歯ごたえゼロメニュ

最近どうも、夕食会をしたりお出かけをしたりすると
その疲れから回復するのに少なくとも3、4日はかかるようで
今回も合同お誕生会と翌日のお出かけの後は
ぐったりして疲れが抜けず、当然ながら気力も萎え萎えで
“ブログ更新”態勢に入れるまでに、1週間近くかかってしまった。
まるで70婆さんみたい。ああ・・・

それでも私の場合、歯と胃袋はいまだ丈夫で
ばりばり、むしゃむしゃ、硬いものでも、些か消化の悪そうなものでも
大抵のものは食べられる。
むしろ、むやみと軟らかいものよりは、ある程度歯ごたえのあるものの方が
好きだったりする。

そんなものだから、会食の時でもつい歯ごたえを楽しむようなものを
メニュに入れてしまいがちなのだが、今回の合同お誕生会では
極力そのようなことのないよう、注意して献立を作った。

実は前回、9月の義弟ジェリーの誕生日の時に失敗して懲りたのだ。
主賓(?)であるジェリーが私とほぼ同年配で、何でも食べられるものだから
ついうっかり付け合わせの野菜に、ぱりぱりした歯触りを楽しむべく
さっと茹でただけのさやえんどうと、これまたどちらかといえば歯ごたえのある
皮付きのままオーヴンで焼いたじゃがいもを選んでしまったのだ。

私としては、青々と茹で上がったさやえんどうは、夏の陽光の最後の名残
のようなものだし、皮付きのじゃがいもも、主菜の豚肉の軟らかさとの対比で
組み合わせとしてよろしかろうと思ったのだが、
実際に供してみたら、さっと茹でただけのさやえんどうは、莢が硬すぎて
お義父さんの姉である伯母さんには噛み切れず、
またお義母さんの妹である叔母さんは、少々焦げ目のついた皮付きじゃがいもの消化に
不安を抱いたのか、皮の部分だけそっくり皿に残してあった。

幸いデザートのブレッドプディングが好評だったので、会食はつつがなく終了したが
客人が帰った後、皮やら莢やらがあちこちに残る皿を片づけながら私は、
「いやはや、もうちょっと出席者の年齢を考えるべきだった」と、ふかーく反省した。

考えてみれば、伯母さんは86歳、お義父さんは84歳、叔母さんは73歳。
硬いものや、歯ごたえのありすぎるものを敬遠するのは、当たり前なのだ。
お義父さんが皆との会食の時、マッシュポテトやぐたぐたに軟らかく煮た隠元などを
付け合わせするのは、それなりに理由があってのことだったのだと
今更ながら思い至った。

で、前回の失敗を踏まえ、今回のメニュは主菜はポークフィレ(手でちぎれるほど軟らかい)、
付け合わせは、さつまいもとじゃがいものマッシュ(水分を大目に残した上、バターと牛乳で
かなりやわらかめ)、茹でたグリーンピース(これまた、かなりやわらかめ)、
デザートはトライフル(角に切ったスポンジ+缶詰のフルーツカクテルと桃、ホイップクリーム。
スポンジはラム入りのシロップを浴びてびちゃびちゃ。歯ごたえゼロ)
という、“出席者の平均年齢ほぼ70歳”にふさわしい老人食にしたら
これが思いのほか好評で、ことにトライフルはラムを多めに入れたびちゃびちゃ具合がよかったのか
伯母さんなど「ほんとに、おいしい!」と、お代わりまでして、にこにこ顔だった。

皆に喜んでもらえて、作った方も作り甲斐があったが、
それにしてもこの歯ごたえゼロメニュ、
今はこのくらいで済んでいるが、何年か経って更に出席者の年齢が上がったら
更にやわらかく、細かくしなければならないかも。
ほとんど離乳食の世界だが、ま、流動食よりましか ^^;






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Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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