一分」は見てないんですけど、映画のポスターを街でよく見かけました。キムタクがうつむいている横顔ですけど、その眉が剃って整えてあって、「江戸の武士が眉毛をいじっているなんてありえないー」とそれだけで憤ったものです。
(あ、剃ってるんじゃなくてきっと抜いてるんでしょうね。それが正しい眉毛の処理方法ですから。)
  • URL
  • 2010/07/27 08:51
  • Edit

loutra

LCさん、雪見さん、お二方そろってキムタクに反応なさるとは(笑)
確かにお書きになっている文章から見て、彼はお二方の好みではありませんよね。
そしてお察しの通り、私の好みでもありません。
まあ、きれいな子なんでしょうけど、毒にも薬にもならない浅さが物足りない。
美貌で売るのなら、凄いくらいの美貌ってやつを見せて欲しいもんです。
世界中の男も女も、めろめろになるくらいの絶対的な美貌。
そしたら演技下手でも、まあいいです。
  • URL
  • 2010/07/27 22:48
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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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